この規格ページの目次
JIS B 9700:2013 規格概要
この規格 B9700は、機械類の設計において安全性を達成するときに適用される基本用語及び方法論について規定。また,設計者がこの目的を達成することを支援するため,リスクアセスメント及びリスク低減の原則を規定。
JISB9700 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9700
- 規格名称
- 機械類の安全性―設計のための一般原則―リスクアセスメント及びリスク低減
- 規格名称英語訳
- Safety of machinery -- General principles for design -- Risk assessment and risk reduction
- 制定年月日
- 2013年5月25日
- 最新改正日
- 2018年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 12100:2010(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 13.110
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- 機械安全 2020
- 改訂:履歴
- 2013-05-25 制定日, 2018-10-25 確認
- ページ
- JIS B 9700:2013 PDF [68]
B 9700 : 2013 (ISO 12100 : 2010)
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 リスクアセスメント及びリスク低減のための方法論・・・・[9]
- 5 リスクアセスメント・・・・[13]
- 5.1 一般・・・・[13]
- 5.2 リスクアセスメントの情報・・・・[13]
- 5.3 機械類の制限の決定・・・・[14]
- 5.4 危険源の同定・・・・[15]
- 5.5 リスク見積り・・・・[16]
- 5.6 リスク評価・・・・[20]
- 6 リスク低減・・・・[21]
- 6.1 一般・・・・[21]
- 6.2 本質的安全設計方策・・・・[22]
- 6.3 安全防護及び付加保護方策・・・・[32]
- 6.4 使用上の情報・・・・[42]
- 7 リスクアセスメント及びリスク低減の文書化・・・・[46]
- 附属書A(参考)機械の構成図・・・・[47]
- 附属書B(参考)危険源,危険状態及び危険事象の例・・・・[48]
- 附属書C(参考)索引・・・・[56]
- 参考文献・・・・[64]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9700 pdf 1] ―――――
B 9700 : 2013 (ISO 12100 : 2010)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本機械工業連合会(JMF)か
ら,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,
厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 9700-1:2004,JIS B 9700-2:2004,及びJIS B 9702:2000は廃止され,この規格に置
き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
機械類の安全性規格群は,JIS Z 8051:2004に基づき次の規格体系で構成される。この規格はタイプA規
格である。
タイプA 規格(基本安全規格)−全ての機械類に適用できる基本概念,設計原則及び一般的側面を規
定する規格
タイプB 規格(グループ安全規格)−広範な機械類に適用できる安全面又は安全防護物を規定する規
格
タイプB1 規格−特定の安全面(例えば,安全距離,表面温度,騒音)に関する規格
タイプB2 規格−安全防護物(例えば,両手操作制御装置,インターロック装置,圧力検知装置,ガ
ード)に関する規格
タイプC 規格(個別機械安全規格)−個々の機械又は機械群の詳細な安全要求事項を規定する規格
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9700 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9700 : 2013
(ISO 12100 : 2010)
機械類の安全性−設計のための一般原則−リスクアセスメント及びリスク低減
Safety of machinery-General principles for design- Risk assessment and risk reduction
序文
この規格は,2010年に第1版として発行されたISO 12100を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,機械類の設計において安全性を達成するときに適用される基本用語及び方法論について規
定する。また,設計者がこの目的を達成することを支援するため,リスクアセスメント及びリスク低減の
原則を規定する。この原則は,機械類に関連する設計,使用,インシデント[5.2 c) 1)の注記1参照],事
故及びリスクに関する知識及び経験に基づいている。機械のライフサイクルの間,危険源の同定,リスク
見積り,及びリスク評価,また,危険源除去又は十分なリスク低減を準備するための手順を示す。リスク
アセスメント及びリスク低減プロセスの文書化及び検証に関する指針を示す。
また,この規格は,タイプB規格又はタイプC規格を準備するための基礎として使用することも意図し
ている。
この規格は,飼育動物,財産又は環境に対するリスク及び/又は損害については取り扱わない。
注記1 附属書Bは,個別の表の形式で,危険源,危険状態及び危険事象の例を示している。この目
的は,これらの概念を明確にし,危険源同定プロセスにおいて設計者を支援するためである。
注記2 リスクアセスメントの各段階における数々の手法の実際的使用については,ISO/TR 14121-2
で示す。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 12100:2010,Safety of machinery−General principles for design−Risk assessment and risk
reduction(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9704-2 機械類の安全性−電気的検知保護設備−第2部 : 能動的光電保護装置を使う設備に対す
――――― [JIS B 9700 pdf 3] ―――――
