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7.2.4 電圧定在波比 (VSWR) 電圧定在波比は,9.2.4の試験をしたとき,個別規格に規定の値を満足し
なければならない。
7.2.5 局部放電(コロナ放電) 局部放電は,9.2.5の試験をしたとき,個別規格に規定する最低消滅電
圧以下で持続した局部放電があってはならない。
7.2.6 水浸せき 水浸せき試験は,9.2.6の試験をしたとき,コネクタ内部に水の浸入があってはならな
い。
また,水中に浸せき中の試験で7.2.1の絶縁抵抗値及び7.2.2の耐電圧は,個別規格の規定を満足しなけ
ればならない。
7.3 機械的性能
7.3.1 互換性 互換性は,9.3.1の試験をしたとき,異常なく結合及び離脱ができなければならない。
7.3.2 耐振性 耐振性は,9.3.2の試験をしたとき,コネクタ各部に機械的損傷がなく,試験中コンタク
トのチャタリングは,1マイクロ秒 ( 上であってはならない。
また,試験後7.2.3の接触抵抗値は,個別規格の規定を満足しなければならない。
7.3.3 衝撃 衝撃は,9.2.3の試験をしたとき,コネクタ各部に機械的損傷がなく,試験中コンタクトの
チャタリングは,1 獎 上であってはならない。
また,試験後7.2.3の接触抵抗値は,個別規格の規定を満足しなければならない。
7.3.4 コンタクトのゲージ保持力 コンタクトのゲージ保持力は,9.3.4の試験をしたとき,個別規格の
規定の値を満足しなければならない。
7.3.5 コンタクト保持力 コンタクト保持力は,9.3.5の試験をしたとき,個別規格に規定の値を満足し
なければならない。
7.3.6 結合装置を含めた結合力及び離脱力 結合装置を含めた結合力及び離脱力は,9.3.6の試験をした
とき,個別規格に規定の値を満足しなければならない。
7.3.7 ケーブルクランプ強度 ケーブルクランプ強度は,9.3.7(1)(4)によって,それぞれ試験したとき,
個別規格に規定する性能を満足しなければならない。
また,ケーブルの移動,滑り,回転などがなく,ケーブル及びクランプ部分に異常があってはならない。
7.3.8 結合部接続強度 結合部接続強度は,9.3.8の試験をしたとき,接続ナット又は接続スリーブが外
れたり,スタッドが緩むなどの異常があってはならない。
7.3.9 コネクタ取付け部強度 コネクタ取付け部強度は,9.3.9の試験をしたとき,コネクタ各部に機械
的損傷があってはならない。
7.3.10 繰返し動作 繰返し動作は,9.3.10の試験をしたとき,7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値,7.3.4
のコンタクトのゲージ保持力及び7.3.6の結合装置を含めた結合力及び離脱力は,個別規格の規定の値を満
足しなければならない。
7.3.11 曲げモーメント 曲げモーメントは,9.3.11の試験をしたとき,接続ナット又は接続スリーブが外
れたり,スタッドが緩むなどの異常があってはならない。
また,7.3.6の結合装置を含めた結合力及び離脱力は,個別規格に規定の値を満足しなければならない。
7.3.12 バンプ バンプは,9.3.12の試験をしたとき,コネクタ各部に機械的損傷がなく,試験中コンタク
トのチャタリングは,1 獎 上であってはならない。
また,試験後7.2.3の接触抵抗値は,個別規格の規定を満足しなければならない。
7.4 耐候性
7.4.1 一連耐候性 一連耐候性は,9.4.2の試験をしたとき,次による。
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(1) 結合したコネクタ 7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値を満足し,外観に異常があってはならない。
(2) 非結合のコネクタ 7.2.1の絶縁抵抗値,7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値及び7.4.4の気密性を満足
し,外観に異常があってはならない。
7.4.2 耐湿性(定常状態) 耐湿性は,9.4.3の試験をしたとき,次による。
(1) 結合したコネクタ 7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値を満足し,外観に異常があってはならない。
(2) 非結合のコネクタ 7.2.1の絶縁抵抗値,7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値及び7.4.4の気密性を満足
し,外観に異常があってはならない。
7.4.3 温度サイクル 温度サイクルは,9.4.4の試験をしたとき,次による。
(1) 結合したコネクタ 7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値を満足し,外観に異常があってはならない。
(2) 非結合のコネクタ 7.2.1の絶縁抵抗値,7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値及び7.4.4の気密性を満足
し,外観に異常があってはならない。
7.4.4 気密性 気密性は,9.4.5の試験をしたとき,個別規格に規定する要求性能を満足しなければなら
ない。
7.4.5 塩水噴霧 塩水噴霧は,9.4.6の試験をしたとき,コネクタ各部に機能を損なうような腐食がなく,
