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JIS C 4411-3:2014 規格概要
この規格 C4411-3は、単相又は三相1 000V以下の一定電圧一定周波数の交流電源を給電し,かつ,一般的に直流リンクを介して接続するエネルギー蓄積装置をもつ,可搬形,据置形及び固定形の無停電電源装置(UPS)について規定。
JISC4411-3 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C4411-3
- 規格名称
- 無停電電源装置(UPS)―第3部 : 性能及び試験要求事項
- 規格名称英語訳
- Uninterruptible power systems (UPS) -- Part 3:Method of specifying the performance and test requirements
- 制定年月日
- 2004年7月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 62040-3:2011(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 29.200
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 電気設備 II-1 2021, 電気設備 II-2 2021, 電気設備 III 2021
- 改訂:履歴
- 2004-07-20 制定日, 2010-10-01 確認日, 2014-02-20 改正日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS C 4411-3:2014 PDF [96]
C 4411-3 : 2014
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[3]
- 3.1 システム及び構成要素・・・・[3]
- 3.2 システム及び構成要素の性能・・・・[7]
- 3.3 規定値 : 一般事項・・・・[12]
- 3.4 入力事項(Input values)・・・・[16]
- 3.5 出力事項(Output values)・・・・[17]
- 4 環境条件・・・・[19]
- 4.1 概要・・・・[19]
- 4.2 通常状態・・・・[19]
- 4.3 特殊状態・・・・[21]
- 5 電気的使用条件,性能及び指定値・・・・[21]
- 5.1 概要・・・・[21]
- 5.2 UPS入力仕様・・・・[22]
- 5.3 UPS出力仕様・・・・[24]
- 5.4 蓄積エネルギー装置の仕様・・・・[29]
- 5.5 UPSスイッチ仕様・・・・[30]
- 5.6 通信回路・・・・[30]
- 6 UPSの試験・・・・[30]
- 6.1 概要・・・・[30]
- 6.2 ルーチン試験手順・・・・[33]
- 6.3 現地試験手順・・・・[35]
- 6.4 形式試験方法(電気的)・・・・[35]
- 6.5 形式試験手順(環境及び輸送)・・・・[43]
- 6.6 UPS機能ユニットの試験(完成品として試験しない場合)・・・・[45]
- 附属書A(参考)UPSの構成・・・・[47]
- 附属書B(参考)UPSの回路構成・・・・[53]
- 附属書C(参考)UPSスイッチの適用例・・・・[56]
- 附属書D(参考)購入仕様ガイドライン・・・・[62]
- 附属書E(規定)基準非線形負荷・・・・[67]
- 附属書F(参考)バックフィード保護に関する情報・・・・[70]
- 附属書G(規定)入力電源停電-試験方法・・・・[71]
- 附属書H(参考)出力過渡特性-測定方法・・・・[72]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 4411-3 pdf 1] ―――――
C 4411-3 : 2014
pdf 目次
ページ
- 附属書I(参考)UPS効率値・・・・[74]
- 附属書J(規定)UPS効率-測定方法・・・・[84]
- 附属書K(参考)UPS機能可用性・・・・[87]
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[91]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 4411-3 pdf 2] ―――――
C 4411-3 : 2014
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
電機工業会(JEMA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を
改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)で
ある。
これによって,JIS C 4411-3:2004は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS C 4411の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 4411-2 第2部 : 電磁両立性(EMC)要求事項
JIS C 4411-3 第3部 : 性能及び試験要求事項
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS C 4411-3 pdf 3] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 4411-3 : 2014
無停電電源装置(UPS)−第3部 : 性能及び試験要求事項
Uninterruptible power systems (UPS)- Part 3: Method of specifying the performance and test requirements
序文
この規格は,2011年に第2版として発行されたIEC 62040-3を基とし,配電系統など日本固有の事項に
関して技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,単相又は三相1 000 V以下の一定電圧一定周波数の交流電源を給電し,かつ,一般的に直
流リンクを介して接続するエネルギー蓄積装置をもつ,可搬形,据置形及び固定形の無停電電源装置(UPS)
について規定する。
この規格は,完成品としてのUPSの性能及び試験要求事項を規定し,個々のUPS機能ユニットの性能
及び試験要求事項は,規定しない。個々のUPS機能ユニットは,この規格とは矛盾しない,参考文献に記
載する規格の対象とする。
この規格が対象とするUPSの主要な機能は,交流電力の連続性を確実にすることにある。UPSには,電
力を特定の特性範囲内に保つことによって,電力品質の改善に役立つものもある。UPSは,様々な負荷に
対する電力の可用性及び品質の要求事項に適合するために,数十ワット数メガワットの広範囲の容量の
UPSが開発されている。典型的なUPSの構成及び回路構成に関する情報を,附属書A及び附属書Bに示
す。
この規格は,UPSに不可欠な部分を構成し,UPSの出力に関連する電力スイッチの試験及び性能も規定
する。電力スイッチには,インタラプタ,バイパススイッチ,分離スイッチ及びタイスイッチがある。こ
