JIS C 5533-4:2008 オーディオ機器及びオーディオビジュアル機器―デジタルオーディオ部―音響特性の基本測定方法―第4部:パーソナルコンピュータ | ページ 5

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e) 音量調整器の位置を下げながら,帯域内アナログレベルメータのソフトウェアで各チャネルの出力信
号レベルを測定する。
f) 利得の最も大きいチャネルと最も小さいチャネルとの利得差を計算する。
g) 音量調整器を特定の減衰範囲又は0 dBから−60 dBまでの範囲で変化させたときの最大の利得差を,
トラッキングエラーとする。
7.1.2.4 測定結果
チャネル間利得差及びトラッキングエラーは,dBで表す。

7.2 周波数特性

7.2.1  測定方法
供試装置及び測定機器を,図11のとおり構成する。
供試装置
デジタルデータ評価用ソフトウェア
(レベルメータ)
アナログ信号 A/D 録音 外部機器 a)
記録媒体
発生器 コンバータ ソフトウェア
帯域内アナログレベルメータ
図11−周波数特性測定のブロック図
7.2.2 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 4.3による。
− 信号振幅 : 基準測定振幅(マイクロホンの場合は,10 mVとする。アナログ入力端子の場合は,0.2
とする。)
7.2.3 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4の標準設定にする。
b) 997 Hz及び他の離散周波数の入力信号を供試装置に順に与える。
c) 変換したデータを記録媒体に記録する。
d) 記録媒体から記録データを読み出し,それをデジタルデータ評価用の帯域内レベルメータのソフトウ
ェアで測定する。
e) 997 Hzと他の周波数とのレベル差 (dB) を計算する。
f) 周波数特性は,周波数掃引信号発生器で測定してもよい。

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7.2.4 測定結果
基準周波数の信号振幅に対する各周波数の測定振幅の比を,dBで表す。
データは,表又は図で表してもよく,ある周波数範囲における最大値と最小値との差 (dB) で表しても
よい。

7.3 雑音特性

7.3.1  信号対雑音比
7.3.1.1 測定方法
供試装置及び測定機器を,図12のとおり構成する。
供試装置
アナログ信号 A/D 録音 外部機器 a)
記録媒体
発生器 コンバータ ソフトウェア
デジタルデータ評価用ソフトウェア
デジタル重み付け デジタル
(聴感補正)フィル レベルメータ
帯域内アナログレベルメータ
図12−信号対雑音比測定のブロック図
7.3.1.2 入力信号
入力信号の設定は,次による。
a) 基準信号
− 周波数 : 997 Hz
− 信号振幅 : 標準入力信号振幅
b) 雑音測定条件 : アナログ入力端子を基準信号源インピーダンスで終端する。
7.3.1.3 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4の標準設定にする。
b) 供試装置に基準信号を与える。
c) 変換したデータを記録媒体に記録する。
d) 記録媒体から記録データを読み出し,デジタルデータ評価用のデジタルレベルメータのソフトウェア
で信号レベルA dBを測定する。
e) アナログ入力信号を切って入力端子を雑音測定の条件に設定し,変換したデータを記録媒体に記録す
る。
f) 記録媒体から記録データを読み出し,デジタルデータ評価用のデジタルレベルメータのソフトウェア
を用いて信号レベルB dBとする。

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g) 信号対雑音比を,(AB) Bで計算する。
7.3.1.4 測定結果
信号対雑音比を,dBで表す。
7.3.2 ダイナミックレンジ
7.3.2.1 測定方法
供試装置及び測定機器を,図13のとおり構成する。
供試装置
アナログ信号 A/D 録音 外部機器 a)
記録媒体
発生器 コンバータ ソフトウェア
デジタル重み付け デジタル
(聴感補正)フィル ひずみ率メータ
帯域内アナログレベルメータ
図13−ダイナミックレンジ測定のブロック図
7.3.2.2 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz
− 信号レベル : 信号語長が14 ビットより長い場合は,−60 dBとする。信号語長が14 ビット以下の場
合は,−30 dBとする。
7.3.2.3 測定手順
7.3.2.3.1 信号語長が14 ビットより長い場合
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4の標準設定にする。
b) 供試装置に入力信号を与える。
c) 変換したデータを,記録媒体に記録する。
d) 記録媒体に記録したデータを読み出し,デジタルデータ評価用のひずみ率計のソフトウェアでひずみ
率を測定し,これをN (%)とする。
e) ダイナミックレンジD (dB) を,|20 log10 (N/100)| + 60で計算する。
7.3.2.3.2 信号語長が14 ビット以下の場合
信号語長が14 ビット以下の場合は,標準入力の信号振幅の−30 dBの信号を測定に用いる。この場合の
ダイナミックレンジを,短信号語長ダイナミックレンジDSHという。測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4の標準設定にする。
b) 供試装置に入力信号を与える。

