JIS B 8330:2000 送風機の試験及び検査方法 | ページ 4

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図7 整流格子の寸法

5.7 整流金網

       図4の空気槽内に設ける整流金網は図8によって,tdの値が約0.13であることが望ましい。
5.7.1
5.7.2 図1 c)の測定管路内に設ける整流金網は,その開口比
よる。
d
1 t (6)
ここに, d : 整流金網の線径 (mm)
t : 整流金網のピッチ (mm)
図8 整流金網

5.8 空気量の調節装置

 吐出し側の測定管路で空気量の調節を行う場合には,ダンパその他の絞り装置
を設けて行い,吸込側の測定管路で行う場合には,測定管路の軸心に対称に設けられた円板,円すいなど
の絞り装置を用いて行う。これらの測定管路に設けるダンパ,円板,円すいその他の絞り装置は,測定に
悪影響がないよう,壁,床などから適切な距離を保つ。

5.9 湿度測定器具

 湿度の測定には,乾湿球湿度計を用いる。

5.10 大気圧測定器具

 大気圧の測定には,フォルタン気圧計を用いる。

6. 試験方法

6.1 試験条件

6.1.1 吸込状態

 吸込空気の状態は,特に指定のない限り,標準吸込状態とする。

6.1.2 試験回転速度

 試験は,規定回転速度(7)で行う。
注(7) 電源及び設備などの都合で,送風機を規定回転速度で運転することが困難な場合には,規定回
転速度の±20%以内の回転速度で試験し,その結果を規定回転速度に換算しても差し支えない。
この場合の性能値の換算は,7.2による。
大形又は大動力のため試験ができない場合は,模型試験を行う。ただし,その試験結果の合
否については受渡当事者間の協定による。

6.1.3 測定点

 測定点は,送風機の種類によって次による。
a) 遠心送風機は,締切状態又はサージング点から5種類以上の異なった空気量に対して,できるだけ大
空気量まで試験し,少なくとも1種類は,規定送風機全圧又は静圧より低い圧力で試験する。

――――― [JIS B 8330 pdf 16] ―――――

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b) 斜流送風機は,規定空気量を含む5種類以上の異なった空気量に対して,できるだけ小空気量及び大
空気量まで試験する。
c) 軸流送風機は,開放状態を含む5種類以上の異なった空気量に対して,できるだけ小空気量まで試験
し,少なくとも1種類は,規定送風機全圧又は静圧により高い圧力で試験する。

6.1.4 高速回転体の回転試験

 羽根車の周速度が25m/sを超すときの回転体の回転試験には,労働安全衛
生規則第8節第149条(昭47.9.30告示 省令第32号)が適用されるので,安全を確認したうえで試験を
行う。

6.2 試験器具及び測定方法

6.2.1 温度

 温度の測定は,次による。
温度の測定にはあらかじめ校正された目幅1℃以下で,最高目盛100℃,最低目盛−10℃の水銀封入温度
計又は熱電対温度計などを用いる。
温度計を,送風機の吸込み側の空気及び吐出し側の空気の温度を正しく測定できる場所に置き,1℃まで
測定する。

6.2.2 圧力

 圧力の測定は次による。
a) 圧力計 静圧,動圧,吸込ノズル及びオリフィス板直前・直後の圧力の測定には,U字管又はその他
の液柱計を用いる。ただし,液柱計と比べて校正することができる他の圧力計を用いてもよい。
液柱計の液体には,水又はあらかじめ比重を測定したアルコールを用いる。
液柱計のガラス管の内径は612mmとし,U字管の内径は左右ほぼ等しく,一様でなければならな
い。液柱計は,その目幅を1mmとする。
なお,500Pa以下の圧力を測定する場合には,傾斜液柱計又は微圧計を用いる。
オリフィス板及び吸込ノズルの圧力の測定は,少なくともその1001まで読み取る。液柱計の指度の動
揺が激しい場合には,誤差を起こさない程度に導管を絞っても差し支えない。
b) ピトー管,静圧管及び静圧孔 動圧及び静圧を同時に測定する場合はピトー管を用い,静圧だけの測
定には,静圧管又は管壁に垂直にあけた静圧孔を用いる。
ピトー管(図9),静圧管(図10)及び静圧孔(図11)の構造は,次による。
図9 ピトー管 図10 静圧管

――――― [JIS B 8330 pdf 17] ―――――

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図11 静圧孔
1) ピトー管の鼻管は,外径dが520mmの滑らかな黄銅管又はステンレス鋼管製とし,元管の外径
は,鼻管の外径の13倍とする。
2) 静圧管は,外径dが510mmの滑らかな黄銅管又はステンレス鋼管製とする。
3) 静圧測定孔の内径は1mmとし,その数は,鼻管の外径をミリメートルで表した数とほぼ同数とし,
円周上に等間隔に分布しなければならない。
4) 鼻管の表面は,十分滑らかに仕上げ,特に,全圧測定孔及び静圧測定孔の端面には,少しのまくれ
も残っていてはならない。
5) 静圧孔は図11によって,その静圧の取出し口は,導管を接続するのに適する構造とする。
6) ピトー管は,その鼻管を流れに平行にし,測定点は,測定管路断面における互いに直角な直径上(図
12)で,次の式に示す各10点,合計20点とする(付表2参照)。
図12 ピトー管の測定点
測定管路の内径が400mm以下の場合には,なるべくオリフィス板又は吸込ノズルを用いるのが
よい。
7) 静圧管又は静圧孔を用いて静圧を測定する場合には,管壁の左右2か所で,それぞれ別々に測り,
これの平均値をとる。左右の差が,はなはだしく相違する場合は,その誤差を生じる原因を確かめ
るか,又は別の箇所で測定して比較する。
なお,静圧測定方法及び基準点は,図13による。

――――― [JIS B 8330 pdf 18] ―――――

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図13 静圧の測定

6.2.3 空気量

 空気量の測定は次による。
a) ピトー管による方法 ピトー管は6.2.2b)のピトー管による。
b) オリフィス板による方法 オリフィス板は次による。
1) オリフィス板の構造は,JIS Z 8762によって,その形状及び寸法を図14に示す。
2) 圧力取出し方法は,JIS Z 8762のコーナタップとし,圧力取出し口の構造及び位置を図14に示す。
やむを得ず縮流タップ又はフランジタップによる場合は,JIS Z 8762の規定による。
3) オリフィス板の大きさは,管の内径が501 000mm絞り面積比 d は,0.050.64のものを用
D
いる。その圧力差は,500Pa以上となるように選ぶのがよい。

――――― [JIS B 8330 pdf 19] ―――――

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図14 オリフィス板
1まで読み取る。液柱計の指
4) オリフィス板直前及び直後の圧力を損定する。測定は少なくともその100
度の動揺が激しい場合には,誤差を起こさない程度に導管を絞っても差し支えない。
また,小空気量測定時にレイノルズ数が1×105より小さい場合は,JIS Z 8762によって補正する。
c) 吸込ノズルによる方法 吸込ノズルの寸法は図15のとおりとし,その内面はできるだけ滑らかに作る。
吸込ノズルの内径は,4か所以上の直径の平均値とし,各直径の誤差は平均値に対し,±0.005D以内
とする。
なお,入口が壁及び床から適当な距離を保ち,入口に自然風が当たらないように処置をする。
図15 吸込ノズル

――――― [JIS B 8330 pdf 20] ―――――

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JIS B 8330:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5801:1997(NEQ)

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