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JIS B 9935:2001 規格概要
この規格 B9935は、液体中に浮遊している粒子の,オンライン式自動粒子計数のための校正と妥当性確認手順について規定。ISO 16889のマルチパスフィルタテストの中で使用される。
JISB9935 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9935
- 規格名称
- 油圧―液体用オンライン式自動粒子計数システム―校正方法及び妥当性確認方法
- 規格名称英語訳
- Hydraulic fluid power -- On-line automatic particle-counting systems for liquids -- Methods of calibration and validation
- 制定年月日
- 2001年3月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 11943:1999(IDT)
- 国際規格分類
ICS
- 23.100.60
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 油圧・空気圧 2019
- 改訂:履歴
- 2001-03-20 制定日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 9935:2001 PDF [32]
B 9935 : 2001 (ISO 11943 : 1999)
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本フルードパワー工業会 (JFPA)
/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
今回の制定は,日本工業規格(日本産業規格)を国際規格に整合させるため,ISO 11943 : 1999, Hydraulic fluid power−
On-line automatic particle-counting systems for liquids−Methods of calibration and validationを基礎として用い
た。
JIS B 9935には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 一般的なオンライン校正及び妥当性確認システムの設計指針
附属書B(参考) マルチパステストスタンドにおけるオンライン自動粒子計数器の設置指針
附属書C(参考) オンライン校正及び妥当性確認におけるISOラウンドロビンの要約
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9935 pdf 1] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9935 : 2001
(ISO 11943 : 1999)
油圧−液体用オンライン式自動粒子計数システム−校正方法及び妥当性確認方法
Hydraulic fluid power−On-line automatic particle-counting systems for liquids−Methods of calibration and validation
序文 この規格は,1999年に第1版として発行されたISO 11943 : 1999, Hydraulic fluid power−On-line
automatic particle-counting systems for liquids−Methods of calibration and validationを翻訳し,技術的内容及び
規格票の様式を変更することなく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格にはない事項である。
1. 適用範囲 この規格は,液体中に浮遊している粒子の,オンライン式自動粒子計数のための校正と妥
当性確認手順について規定する。主として,ISO 16889のマルチパスフィルタテストの中で使用される。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 11943 : 1999 Hydraulic fluid power−On-line automatic particle-counting systems for liquids−
Methods of calibration and validation (IDT)
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年(又は発行年)を付記していない引
用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0125-1 油圧・空気圧システム及び機器−図記号及び回路図−第1部 : 図記号
備考 ISO 1219-1 Fluid power systems and components−Graphic symbols and circuit diagrams−Part
1 : Graphic symbolsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 0142 油圧及び空気圧用語
備考 ISO 5598 Fluid power systems and components−Vocabularyからの引用事項は,この規格の該
当事項と同等である。
JIS B 9936 油圧−微粒子分析−運転中のシステム管路からの作動油試料採取方法
備考 ISO 4021 Hydraulic fluid power−Particulate contamination analysis−Extraction of fluid samples
from lines of an operating systemが,この規格と一致している。
――――― [JIS B 9935 pdf 2] ―――――
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B 9935 : 2001 (ISO 11943 : 1999)
JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方
備考 ISO 1000 SI units and recommendations for the use of their multiples and of certain other unitsが,
この規格と一致している。
ISO 11171 : 1999, Hydraulic fluid power−Calibration of automatic particle counters for liquids
ISO 12103-1 Road vehicles−Test dust for filter evaluation−Part 1 : Arizona test dust
ISO 16889(1), Hydraulic fluid power−Filters−Multi-pass method for evaluating filtration performance of a
