JIS B 8574:2013 液化石油ガスメーター―取引又は証明用 | ページ 2

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注記 温度の基準条件として選定される値は,15 ℃が望ましい。
3.6.2
計量条件(metering conditions)
体積を計量する時点での液化石油ガスの条件。
3.6.3
定格動作条件(rated operating conditions)
計量特性が検定公差の範囲内にあることを意図した影響量の値の範囲を与えている使用条件。
3.6.4
標準条件(reference conditions)
計量結果の相互比較の有効性を保証するために定められた影響因子の一連の規定値。
3.7
換算装置(conversion device)
計量条件で計量された体積を付加計器で計測するか,又はメモリー内に記憶された計量する液化石油ガ
スの特性によって,基準条件における体積に自動的に換算する装置。換算は,計量条件での体積から基準
条件での体積を算出する換算係数によって行う。
3.8
補正装置(correction device)
計量する液化石油ガスの流量及び/又は特性(温度,圧力,密度,粘度など)と,あらかじめ設定され
た器差特性との両者を考慮して,計量条件での体積を自動的に補正するためにメーターに組み込まれた装
置,又は接続された装置。液化石油ガスがもつ特性は,付加計器を用いて計測するか,又は補正装置のメ
モリー内に記憶させているかのいずれでもよい。
3.9 偏差(deviation)
3.9.1
最小許容体積偏差(minimum specified quantity deviation)
計量システムの最小測定量に対する検定公差に相当する体積。
3.9.2
最小許容金額偏差(minimum specified price deviation)
最小許容体積偏差に相当する金額。
3.10
妨害(disturbance)
電子装置を備える計量システムにおける定格動作条件の範囲外の静電気及び/又は電磁波などによる電
気的な影響量。ただし,定格動作条件が規定されていない場合には,その影響量は妨害とみなす。
3.11
電子装置 (electronic device)
電子サブアッセンブリーを使用し,特定の機能を実行する装置。電子装置は,通常分離したユニットと
して製造され,独立して試験することが可能である。
注記 ここに規定する電子装置は,完全な計量システムであってもよいし,また,特に3.13.5に示
す装置のような計量システムの一部であってもよい。
3.12
電子サブアッセンブリー (electronic sub-assembly)

――――― [JIS B 8574 pdf 6] ―――――

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電子部品を使用し,部品自身で認識可能な機能をもつ電子装置の一部分。
3.13
耐久試験(endurance test)
メーター又は計量システムが,その使用期間中計量特性を維持できるかどうかを検証する試験。
3.14 誤差(errors)
3.14.1
器差(instrumental error)
計量値から真実の値を減じた値のその真実の値に対する割合。
3.14.2
検定公差
検定における器差の許容値。
3.14.3
繰返し誤差(repeatability error)
同一条件下で行われる同一量の連続計量結果の最大値と最小値との差。
3.14.4
使用公差
使用中検査における器差の許容値。
3.15
誤り(fault)
標準条件下における計量システムの器差と妨害の影響下における計量システムの器差との差。
3.16
有意な誤り(significant fault)
誤りであって,この規格で規定する値よりも大きな誤り。ただし,次に示すものは,有意な誤りとはみ
なさない。
− 計量結果として解明,記憶,又は伝送できない表示の瞬間的変化である過度的誤り。
− いかなる計量の実行も不可能であることを暗示する誤り。
3.17
充満ホース計量システム(full hose measuring system)
トランスファーポイントが送出ホースの終端部,又はその端部の近くに位置する閉鎖装置からなってい
る計量システム。
3.18
ガス分離器(gas separator)
液化石油ガスに含まれている空気又はガスを連続的に分離し,除去するために使用する装置。
3.19
体積表示機構(Indicating mechanism)
計量値を指示又は表示する機構で,メーターの一部分。体積表示機構には,計量値を連続的に示す目盛
標識の集合であるアナログ指示機構及び計量値を一定間隔で断続的に表示する目盛標識の集合(最下位の
桁の値を連続的に表示する場合を含む。)であるデジタル表示機構がある。
注記 計量の最後に計量値を出力する印字装置は,体積表示機構ではない。

