JIS B 8330:2000 送風機の試験及び検査方法 | ページ 6

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c) 吸込ノズルによる場合の算出は,次による。
2hn
Q1 60 0 A1 (22)
1
なお,RD≧5.5×104に適用する。
参考 この場合の誤差範囲は,±1%である。

6.3.4 全圧効率(9)の算出

 全圧効率の算出は次による。
全空気動力(10 ) LT (kW)
全圧効率 100 (%) (23)
軸動力L(kW)
注(9) 静圧効率 考参照。
(10) 全圧空気動力は,式(24)によって算出する。
x 1
PT1Q1 PT2 x
全圧空気動力LT= 1 (kW) (24)
1 6 104 PT1
PS2
圧力比 PS が1.03以下の場合には,式(25)による。
1
Q1
全圧空気動力LT= (PS2 PS1 )( pd2 pd1 (kW) (25)
6 10 4
備考 試験回転速度が規定回転速度と異なる場合には,6.2によって換算する。
参考
x 1
PT1Q1 PS5 x
静圧空気動力LS= 1 (26)
1 6 104 PS1
Pが1.03以下の場合には,式(27),(28)による。
S2
圧力比
PS1
Q1
静圧空気動力LS= (PS2 PS1 ) pd1 (kW) (27)
6 104
静圧空気動力LS (kW)
静圧効率 100 (%) (28)
軸動力L(kW)

7. 密度,回転速度及び空気の温度・圧力が異なる場合の換算

7.1 密度が異なる場合

 取扱い気体の密度が,試験空気の密度の値と異なる場合には,試験結果を次の
式によって換算する。ただし圧力比が約1.1を超える場合の圧力換算に関しては,JIS B 8340の吸込温度
が異なる場合の計算式による。
取扱い気体の空気量=試験空気の空気量
(試験空気の場合の送風機
取扱い気体の送風機全圧又は送風機静圧= ( 0 1
全圧又は送風機静圧)
(試験空気の空気動力)
取扱い気体の空気動力= ( 0 1

――――― [JIS B 8330 pdf 26] ―――――

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(試験空気の軸動力)
取扱い気体の軸動力= ( 0 1
取扱い気体の効率=試験空気の効率
ここに, 取扱い気体の密度 (kg/m3)
試験空気の密度 (kg/m3)

7.2 回転速度が異なる場合

 送風機を規定回転速度 (n) 以外の回転速度 (nt) で試験した場合,その結果
を次の式によって換算する。ただし圧力比が約1.1を超える場合の圧力換算に関してはJIS B 8340の回転
速度が異なる場合の計算式による。
tnn
規定回転速度の空気量=(試験回転速度の空気量)×
規定回転速度の送風機全圧又は送風機静圧=(試験回転速度の送風機全圧又は
2
tnn
送風機静圧×
3
tnn
規定回転速度の空気動力=(試験回転速度の空気動力)×
3
tnn
規定回転速度の軸動力=(試験回転速度の軸動力)×
規定回転速度の効率=試験回転速度の効率
規定回転速度の騒音レベル [dB (A) ] =(試験回転速度の騒音レベル) [dB (A) ]
tnn
+50log10
参考 騒音レベルの換算式は実験式であって,すべての場合必ずあてはまるとは限らない。

8. 試験成績表

 試験成績表は,次による。
a) 試験の結果は,送風機試験成績表及び送風機性能曲線図に記入する。
b) 試験表には,送風機の製造業者名,形式,製品番号,試験番号,注文者名,規定項目及びこれに対す
る試験成績,試験方法及び装置,動力伝動方式,測定管路の寸法,試験年月日,試験者名,試験に用
いた動力計又は原動機に関する事項などを明記する(付表1及び付表2参照)。
c) 性能曲線図には,規定状態に換算した諸成績を空気量を横軸にとり,送風機全圧又は送風機静圧,軸
動力,効率,回転速度などを縦軸にとって図示し, のような符号のかどで規定要目点を指示す
る(付表1参照)。
d) 運転状態が次のような場合には,これを成績表及び性能曲線図の備考欄に記入する。
1) 軸受温度が規定温度より高いとき,また,規定がない場合は周囲の空気温度より40℃以上高い場合。
2) 振動が激しく,運転が円滑でない場合。
3) その他原動機,伝動装置などについても,正常と認められない事項がある場合。