結合・離脱は通常の方法でできなければならない。
また,7.2.2の耐電圧,7.2.3の接触抵抗値は個別規格の規定を満足しなければならない。
7.4.6 はんだ付け性 はんだ付け性は,9.4.7の試験をしたとき,はんだのぬれは良好でなければならな
い。
7.4.7 高温耐久性 高温耐久性は,9.4.8の試験をしたとき,7.2.1の絶縁抵抗値,7.2.2の耐電圧,7.2.3
の接触抵抗値及び7.4.4の気密性は,個別規格の規定を満足し,外観に異常があってはならない。
8. 外観,構造及び寸法
8.1 外観 コネクタの外観は,目視によって試験したとき,異常があってはならない。
8.2 構造及び寸法 コネクタの構造及び寸法は,次の事項を個別規格に規定する。
なお,許容差の規定がない寸法の許容差は,基準寸法が整数値又は小数点以下1けたまで規定してある
場合は±0.4mm,2けたまで規定してある場合は±0.13mmとし,角度については±30'とする。
(1) 結合部構造及び寸法
(2) 外観形状
(3) コネクタ取付部寸法
(4) その他互換性に必要な寸法
8.3 材料及び仕上げ
8.3.1 材料 材料は,この規格及び個別規格に規定する各性能を満足するものを使用しなければならない。
8.3.2 仕上げ
(1) 表面処理 すべての金属部品には,この規格の性能を満足する表面処理を施す。表面処理の種類及び
厚さは,必要に応じて個別規格に規定する。
(2) 仕上げ 機械的又は電気的な理由による必要な部分以外のすべての鋭い端や削り目は,金属部分にあ
ってはならない。
9. 試験
9.1 試験の状態
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(1) 標準状態 試験及び測定は,JIS C 5402の3.1に規定の標準状態(温度1535℃,相対湿度2585%,
気圧86106kPa)で行う。ただし,この標準状態で測定値による判定に疑義を生じた場合,又は特に
要求された場合は次の判定状態で行う。
(2) 判定状態 判定状態は,JIS C 5402の3.2に規定の判定状態(温度20±2℃,相対湿度6070%,気圧
86106kPa)とする。
9.2 電気的性能試験
9.2.1 絶縁抵抗 絶縁抵抗の試験は,次による。
(1) 試験 ケーブルを付けない供試コネクタの中心コンタクトと外部コンタクト間をJIS C 5402の5.2(絶
縁抵抗)によって試験する。ただし,試験は直流500V又は個別規格に規定する電圧で測定する。
(2) 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
試験電圧が500V以外のときの試験電圧値
9.2.2 耐電圧 耐電圧の試験は,次による。
(1) 試験 供試コネクタの中心コンタクトと外部コンタクト間をJIS C 5402の5.1(耐電圧)によって試
験する。
ただし,試験電圧は商用周波数の実効値とし,印加時間は1分±5秒間とする。
なお,定格電圧Uと試験電圧E (r. m. s) との関係は,次による。
E=3U 定格電圧が1kV以下のコネクタに適用する。
E=1.5U+3kV 定格電圧が1kVを超えるコネクタに適用する。
(2) 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
(a) 適用ケーブルの取付けの有無
(b) 供試コネクタの状態(結合状態又は結合しない状態)
(c) 試験電圧値
(d) 漏れ電流値
9.2.3 接触抵抗 接触抵抗の試験は,次による。
(1) 試験 供試コネクタを結合して,コネクタの中心コンタクト及び外部コンタクト相互間をJIS C 5402
の5.4(低電圧,低電流下の接触抵抗)によって連続5回測定し,その結果を平均して接触抵抗値を算
出する。
(2) 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
(a) 測定用電線の種類及び太さ(必要がある場合)
(b) 測定電流値
(c) コンタクトの測定点(必要がある場合)
9.2.4 電圧定在波比 (VSWR) 電圧定在波比の試験は,次による。
(1) 試験 適用ケーブルを取り付けた供試コネクタを結合して,JIS C 5402の5.6[電圧定在波比 (VSWR)]
によって試験する。
(2) 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
(a) 適用ケーブル及びコネクタとの接続方法
(b) 測定周波数範囲
(c) 測定回路構成及び測定方法(必要がある場合)
(d) 測定系の許容残留定在波比
(e) 測定回路に用いる標準試験用コネクタの詳細
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9.2.5 局部放電(コロナ放電) 局部放電の試験は,次による。
(1) 装置 この試験に用いる装置は,図2の測定回路又はこれと同等の測定結果が得られる回路で構成し,
試験電圧は交流(商用周波数)とする。検出器は5ピコクローン (pC) のコロナ放電を検出できる装
置とする。
なお,回路の構成部品及びケーブルは,供試コネクタよりも高い局部放電消滅電圧をもつものを使
用しなければならない。
(2) 準備 一対の供試コネクタの各々に適用ケーブルを通常使用する方法で取り付け,他端は電圧を印加
したときコロナ放電が発生しない方法で端末処理を行う。
