JIS B 9962:2019 機械類の安全性―機械類のケーブルレス制御システムに対する要求事項

JIS B 9962:2019 規格概要

この規格 B9962は、オペレータコントロールステーションと機械制御システムとのケーブルレス(電波,赤外線など)制御システムの機能及びインタフェース接続に関する要求事項について規定。

JISB9962 規格全文情報

規格番号
JIS B9962 
規格名称
機械類の安全性―機械類のケーブルレス制御システムに対する要求事項
規格名称英語訳
Safety of machinery -- Requirements for cableless control systems of machinery
制定年月日
2019年5月25日
最新改正日
2019年5月25日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 62745:2017(IDT)
国際規格分類

ICS

13.110, 29.020, 35.100.01
主務大臣
経済産業,厚生労働
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2019-05-25 制定
ページ
JIS B 9962:2019 PDF [23]
                                                                   B 9962 : 2019 (IEC 62745 : 2017)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語,定義及び略語・・・・[2]
  •  4 機能要求事項・・・・[6]
  •  4.1 一般・・・・[6]
  •  4.2 操作上の防止事項・・・・[7]
  •  4.3 シリアルデータ転送・・・・[8]
  •  4.4 リモートステーション伝送の除去・・・・[8]
  •  4.5 伝送及び通信の確立及び表示・・・・[9]
  •  4.6 CCSの安全関連機能・・・・[9]
  •  4.7 CCSの停止機能・・・・[9]
  •  4.8 リセット・・・・[12]
  •  4.9 リモートステーションからの伝送の停止・・・・[12]
  •  4.10 ラッチ制御機能・・・・[12]
  •  4.11 電源喪失時の挙動・・・・[13]
  •  4.12 複数のリモートステーション・・・・[13]
  •  4.13 複数のベースステーション・・・・[13]
  •  4.14 CCS制御の中断・・・・[13]
  •  4.15 設定環境の保護・・・・[14]
  •  5 検証・・・・[14]
  •  5.1 一般事項・・・・[14]
  •  5.2 ラベリング及びマーキング・・・・[14]
  •  5.3 文書・・・・[14]
  •  5.4 機能検証・・・・[14]
  •  6 使用上の情報・・・・[16]
  •  6.1 一般事項・・・・[16]
  •  6.2 提供する必要がある情報・・・・[16]
  •  7 ラベリング及びマーキング・・・・[18]
  •  附属書A(参考)停止機能の論理・・・・[19]
  •  参考文献・・・・[21]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 9962 pdf 1] ―――――

B 9962 : 2019 (IEC 62745 : 2017)

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本機械工業連合会(JMF)か
ら,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,
厚生労働大臣及び経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の
特許出願及び実用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS B 9962 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 9962 : 2019
(IEC 62745 : 2017)

機械類の安全性−機械類のケーブルレス制御システムに対する要求事項

Safety of machinery-Requirements for cableless control systems of machinery

序文

  この規格は,2017年に第1版として発行されたIEC 62745を基に,技術的内容及び構成を変更すること
なく作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。
幅広い機械類について,オペレータ向けのインタフェースとしてのケーブルレス制御システム(CCS)
の使用が増加の一途をたどっている。したがって,CCSの機能及びCCSが機械制御システム全体とのイ
ンタフェースで接続する方法は,機械類の安全性に影響をもたらす可能性がある。
この規格は,機械制御システムとのインタフェースで接続する,又は機械制御システムの一部である機
械のオペレータコントロールステーションとして使用されるCCSの機能に関する要求事項を定めるもの
である。
機械のリスクを最小限に抑えるためにCCSの機能がどの程度求められるのか,という点が重要な選択基
準である。したがって,機械のリスク評価に従い,適切な安全インテグリティで適切な制御機能を提供す
るCCSを選択することが重要である。
一部の特殊な機器のCCS要求事項は,この規格で定める内容の範囲を超える場合がある。

