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り付けなければならない。
5.3 量器用尺の構造
5.3.1 タンクに固定されていない量器用尺は,タンク及び量器用尺に合番号を付さなければならない。
5.3.2 量器用尺の材質は,真ちゅう,アルミニウム,又はそれらと同程度の熱膨張率の材料でなければな
らない。
5.3.3 量器用尺の目盛線は,二重線,枝線若しくは折れ線又は波線で表示してはならない。
5.3.4 量器用尺には,基準長さを付さなければならない。
5.4 封印
タンクに接続された配管内の体積を含めて全量とすべきものにあっては,その接続部に封印をしなけれ
ばならない。
6 計量要件
6.1 一般
6.1.1 定格動作条件
タンクの計量特性は,製造事業者が規定するタンクの傾きの範囲内で検定公差を超えないように設計及
び製造しなければならない。
6.1.2 検定公差
検定公差は,最少測定量を超える計量値にあっては,真実の体積の±0.5 %とする。ただし,最少測定量
以下の計量値にあっては,最少測定量の±0.5 %とする。また,分量の目盛標識がないものにあっては,全
量の±0.5 %とする。
6.1.3 最少測定量
タンクの最少測定量は,全量が3 kLを超えるものにあっては,全量の80 %に相当する体積以下でなけ
ればならない。ただし,分量の目盛標識のないものにあっては,この限りでない。
6.2 タンクの性能
タンクの性能は,次による。
a) タンクは,全量に相当する液体を充したときの基準長さと量器用尺に表記される基準長さの差が2
mmを超えるものであってはならない。
b) 2以上の区画室をもつタンクにあって,隣接する区画室の液体の充量の影響は,検定公差の1/3を
超えて変化してはならない。
c) タンクの完全排出後に残っている液体の量は,最少測定量に応じる検定公差に相当する体積の1/3以
上の体積を超えてはならない。ただし,水分分離などの装置を組み込み,タンクに残留する量を全量
に含まない場合は,この限りでない。
d) タンクは,全量の3/4に相当する液体を入れた通常使用する状態に置いたときの計量値と,通常使用
する状態から1°傾斜させたときの計量値の差が,検定公差に相当する値を超えてはならない。
e) タンクの感度は,水平断面積が最大となる位置で最少測定量に応じる検定公差に相当する体積の液体
を加え,又は減じたとき,液面の位置がこれを目視で識別できる長さである2 mm以上変化するもの
でなければならない。ただし,分量の目盛標識のないものにあっては,この限りでない。
7 性能試験の方法
7.1 6.2 a) に適合するかどうかの試験は,タンクに全量まで水を充したときの基準長さを,標準器に
――――― [JIS B 8573 pdf 6] ―――――
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よって計量する。
7.2 6.2 b) に適合するかどうかの試験は,試験する区画室と隣接した区画室(2以上の隣接した区画室の
場合は,その全て)を全量まで水を充したときの計量値と,その試験する区画室の隣接した区画室(2
以上の隣接した区画室の場合は,その全て)を空にしたときの計量値との差を求めて行う。
7.3 6.2 c) に適合するかどうかの試験は,試験するタンクの基準となる位置から,水を全量まで充後,
排出し,タンクに残留した水を標準器(標準フラスコなど)で計量する。
7.4 6.2 d) に適合するかどうかの試験は,試験するタンクの水を全量の3/4に相当する目盛線まで水を充
し,タンクの前後のいずれかを1°傾斜させ,次のいずれかの方法によって傾斜の影響を計量する。
a) 水の液面が,設定した目盛線より下にある場合は,水面が目盛線に達するまで標準器(標準フラスコ
など)で計量しながら水を入れ,その加えた水の量を求める。
b) 水の液面が,設定した目盛線より上にある場合は,水面がその設定した目盛線の直近の上側にある目
盛線に達するまで計量しながら水を入れ,その水の量からその目盛線が示すべき計量値と設定した目
盛線が示すべき計量値との差を減じ,水の量を求める。
7.5 6.2 e) に適合するかどうかの試験は,試験するタンクの水平断面積が最大となる位置まで水を満たし
て,最少測定量に応じる検定公差に相当する体積の水を加え,又は減じたとき,水の水面の高さの変化を
標準器(長さ計など)によって計量して行う。
8 表記
8.1 タンクには,誤記及び脱落がなく,容易に消えない方法で次の事項が表記され,かつ,容易に読み
取れる銘板を備えなければならない。この銘板は,劣化する材質であってはならない。また,容易にが
れるおそれがある取付けであってはならない。
a) 製造事業者名又は登録商標
b) 製造年
c) 製造番号
d) 該当する場合には,型式承認表示
e) 全量(タンクに接続された配管内の体積を含めて全量とするものにあっては,その旨を記載する。)
f) 被計量物名
g) 最少測定量(分量の目盛標識がある場合)
h) 自動車の前方から順番に割り当てた区画室の番号(複数の区画室をもつタンクの場合)
8.2 量器用尺には,誤記及び脱落がなく,容易に消えない方法で次の事項を表記していなければならな
い。
a) 基準長さ
b) 量器用尺がタンクに固定されていないものにあっては,タンクに対応する合番号
