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B 8302 : 2022
7.2.2 取付方法
電磁流量計の取付方法は,次による。
a) 検出器の上流側には90゜ベンド,T字管,拡大管,全開の仕切弁などの接続部分から検出器の測定管
を含む電極部まで,検出器口径の5倍以上の直線部分を設けなければならない。流量調節用のバルブ
が上流側にある場合には,10倍以上の直線部分を設ける(図21参照)。ただし,収縮管は,直管の一
部とみなすことが可能である。
図21−検出器の取付方法
下流側については,特に直管長さを考慮しなくてよいが,下流側のバルブ(特に,バタフライ弁)の弁
板の位置又は動作範囲,ガスケットのはみ出し,配管の中心のずれなどによる下流側の流れの乱れの影響
が上流側に及ぶ場合には,測定の不確かさに影響を及ぼすので注意する。
b) 検出器の管軸方向は,垂直,水平及び斜めのいずれでもよい。ただし,水平又は斜めの場合は,一対
の電極を結ぶ直線が水平になるようにする。また,水平姿勢以外に取り付ける場合には,液体を下方
から上方へ流すことが望ましい。
c) 測定中,液体は常に測定管を満たして流れるようにする。
7.2.3 測定
電磁流量計による吐出し量の測定は,次による。
a) 電磁流量計は,導電率5 mS/m以上の液体に対して使用する。これ以外の場合には,製造業者の指定
による。
b) 検出器を通る水の流速範囲は,10 m/s以下とする。
c) 流量の調節は,検出器の下流側のバルブで行うのが望ましい。もし,上流側のバルブで流量を調節す
る場合には,バルブと流量計検出器との間に,流量計検出器の口径の10倍以上の直線管路を設ける。
d) 電磁流量計は,その指示値が1/100まで読み取れるものを使用する。
e) 電源電圧が,使用する流量計に定めてある範囲に入っていることを確認する。
f) 流量計の付近には,電磁誘導障害を与える強電機器を置いてはならない。
検出器と変換器との間の接続及び電源への接続は,製造業者の指定による。
g) 流量計に,他の機器からの異常な振動を与えてはならない。
7.2.4 校正
校正は,JIS B 7554の附属書2(簡易な性能試験方法)に規定するひょう量(質量)法,体積(容積)法
又は比較法のいずれかによって行う。また,実流校正が困難な大口径流量計の場合には,ドライキャリブ
レーションによる方法を用いてもよい。
――――― [JIS B 8302 pdf 21] ―――――
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7.3 タービン流量計
7.3.1 流量計
タービン流量計は,JIS Z 8765に規定されたものを用い,ここで規定するほかは,JIS Z 8765による。
7.3.2 取付方法
流量計は,水平な管路に取り付け,その上流側及び下流側に図22に規定する長さの直管部及び整流装置
を設ける。
図22−流量計の取付方法
7.3.3 測定
タービン流量計による吐出し量の測定は,次による。
a) 指示計には一定時間内のパルス数若しくはそれに比例した数値を積算する積算デジタル指示計,又は
瞬時流量におけるパルス数に比例した電気量を表示するアナログ指示計を使用する。
規定吐出し量における測定値の読取りは,デジタル指示計においては4桁まで,アナログ指示計に
おいては1/100まで読み取れるものを使用する。
b) 流量の調節は,流量計の下流側のバルブで行うことが望ましい。もし,ポンプの吐出し弁で流量を調
節する場合には,吐出し弁による偏流が流量計の指示に影響を与えないように,吐出し弁と流量計と
の距離を十分離しておく。
7.3.4 校正
校正は,JIS Z 8765の6.(校正)に規定するひょう量法,体積(容積)法又は比較法のいずれかによっ
て行う。
8 容器による測定方法
8.1 装置
8.1.1 質量法
質量法で用いる容器は,測定中に液があふれないような十分な容積でなければならない。
8.1.2 容積法
容積法で用いる容器は,次による。
――――― [JIS B 8302 pdf 22] ―――――
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a) 測定中に液があふれないような十分な容積とする。
b) 容器内の液位の高低差を500 mm以上とれる高さとする。
c) 容器は,液を充満しても変形しないものとする。
なお,その水平面積は,至る所で,できるだけ同一にする。
8.2 測定
容器による吐出し量の測定は,次による。
a) 液を容器に入れ始めるとき及び入れ終わるときの操作は,できるだけ短時間かつ正確にする。
b) 容器に液を受け入れる時間は,注水切換時間の200倍以上とし,1/10秒まで読むことができる正確な
測定器を用いて測定する。
なお,測定値は数回測定し,その平均をとる。
c) 測定時の液体の温度を測定し記録する。
d) 容積法による場合には,液位の高低差を500 mm以上とする。