なお,コネクタ内部及びケーブル取付け部分にグリース又は同様なコンパウンドなどを使用しては
ならない。
(3) 試験 試験電圧を印加し,検出器に持続した5pC以上のコロナ放電が認められるまで徐々に電圧を上
げる。局部放電消滅電圧を求めるために,コロナ放電が5pC以下になるまで電圧を下げてその電圧の
値を記録する。
なお,印加する試験電圧値は9.2.2の耐電圧値を超えない範囲で個別規格に規定する。
また,9.2.2の耐電圧の試験電圧値に達してもコロナ放電が起こらない場合,その供試コネクタは要
求条件を満たしたものとし,この試験を終了させる。
(4) 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
(a) 供試コネクタの前処理(使用するケーブルを含む。)
(b) 印加する試験電圧値
図2 局部放電試験回路
9.2.6 水浸せき試険(特殊構造を表す記号P及びWに適用) 水浸せき試験は,次による。
(1) 装置 この試験に用いる装置は,(3)の試験をするのに十分な条件を備えた試験槽とする。
(2) 準備 供試プラグコネクタには通常使用する方法で適用ケーブルを取り付け,もう一方のケーブル端
は電圧が印加できるように端末処理をしておく。供試レセプタクルは,コネクタ裏面が完全密閉され
る容器に通常の取付けと同じ方法で取り付ける。
(3) 試験 コネクタを結合し,ケーブル端は試験電圧が印加できるように試験槽から外部に出し,次の手
順で試験する。
水温70℃,深さ30cmの水中に供試コネクタを1時間浸せきする。次に水温を室温に下げ,室温に
達した後1時間保つ。その後1時間で水温を10±2℃に下げ,そのまま1時間保つ。その後水温を室
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温に戻す。供試コネクタは,この試験の開始から24間経過するまでに水中に浸せきして置く。供試コ
ネクタが水中に浸せきしている最後の1時間の間に,個別規格に規定する次の試験を行う。
(a) 耐電圧
(b) 絶縁抵抗
(4) 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
耐電圧の試験電圧値
9.3 機械的性能試験
9.3.1 互換性 互換性の試験は,供試コネクタを組み合わせて,JIS C 5402の4.3(互換性)によって試
験する。
9.3.2 耐振性 耐振性の試験は,次による。
(1) 試験 適用ケーブルを取り付けた供試コネクタを結合して,JIS C 5402の6.1(耐振性)によって試験
する。試験中にコンタクトのチャタリングをJIS C 5402の5.5(コンタクトのチャタリング)によっ
て試験する。試験後,外観を調べ,9.2.3の接触抵抗を測定する。
(2) 個別規格に規定する事項 個別規格には,次の事項を規定する。
(a) 供試コネクタの取付けジグ及び取付方法
(b) 適用ケーブルの種類及び長さ
(c) ケーブル端の固定方法
(d) 振動周波数範囲(表10から選択する。)
(e) 片側振幅及び加速度(表11による。)
(f) 試験時間(表12から選択する。)
(g) 初期測定の項目
表10 振動周波数範囲 表11 片側振幅及び加速度
単位 Hz 片側振幅一定 加速度一定
A 10150 mm m/s2
B 10500 0.75 98
C 102 000
表12 試験時間
単位 min
30 90
9.3.3 衝撃 衝撃の試験は,次による。
(1) 試験 適用ケーブルを取り付けた供試コネクタを結合してJIS C 5402の6.2(衝撃)によって試験す
る試験中にコンタクトのチャタリングをJIS C 5402の5.5(コンタクトのチャタリング)によって試
験する。試験後,外観を調べ,9.2.3の接触抵抗を測定する。
(2) 個別規格に規定する事項 個別規格に,次の事項を規定する。
(a) 供試コネクタの取付けジグ及び取付方法
(b) 適用ケーブルの種類及び長さ
(c) ケーブル端の固定方法
(d) ピーク加速度と作用時間及びパルス波形(表13から選択する。)
(e) 衝撃方向と回数(必要がある場合)
(f) 初期測定の項目
――――― [JIS C 5410 pdf 10] ―――――
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JIS C 5410:1991の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60169-1:1987(MOD)
JIS C 5410:1991の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.120 : 電気通信設備の部品及び付属部品 > 33.120.30 : R.F.コネクタ
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.120 : 電気通信設備の部品及び付属部品 > 33.120.10 : 同軸ケーブル.導波管
JIS C 5410:1991の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC3501:1993
- 高周波同軸ケーブル(ポリエチレン絶縁編組形)
- JISC5401:1991
- 電子機器用コネクタ通則
- JISC5402:1992
- 電子機器用コネクタ試験方法
- JISC60068-2-29:1995
- 環境試験方法―電気・電子―バンプ試験方法