――――― [JIS C 5533-4 pdf 23] ―――――

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c) 変換したデータを,記録媒体に記録する。
d) 記録媒体に記録したデータを読み出し,デジタルデータ評価用のひずみ率計のソフトウェアでひずみ
率を測定し,これをN (%) とする。
e) ダイナミックレンジDSH (dB) を,|20 log10 (N/100)| + 30で計算する。
7.3.2.4 測定結果
信号語長が14 ビットよりも長い場合,ダイナミックレンジDをdBで表す。
信号語長が14 ビット以下の場合,ダイナミックレンジDSHをdBで表す。
7.3.3 チャネルセパレーション
7.3.3.1 測定方法
供試装置及び測定機器を,図14のとおり構成する。
供試装置
デジタルデータ評価用ソフトウェア
(レベルメータ)
アナログ信号 A/D 録音 外部機器 a)
記録媒体
発生器 コンバータ ソフトウェア
帯域内アナログレベルメータ
図14−チャネルセパレーション測定のブロック図
7.3.3.2 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz及び必要に応じて表1の他の周波数とする。
− 信号レベル : 標準入力する信号振幅の±3 dB以内とする。
7.3.3.3 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4の標準設定にする。
b) 供試装置の対象チャネルに入力する信号を与える。
c) 変換したデータを記録媒体に記録する。
d) 記録媒体に記録したデータを読み出し,デジタルデータ評価用レベルメータのソフトウェアで対象チ
ャネルの信号レベルを測定し,それをA dBとする。
e) 対象チャネルの入力端子を,基準入力信号源インピーダンスで終端する。
f) 入力信号を他のチャネルに与える。
g) 変換したデータを,記録媒体に記録する。
h) 記録媒体に記録したデータを読み出し,デジタルデータ評価用レベルメータのソフトウェアで対象チ

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ャネルの信号レベルを測定し,それをB dBとする。
i) 供試装置が二つ以上のチャネルをもつ場合は,その他の入力端子に入力信号を与え,c) ) の測定
を繰り返す。
j) 必要に応じて,他の周波数で同じ測定を繰り返す。
k) チャネルセパレーションを (AB) Bで計算する。
7.3.3.4 測定結果
チャネルセパレーションの最小値を,dBで表す。

7.4 ひずみ特性

7.4.1  ひずみ率
7.4.1.1 測定方法
供試装置及び測定機器を,図15のとおり構成する。
供試装置
アナログ信号 A/D 録音 外部機器 a)
記録媒体
発生器 コンバータ ソフトウェア
デジタルデータ評価用ソフトウェア
デジタルひずみ率計
帯域内アナログレベルメータ
図15−ひずみ率測定のブロック図
7.4.1.2 入力信号
入力信号の設定は,次による。
− 周波数 : 997 Hz及び必要に応じて表1の他の周波数とする。
− 信号レベル : 標準入力信号振幅の±3 dB以内とする。
7.4.1.3 測定手順
測定手順は,次による。
a) 供試装置を4.4の標準設定にする。
b) アナログ入力信号を供試装置に与える。
c) 標準入力信号振幅の±3 dB以内で,出力デジタル信号がクリップしないように入力信号レベルを調節
する。
d) 変換したデータを記録媒体に記録する。
e) 記録媒体から記録データを読み出し,デジタルデータ評価用のひずみ率測定ソフトウェアでひずみ率
を測定する。
入力チャネルが二つ以上ある場合は,ひずみ率が幾つか得られることになる。それらのうちいずれかの

――――― [JIS C 5533-4 pdf 25] ―――――

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JIS C 5533-4:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61606-4:2005(MOD)

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