れらのスイッチは,負荷電力の連続性を維持するために,UPSの他の機能ユニットと相互に作用する。
この規格は,次のものには適用しない。
− 交流入力及び出力配電盤又は直流盤,並びに関連するスイッチ(例えば,蓄電池用,整流器出力用又
はインバータ入力用のスイッチ)
− IEC 62310-3の対象となる独立形の静止形切換システム
− 出力電圧を回転機によって給電するシステム
注記1 この規格は,情報技術(IT)機器に対する電力可用性がUPSの主用途を代表するとみなして
いる。したがって,この規格で規定するUPS出力特性は,IT機器の要求事項との両立性を確
認することを目的としている。この規格は,UPS製造業者の文書で記載する制限事項に応じ
――――― [JIS C 4411-3 pdf 4] ―――――
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C 4411-3 : 2014
て,IT機器の非線形負荷及び線形負荷特性,並びに定常状態及び過渡電圧変動の要求事項を
含んでいる。
注記2 この規格で規定する負荷は,線形及び非線形の両方を用いている。これらの使用は,UPS製
造業者が明示する設計及び性能,試験中の負荷の簡素化,並びにエネルギー消費の最小化を
確認するために規定している。
注記3 この規格は,50 Hz及び60 Hzでの用途を目的としているが,IEC 60196の範囲内の他の周波
数を除外するものではない。このような周波数に関する特別な要求事項については,製造業
者と購入者との協定が必要となる。
注記4 この規格が対象とする単相及び三相UPSは,単相2線,単相3線,三相3線及び三相4線負
荷を制限なしに対象としている。
注記5 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62040-3:2011,Uninterruptible power systems (UPS)−Part 3: Method of specifying the
performance and test requirements(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 1509-1 電気音響−サウンドレベルメータ(騒音計)−第1部 : 仕様
注記 対応国際規格 : IEC 61672-1,Electroacoustics−Sound level meters−Part 1: Specifications(IDT)
JIS C 4411-2 無停電電源装置(UPS)−第2部 : 電磁両立性(EMC)要求事項
注記 対応国際規格 : IEC 62040-2,Uninterruptible power systems (UPS)−Part 2: Electromagnetic
compatibility (EMC) equirements(MOD)
JIS C 60068-2-1 環境試験方法−電気・電子−第2-1部 : 低温(耐寒性)試験方法(試験記号 : A)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-1,Environmental testing−Part 2-1: Tests−Test A: Cold(IDT)
JIS C 60068-2-2 環境試験方法−電気・電子−第2-2部 : 高温(耐熱性)試験方法(試験記号 : B)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-2,Environmental testing−Part 2-2: Tests−Test B: Dry heat(IDT)
JIS C 60068-2-27 環境試験方法−電気・電子−第2-27部 : 衝撃試験方法(試験記号 : Ea)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-27,Environmental testing−Part 2-27: Tests−Test Ea and guidance:
Shock(IDT)
JIS C 60068-2-31 環境試験方法−電気・電子−第2-31部 : 落下試験及び転倒試験方法(試験記号 : Ec)
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-31,Environmental testing−Part 2-31: Tests−Test Ec: Rough handling
shocks, primarily for equipment-type specimens(IDT)
JIS C 60068-2-78 環境試験方法−電気・電子−第2-78部 : 高温高湿(定常)試験方法
注記 対応国際規格 : IEC 60068-2-78,Environmental testing−Part 2-78: Tests−Test Cab: Damp heat,
steady state(IDT)
JIS C 60364-1 低圧電気設備−第1部 : 基本的原則,一般特性の評価及び用語の定義
注記 対応国際規格 : IEC 60364-1,Low-voltage electrical installations−Part 1: Fundamental principles,
――――― [JIS C 4411-3 pdf 5] ―――――
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JIS C 4411-3:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 62040-3:2011(MOD)
JIS C 4411-3:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.200 : 整流器.変換器.安定電源装置
JIS C 4411-3:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC4411-2:2019
- 無停電電源装置(UPS)―第2部:電磁両立性(EMC)要求事項
- JISC60068-2-1:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-1部:低温(耐寒性)試験方法(試験記号:A)
- JISC60068-2-2:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-2部:高温(耐熱性)試験方法(試験記号:B)
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-31:2013
- 環境試験方法―電気・電子―第2-31部:落下試験及び転倒試験方法(試験記号:Ec)
- JISC60068-2-78:2015
- 環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
- JISC60364-1:2010
- 低圧電気設備―第1部:基本的原則,一般特性の評価及び用語の定義
- JISC61000-3-2:2019
- 電磁両立性―第3-2部:限度値―高調波電流発生限度値(1相当たりの入力電流が20A以下の機器)
- JISX7779:2012
- 音響―情報技術装置から放射される空気伝搬騒音の測定