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C 4441 : 2021
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 61000-6-7,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 6-
7: Generic standards−Immunity requirements for equipment intended to perform functions in a safety-
related system (functional safety) n industrial locations
JIS C 62477-1:2017 半導体電力変換システム及び装置に対する安全要求事項−第1部 : 一般事項
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 62477-1:2012+AMD1:2016,Safety requirements for power
electronic converter systems and equipment−Part 1: General
JIS Z 8051:2015 安全側面−規格への導入指針
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO/IEC Guide 51:2014,Safety aspects−Guidelines for their
inclusion in standards
IEC 60079-7:2015+AMD1:2017,Explosive atmospheres−Part 7: Equipment protection by increased safety
“e”
IEC 60079-13,Explosive atmospheres−Part 13: Equipment protection by pressurized room “p” and artificially
ventilated room “v”
IEC 60079-29 (all parts),Explosive atmospheres−Gas detectors
IEC 60364-6:2016,Low voltage electrical installations−Part 6: Verification
IEC 61000-1-2,Electromagnetic compatibility (EMC)−Part 1-2: General−Methodology for the achievement
of functional safety of electrical and electronic systems including equipment with regard to electromagnetic
phenomena
IEC 61660-1,Short-circuit currents in d.c. auxiliary installations in power plants and substations−Part 1:
Calculation of short-circuit currents
IEC 61660-2,Short-circuit currents in d.c. auxiliary installations in power plants and substations−Part 2:
Calculation of effects
IEC 61882,Hazard and operability studies (HAZOP studies)−Application guide
IEC 61936-1:2010+AMD1:2014,Power installations exceeding 1 kV a.c.−Part 1: Common rules
IEC 62305-2,Protection against lightning−Part 2: Risk management
IEC 62368-1,Audio/video, information and communication technology equipment−Part 1: Safety requirements
IEC 62485-2,Safety requirements for secondary batteries and battery installations−Part 2: Stationary batteries
IEC 62933-1,Electrical energy storage (EES) ystems−Part 1: Vocabulary
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,IEC 62933-1による。
ISO及びIECは,規格化において使用される用語のデータベースを管理しており,次のアドレスに示さ
れている。
· IEC Electropedia: available at http://www.electropedia.org/
· ISO Online browsing platform: available at https://www.iso.org/obp/ui
注釈1 IEC 62933-1及びIEC TS 62933-5-1に共に記載されており,定義が異なる用語について,この
規格で定義されていない場合においては,IEC 62933-1の定義が優先される。
注釈2 3.63.31は,対応国際規格にはない事項であるが,規定内容の理解の促進のために,IEC 62933-
1,IEC用語データベース及び引用規格から引用した事項である。
――――― [JIS C 4441 pdf 6] ―――――
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3.1
電池エネルギー貯蔵システム,BESS(battery energy storage system)
二次電池を用いた蓄電サブシステムをもつ電気エネルギー貯蔵システム
注釈1 BESSには,フロー電池システムを含む。