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3.20
影響量(influence quantity)
計量システムの表示に影響する量。
3.21
影響因子(influence factor)
この規格に規定する計量システムの定格動作条件内の値をもつ影響量。
3.22
遮断型計量システム(interruptible and non-interruptible measuring system)
液体流を簡単に,かつ,急速に遮断できる(緊急停止を含まない。)計量システム。
3.23
計量変換器(measurement transducer)
計量する液化石油ガスの流量又は体積を計算器に送出する信号に変換するメーターの一部分。計量変換
器は,流量センサー及びトランスデューサーで構成される。
注記 トランスデューサーは,流量センサーに組み込まれることがある。
3.24
計量システム(measuring system)
メーター,補助装置及び付加装置で構成されるシステム(図1参照)。ただし,周辺装置は含まない。
液化石油ガスメーター
メーター 補助装置 付加装置
周辺装置
体積表示機構 定量装置 ガス分離器 体積表示機構
(2次表示)
計算器 価格表示機構 ホース
帳票印刷装置
計量変換器 印字装置 移充弁

記憶装置 等
定量装置
換算装置

図1−計量システム及び周辺装置
3.25
メーター(meter)
計量条件において計量変換器を通過する液化石油ガスの体積を連続的に計量して,その計量結果を表示
する機器。メーターは,少なくとも計量変換器,計算器(調整装置,換算装置が取り付けられている場合

――――― [JIS B 8574 pdf 8] ―――――

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には,これらも含む。)及び体積表示機構を含む。
3.26
プリペイメント(pre-payment)
充前に液化石油ガスの量に対する支払いを要する支払い形式。
3.27
ポストペイメント(post-payment)
充後,顧客がその充所(給油取扱所)を出る前に充量に対する支払いを要する支払い形式。
3.28
性能試験(performance test)
試験対象となる計量システムが,その意図された機能を果たすことができるかどうかを検証する試験。
3.29
定量装置(pre-setting device)
計量する液化石油ガスの量の設定を行い,その設定量で液化石油ガスの流れを自動的に停止する装置。
設定量は,体積又は支払金額に関連する値のいずれでもよい。
3.30
電源装置(power supply device)
一つ,又は複数の直流及び交流源から,電子装置に必要となる電気エネルギーを供給する装置。
3.31
一次表示(primary indication)
取引又は証明に用いる表示。この一次表示には,印字されたもの又は記憶されたものを含む。
注記 一次表示以外の表示は,一般に二次表示と呼ばれる。
3.32
計量値
計量システムが表示する物象の状態の量(体積)の値。
3.33
最小測定量(minimum measured quantity)
計量値が計量システム,又はその構成要素に対して,この規格上の要求事項を満たすことができる最小
の計量体積。
3.34
セルフサービス装置(self-service device)
顧客自身の操作によって液化石油ガスを購入する場合,その顧客に計量システムの使用を許可する装置。
一つ,又はそれ以上の計量システムを動作可能とする特定装置。
3.35
アテンドサービスモード(attended service mode)
液化石油ガスの販売者が充所(給油取扱所)におり,その販売者が充許可を管理するセルフサービ
ス装置の動作モード。
3.36
トランスファーポイント(transfer point)
液化石油ガスの引渡しを決定する点。

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3.37
周辺装置
帳票印刷の装置など顧客との取引又は証明に用いない装置であって計量システムに接続される装置。
注記 周辺装置は,計量システムの一部ではない。
3.38
試験液
表記された液化石油ガス又は揮発油,若しくは揮発油に相当する粘度をもつ液体。
3.39
目量(scale interval)
隣接する目盛標識のそれぞれが表す物象の状態の量の差。
3.40
目幅(scale spacing)
アナログ指示機構の二つの隣接する目盛標識の中心間の長さ。
3.41
目盛標識
計量値,又はそれに関連する値を表示するための数字,点,線又はその他の記号。
3.42
検定
計量法に規定される特定計量器の検査。
注記 検定を行う者は,計量法によってその特定計量器の種類ごとに都道府県知事,指定検定機関,
独立行政法人産業技術総合研究所又は日本電気計器検定所と定められている。
3.43
衡量法
試験液を通過させ,計量値とその計量値に対応する試験液の質量及び密度を計量し,体積に換算して行
う器差試験の方法。
3.44
比較法
試験液を通過させ,計量値とその計量値に対応する試験液の体積を計量した値とを比較して行う器差試
験の方法。
3.45
型式承認表示
計量法に規定される特定計量器の型式について,その承認を取得している型式を示す表示。
3.46
懸垂型計量システム
主に充所(給油取扱所)の天井などにホースリールなどを設置し,車両などに液化石油ガスを供給す
るための計量システム。

4 一般要求性能

4.1 計量システムの構成要素

  計量システムの最小構成は,次のものを含む。

――――― [JIS B 8574 pdf 10] ―――――

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JIS B 8574:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • OIML R117-1:2007(MOD)

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