JIS C 1281:1979 規格概要
この規格 C1281は、電力量計類の普通耐候形計器及び強化耐候形計器の耐候性能について規定。
JISC1281 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C1281
- 規格名称
- 電力量計類の耐候性能
- 規格名称英語訳
- Weather-proof performance of electricity meters
- 制定年月日
- 1968年12月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 17.220.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気計測 2021
- 改訂:履歴
- 1968-12-01 制定日, 1971-10-01 改正日, 1974-09-01 確認日, 1975-11-01 改正日, 1979-02-01 改正日, 1984-05-01 確認日, 1989-08-01 確認日, 1994-12-01 確認日, 2000-06-20 確認日, 2006-03-25 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS C 1281:1979 PDF [7]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 1281 - 1979
電力量計類の耐候性能
Weather-proof Performance of Electricity Meters
1. 適用範囲 この規格は,電力量計類の普通耐候形計器及び強化耐候形計器の耐候性能について規定す
る。
引用規格 :
JIS B 1501 玉軸受用鋼球
JIS R 3202 フロート,みがき板ガラス
JIS Z 0236 さび止め油一般試験方法
JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法
関連規格 : JIS K 5400 塗料一般試験方法
JIS Z 0304 さび止め処理金属の大気暴露試験方法
JEC-184 普通電力量計(L形)
2. 基準環境 計器の基準環境は,次のとおりとする。
(1) 普通耐候形計器は,屋外の雨線内又は屋内で,直射日光を受けにくい環境。
(2) 強化耐候形計器は,雨線外で,直射日光を受ける環境。
(3) 我が国の中央部太平洋沿岸の工業地域程度の気象条件で,下記の程度の大気汚染条件のある環境。
(a) 海塩粒子 1.0ppm
(b) 硫黄酸化物量 2.5mg-SO3/day/100cm2-PbO2
(c) 降下ばいじん 13t/km2/month
3. 性能
3.1 注水の影響 計器は,4.2の試験を行った場合,次の各項に適合しなければならない。
(1) 絶縁抵抗試験において,絶縁抵抗値が5M 坎 上であること。
(2) 商用周波耐電圧試験において,これに耐えること。
(3) 計器の内部に浸水が認められないこと。
3.2 耐光性 計器は,4.3の試験を行った場合,次の各項に適合しなければならない。
(1) 金属部分に進行性のさびが少ないこと。
(2) 塗装面にひび割れ,ふくれ,はがれ,著しい変退色などがないこと。
(3) パッキンにひび割れ,ふくれ,変質などの異常がないこと。
(4) 銘板,試験標,計量装置及びカバーのガラス部分の色が,文字,標識などの読取りに支障となる変退
色がないこと。
――――― [JIS C 1281 pdf 1] ―――――
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C 1281 - 1979
3.3 湿潤・亜硫酸ガスの影響
(1) 計器は,4.4(1)及び(2)の試験を行った場合,次の各項に適合しなければならない。
(a) 絶縁抵抗試験において,絶縁抵抗値が5M 坎 上であること。
(b) 商用周波耐電圧試験において,これに耐えること。
(c) ガラスカバー内の曇りによる計量装置の読取りの支障が,24時間以上続かないこと。
(d) (c)に引き続いて1週間経過したとき,カバー内部に結晶物の付着による曇りを生じ,計量装置の読
取りに支障をきたさないこと。
(2) 計器は,4.4(3)の試験を行った場合,次の各項に適合しなければならない。
(a) 金属部分に進行性のさびが少ないこと。
(b) 塗装面にひび割れ,ふくれ,はがれ,著しい変退色などがないこと。
(c) パッキンにひび割れ,ふくれ,変質などの異常がないこと。
3.4 塩水噴霧の影響 計器は,4.5の試験を行った場合,次の各項に適合しなければならない。
(1) 金属部分に進行性のさびが著しくないこと。
また,強化耐候形計器では,進行性のさびがないこと。
(2) 塗装面にひび割れ,ふくれ,はがれ,著しい変退色などがないこと。
(3) パッキンにひび割れ,ふくれ,変質などの異常がないこと。
3.5 パッキン老化の影響 計器は,4.6の試験を行った場合,次の各項に適合しなければならない。
(1) 絶縁抵抗試験において,絶縁抵抗値が5M 坎 上であること。