注釈2 電池についてはIEC 60050-482:2004の482-01-04で,二次電池についてはIEC 60050-482:2004
の482-01-03で,それぞれ定義されている。
注釈3 電池エネルギー貯蔵システムは,蓄電池エネルギー貯蔵システム,蓄電池を用いた電気エネル
ギー貯蔵システムともいう。
3.2
常駐地(occupied site)
建物又は屋根のある構造物の内部又は隣接した場所で,人が居住又は労働し,かつ,電気化学的蓄電サ
ブシステム設置箇所付近への人の常駐がある場所
注釈1 上記に含まれず,電気化学的蓄電サブシステム設置箇所付近への人の常駐のない場所を“非常
駐地”(unoccupied site)と呼ぶ。
3.3
形式試験(type test)
製造品について,1台以上の代表品に対して行われる適合性試験
3.4
工場試験,FAT(factory acceptance test)
電気エネルギー貯蔵システム,サブシステム,部品及び追加的なシステム·装置が仕様を満たすことを
実証するための工場における活動
3.5
現地受入試験,SAT(site acceptance test)
電気エネルギー貯蔵システムが適切なシステムの仕様及び設置指示書に従った運用が可能なことを実証
するための現地における活動
3.6
電力システム
発電,送電,及び受配電をする目的で提供される全ての設備及び施設並びにそれらの間のつながり
(出典 : IEC 60050-601:1985の601-01-01に追記)
3.7
電力システムに接続された
電力システムに接続された状態を示す表現
3.8
電力系統
定められた範囲内で,公共事業者又は送配電事業者によって運営される電力システムの一部
注釈1 電力系統は,一般的に,電力システム利用者又は別の電力システムとの間の送電の際に使用さ
れる。電力システム利用者は,電力の生産者又は消費者となる場合がある。責任の範囲は,国
の法律又は規制によって定められる。
――――― [JIS C 4441 pdf 7] ―――――
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3.9
電気エネルギー貯蔵,EES
電気エネルギーの吸収,一定期間の貯蔵,並びに放出が可能な電気設備及びその機能
例 吸収した電力を利用した電気分解によって水素を生成及び貯蔵し,水素ガスを用いて電力を発生さ
せる設備は,電気エネルギー貯蔵に該当する。
注釈1 “電気エネルギー貯蔵”という用語は,装置がその機能を作動させているときに実行している
活動そのものを示す場合にも用いられる。
注釈2 “電気エネルギー貯蔵”という用語は,電力システムに接続される設備を示すために使うこと
は望ましくない。その場合は“電気エネルギー貯蔵システム”を使用することが適当である。
注釈3 エネルギー吸収,貯蔵及び放出時には,エネルギー変換のプロセスが含まれる場合がある。
3.10
電気エネルギー貯蔵システム,EESS
電力システムから電気エネルギーを取り出し,このエネルギーを何らかの方法で内部に貯蔵し,電力シ
ステムに電気エネルギーを放出するための,少なくとも一つの電気エネルギー貯蔵を含み,建物の基礎,
エネルギー変換装置及び関連する附随設備を含む,定められた電気的境界をもつ,電力システムに接続さ
れた設備
注釈1 電気エネルギー貯蔵システムは,電力システムの操作者又は使用者にサービスを提供するよう
に制御及び調整される。
注釈2 場合によっては,電気エネルギー貯蔵システムは,電気エネルギーの放出中に貯蔵したエネル
ギー及び追加のエネルギー源(非電気)から得られた電気エネルギーを合算して,貯蔵したエ
ネルギーよりも多くのエネルギーを電力システムに提供する(圧縮空気エネルギー貯蔵は,追
加の熱エネルギーを合算して提供する典型的な例である。)。
注釈3 電気的境界とは,EESS(複数のEESSを一つのシステムとして認識している場合を含む。)側
にある電気設備全体と電力システムとを分ける境目[接続点(POC)]を指す。
注釈4 電気エネルギー貯蔵システム(EESS)は,電池エネルギー貯蔵システム(BESS)を含む。
3.11
接続点,POC
電気エネルギー貯蔵システムが接続される,電力システム上の基準点
注釈1 電気エネルギー貯蔵システムは,二つの異なるクラス(主POC及び補助POC)に調整された,
複数のPOCをもつ可能性がある。補助POCからは,内部に貯蔵するための電気エネルギーの
吸収及び電力システムへの放出は不可能であるが,主POCは補助サブシステム及び制御サブシ
ステムに対し給電することが可能である。補助POCをもたない場合,主POCは単にPOCと呼
ばれる。
3.12
主POC
電気エネルギー貯蔵システムが,電力システムから内部に電気エネルギーを貯蔵するために電気エネル
ギーを吸収し,その後に電力システムへ電気エネルギーを放出する接続点
注釈1 一般的に,主POCは,主接続端子を介して電気エネルギー貯蔵システムの主サブシステムに接
続される。
――――― [JIS C 4441 pdf 8] ―――――
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3.13
補助POC
主POCが各サブシステムに給電しない場合にだけ用いられる,又は補助サブシステムに給電するため
に用いられる,電気エネルギー貯蔵システムと電力システムとの接続点
注釈1 一般的に,補助POCは,電気エネルギー以外のエネルギー源(例 : ディーゼル発電機)に置き
換えることが可能である。
注釈2 制御サブシステムは,通常,補助サブシステムによって給電されるため,補助POCによって給
電される。
3.14
運用期間
電気エネルギー貯蔵システムの現地調整試験から運用が終了するまでの期間
注釈1 一般的に,この期間は年単位又はデューティーサイクルで表される。
3.15
運用期間の終了
電気エネルギー貯蔵システムが,目的とする使用段階を終了するライフサイクルの段階
注釈1 ISO Guide 64:2008では,“目的とする使用段階を終了する”ことは必ずしも“取り壊される”
ことを意味するわけではないと記載されている。実際に,運用期間の終了後は,解体及び更な
