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製ドラムを表8の試験条件で回転させる。ただし,鋼製ドラムの進行方向に対して90±3°に取り付けた
突起物は,ドラム円周上約1 mに1個とし,その形状は,表8による。
なお,“連続走行”又は“間欠走行(3分間走行後,2分間停止)”のいずれかとする。
b : 突起物の幅(mm)
h : 突起物の高さ(mm)
r : 突起物の半径(mm)
L : 突起物の長さ(mm)
D : 供試車輪の外径(mm)
W : 供試車輪軸に負荷した最大荷重(daN)
図5−走行性能試験機概略図
表8−走行性能試験条件
供試車輪の外径 突起物の形状 mm 速度 走行距離
D 1種 2種,3種 km/h (m/s) km
mm b h r b h r
50,65 4 2 2 1 2 (0.56) 5
75,100 6 3 3 1.5 4 (1.11) 10
125,130,150 8 4 4 2 20
180,200 10 5 5 2.5 25
250,300,350 12 6 6 3 30
360,400,410
450,460,500,510 16 8 8 4
図5のLは,供試車輪のリム幅の1.5倍以上とする。
9.9 耐荷重性能試験
耐荷重性能試験は,車輪の軸受部を支点として表6又は表7の最大荷重の1.5倍±5 %の力を600±5秒
間加えてから,その荷重を除き,更に600±5秒間後の車輪の変位量を測定する(図6参照)。
W : 最大荷重(daN)
図6−耐荷重性能試験概略図
――――― [JIS B 8922 pdf 11] ―――――
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9.10 回転性能試験
回転性能試験機概略図を,図7に示す。車輪1に表6又は表7の最大荷重(負荷台の自重を含む。)を垂
直に負荷し,測定軸2に水平の力を徐々におもり受け3に加え,車輪が回転し始めたときの回転抵抗力の
測定値から,次の式によって,回転抵抗係数を求める。
F1
W
ここに, μ : 回転抵抗係数
F1 : 回転抵抗力の測定値(daN)
W : 最大荷重(daN)
1 車輪
2 測定軸
3 おもり受け
図7−回転性能試験機概略図
10 検査
車輪の検査は,形式検査と受渡検査とに区分し,箇条9の試験を行ったとき,箇条5箇条8の規定に
適合したものを合格とする。検査の項目は,それぞれ次のとおりとする。
なお,形式検査は新規設計又は技術的生産条件を大幅に変更したときとし,受渡検査の抜取検査方式は,
受渡当事者間の協定による。
a) 形式検査
1) 外観
2) 構造
3) 寸法
4) 車輪遊び性能
5) 振れ性能
6) 電気抵抗性能
7) 走行性能
8) 耐荷重性能
9) 回転性能
b) 受渡検査
1) 外観
――――― [JIS B 8922 pdf 12] ―――――
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2) 構造
11 表示
11.1 本体表示
車輪本体に,次の事項を表示する。
a) 車輪外径
b) 製造業者名又はその略号
c) 導電性車輪には,黄色マーク及び可能であれば“導電”又は“conductive”を表示する。
d) 帯電防止車輪には,白色マーク及び可能であれば“帯電防止”又は“antistatic”を表示する。
e) 静電防止車輪には,青色マーク及び可能であれば“静電防止”を表示する。
11.2 包装表示
車輪の包装には,次の事項を表示する。
a) 種類の記号
b) 車輪の呼び
c) 軸受の表示
d) 導電性であることを表示する場合は,“導電”と表示する。
e) 帯電防止性であることを表示する場合は,“帯電防止”と表示する。
f) 静電防止性であることを表示する場合は,“静電防止”と表示する。
12 製品の呼び方
製品の呼び方は,種類の記号,車輪の呼び,軸受及び電気抵抗性能による。
例 RV 1−A150×40−B導電
電気抵抗性能(導電)
軸受の表示(転がり軸受 : B)
呼び(A : 鋳鉄製を除く,外径150 mm,リム幅の近似値40 mm)
車輪の種類(ソリッド車輪,1種)
――――― [JIS B 8922 pdf 13] ―――――
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附属書JA
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(参考)
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JISと対応国際規格との対比表
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JIS B 8922:2015 産業用車輪 ISO 22878:2004,Castors and wheels−Test methods and apparatus
ISO 22883:2004,Castors and wheels−Requirements for applications up to 1,1 m/s (4 km/h)
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際規格 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 車輪について規定。 ISO 1 車輪及びキャスタ 変更 ISO規格は,性能と試験方法とが別 JISではキャスタについては,別の