(2) 商用周波耐電圧試験において,これに耐えること。
(3) 計器の内部に浸水が認められないこと。
(4) パッキンにひび割れ,ふくれ,変質,パッキン効果の不良などの異常がないこと。
3.6 高温急冷の影響 計器は,4.7の試験を行った場合,カバーのガラス部分に,ひび割れなどの異常が
あってはならない。
3.7 屋外暴露の影響 計器は,4.8の試験を行った場合,次の各項に適合しなければならない。
(1) 不回転などの計量事故がないこと。
(2) 絶縁抵抗試験において,絶縁抵抗値が5M 坎 上であること。
(3) 商用周波耐電圧試験において,これに耐えること。
(4) 金属部分に進行性のさびが少ないこと。
また,強化耐候形計器では,進行性のさびがないこと。
(5) 塗装面にひび割れ,ふくれ,はがれ,著しい変退色などがないこと。
(6) パッキンにひび割れ,ふくれ,変質,パッキン効果の不良などの異常がないこと。
(7) ガラス部分にひび割れ,曇りなどの異常がないこと。
3.8 金属材料の表面処理 ベース及びカバーの金属材料の表面処理は,次の各項に適合しなければなら
ない。
(1) 衝撃 試験片について4.9(1)の試験を行った場合,鋼球の落下点の塗装面に,ひび割れ,はがれなど
の損傷がほとんど認められないこと。
(2) 曲げ 試験片について4.9(2)の試験を行った場合,塗装面に肉眼で認められるようなひび割れ,はが
れなどが生じないこと。
(3) 塗装の厚さ 強化耐候形計器は,4.9(3)の試験を行った場合,塗膜の厚さが30 上であること。
――――― [JIS C 1281 pdf 2] ―――――
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C 1281 - 1979
4. 試験
4.1 試験の種類及び順序 試験は,4.24.9の各項について行い,4.24.8は原則として完成品8個以上
について,表1のとおり行うものとする。
また,計器は端子部に電線を接続し,厚さ1020mmの木板などに,実際の使用状態に近い状態で取り
付けて試験を行うものとする。
表1
試験の種類 計器1 計器2 計器3 計器4 計器5 計器6 計器7 計器8
注水の影響 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
耐光性 ○ ○ − − − − − −
湿潤・亜硫酸ガスの影響 − − ○ ○ − − − −
塩水噴霧の影響 − − − − ○ ○ − −
パッキン老化の影響 − − ○ − − − − −
高温急冷の影響 ○ − − − − − − −
屋外暴露の影響 − − − − − − ○ ○
備考 ○印は,試験の実施を意味し,表の記載順に行う。
4.2 注水の影響試験 注水の影響試験は,計器を正常な姿勢に取り付け,ほぼ全負荷を加えたまま清水
(抵抗率10000 攀 鉗 を水量毎分3mmの割合で,計器の前面(強化耐候形計器では,更に,
左側面・右側面ごと)に対し約60°の方向から一様の降雨状態として1時間注水する。注水終了後に,端
子部の水分をふき取って(強化耐候形計器では,ふき取らないで),直ちに次の試験を行うものとする。
(1) 絶縁抵抗 絶縁抵抗は,電圧回路とベースとの間,電流回路とベースとの間,電圧回路と電流回路と
の間及び電流回路相互間に,直流500Vを加えて測定すること。
(2) 商用周波耐電圧 商用周波耐電圧は,(1)の試験を行った後,表2により,50Hz又は60Hzのなるべく
正弦波に近い交流電圧を1分間加えること。
表2
単位V
区別 交流電圧
電圧回路とベースとの間
電流回路とベースとの間
2000
電流回路相互間(1)(試験用端子を開いて行う。)
電圧回路と電流回路との間(2)
電圧回路と電流回路との間(3)(試験用端子を開いて行う。)
600
注(1) 多素子計器だけについて行う。ただし,電流コイルが接続されない回
路に対しては,この試験を適用しない。
(2) 変成器付計器だけについて行う。
(3) 単独計器だけについて行う。
(3) (2)の試験が終了した直後に,計器内部における浸水の有無を目視により調べること。
4.3 耐光性試験 耐光性試験は,促進耐候試験及び大気暴露試験からなり,普通耐候形計器及び強化耐
候形計器の区分に従って,表3の順序により3回繰り返した後,直ちに計器の内部及び外部の劣化状態を
目視により調べるものとする。
――――― [JIS C 1281 pdf 3] ―――――
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C 1281 - 1979
表3
試験区分
順序 試験項目
普通耐候形計器 強化耐候形計器
サンシャインカーボ紫外線カーボンサンシャインカーボ紫外線カーボン
1 促進耐候試験ンを使用する場合 を使用する場合ンを使用する場合 を使用する場合
48時間照射 96時間照射 96時間照射 192時間照射
2 大気暴露試験 大気中48時間放置 大気中96時間放置
(1) 促進耐候試験は,計器を正常な姿勢に取り付け,無通電でJIS Z 0236(さび止め油一般試験方法)に
