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B 8826-1 : 2015
表1−通路の分類
タイプ 通路の用途
タイプ1 通常の運転操作,保守点検で使用する通路
タイプ2 保守点検でやむを得ず通るタイプ1で規定される寸法の一部を満足してい
ない場所
4.2 通路の選択
運転室及び機械室並びに定期検査又は保守が必要なクレーンの箇所への通路は,手すり,手がかり又は
必要な他の附属品を完備した足がかり,階段,はしご,歩道,踏棚及び作業床でなければならない。
運転室及び歩道への通路は,安全な通行を考慮したものでなければならない。
定期的な組立と解体が行われるクレーンについては,これらの工事に必要な通路を設置し,必要な作業
の遂行が可能なものとして設計しなければならない。
運転室が高所にあるクレーンについて,エレベータなどが設備される場合には,クレーンはそれに対応
した設計とし,エレベータとは別の通行手段も設置しなければならない。
設置する通路を決定する場合,製造業者は次の事項を考慮しなければならない。
a) 使用頻度
b) 持ち運ばれる器具又は工具
c) 点検する機器のカバーまでの垂直距離
d) 用途の特性,例えば,保守,検査,歩道
図1は,運用場所における異なる通路の勾配の範囲を示している。
通路の設置は,階段,桟付きはしご,踏面付きはしごの優先順位に従って行うのがよい。さらに,固定
された器具(例えば,背もたれ,手すり,つま先板など)を人身防護のために備えなければならない。
――――― [JIS B 8826-1 pdf 6] ―――――
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1 桟付きはしご
2 踏面付きはしご
3 階段(勾配2025度及び5060度は,できるだけ避ける)
4 階段
5 傾斜路
6 歩道
7 使用禁止
D 登りへのアクセス方向
図1−運用場所における異なる通路の勾配の範囲
5 一般要求事項
5.1 全ての通路について,同時3点支持(両手及び片足又は両足及び片手)ができるようになっていな
ければならない。
5.2 はしごの桟から他の通路踏面への身体の横移動が必要な場合には,はしごの桟と他の通路踏面の最
も近い縁との距離は,最大0.3 mの球面半径以内でなければならない(図2参照)。
1 通路踏面
R 球面半径
図2−はしごの桟と他の通路踏面の最も近い縁との距離
――――― [JIS B 8826-1 pdf 7] ―――――
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5.3 歩行及び作業のための通路は,次による。
a) 作業人数,工具及び予備品のような物品のあることを考慮する。
b) 滑りにくい(抵抗表面 : 附属書A参照)不燃性物質として指定されている材料で製作し,雨水がた(溜)
まらないものとする。
5.4 全ての運転室は,定められた通路への少なくとも一つの出口を設置していなければならない。運転
室又はクレーンの全ての作業場所から定められた通路に近づけない場合に備えて,代替となる脱出口を設
置していなければならない。
5.5 手がかりは,平滑な表面をもっていなければならない。端部は丸み(最小半径2 mm)をもたせるか
又は面取り(最小2 mm×2 mm)をしていなければならない。
手がかり及び足がかりの端部は,手及び足が横に滑り出さない形状でなければならない。
5.6 通路に仮設はしごを取り付けることが予見される場合には,はしごの頭部の動きを防止するための
恒久的な方策を講じなければならない。
これらのはしごは,箇条7を満足するものでなければならない。
5.7 通路がクレーン構造の可動部分間に設置される場合には,人の閉じ込め,衝突,落下の危険につい
て,インタロック,施錠,通知又は表示の優先順位によって対処しなければならない。
6 階段及び踏面付きはしご
6.1 踏面は滑りにくく,外側端は角張りのないものにしなければならない。
6.2 踏面の構造は,靴底から落ちた泥及びくず(屑)の堆積がしにくく,清掃がしやすい構造にしなけ
ればならない。
6.3 踏面は,次の荷重を加えた場合に,永久変形しないものでなければならない。
a) 踏面表面の任意の場所において,125 mmの直径に2 000 Nの荷重,かつ
b) 均一分布荷重4 500 N/m2
6.4 タイプ1の階段の両側には,手すりを設け,手すりの中間に中桟(箇条10及び表7参照)を設けな
ければならない。
階段と隣り合う壁面の距離が0.2 m以下の場合には,中桟を省略してもよい。
全ての踏面付きはしごは,手すり又は手がかり(箇条10参照)が両側に設置されていなければならない。
蹴上げ高さは等間隔でなければならない。床から最初の踏面までの距離は,階段又ははしごの段の蹴上
げ高さと同じにするべきであるが,床と踏面との間の移動に適合するため又は等間隔に標準化されている
構成部材を取り付けるために,間隔を変えてもよい。
階段及び踏面付きはしごは,図3,表2及び表3に合致する寸法でなければならない。
6.5 階段の高さが10 mを超えるものにあっては,7.5 m以内ごとに踏棚を設けなければならない。
a 階段の踏面間隔
h 階段の蹴上げ
m 階段の踏板内幅