2
B 9700 : 2013 (ISO 12100 : 2010)
る要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 61496-2,Safety of machinery−Electro-sensitive protective equipment−Part 2:
Particular requirements for equipment using active opto-electronic protective devices (AOPDs)(IDT)
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
注記 対応国際規格 : ISO 13849-1,Safety of machinery−Safety-related parts of control systems−Part 1:
General principles for design(IDT)
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60204-1,Safety of machinery−Electrical equipment of machines−Part 1:
General requirements(MOD)
JIS B 9961 機械類の安全性−安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
注記 対応国際規格 : IEC 62061,Safety of machinery−Functional safety of safety-related electrical,
electronic and programmable electronic control systems(IDT)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
機械類,機械(machinery, machine)
連結された部品又はコンポーネントで構成される駆動部分を備え,又は備えることを意図したものであ
って,構成要素である連結部品又はコンポーネントのうち,少なくとも一つは,特定の目的のために稼働
し,かつ,協働するもの。
注記1 “機械類”という用語は,全く同一の目的を達成するために完全な統一体として機能するよ
うに配列され,制御される複数の機械の集合体に対しても用いる。
注記2 附属書Aに一般的概念を表す構成図を示す。
3.2
信頼性(reliability)
機械,コンポーネント又は装置が指定の条件の下で,ある定められた期間にわたって故障せずに要求さ
れる機能を果たす能力。
3.3
保全性(maintainability)
“意図する使用”の条件下で,機能を果たすことのできる状態に機械を維持できるか,又は指定の方法
で,指定の手段を用いて必要な作業(保全)を行うことによって,機能を果たすことのできる状態に機械
を復帰させることができる能力。
3.4
使用性(usability)
機械の機能を容易に理解できることを可能にする特質又は特性などによってもたらされる,容易に使用
できる機械の能力。
3.5
危害(harm)
身体的傷害又は健康障害。
――――― [JIS B 9700 pdf 4] ―――――
3
B 9700 : 2013 (ISO 12100 : 2010)
3.6
危険源(hazard)
危害を引き起こす潜在的根源。
注記1 用語“危険源”は,その発生原因(例えば,機械的危険源,電気的危険源)を明確にし,又
は潜在的な危害(例えば,感電の危険源,切断の危険源,毒性による危険源,火災による危
険源)の性質を明確にするために修飾されることがある。
注記2 この定義において,危険源は,次を想定している。
− 機械の“意図する使用”の期間中,恒久的に存在するもの(例えば,危険な動きをする要
素の運動,溶接工程中の電弧,不健康な姿勢,騒音放射,高温)又は
− 予期せずに現れ得るもの(例えば,爆発,意図しない及び予期しない起動の結果としての
押しつぶしの危険源,破損の結果としての放出,加速度又は減速度の結果としての落下)
3.7
関連危険源(relevant hazard)
機械に存在し,又は機械に関連して存在すると同定される危険源。
注記1 関連危険源は,箇条5に規定するプロセスの一つの段階の結果として同定される。
注記2 この用語は,タイプB及びタイプC規格に対する基本用語として含まれる。
3.8
重要危険源(significant hazard)
リスクアセスメントによって関連があるものとして同定され,かつ,リスクを除去又は低減するために,
設計者による所定の行動を必要とする危険源。
注記 この用語は,タイプB規格及びタイプC規格に対する基本用語として含まれる。
3.9
危険事象(hazardous event)
危害を起こし得る事象。
注記 危険事象は短い期間又は比較的長期にわたって発生する可能性がある。
3.10
危険状態(hazardous situation)
人が少なくとも一つの危険源に暴露される状況。
注記 暴露されることが,直ちに又は長期間にわたり危害を引き起こす可能性がある。
3.11
危険区域(hazard zone, danger zone)
人が危険源に暴露されるような機械類の内部及び/又は機械類周辺の空間。
3.12
リスク(risk)
危害の発生確率と危害のひどさとの組合せ。
3.13
残留リスク(residual risk)
保護方策を講じた後に残るリスク(図1参照)。
注記1 この規格は次の二つに区別する。
− 設計者が保護方策を講じた後の残留リスク
――――― [JIS B 9700 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 9700:2013の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 12100:2010(IDT)
JIS B 9700:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.110 : 機械の安全
JIS B 9700:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB9704-2:2017
- 機械類の安全性―電気的検知保護設備―第2部:能動的光電保護装置を使う設備に対する要求事項
- JISB9705-1:2019
- 機械類の安全性―制御システムの安全関連部―第1部:設計のための一般原則
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
- JISB9961:2008
- 機械類の安全性―安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全