規定する方法により,サンシャインカーボン又は紫外線カーボンのいずれかを使用して行うこと。
(2) 大気暴露試験は,基準環境に準じた地区において,日当たりの良い芝生地又はこれに準じた場所に,
アンダーグラス試験台を正南面に設置し,計器をこれに取り付けて無通電で行うこと。
アンダーグラス試験台は,屋外暴露に適した材質で堅ろうに造られたもので,計器を垂直方向から
45°後方に傾斜して取り付けることができ,更に計器の取付け位置が地面より0.7m以上の高さであ
って,風通しがよく,また,計器に雨雪がかからないよう上部を透明なガラス板〔JIS R 3202(フロ
ート,みがき板ガラス)の3mm以上,5mm以下のみがき板ガラス〕で覆った構造のものであること。
なお,板ガラスと計器との距離は,5cm以上とする。
4.4 湿潤・亜硫酸ガスの影響試験 湿潤・亜硫酸ガスの影響試験は,次のとおりに行うものとする。
(1) 湿潤試験,亜硫酸ガス試験,大気暴露試験からなり,普通耐候形計器及び強化耐候形計器の区分に従
って,表4の順序により2回繰り返すこと。
表4
試験区分
順序 試験項目
普通耐候形計器 強化耐候形計器
1 湿潤 湿潤箱中に24時間放置 湿潤箱中に48時間放置
2 亜硫酸ガス 亜硫酸ガス中に24時間放置 亜硫酸ガス中に48時間放置
3 大気暴露 大気中に24時間放置 大気中に48時間放置
(a) 湿潤は,計器を正常な姿勢に取り付け,無通電でJIS Z 0236に規定する方法により行う。
(b) 亜硫酸ガスは,計器を密閉した容器内(温度40±3℃,相対湿度95%以上)に正常な姿勢に取り付
け,無通電で,普通耐候形計器は,図1のように試験開始直後,試験開始から4時間後及び8時間
後の3回にわたって,濃度約20ppmの亜硫酸ガスを加え,更に,16時間そう内に放置する。
また,強化耐候形計器では,これを更に繰り返して図2のように行う。
図1 普通耐候形計器
――――― [JIS C 1281 pdf 4] ―――――
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C 1281 - 1979
図2 強化耐候形計器
(c) 大気暴露は,4.3(2)の大気暴露試験とする。
(2) (1)の試験に引き続いて,湿潤試験及び亜硫酸ガス試験の順にそれぞれ1回行い,その試験が終わった
後,試験そう内から取り出して直ちに次の順序により試験をすること。
(a) 4.2(1)の絶縁抵抗
(b) 4.2(2)の商用周波耐電圧
(c) 計器を屋内に正常な姿勢で取り付け,定格周波数の下で,ほぼ定格電圧を加えて試験し,24時間後
にカバー内に生じた水分による曇りの変化を目視により調べ,更に引き続いて1週間経過させてカ
バー内部における結晶物の付着の状態を目視により調べる。
(3) (2)の試験に引き続いて,大気暴露試験を1回行った後,計器の内部及び外部の劣化状態を目視により
調べること。
4.5 塩水噴霧の影響試験 塩水噴霧の影響試験は,塩水噴霧試験及び大気暴露試験からなり,普通耐候
形計器及び強化耐候形計器の区分に従って,表5の順序により普通耐候形計器は1回,強化耐候形計器で
は3回繰り返した後,直ちに計器の内部及び外部の劣化状態を目視により調べるものとする。
表5
試験区分
順序 試験項目
普通耐候形計器 強化耐候形計器
1 塩水噴霧 塩水噴霧を24時間 塩水噴霧を48時間
2 大気暴露 大気中に24時間放置 大気中に48時間放置
(1) 塩水噴霧は,計器を正常な姿勢に取り付け,無通電でJIS Z 2371(塩水噴霧試験方法)に規定する方
法により行うこと。
(2) 大気暴露は,4.3(2)の大気暴露試験とする。
4.6 パッキン老化の影響試験 パッキン老化の影響試験は,計器に無通電のまま表6の順に温度変化を
加えた後,更に4.2の試験を行った後,直ちに次の順序により試験を行うものとする。
(1) 4.2(1)の絶縁抵抗
(2) 4.2(2)の商用周波耐電圧
(3) 計器内部の浸水の有無を目視により調べる。
(4) パッキンの劣化状態を目視により調べる。
表6
順序 温度℃ 試験時間h 条件
1 70±2 48 流通空気中
2 常温 3 −
3 −20±2 10以上 恒温そう
4 常温 3 −
備考 常温とは,20±15℃をいう。
――――― [JIS C 1281 pdf 5] ―――――
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JIS C 1281:1979の国際規格 ICS 分類一覧
- 17 : 度量衡及び測定.物理的現象 > 17.220 : 電気学.磁気学.電気的及び磁気的測定 > 17.220.20 : 電気的及び磁気的量の測定
JIS C 1281:1979の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISR3202:2011
- フロート板ガラス及び磨き板ガラス
- JISZ0236:1974
- さび止め油一般試験方法
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法