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B 8659-2 : 2017
記号
1 パイロット流量(パイロット操作形供試弁のみ)
2 パイロット流量を含む測定流量
X 入力信号
Y 流量
図3−内部漏れ量の測定
9.1.4 メータリング試験
9.1.4.1 一般事項
この試験は,一定圧力降下の下でメインスプールの各ランドのメータリング特性を測定することを目的
とする。流量検出器11を使用して,入力信号に対する各ランドを流れる流量を順々に記録する(図4参照)。
9.1.4.2 試験油圧回路
9.1.4.2.1 一般事項
流量検出器11は,定格流量の1 %100 %より広い範囲を測定可能なものを使用する。
ゼロ近傍の流量特性を正確に測定するために,流量検出器11は重なり合う測定範囲をもつ高流量用及び
低流量用の2種類の流量検出器を使用する。
内部パイロット仕様の多段弁では,最低パイロット圧を確保して供試弁を正確に操作するために,主回
路に絞りを追加することによって回路圧力を加圧して試験する。
9.1.4.2.2 供給ポートPから制御ポートAへの流量
図1に示す試験回路で,バルブS1,S3及びS5を開け,他の全てのバルブを閉じて試験を実施する。
9.1.4.2.3 制御ポートAから戻りポートTへの流量
図1に示す試験回路で,バルブS4,S6及びS7を開け,他の全てのバルブを閉じて試験を実施する。
――――― [JIS B 8659-2 pdf 11] ―――――
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B 8659-2 : 2017
記号
1 不感帯
2 直線性誤差,qerr
3 ヒステリシス
X 定格入力信号の比率(%)
Y 流量
a 供給ポートPから制御ポートAへの流量
b 制御ポートAから戻りポートTへの流量
図4−メータリング試験
9.1.4.3 試験準備
X軸は入力信号範囲,Y軸はゼロから定格流量以上がそれぞれ記録可能なプロッタ又は記録機器を選択
する(図4参照)。
三角波信号の振幅が最大入力信号範囲となるような信号発生器を選択する。三角波入力信号は,0.02 Hz
以下に設定する。
外部パイロット仕様の多段弁の場合は,パイロット供給圧力を製造業者の推奨値に設定する。
内部パイロット仕様の多段弁の場合は,供給ポートPの圧力を製造業者の最小推奨値以上に設定する。
――――― [JIS B 8659-2 pdf 12] ―――――
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B 8659-2 : 2017
9.1.4.4 試験手順
9.1.4.4.1 試験は,次の手順に従って実施する。
メインスプールの各ランドでの圧力降下を適宜必要に応じて圧力検出器68を使用して0.5 MPa又は
3.5 MPaに制御し,流量特性を記録する。流量特性記録中の圧力降下の変動は,2 %以下の一定圧力に納め
る。圧力降下が連続的に制御できない場合は,ポイントごとの測定値を取る必要がある。
a) 入力信号を最小から最大の範囲にわたって数回加え,制御流量が記録機器のY軸範囲内であることを
確認する。
b) 1サイクルの時間が試験結果に動的な影響を与えないことを確認する。入力信号は1サイクル以上を
加える。
c) 1サイクル以上の入力信号及び制御流量を記録する。
d) ) c) の手順をランドごとに繰り返し実施する。
9.1.4.4.2 データから次の特性が得られる。
a) 定格入力信号に対する出力流量
b) 流量ゲイン
c) 百分率で表した制御流量の直線性qerr/qn
d) 制御流量のヒステリシス(入力信号に対する)
e) 入力信号の不感帯
f) 対称性
g) 極性
9.1.4.4.3 出力流量を計測することが不可能な場合は,流量値の代用としてスプール位置を計測すること
で次の特性が得られる。
a) 定格流量時のスプール位置
b) ヒステリシス
c) 極性
9.1.5 しきい値
9.1.5.1 一般事項
この試験は,ランプ状の繰返し入力信号に対する供試弁の応答を得ることを目的として実施する。
9.1.5.2 試験油圧回路
9.1.4.2に規定する試験油圧回路を使用する。
9.1.5.3 試験準備
X軸は定格流量の25 %となるような入力信号,Y軸はゼロから定格流量の50 %がそれぞれ記録可能な
プロッタ又は記録機器を選択する(図4参照)。
三角波入力信号が出力可能なDCオフセット付きの信号発生器を選択し,周波数を0.1 Hz以下に設定す
る。
外部パイロット仕様の多段弁の場合は,パイロット供給圧力を製造業者の推奨値に設定する。
内部パイロット仕様の多段弁の場合は,供給ポートPの圧力を製造業者の最小推奨値以上に設定する。
9.1.5.4 試験手順
