JIS B 8472:2008 蒸気用電磁弁 | ページ 2

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B 8472 : 2008
番号 名称 番号 名称
1 弁箱 5 プランジャ
2 弁座 6 電磁コイル
3 弁体 7 ハウジング
4 上ぶた
図1−直動式(例)
番号 名称 番号 名称
1 弁箱 6 電磁コイル
2 弁座 7 ハウジング
3 弁体 8 パイロット弁座
4 上ぶた 9 パイロット弁
5 プランジャ
図2−パイロット作動式(例)

――――― [JIS B 8472 pdf 6] ―――――

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7 外観

  電磁弁の仕上がりは良好で,きず,割れ,鋳巣,ばりなどがあってはならない。

8 材料

  電磁弁に使用する材料は,その使用状態において,箇条5を満足するものでなければならない。また,
さびが生じるおそれがある材料には,用途に応じたさび止め処理を施さなければならない。
なお,人体に悪影響を及ぼす有害物質を含まない材料を選定することが望ましい。

9 試験方法

9.1 作動試験

  電磁弁の出口側を開放にして,入口側にその電磁弁の最高及び最低作動圧力差に等しい圧力の蒸気を加
え,定格電圧の90 %及び110 %の電圧で電磁弁の開閉作動を行い,円滑に作動するかどうか,また,異常
音が生じないかどうかを調べる。
なお,電源電圧を降下させたとき,定格電圧の10 %の電圧に到達する前に,電磁弁は自動的に閉まらな
ければならない。

9.2 耐圧試験

  電磁弁を開の状態で適切に保持し,空気が残らないように弁箱内に水を満たしてから,その電磁弁の最
高許容圧力の1.5倍の圧力を15秒間以上加えたとき,破壊,き裂,外部漏れ又は異常な変形が生じないか
どうかを調べる。

9.3 内部漏れ試験

  電磁弁を閉の状態で出口側を開放し,入口側に0.05 MPa以上で,その電磁弁の最高作動圧力差以下の空
気を加えたときの漏れ量を調べる。
なお,実際の作動圧力差が0.05 MPa未満の場合の漏れ量は,受渡当事者間の協定による。

9.4 流量特性試験

  電磁弁を全開の状態にし,入口側と出口側との圧力差及び流量を測定して,流量特性を求める。試験方
法は,JIS B 2005-2-3による。

9.5 許容最高温度試験

  電磁弁を配管に取り付けた状態で,許容流体温度の蒸気を流し,定格電圧,定格周波数で連続通電する。
電磁コイル温度がほぼ一定の状態に達したとき,抵抗法によって電磁コイルの温度上昇値を測定し,その
値に周囲温度の最高値 (50 ℃) を加え,最高温度を算出する。
なお,試験に影響を与える気流があってはならない。

9.6 絶縁抵抗試験

  JIS C 1302に規定された500 V絶縁抵抗計によって,充電部と非充電金属部との間の絶縁抵抗を測定す
る。

9.7 耐電圧試験

  9.6の試験後,充電部と非充電金属部との間に,表5に示す50 Hz又は60 Hzの正弦波の電圧を連続して
1分間加え,これに耐えるかどうかを調べる。

――――― [JIS B 8472 pdf 7] ―――――

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表5−試験電圧
単位 V
定格電圧 試験電圧
30以下 500
30を超え 125以下 1 000
125を超え 250以下 1 500

9.8 耐久試験

  電磁弁に最高作動圧力差の蒸気を加え,定格電圧で10万回の開閉を行った後,9.19.7の試験を行う。

10 検査方法

10.1 形式検査

  形式検査は,新規の設計又は大幅な設計変更とみなされるものについて,次の各項目について検査を行
い,箇条5箇条8の規定に適合すれば合格とする。
なお,検査項目d) k) については,箇条9の試験方法によって検査を行う。
a) 構造
b) 外観
c) 材料
d) 作動
e) 耐圧
f) 内部漏れ
g) 流量特性
h) 許容最高温度
i) 絶縁抵抗
j) 耐電圧
k) 耐久

10.2 受渡検査

10.2.1 一般
受渡検査は,10.2.2の各項目の中で購入者の指定する項目について,全数検査又は抜取検査を行い,箇
条5及び箇条7の規定に適合すれば合格とする。
なお,抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
10.2.2 検査項目
a) 外観
b) 作動
c) 耐圧
d) 内部漏れ
e) 絶縁抵抗
f) 耐電圧
注記1 蒸気及び水を用いて試験を行った電磁弁と同一設計の電磁弁であれば,10.2.2 b) 及びc) の
検査は,空気又は窒素で行ってもよい。この場合,試験条件及び判定基準については,受渡

――――― [JIS B 8472 pdf 8] ―――――

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当事者間の協定による。ただし,10.2.2 c) の検査については,最高許容圧力を超えない圧力
で行う。
注記2 耐電圧の検査は,表5の120 %の電圧を1秒間加える方法で行ってもよい。

11 包装

  電磁弁には,出入口に防じん処置を施し,輸送に適した包装をしなければならない。
なお,包装材料の選定に当たってはリサイクル性のある材料を選定することが望ましい。

12 製品の呼び

  電磁弁の呼びは,規格番号又は規格の名称,口径の呼び,最高許容圧力,定格電圧及び定格周波数の順
による。
例 JIS B 8472,15A,0.5 MPa,AC100 V,50 Hz

13 表示

  電磁弁には,次の項目を容易に消えない方法で表示しなければならない。ただし,表示が困難な場合は,
d),e),g) 及びh) は省略してもよい。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製品の呼び(ただし,記載の順番は問わない。)
c) 製造年月又はその略号
d) 作動圧力差範囲 (MPa)
e) 消費電力 (W) 又は定格電流 (A)
f) 流れの方向を示す矢印又は記号(例 入口側“IN”,出口側“OUT”)
g) 許容流体温度 (℃)
h) 流体名又はその略号

――――― [JIS B 8472 pdf 9] ―――――

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参考文献
JIS B 2001 バルブの呼び径及び口径
JIS B 2003 バルブの検査通則
JIS B 2005-1 工業プロセス用調節弁−第1部 : 調節弁用語及び一般的必要条件
注記 対応国際規格 : IEC 60534-1,Industrial-process control valves−Part 1 : Control valve terminology and
general considerations (IDT)
JIS B 8471 水用電磁弁
JIS B 8473 燃料油用電磁弁
JIS C 0704 制御機器の絶縁距離・絶縁抵抗及び耐電圧
注記1 対応国際規格 : IEC 60439-1,Low-voltage switchgear and controlgear assemblies−Part 1 :
Type-tested and partially type-tested assemblies (MOD)
注記2 対応国際規格 : IEC 60947-5-1,Low-voltage switchgear and controlgear−Part 5-1 : Control circuit
devices and switching elements−Electromechanical control circuit devices (MOD)
IEC 60534-4,Industrial-process control valves−Part 4 : Inspection and routine testing
IEC 60730-2-19,Automatic electrical controls for household and similar use−Part 2-19 : Particular requirements
for electrically operated oil valves, including mechanical requirements

JIS B 8472:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8472:2008の関連規格と引用規格一覧