9. 検査方法

――――― [JIS B 8330 pdf 27] ―――――

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9.1 検査項目

 検査項目は,次による。
送風機全圧又は送風機静圧及び空気量,軸動力,全圧効率,騒音,運転状態

9.2 送風機全圧又は送風機静圧及び空気量

 6.の規定によって試験を行い,次による。
a) 送風機全圧又は送風機静圧及び空気量は規定点で,次の判定基準I又は判定基準IIによって判定する。
判定基準I 送風機全圧若しくは送風機静圧,又は空気量の許容範囲が特に制限されない一般の
送風の場合は,規定送風機全圧又は送風機静圧の空気量は,規定空気量以上大であ
ればよい。
判定基準II 送風機全圧若しくは送風機静圧,又は空気量の許容範囲が特に制限される場合には,
性能曲線が次のいずれかの条件を満足しなければならない。
1) 規定送風機全圧又は送風機静圧の空気量が規定空気量の100%以上110%以下でなければならない。
2) 規定空気量の全圧又は静圧が規定送風機全圧又は送風機静圧の100%以上106%以下でなければなら
ない。
b) あらかじめ協定していない場合には,サージング点の空気量と想定したサージング点の空気量との差
は,規定空気量と想定したサージング点の空気量との差の25%以下でなければならない。
備考 試験回転速度が規定回転速度と異なる場合は7.2によって換算する。

9.3 軸動力

 6.2.5によって試験を行い,所要動力は,規定空気量で原動機の規定動力を超えてはならな
い。かつ,使用する装置の抵抗曲線(規定又は予想された抵抗曲線がある場合はその抵抗曲線)と送風機
の性能曲線との交点での空気量でも規定動力を超えてはならない。ただし,使用上空気量が規定空気量を
超えないよう調整運転を行えることが明らかな場合には,規定空気量を超えた空気量で規定動力を超えて
も差し支えない。
備考 試験回転速度が規定回転速度と異なる場合には7.2によって換算する。

9.4 全圧効率

 全圧効率が規定されている場合には,規定の値               しなければならない。試験で得
られた全圧効率の値 %) が,保証全圧効率 %) より低い場合でも, 滿 (6−0.05 ‰
ばよい。

9.5 騒音

 騒音は6.2.6によって試験を行い,異常な騒音があってはならない。参考として騒音値を図18
22に示す。ただし,機械に組み込む送風機又はパッケージ内に収める送風機などには適用しない。
図18 後向き送風機の騒音レベル(参考)
(最高効率点)

――――― [JIS B 8330 pdf 28] ―――――

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図19 翼形送風機の騒音レベル(参考)
(最高効率点)
図20 ラジアル送風機の騒音レベル(参考)
(最高効率点)

――――― [JIS B 8330 pdf 29] ―――――

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図21 多翼送風機の騒音レベル(参考)
(最高効率点)
図22 軸流送風機の騒音レベル(参考)
(最高効率点)

9.6 運転状態

 運転状態は6.2.7によって試験を行い,次による。
a) 軸受温度の指定がない場合は,周囲の空気温度より40℃以上高くなってはならない。
b) 振動は各部とも軽微で,運転が円滑でなければならない。参考として,振動の許容値を図23に示す。

――――― [JIS B 8330 pdf 30] ―――――

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JIS B 8330:2000の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 5801:1997(NEQ)

JIS B 8330:2000の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8330:2000の関連規格と引用規格一覧