試験は,次の手順に従って実施する。
a) 定格圧力降下での流量が定格流量の25 %となるようにDCオフセット及び圧力を調整する。三角波入
力信号の振幅を最小に調整し,制御流量が変化しなくなることを確認する。
――――― [JIS B 8659-2 pdf 13] ―――――
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b) 信号発生器の出力振幅を制御流量の変化が確認できるまで,ゆっくりと増加させる。
c) 1サイクル以上の入力信号及び制御流量を記録する。
d) ) c) の手順をランドごとに繰り返し実施する。
9.1.6 弁圧力降下に対する出力流量試験
9.1.6.1 一般事項
この試験は,弁圧力降下に対する出力流量の変化特性を得ることを目的として実施する。
9.1.6.2 試験油圧回路
9.1.6.2.1 供給ポートPから制御ポートAへの流量
図1に示す試験回路で,バルブS1,S3及びS5を開け,他の全てのバルブを閉じて試験を実施する。
9.1.6.2.2 制御ポートAから戻りポートTへの流量
図1に示す試験回路で,バルブS4,S6及びS7を開け,他の全てのバルブを閉じて試験を実施する。
9.1.6.3 試験準備
X軸は68の圧力検出器で測定する弁圧力降下,Y軸はゼロから定格流量の3倍以上の流量がそれぞれ
記録可能なプロッタ又は記録機器を選択する(図5参照)。
外部パイロット仕様の多段弁の場合は,パイロット供給圧力を製造業者の推奨値に設定する。
内部パイロット仕様の多段弁の場合は,供給ポートPの圧力を製造業者の最小推奨値以上に設定する。
記号
X 弁圧力降下
Y 流量
図5−圧力補償機能がない場合の出力流量
――――― [JIS B 8659-2 pdf 14] ―――――
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9.1.6.4 試験手順
9.1.6.4.1 供給ポートPから制御ポートAへの流量
試験は,次の手順に従って実施する。
a) 最大範囲の入力信号をゆっくりと数回繰り返して入力する。
b) 供試弁の圧力降下が最小値となるように調整する。
c) 正の定格信号値(100 %)を入力する。
d) 供給ポートPの圧力を,主リリーフ弁2を調整して上昇させながら,弁圧力降下をゆっくりと増加さ
せ,正の定格入力時の圧力降下に対する出力流量を連続的にプロットし記録する。
e) 75 %,50 %及び25 %の入力信号値に対してd) の操作を繰り返す(図5参照)。
f) 圧力補償機能をもつ供試弁の場合は,負荷補償機構の有効性を測定するためにこの試験を実施する(図
6参照)。
9.1.6.4.2 制御ポートAから戻りポートTへの流量
試験は,次の手順に従って実施する。
a) 最大範囲の入力信号をゆっくりと数回繰り返して入力する。
b) 供試弁の圧力降下が最小値となるように調節する。
c) 制御ポートAから戻りポートTの流れで負の定格信号値(−100 %)を入力する。
d) 制御ポートAの圧力を,主リリーフ弁2を調整して上昇させながら,弁圧力降下をゆっくりと増加さ
せ,正の定格入力時の圧力降下に対する出力流量を連続的にプロットし記録する。
e) 75 %,50 %及び25 %の入力信号値に対してd) を繰り返す(図5参照)。
f) 圧力補償機能をもつ供試弁の場合は,負荷補償機構の有効性を測定するためにこの試験を実施する(図
6参照)。
――――― [JIS B 8659-2 pdf 15] ―――――
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JIS B 8659-2:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10770-2:2012(MOD)
JIS B 8659-2:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.100 : 流体動力システム > 23.100.50 : 制御用部品
JIS B 8659-2:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0125-1:2020
- 油圧・空気圧システム及び機器―図記号及び回路図―第1部:図記号
- JISB0142:2011
- 油圧・空気圧システム及び機器―用語
- JISB9933:2000
- 油圧―作動油―固体微粒子に関する汚染度のコード表示
- JISB9933:2021
- 油圧―作動油―固体微粒子に関する汚染度のコード表示
- JISB9939-1:2003
- 油圧―測定技術―第1部:一般測定原則
- JISK2001:1993
- 工業用潤滑油―ISO粘度分類