囲 22878 について規定。 規格となっているが適合性評価に資規格で規定している。
ISO するため一つの規格とし,JISでは車
22883 輪についてだけ規定した。
2 引用規
格
3 用語及 3.1 ソリッド車輪 ISO 3 用語及び定義は, 追加 ISO規格にはない用語を追加した。 利用者の利便性のためであり,ま
び定義 3.2 一体車輪 22883 ISO 22877による。 た,実質的な差異はない。
3.3 転がり軸受
3.4 滑り軸受
3.5 最大荷重
4 種類 車輪の種類 − − − 追加 車輪の形状による種類,及びタイヤ我が国の実状による。
部の材料による種類の2種類とした。
5 性能 5.1 初期車輪遊び性 ISO 5.3 初期車輪遊び 一致
能 22883
5.2 振れ性能 − − − 追加 ISO規格にない振れ性能を追加し 適合性評価に資するため追加した。
た。
――――― [JIS B 8922 pdf 14] ―――――
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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差異
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの
国際規格 評価及びその内容 の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
5 性能 5.3 電気抵抗性能 ISO 5.5 電気抵抗試験 変更 ISO規格では,導電キャスタ又は車 ISO規格で規定された帯電防止性
(続き) 22883 輪はR≦105 Ω,帯電防止キャスタ又
の電気抵抗値は,我が国で規定され
は車輪は105 Ωている数値と合わないので静電防
止性を追記した。ISO規格の改正の
いる。JISでは,導電性及び帯電性の
数値をISO規格と一致させ,静電防 際,提案等を検討する。
止性車輪1.0×107 Ωを追記した。
5.4 走行性能 ISO 5.10 動的試験 変更 ISO規格は規定された条件で乗越え 適合性評価に資するため判定基準
22883 試験を行い試験品の性能に悪影響をを具体的に規定した。
与える摩耗及び永久ひずみがない。
JISでは車輪本体の状態,金具旋回部
及び車輪軸受部の状態を細かく規
定。
5.5 耐荷重性能 − − − 追加 ISO規格にない耐荷重性能を追加し 適合性評価に資するため追加した。
た。
5.6 回転性能 − − − 追加 ISO規格にない回転性能を追加し 適合性評価に資するため追加した。
た。
6 構造 − − − 追加 ISO規格にない構造の規定を追加し 適合性評価に資するため追加した。
た。
7 寸法 車輪の各寸法を規 ISO 4 車輪の外径,ボス 変更 ISO規格の形状,寸法などは我が国
JISでは,車輪の外径,リム幅,ボス
定。 22883 幅,穴径,最大荷 幅,穴径,最大荷重を規定 では使用されていないため。
重を規定
8 外観 車輪の外観を規定。 − − − 追加 ISO規格にない外観の規定を追加し 我が国の実状による。
た。
9 試験方 9.1 試験環境 ISO 5.2 環境条件 変更 ISO規格では,温度は15 ℃28 ℃ 我が国の実状によるものであり,
法 22883 で,湿度は40 %70 %以内で試験前 WTO/TBT協定の例外事項。
24時間保管されることとしている。
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JISではJIS Z 8703による。
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9.2 外観 − − − 追加 ISO規格にない外観の規定を追加し 適合性評価に資するため追加した。
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た。
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――――― [JIS B 8922 pdf 15] ―――――
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JIS B 8922:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 22878:2004(MOD)
- ISO 22883:2004(MOD)
JIS B 8922:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.140 : 家具
JIS B 8922:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1521:2012
- 転がり軸受―深溝玉軸受
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB8920:2014
- ハンドトラック
- JISB8923:2015
- 産業用キャスタ
- JISB8924:1999
- ハンドリフトトラック―主要寸法
- JISC1202:2000
- 回路計
- JISC1302:2018
- 絶縁抵抗計
- JISZ0610:1998
- ボックスパレット
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態