filter element
注(1) 発行予定(ISO 4572 : 1981の改訂版)
3. 定義 この規格で用いられる主な用語の定義は,JIS B 0142による。
4. 測定単位 JIS Z 8203に従って国際単位系 (SI) を用いる。この国際規格全体で c) の使用は,ISO
11171に従って校正された自動粒子計測器を用いて粒径測定が行われたことを意味する。
5. 前提条件 この手順を使用する者は,特定の粒子計数器やフィルタ試験装置の操作が可能でなければ
ならない。この手順で適切な試料取扱い技術を利用することが重要である。
6. 試験装置
6.1 自動粒子計数器又は二つの独立した液体用センサをもつ粒子計数器
6.2 校正器具 ISO 11171による。
6.3 ISO medium test dust (ISO MTD) は,ISO 12103-1, category A3に規定されており,110℃150℃で少
なくとも1時間乾燥し,試験液体に混ぜ合わせ機械的にかくはん,そして3 000W/m2から10 000W/m2の音
の強さの超音波で分散し試験システムで使用するものである。
備考 この標準試験ダストは,フィルタ試験目的のISO 16889で使用する。ISO MTDの入手について
はISO事務局又は工業技術院に問合せを行う。
6.4 試験流体は,ISO 16889で規定される。
6.5 オンライン試料調整装置 混合と2次校正に有効な流体の供給については,次を含む。
a) 9.の妥当性に対する必要条件を満たす油タンク,ポンプ,流体調整器具及び計測器。
b) 初期流体の汚染度に関し,5 c) を超える粒子を5個/mL未満のレベルにすることが可能な浄化フ
ィルタ[c)を参照]。
c) 予定試験継続期間(ISO 16889参照)が終了しても汚染度分布に変更を与えない構成。
d) 流体採取区域は,JIS B 9936 (ISO 4021) による。
e) 表1に示す限界範囲内の温度で,汚染流体を一定流量で複数の粒子計数器に供給するための構成。
備考1. マルチパステストスタンド(ISO 16889参照)は,この手順の9.で有効性のあるものを用いる。
2. 十分な証明がされている代替の典型的な構成は,附属書Aに示す。
6.6 油圧回路は,必要に応じて,マルチパステストスタンドに適合するオンライン計数器用の希釈装置
を含む。
典型的な油圧回路の構成は,附属書Bを満足していることが証明されていなければならない。
7. 測定装置の精度及び試験条件
――――― [JIS B 9935 pdf 3] ―――――
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B 9935 : 2001 (ISO 11943 : 1999)
7.1 表1の限度内の正確さをもった測定装置を使用しなければならない。
表1 装置精度測定及び試験条件
試験条件 SI単位 測定精度 許容試験条件変動
(±表示) 率
流量 L/min 0.5% 2%
動粘度 mm2/s 1% 2%
圧力 Pa (bar) 1% 2%
温度 ℃ 0.5℃ 1℃
時間 s 0.05s 0.1s
容量 L 0.5% 1%
質量 g 0.1mg 1%
注意 表1の限度内に試験条件の精度を維持することは,それによって有効限
度値が満足されたことを意味するものではない。最も有効な必要条件を試みる
方法は,適切な粒子計数手順などを併用しながら表1で与えられた試験条件の
精度を維持することによって証明されている。
8. オフライン校正手順
8.1 新品のとき,粒子計数器製造業者の推奨による重要なアフターサービスの後,又はISO 11171に従
って粒子計数器の粒径校正を行う。
8.2 ISO 11171で規定される手順で各粒子計測器本体とセンサの最大粒子濃度を決定する,又は同様な方
法で得られた製造業者の推奨する水準を用いる。
9. オンライン試料調整装置妥当性確認及び2次校正標準の決定方法(図1参照)
9.1 2台の粒子計数器本体(センサ)を使用するとき,ここで述べられている手順は,1台ごとの粒子計
数器本体とセンサを用いて実施しなければならない。
9.2 8.1に従って校正された1台の粒子カウンタとセンサを使用し累積モードで対象となる粒径範囲以上
の少なくとも六つの異なったしきい値設定を行う。
9.3 試料調整装置の総流体量 (L) を目標の水準から±1%以内になるように調整する。流体の粘度を (15
±0.3) m2/sに保持する。
9.4 クリーンアップフィルタを用いて初期流体の汚染度は5 c) より大きい粒子数を5個/mL未満に
する。
9.5 校正と確認のために用いる汚染粒子濃度を決定する。ダスト粒子濃度は最小粒径において8.2で決定
した粒子計数器の最大粒子濃度のおよそ50%を示す最大粒子計数値とすることが望ましい。
9.6 6.3に従って調製したISO MTDを油タンクに必要量加え,約15分間循環させておく。ISO MTDの
ロット番号を記録しておく。
9.7 オンライン自動粒子計数(推奨試料量は25mL)を2分間隔で1時間又はシステムを使用する最長間
隔において同じ間隔をあけて30回行うことによって試験を開始する。
――――― [JIS B 9935 pdf 4] ―――――
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B 9935 : 2001 (ISO 11943 : 1999)
図1 オンライン試料調整装置及び2次校正標準の決定についての確認手順フローチャート
9.8 得られた粒子計数の生データで表2を満たして完全にする。各粒子径のしきい値設定用として,全
計数値の平均x,標準偏差 湟 いて求める。
2
n n
n xi2 xi
i 1 i 1
n(n )1
ここに, xi : 試料iの各しきい値設定に対する粒子濃度。
n : 測定回数。
――――― [JIS B 9935 pdf 5] ―――――
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JIS B 9935:2001の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 11943:1999(IDT)
JIS B 9935:2001の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.100 : 流体動力システム > 23.100.60 : ろ過器,シール及び流体の汚れ
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- 規格番号
- 規格名称
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- 油圧・空気圧システム及び機器―図記号及び回路図―第1部:図記号
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- 油圧―微粒子分析―運転中のシステム管路からの作動油試料採取方法
- JISZ8203:1964
- 単位記号
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- 国際単位系(SI)及びその使い方