JIS B 8610:2020 冷凍用ユニットクーラの冷凍能力計算方法 | ページ 7

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この条件で計算した例を,次に示す。
t
Δ=6.5 Kと仮定すれば,図11からK=40.3×0.86=34.7 [W/(m2・K) ]
よって,
φa KΔ=
t 225.6 W / m 2
φr a 1 128 W / m 2
3 600πdilφr
qmr 429. kg/h l 40 mとする。
1 000 h
1 000qmrh
Φ1 1 967W
3 600
3 600Φ1
ta2 ta1 (qma=1段当たりの空気質量流量,kg/h)
1 000cpqma
qma=3(Uaf)×3 600×5(EL)×0.05(管ピッチ)×1.396 6(ρa)=3 770.8(kg/h)
以上からta2=−21.88 ℃
また,図A.3からqmrに相当するΔpは,
.0017 5MPa
蒸発器では,この圧力損失が直接に冷媒の圧力損失となり,冷媒R410Aの物性値表から,
t01 28.46 ℃
となる。よって,平均蒸発温度0tは,
t0 30 28.46 /2 29.23 ℃
ta1 ta 2
Δt =8.26 K
ta1 t0
ln
ta 2t0
よって,
Δt Δt
であるから,再びt Δの推定を行い,同様の計算を繰り返す。
以上の計算を行って,
Δt 7.65 K
として求められる。この場合のKは,図11から,
2
K 42.6 0.86 36.64 W/ m K
φ1 KΔt 280.3 W/m 2
となり, Δp .858 K TD
0 のとき, Δt 10 K φ1
としたときの'
φ1'KΔt 44 0.86 8.58 324.67 W/m2
の86 %程度の冷凍能力となる。

――――― [JIS B 8610 pdf 31] ―――――

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拡管内径diのときは,図から求められるΔpの値に(7.93×10−3/di)6を乗じた値とする。
図A.1−冷媒R410Aを用いる場合,直径9.52 mm銅管ユニットクーラの水平直管内蒸発時の
冷媒流量qmrと圧力損失Δpとの関係

――――― [JIS B 8610 pdf 32] ―――――

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kJ/kg
kJ/kg
拡管内径diのときは,図から求められるΔpの値に(11.12×10−3/di)6を乗じた値とする。
図A.2−冷媒R410Aを用いる場合,直径12.70 mm銅管ユニットクーラの水平直管内蒸発時の
冷媒流量qmrと圧力損失Δpとの関係

――――― [JIS B 8610 pdf 33] ―――――

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拡管内径diのときは,図から求められるΔpの値に(13.89×10−3/di)6を乗じた値とする。
図A.3−冷媒R410Aを用いる場合,直径15.88 mm銅管ユニットクーラの水平直管内蒸発時の
冷媒流量qmrと圧力損失Δpとの関係

――――― [JIS B 8610 pdf 34] ―――――

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附属書B
(参考)
着霜による影響
着霜に伴うK値の低下は顕著である。この着霜量は,ユニットクーラの個々の使用条件によってそれぞ
れ異なる。すなわち,着霜量は,次の条件を考慮することが必要となる。
a) ユニットクーラ入口空気と冷媒蒸発温度との差が高いほど多い。
b) ユニットクーラ入口空気の温度及び相対湿度が大きいほど多い。
c) 同一温度差では蒸発温度が高い場合の方が多い。
d) 風速が高い場合の方が理論的には多い。この場合,着霜した雪が吹き飛ばされるほどの高い風速にな
れば,かえって霜が付きにくい。
このような諸条件に加えて,更に入口空気の温度及び湿度並びに管内冷媒蒸発温度t0が与えられた場合,
K値の時間的変化は予測の域を出ないため,規定しない。
このため,着霜に伴うK値の決定は,受渡当事者間の協議による。図B.1に例を示す。
I : Uaf 3.5 ℃,φpa1
2.3 m / s,ta1 69 %RH,t0 14.2 ℃
II : Uaf 3.5 ℃,φpa1
1.8 m / s,ta1 75 %RH,t0 15.1 ℃
III : Uaf 3.5 ℃,φpa1
1.3 m / s,ta1 73 %RH,t0 16.5 ℃
図B.1−着霜に伴うK値の変化参考例

――――― [JIS B 8610 pdf 35] ―――――

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