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B 8330 : 2000
6.2.4 回転速度
回転速度の測定は,あらかじめ校正してある直読回転計,積算回転計及び電気回転計を
適宜選択して用いる。回転計の最大目盛は,測定しようとする回転数の3倍以下とする。
1まで読み取り,その平均値をとる。
回転速度の測定は同一条件において3回以上行い,200
積算回転計を用いる場合には,測定時間は30秒以上とする。
6.2.5 軸動力
軸動力の測定は動力計を用いるか,又は正確な試験によってその性能の明らかな原動機に
よる。伝動装置を用いて送風機を駆動する場合には,実際に附属するものを用い,伝動装置の損失動力が
測定困難な場合は,これを送風機の軸動力の一部とみなす。
1まで読み取る。
軸動力を算出するのに必要とする諸測定数値は,すべてその測定数値の100
6.2.6 騒音
騒音の測定は,JIS B 8346による。
6.2.7 運転状態
運転状態の試験は,次によって行う。
a) 規定空気量で軸受温度が一定になるまで連続運転し,そのときの軸受温度を軸受箱の上で温度計を用
いて調べる。
冷却装置をもつものは,冷却器の冷却水の温度が使用状況の最高温度でも,十分に冷却の目的を達
するかを調べる。
b) 軸受の油は円滑に潤滑し,かつ外部に漏れないかを調べる。送風機の吸込口付近に設置された軸受は,
気流によって油が漏れる場合があるから,特に注意して調べる。
c) 風速,風圧,回転に起因する振動を調べる。
なお,軸受部の振動は軸受箱上で,振動計を用いて調べる。
d) 送風機のケーシングの合わせ目などからの空気の漏出,漏入を調べる。特殊気体を取り扱う送風機で
は,軸封部の気密度を特に調べる。
e) 伝動装置は,その伝動状態が静穏確実であることを調べる。
f) 規定の運転状態で,異常な騒音の有無を調べる。
6.3 特性値の算出方法
6.3.1 記号,定義及び単位
特性値の算出に用いる記号とその定義,及び単位は,表1による。
表1 記号,定義及び単位
記号 定義 単位
A1, A2 吸込側及び吐出し側測定管路の断面積 m2
A1', A2' 送風機吸込口及び吐出し口の断面積 m2
An オリフィス板の円孔面積 (4d 2) m2
D1, D2 吸込側及び吐出し側測定管路の内径 m
d オリフィス板の円孔内径 m
g 自由落下の加速度 m/s2
hd 測定管路の動圧の平均値 Pa
h,
d1 h
d2 吸込側及び吐出し側測定管路の動圧の平均値 Pa
h1, h2, ··· ピトー管による動圧の測定値 Pa
hn オリフィス板の直前・直後の圧力差又は吸込ノズルの負圧 Pa
L1, L2 m
静圧測定位置と送風機吸込口及び吐出し口間の測定管路の長さ
L, LT, LS 軸動力,全圧空気動力及び静圧空気動力 kW
P1, P2 オリフィス板直前及び直後の絶対静圧 Pa
PT, PS 送風機絶対全圧及び絶対静圧 Pa
PT1, PT2 吸込口送風機絶対全圧及び吐出し口送風機絶対全圧 Pa
PS1, PS2 吸込口送風機絶対静圧及び吐出し口送風機絶対静圧 Pa
pT, pS 送風機全圧及び送風機静圧 Pa
――――― [JIS B 8330 pdf 21] ―――――
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記号 定義 単位
pt1, pt2 吸込口全圧及び吐出し口全圧 Pa
ps1, ps2 吸込口静圧及び吐出し口静圧 Pa
pd1, pd2 吸込口動圧及び吐出し口動圧 Pa
Q1, Q2 吸込及び吐出し空気量 m3/min
RD D v
レイノルズ数= v/
T1, T2 送風機吸込口及び吐出し口の空気の絶対温度 K
1v, v2 吸込側及び吐出し側測定管路内の平均速度 m/s
v 測定管路内の平均速度 m/s
愀 吸込ノズルの流量係数=0.99
愀 オリフィス板の流量係数(図16参照)
吸込側及び吐出し側測定管路の損失圧力 Pa
攀 空気の膨脹による修正係数(図17参照)
全圧効率及び静圧効率 %
k 比熱比(常温空気の場合は1.40とする)
v 動粘度 m2/s
測定管路内の空気の密度 kg/m3
吸込側及び吐出し側測定管路内の空気の密度 kg/m3
オリフィス板の直前の空気の密度 kg/m3
添記 : T 送風機全圧
t
全圧
S
送風機静圧
s
静圧
d
動圧
n
オリフィス板に関するもの
1
送風機の吸込側及びオリフィス板の直前(ただしh1を除く)
2
送風機の吐出し側及びオリフィス板の直後(ただしh2を除く)
6.3.2 送風機全圧及び送風機静圧の算出
送風機全圧pT及び送風機静圧pSは,次の式によって算出する。
送風機全圧及び送風機静圧は,送風機の吸込口と吐出し口との面積が等しければ,その動圧もほぼ等し
く相殺される。ただし,圧力比1.03を超える場合は,吸込口と吐出し口との動圧の差を考えなければなら
ない。
pT=pt2−pt1= (ps2+pd2) − (ps1+pd1) (7)
pS=pT−pd2=ps2− (ps1+pd1) (8)
pt2=hs2+ h+
d2