1 適用範囲

  この規格は,オペレータコントロールステーションと機械制御システムとのケーブルレス(電波,赤外
線など)制御システムの機能及びインタフェース接続に関する要求事項について規定する。また,オペレ
ータが携帯できるタイプのオペレータコントロールステーションに関する要求事項も含む。
注記1 ケーブルレス制御システムのうち,オペレータコントロールステーションとして使用する部
分を“送信機(transmitter)”,また,機械制御システムインタフェースを“受信機(receiver)”
と呼ぶ場合がある。しかし,この規格では,双方向通信の可能性があることを考慮し,前者
を“リモートステーション”,後者を“ベースステーション”と呼ぶ。
この規格は,オペレータコントロールステーションではない機械部分間のケーブルレス通信は取り扱わ
ない。
この規格は,ケーブルレス制御システムの設計及び構築に必要な全ての要求事項について規定するもの
ではない。例えば,通信プロトコル,周波数又は帯域幅の面を扱わないし,耐衝撃性,異物の侵入保護,
電磁適合性などの構造的要求事項についても取り扱わない。
この規格の規定は,JIS B 9960-1の電気機器に対する要求事項に追加して適用することを意図している。

――――― [JIS B 9962 pdf 3] ―――――

2
B 9962 : 2019 (IEC 62745 : 2017)
この規格は,JIS B 9700で規定するタイプB2規格である。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62745:2017,Safety of machinery−Requirements for cableless control systems of machinery
(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9703 機械類の安全性−非常停止機能−設計原則
注記 対応国際規格 : ISO 13850,Safety of machinery−Emergency stop function−Principles for design
(IDT)
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
注記 対応国際規格 : ISO 13849-1,Safety of machinery−Safety-related parts of control systems−Part 1:
General principles for design(IDT)
JIS B 9960-1:2008 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 60204-1:2005,Safety of machinery−Electrical equipment of machines−Part 1:
General requirements(MOD)
JIS B 9961 機械類の安全性−安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
注記 対応国際規格 : IEC 62061,Safety of machinery−Functional safety of safety-related electrical,
electronic and programmable electronic control systems(IDT)
JIS C 8201-5-5 低圧開閉装置及び制御装置−第5部 : 制御回路機器及び開閉素子−第5節 : 機械的ラ
ッチング機能をもつ電気的非常停止機器
注記 対応国際規格 : IEC 60947-5-5,Low-voltage switchgear and controlgear−Part 5-5: Control circuit
devices and switching elements−Electrical emergency stop device with mechanical latching function
(IDT)
JIS C 60068-2-31:2013 環境試験方法−電気・電子−第2-31部 : 落下試験及び転倒試験方法(試験記
号 : Ec)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-31:2008,Environmental testing−Part 2-31: Tests−Test Ec: Rough
handling shocks, primarily for equipment-type specimens(IDT)
IEC 60947-5-1:2016,Low-voltage switchgear and controlgear−Part 5-1: Control circuit devices and switching
elements−Electromechanical control circuit devices
ISO 13849-2,Safety of machinery−Safety-related parts of control systems−Part 2: Validation

3 用語,定義及び略語

  この規格で用いる主な用語,定義及び略語は,次による。
定義の一覧は,表1を参照。
略語の一覧は,表2を参照。

――――― [JIS B 9962 pdf 4] ―――――

                                                                                              3
B 9962 : 2019 (IEC 62745 : 2017)
表1−定義の一覧
用語 定義の箇条番号
アクティブ停止 3.17
アドレス符号 3.7
自動停止(ATS) 3.19
ベースステーション 3.13
ケーブルレス制御 3.1
ケーブルレス制御システム(CCS) 3.2
リモートステーションの無効化 3.22
エラー検出符号 3.9
フレーム 3.6
ハミング距離 3.11
手動停止 3.20
ニュートラルフレーム 3.10
オフ状態 3.15
操作指令信号 3.8
オペレータコントロールステーション 3.5
パッシブ停止 3.18
受信機 3.3
リモートステーション 3.12
安全関連停止機能 3.16
停止出力 3.14
送信機 3.4
有効信号 3.21
表2−略語の一覧
用語 略語
自動停止(4.7.3.5) ATS
ケーブルレス制御システム(3.2) CCS
非常停止(4.7.3.4) EMS
一般安全停止(4.7.3.3) GSS
3.1
ケーブルレス制御(cableless control)
有線接続なしに機械オペレータの指令を伝送すること。
3.2
ケーブルレス制御システム(cableless control system)
CCS
一つ以上のリモートステーション及びベースステーションで構成され,両ステーション間の指令伝送を
ケーブルレス制御で行うシステム。
3.3
受信機(receiver)
ケーブルレス制御システムのうち,送信機からのフレームを受信する部分。

――――― [JIS B 9962 pdf 5] ―――――

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JIS B 9962:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62745:2017(IDT)

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