e) 容積法による場合には,泡が完全に消えてから測定する。泡が消えにくい液体は,質量法によるのが
よい。
8.3 流量の算出
8.3.1 質量法
質量法での流量は,次の式によって求める。
60M
Q
t
ここで, Q : 流量(m3/min)
M : t秒間に容器に入った液の質量(kg)
測定時の温度における液の密度(kg/m3)
t : Mの液を入れるのに必要とした時間(s)
8.3.2 容積法
容積法での流量は,次の式によって求める。
60V
Q
t
ここで, Q : 流量(m3/min)
V : t秒間に容器に入った液の体積(m3)
t : Vの液を入れるのに必要とした時間(s)
8.3.3 校正
容積法に用いる容器の目盛の校正は,検定に合格した容器又ははかりを用いて行い,その目盛は,1/100
まで読み取れるものを使用する。
――――― [JIS B 8302 pdf 23] ―――――
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B 8302 : 2022
附属書A
(参考)
60゜三角せき
小流量をせきで測定する場合には,鋭角三角せきによるのがよい。
60゜三角せきによる流量の求め方を,次の式に示す。ただし,せき縁の厚さは,0.5 mm1 mmとし,そ
の他の構造及びヘッドの測定装置は,箇条5の直角三角せきの規定を参照。
5
Q 0.577Kh2
1.978
K 83 1
BR2
3
0.1h2
R
v
滿 10−6 m2/sの場合には,流量係数は次のようになる。
0.00625
K 83 3
Bh4
ここで, Q : 流量(m3/min)
h : 三角せきのヘッド(m)
K : 流量係数
B : 水路の幅(m)
滿 水の動粘度(m2/s)
この式の適用範囲は,次による。なお,pは,水路底面から切欠底点までの高さである。
B(m) : 0.44≦B≦1.0
h(m) : 0.04≦h≦0.12
p(m) : 0.1≦p≦0.13
――――― [JIS B 8302 pdf 24] ―――――
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B 8302 : 2022
附属書B
(参考)
もぐりせき
もぐりせきによる流量の求め方を,次の式に示す。ただし,せき板及び水路の構造は,箇条5の全幅せ
きの規定を参照(図B.1参照)。
波消板は,下流の波が消える程度に,なるべく浅く入れる。
また,せき板の上流側及び下流側とも水路の長さは2Bとし,更に上流側に4Bの直線水路を設ける。
ヘッドのゼロ点の測定の許容幅は±1 mmとし,ヘッドの測定の許容幅は±1 mmとする。
1
QKbHh 1
2
50.4
K 84.2
H2
1.6
H1
ここで, Q : 流量(m3/min)
b : せきの幅(m)
H1 : せき上流側のヘッド(m)
H2 : せき下流側のヘッド(m)
h : せき上流側のヘッドH1とせき下流側のヘッドH2との差
(m)
K : 流量係数
この式の適用範囲を,次に示す。なお,Bは,水路の幅である。
B(m)=b(m) : 0.5≦b
p(m) : 0.3≦p≦1.8
H1(m) : 0.1≦H1≦0.8 (ただし,0≦H2/H1≦0.9で,かつ,h≦B/4とする。)
図B.1−もぐりせき
――――― [JIS B 8302 pdf 25] ―――――
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JIS B 8302:2022の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.080 : ポンプ
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.060 : 体積,質量,密度,粘度の測定
JIS B 8302:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISB7554:1997
- 電磁流量計
- JISB8301:2018
- 遠心ポンプ,斜流ポンプ及び軸流ポンプ―試験方法
- JISZ8762-1:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項
- JISZ8762-2:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第2部:オリフィス板
- JISZ8762-3:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第3部:ノズル及びノズル形ベンチュリ管
- JISZ8762-4:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第4部:円すい形ベンチュリ管
- JISZ8765:1980
- タービン流量計による流量測定方法