9 検定
検定の方法は,附属書JAによる。
10 使用中検査
使用中検査の方法は,附属書JBによる。
――――― [JIS B 8573 pdf 7] ―――――
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11 対応関係
JISの項目と特定計量器検定検査規則(以下,検則という。)の項目との対応関係は,表1による。
表1−JISの項目と検則の項目との対比表
JISの項目 検則の項目
8 表記 第十一章第一節第一款第一目“表記事項”
5.3.2 第十一章第一節第一款第二目“材質”
5.1.4 第十一章第一節第一款第三目“性能”
5.1.8
5.3.3
5.4 封印
6 計量要件
JA.1.1 個々に定める性能の技術上の基準 第十一章第一節第一款第三目(第四百八十六条)“個々に定め
る性能”
6.1.2 検定公差 第十一章第一節第二款“検定公差”
7 性能試験の方法 第十一章第一節第三款第一目“構造検定の方法”
JA.2 型式承認表示のない量器用尺付タンク 第十一章第一節第三款第一目(第四百八十九条)“型式外検定
の構造に係る技術上の基準 の方法”
JA.3 器差検定の方法 第十一章第一節第三款第二目“器差検定の方法”
JB.1 性能に係る技術上の基準 第十一章第二節第一款“性能に係る技術上の基準”
JB.2 使用公差 第十一章第二節第二款“使用公差”
JB.3 器差検査の方法 第十一章第二節第三款“使用中検査の方法”
――――― [JIS B 8573 pdf 8] ―――――
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附属書JA
(規定)
検定の方法
この附属書は,計量法で規定される構造検定の方法において,型式承認表示を付している計量器の構造
検定のときに行う“個々に定める性能の検定”及び型式承認表示を付していない計量器の構造検定のとき
に行う“型式承認表示を付していない計量器の検定”並びに器差検定の方法について規定する。
JA.1 型式承認表示のある量器用尺付タンクの構造に係る技術上の基準
JA.1.1 個々に定める性能の技術上の基準
個々に定める性能の技術上の基準は,5.1.4,5.1.8,5.4,6.1.3及び6.2 c) による。
JA.1.2 個々に定める性能の検定の方法
個々に定める性能の検定の方法は,目視及び箇条7によって行う。
JA.2 型式承認表示のない量器用尺付タンクの構造に係る技術上の基準
JA.2.1 構造に係る技術上の基準
構造に係る技術上の基準は,箇条5,箇条6及び箇条8による。
JA.2.2 検定の方法
型式承認表示のない量器用尺付タンクの構造に係る技術上の基準の検定の方法は, 目視及び箇条7によ
って行う。ただし,7.17.4の検定の方法は,必要がないと判断できるときは,省略することができる。
JA.3 器差検定の方法
JA.3.1 一般
量器用尺付タンクの器差検定の方法は,タンクが水平になるように定置した後,常温の水を用いてあら
かじめタンクの内壁をぬ(濡)らしてから,基準器(基準水道メーター,基準タンク又は基準フラスコ)
を用いて充法又は排出法によって行う。この場合において計量は,液面の動揺が停止し,液面の気泡が
除かれた後に行う。
JA.3.2 充法の器差検定の方法
充法の器差検定の方法は,次による。
a) タンクに基準器で計量した水を量器用尺の全量を示す目盛線まで注水する。
b) 全量とa)で計量した水の体積との差を求め,タンクの器差を算出する。
c) 分量の目盛線をもつタンクの場合,最少測定量を示す目盛線についてもa) 及びb)を行う。ただし,
a) 及びb)の“全量”とあるのは,“最少測定量”と読み替えて適用する。
JA.3.3 排出法の器差検定の方法
排出法の器差検定の方法は,次による。
a) タンクに量器用尺の全量を示す目盛線まで水を注水する。
b) 注水した水を排出し,排出した水の体積を基準器で計量し,全量と基準器を用いて排出した真実の水
の量との差を求め,タンクの器差を算出する。
c) 分量の目盛線をもつタンクの場合,最少測定量を示す目盛線についてもa) 及びb)を行う。ただし,
――――― [JIS B 8573 pdf 9] ―――――
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a) 及びb)の“全量”とあるのは,“最少測定量”と読み替えて適用する。
――――― [JIS B 8573 pdf 10] ―――――
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JIS B 8573:2011の引用国際規格 ISO 一覧
- OIML R 80-1:2009(MOD)
JIS B 8573:2011の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.080 : 商業用車両 > 43.080.10 : トラック及びトレーラ
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.060 : 体積,質量,密度,粘度の測定
JIS B 8573:2011の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISZ8103:2019
- 計測用語