(pdf 一覧ページ番号 )
pt1=hs1+ h−
d1
(pdf 一覧ページ番号 )
L2
0.025
hd2 (11)
D2
L1
0.025
hd1 (12)
D1
a) ピトー管を用いる場合(8)
1
hd (h1 h2 h3 hn)
n
注(8) 測定管路における平均風速vは,各測定点の動圧からその点の風速を算出し,その平均値をと
るのが理論的には正しい。この規格による方法は,一種の簡便法であるから,正確な計算を必
要とする場合には,次の式によるのがよい。ただし,この規格の方法でも,一般の実用試験で
は+1%以上の誤差は生じない。
――――― [JIS B 8330 pdf 22] ―――――
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B 8330 : 2000
pv2
hd
2
1 2
v ( h1 h2 h20 )
20
b) オリフィス板を用いる場合は,
2
1 Q1
hd1
2 60A1
2
2 Q2
hd2
2 60A2
図1及び図2の試験装置を用いる場合(図2の場合,吸込側測定管路の損失圧力は省略する。),すなわ
ち,使用状態で吐出し管だけをもっていて,吸込口が大気に開口している場合の送風機全圧は,吐出し口
静圧と吐出し口動圧との和となる。この場合だけ送風機静圧は,吐出し口静圧で表す。
pt1=0
pT=pt2=ps2+pd2 (7')
ps=pt2−pd2=ps2 (8')
図3の試験装置を用いる場合,すなわち,使用状態で吸込管だけをもっていて,吐出し口が大気に開口
している場合の送風機全圧は,吸込口静圧で表す。この場合の送風機静圧は,吸込口静圧(負圧)に吸込
口動圧を加えなければ得られない。
pt2=pd2
pT=pd2−pt1=−ps1 (7")
pS=−pt1=−ps1+pd1 (8")
2
2 Q2
pd2 (13)
2 60A2
2
1 Q1
pd1 (14)
2 60A1
使用状態で吸込管と吐出し管との両方をもっている送風機で,圧力比が1.03以下では吸込口と吐出し口
との動圧は等しいと見なして,吐出し口静圧と吸込口静圧との差が送風機全圧となる。この場合,送風機
静圧は,吐出し口静圧と吸込口静圧との差から,更に吸込口動圧を差し引かなければ得られない。
図4の試験装置を用いる場合
a)の場合 送風機静圧psはhs2に相当する。
b)の場合 送風機静圧psは−hs1に相当する。
6.3.3 空気量の算出
a) ピトー管による場合の算出は次による。
2hd1
Q1 60Av1 60A1 (15)
1
――――― [JIS B 8330 pdf 23] ―――――
16
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2hd2
Q2 60Av2 60A2 (16)
2
吐出し空気量Q2を吸込空気量Q1に換算するには,式(17),(18)による。
60A2
Q1 2 2hd2 (17)
1
PS1 T2
1 2 (18)
PS2 T1
なお,圧力比が1.03以下の場合には,
b) オリフィス板による場合の算出は,次による。
2hn
Q1 60 nAn (19)
1
2hn
Q2 60 n An (20)
n
吐出し空気量Q2を吸込空気量Q1に換算するには,式(21)による。
60 n An
Q1 2 nhn (21)
1
係は,式(18)による。
オリフィス板の流量係数 愀 Dd に対する値を図16に示す。ただし,その適用範囲は,
次のとおりとする。
1) 105≦RD≦2×106
2) 0.05≦ 戀
3) 50≦D≦1 000mm
――――― [JIS B 8330 pdf 24] ―――――
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B 8330 : 2000
図16 オリフィス板の流量係数
Pに対する値を図17に示す。
2
空気の膨脹による修正係数 リフィス板直前及び直後の圧力比
P1
図17 オリフィス板の修正係数
(k=1.40)
――――― [JIS B 8330 pdf 25] ―――――
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JIS B 8330:2000の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 5801:1997(NEQ)
JIS B 8330:2000の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.120 : 換気装置.ファン.空調装置
JIS B 8330:2000の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0132:2005
- 送風機・圧縮機用語
- JISB8340:2000
- ターボ形ブロワ・圧縮機の試験及び検査方法
- JISB8346:1991
- 送風機及び圧縮機―騒音レベル測定方法
- JISC9603:1988
- 換気扇
- JISZ8762:1995
- 絞り機構による流量測定方法