る処理を経た後,電気エネルギー貯蔵システムは,再利用若しくは回収,又は(必要に応じた
処理の後に)廃棄することが可能となる。
注釈2 “ライフサイクル”は,ISO Guide 64:2008の2.5及びIEC 60050-901:2013の901-07-12で定義
される。
3.16
サブシステム
電気エネルギー貯蔵システムの一部で,それ自体がシステムである部分
注釈1 サブシステムは,一般的に,属するシステムよりも低い分割単位である。
3.17
主サブシステム
電気エネルギー貯蔵システム内で,電力の貯蔵及び放出に直接的に関わる電気エネルギー貯蔵システム
内のサブシステム
注釈1 一般的に,主サブシステムは(主接続端子を経由して)主POCに接続され,少なくとも蓄電サ
ブシステム及び電力変換サブシステムを含んで構成される。
3.18
蓄電サブシステム,貯蔵装置
エネルギーを何らかの形式で貯蔵する,少なくとも一つの電気エネルギー貯蔵をもつ電気エネルギー貯
蔵システム内のサブシステム
注釈1 エネルギー貯蔵として,機械的エネルギー,電気化学的エネルギー及び電磁エネルギーの形式
がしばしば利用される。
注釈2 一般的に,蓄電サブシステムは,エネルギーの形式を変換する機能をもつ電力変換サブシステ
ムに接続されるが,蓄電サブシステム自体にエネルギーの形式を変換する機能が組み込まれて
いる場合もある(例えば,電気化学的二次電池においては,エネルギーは電気的な形式で直接
――――― [JIS C 4441 pdf 9] ―――――
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的に利用可能である。)。
3.19
電力変換サブシステム
電気エネルギー貯蔵システム内部において,蓄電サブシステムから出力された電気エネルギーを,主
POCで利用可能な特性(電圧,周波数など)をもつ電気エネルギーに変換する電気エネルギー貯蔵シス
テム内のサブシステム
注釈1 一般的に,電力変換サブシステムは,蓄電サブシステムに接続され,主接続端子を経由して主
POCに接続される。
3.20
補助サブシステム
主サブシステムで行われる電気エネルギーの貯蔵及び放出に加えて,特定の機能を実行することを目的
とした装置を含む電気エネルギー貯蔵システム内のサブシステム
注釈1 一般的に,補助サブシステムは,補助接続端子を経由して補助POCに接続される。
注釈2 補助サブシステムの装置(補助装置)は,通常,全ての電気エネルギー貯蔵システムのあらゆ
る動作状態をセットアップし,任意の操作モード中に主サブシステム及び制御サブシステムの
適正な動作を評価するために不可欠である。
注釈3 補助サブシステムは,主サブシステムのエネルギーを利用するように設計される場合がある。
3.21
制御サブシステム
必要なプロセス情報の取得,処理,送受信及び表示のための全ての機器及び機能を含む,電気エネルギ
ー貯蔵システムのモニタリング及び制御を行う電気エネルギー貯蔵システム内のサブシステム
注釈1 一般的に,制御サブシステムは,通信インターフェースに接続され,少なくともマネジメント
サブシステム,通信サブシステム及び保護サブシステムを含んで構成される。
注釈2 制御サブシステムは,通常,補助サブシステムから給電される。
3.22
通信サブシステム
外部リンクをもつデータインターフェースを含んだ,電気エネルギー貯蔵システムの構成部品若しくは
サブシステムから別の構成部品,又はサブシステムへのメッセージの送信を可能にするハードウェア,ソ
フトウェア及び伝搬メディアを含む電気エネルギー貯蔵システム内のサブシステム
3.23
マネジメントサブシステム
安全で効果的かつ効率的な電気エネルギー貯蔵システムの運用に必要な機能を提供する電気エネルギー
貯蔵システム内のサブシステム
3.24
保護サブシステム
一つ以上の保護装置,又は一つ以上の特定の保護機能を実行することを目的としたその他の装置を含む
電気エネルギー貯蔵システム内のサブシステム
注釈1 保護サブシステムは,一つ以上の保護装置,計器用変圧器,トランスデューサ,配線,引外し
回路及び補助電源を含む。保護サブシステムの原則に応じて,保護された区域の一端又は全て
――――― [JIS C 4441 pdf 10] ―――――
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JIS C 4441:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 62933-5-2:2020(MOD)
JIS C 4441:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 27 : エネルギー及び熱伝達工学 > 27.010 : エネルギー及び熱伝達工学一般
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.020 : 環境保護 > 13.020.30 : 環境インパクトアセスメント
JIS C 4441:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0366:1997
- 建築電気設備の電圧バンド
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
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- ディペンダビリティ マネジメント―第4-3部:システム信頼性のための解析技法―故障モード・影響解析(FMEA)の手順
- JISC5750-4-4:2011
- ディペンダビリティ マネジメント―第4-4部:システム信頼性のための解析技法―故障の木解析(FTA)
- JISC60068-2-52:2020
- 環境試験方法―電気・電子―第2-52部:塩水噴霧サイクル試験方法(塩化ナトリウム水溶液)(試験記号:Kb)
- JISC60364-4-44:2011
- 低圧電気設備―第4-44部:安全保護―妨害電圧及び電磁妨害に対する保護
- JISC61000-6-7:2020
- 電磁両立性―第6-7部:共通規格―工業環境における安全関連機能(機能安全)の遂行を意図した装置に対するイミュニティ要求事項