p 階段の踏込み,踏板の奥行
図3−階段及び踏面付きはしごの寸法記号
――――― [JIS B 8826-1 pdf 8] ―――――
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B 8826-1 : 2015
表2−階段の寸法
単位 m
寸法記号a) タイプ1 タイプ2
最小 最大 最小 最大
踏板内幅,m 0.45 − 0.32 −
蹴上げ,h b) 0.18 0.25 0.18 0.25
踏込み,p 0.24 − 0.2 −
踏面間隔,a b) 0.13 0.27 0.13 0.27
床面と最初の踏面と − 0.3 − 0.3
の段差
注a) 図3参照。
b) 0.6 m<(2h+a)<0.66 mを適用,(2h+a)=0.63 mを推奨。
表3−踏面付きはしごの寸法
単位 m
寸法記号a) タイプ1 タイプ2
最小 最大 最小 最大
踏板内幅,m 0.45 − 0.32 −
蹴上げ,h b) 0.23 0.3 0.23 0.3
踏面間隔,a b) 0.08 − 0.08 −
床面と最初の踏面と − 0.6 − 0.7
の段差
注a) 図3参照。
b) 表2の式は踏面付きはしごには適用しない。
7 桟付きはしご及び足がかり
7.1 桟付きはしご
7.1.1 側木は,しっかりつかむことができ,角張りのないものにしなければならない。
7.1.2 桟は,中央部分で荷重1 200 Nを100 mmの範囲で加えた場合に,永久変形してはならない。
7.1.3 緊急用はしごは,7.1.1及び7.1.2の規定に従わなければならない。
7.1.4 次の要求事項は,桟付きはしご又は壁面に固定された桟に適用する。
a) 桟は等間隔でなければならない。床から桟への移動に適合するため又は等間隔に標準化されている構
成部材を取り付けるために,床から最初の桟までの距離を変えてもよい。
b) 手がかり(箇条10参照)は,はしご(図4及び表7参照)への移動及びはしごからの移動のために,
設置しなければならない。
――――― [JIS B 8826-1 pdf 9] ―――――
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B 8826-1 : 2015
c 手がかりの手を入れる長さ
n 手すり又は手がかりの直径又は幅
q 手がかりと手を入れる壁との隙間
r 手すり又は手がかりの最下部とはしご又は階段の下に位置している作業床・踏棚との垂直高さ
s 手すり又は手がかりの最上部とはしご又は階段の上に位置している作業床・踏棚との垂直高さ
t はしごに沿って設置されている手すり又は手がかりの縁とはしごの側木の縁との隙間
u 身体が通過可能な平行に設置されている手すり又は手がかりの間隔
z はしごの横桟と手がかり又は手すりとの距離
図4−手すり及び手がかりの寸法記号
7.1.5 垂直はしごが歩道,作業床又は踏棚への移動手段となる場合に,次の条件が満たされるならば,手
がかりを設置する必要はない。
a) 歩道,作業床又は踏棚から1.1 m(我が国では,0.9 mまで減少することが許容される。)の高さの位
置に,少なくとも,左右に二つの手すり(箇条10参照)が設置されている。
b) 歩行路,作業床又は踏棚の床から1 mの高さまで,少なくとも,はしごの側木が延長されている。
c) 歩行路,作業床又は踏棚から1.1 m(我が国では,0.9 mまで減少することが許容される。)の高さの
位置に,少なくとも,一つの手すりが設置され,一つのはしごの側木が延長されている。
タイプ1で高さが2 m以上のはしごは,昇降を開始する作業床のレベルより2 mの高さから背もたれ(箇
条8参照)を設けなければならない。
タイプ1で長さ15 mを超えるはしごには,少なくとも,10 mの間隔ごとに,踏棚を設けなければなら
ない。
一連のはしごは,10 mを超える高所からの人の落下を防止できる位置に設置されるか,又は他の落下防
止手段を備えていなければならない。二連以上のはしごの場合は,可能な限り,確実に他方のはしごと位
置をずらさなければならない。
――――― [JIS B 8826-1 pdf 10] ―――――
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JIS B 8826-1:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11660-1:2008(MOD)
JIS B 8826-1:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 8826-1:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0146-1:2017
- クレーン―用語―第1部:一般
- JISB8826-2:2005
- クレーン―通路及び保護装置―第2部:移動式クレーン
- JISB8826-3:2015
- クレーン―通路及び保護装置―第3部:タワークレーン
- JISB8826-4:2015
- クレーン―通路及び保護装置―第4部:ジブクレーン
- JISB8826-5:2005
- クレーン-通路及び保護装置-第5部:天井クレーン及び橋形クレーン