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C 5953-5 : 2008
表10−受信器特性試験
試験条件
項目 各顧客向けの製造ロットから最低11個 判定規格 判定規格 単位
ケース温度 : (−5±2 ℃), (25±2 ℃), (75±2 ℃)最小値 最大値
電源電圧 (Vcc) : (Vnom−5 %) , (Vnom) , (Vnom+5 %)
PRBS 変調, NRZ, 155.52 Mbit/s −
受信感度 消光比 10 dB
(BER=10−10) −Class B −30.0 dBm
−Class C −33.0
PRBS 変調, NRZ. 155.52 Mbit/s −
最大受信入力 消光比 10 dB
(BER=10−10) −Class B −8 dBm
−Class C −11
アラーム信号出力 PRBS 変調, NRZ, 155.52 Mbit/s
しきい値a) 消光比 10 dB −
−Class B −30.0 dBm
−Class C −33.0
注a) 表6及び表7に示すように,アラーム信号は,光トランシーバへの入射パワーがしきい値以下となる場合は,
“低レベル”で有効となる。
6.2 性能試験
特性試験の完了後,製品の信頼性を保証するために,性能試験を実施する。試験項目,試験条件及び合
否判定基準は表11による。この試験は,各顧客向けの製造ロットから11個以上のサンプルで実施しなけ
ればならない。試験ロットは,各製造業者ごとに規定する。試験サンプルは,新品であっても,特性試験
後のサンプルであってもよい。
表11−性能試験
不合格
項目 引用規格 試験条件 合否判定基準 サンプル数
機械的衝撃a) JIS C 60068-2-27300 m/s2, 18 ms, 3回/方向
振動a) JIS C 60068-2-6 25 ℃において,
100 m/s2, 1055 Hz, 3方向, 1.5 mm,
2時間 | 攀愀滿 1 dB
ファイバ引張強度a),b) EC 61300-2-4 以下
100 N±2 N, 5 N/s, 保持時間120秒 0/11
(光ファイバコードの場合) | 椀滿 1 dB以
下
5 N±0.5 N, 0.5 N/s, 保持時間60秒
(光ファイバ心線の場合)
温度サイクルa),b) JIS C 5901 −4085 ℃
保存時間 : 1時間
12サイクル以上
高温保存a),b) JIS C 5901 +85 ℃
96時間以上
低温保存a),b) JIS C 5901 −40 ℃
96時間以上
高温高湿保存a),b) JIS C 5901 +40 ℃±2 ℃ 25 ℃において,
JIS C 5961 相対湿度 : 93 %±2 % | 攀愀滿 1 dB
0/11
IEC 61300-2-19 96時間以上 以下
| 椀滿 1 dB以
下
難燃性c) UL94−V1
――――― [JIS C 5953-5 pdf 16] ―――――
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表11−性能試験(続き)
注a) 性能試験において,ファイバ結合平均パワー及び受信感度の変動量が,1 dB以下であれば合格となる。この1
dBは,Telcordia GR-468-COREに規定する0.5 dBの良否判定基準に,測定再現性として0.5 dBを加えたもの
である。
b) これらの項目の試験条件については顧客の要求があれば,IEC 61753-1-1の代わりにTelcordia GR-468-CORE
を参照する場合もある。
c) L94シリーズの規格は,Underwriter Laboratories Inc. U.S.A.を参照する。
7 環境仕様
7.1 安全性全般
この規格に適合するすべての製品は,IEC 60950-1による。
7.2 レーザ安全性
光トランシーバは,すべての動作条件において,クラス1基準を満たさなければならない。これは,レ
ーザ光がファイバに結合又は非結合でも,単一不具合条件下の場合を含む。トランシーバは,JIS C 6802
への適合を保証しなければならない。
レーザ安全性に関する標準及び法規制は,レーザ製品製造業者に対して,製品に使用するレーザ,安全
性に関する特徴,ラベル,用途,保守方法及びサービスに関する情報の提供を要求する。この情報に関す
る書面には,これらの安全基準を満たすために必要な要求及びホストシステムにおける使用上の制限事項
を明確に示さなければならない。
7.3 電磁放射
この規格に適合する製品は,電磁放射障害を制限するために,IEC 61000-6-3による。
――――― [JIS C 5953-5 pdf 17] ―――――
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附属書A
(規定)
受信器反射耐性の測定
序文
この附属書は,この規格の表3の項目番号13に記載した受信器反射耐性の測定について規定する。
受信器への反射戻り光に対する耐性は,ITU-T G.983.1で,“伝送路における多重反射がOrdで雑音光と
見なされる場合,最小受信感度でのOrdの平均光入力と平均反射光入力との比”と定義している。ここで
Ordは,下り方向でのONU及びODN間の参照ポイントにおける光インタフェースである。項目番号13で
規定した “10 dB” とは,受信感度状態において,受信信号光に対して10 dB以下の雑音光がトランシーバ
に入力した場合でも規定のBERが満足していることを示している。更に,ONU受信器への反射の影響は,
ITU-T G.983.1のB.2.2に記載している。ここに記載しているONU受信器への入射についてのモデルを図
A.1に示す。このモデルでは,ONU No.1の送信器から送信された光信号が,ODNでの反射及びWDMフ
ィルタを介して雑音光としてONU No.1の受信器に戻ってくる場合を考慮している。したがって,この場
合の雑音光は,表3の項目番号3で規定した1 2601 360 nmの波長をもったONUから送信するバースト
信号となる。
図A.1−ONU受信器への入射光のモデル
上記のモデルによると,図A.2の測定系例に示すように,1 300 nm帯波長のバースト信号を雑音光とし
て用いる。この場合,項目番号13で規定するONU受信器への反射光入力は,ONUへの入力反射光(Pinnoise)
及びWDMフィルタのアイソレーションによって決まることに留意しなければならない。しかしながら,
WDMフィルタはONU内部に存在し,そのアイソレーション量を直接測ることはできないため,項目番号
13で規定する真の値を測定することが不可能となる,という問題がある。
図A.2−受信器反射耐性の測定系例
――――― [JIS C 5953-5 pdf 18] ―――――
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したがって,この規格では,受信器の反射戻り光耐性を検査する測定系として,図A.3に示すものを推
奨する。
この測定系の鍵は,下り信号を同一波長である1 4801 580 nmの連続光を雑音光として使用すること
である。この擬似雑音光は,下り信号と同一のビットレート (155.52 Mbit/s) とで変調する。このとき,擬
似雑音光の変調は,信号光に同期させる必要はない。まず信号光の入力パワー (Pinsignal) をATTを用いて
表3の項目番号11で規定する受信感度の値に設定する。次に雑音光の入力パワー (Pinnoise) をATTを用い
てPinsignalより10 dB低い値に設定する。合否判定は,この状態において規定のBERを満たしているかど
うかで行う。この測定系では,項目番号13の値をATTによって直接設定することができる。
図A.3−受信器反射耐性の推奨測定系
――――― [JIS C 5953-5 pdf 19] ―――――
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附属書B
(規定)
アラーム及びシャットダウン信号の論理レベル
序文
この附属書は,アラーム及びシャットダウン信号の論理レベルについて規定する。
表3の注d) 及び注e) で規定しているように,アラーム及びシャットダウン信号は,負論理,すなわち論
理レベルが低レベルの場合を有効と規定している。
SFFトランシーバのように,データ通信システムで使用されているトランシーバでは,“信号検知”機能
として高レベルを有効として規定していることが多い。この場合,有効な信号が入力している場合に,高
レベルを出力することになる。一方,この規格では,“信号不着アラーム”機能を規定しており,その論理
レベルは,低レベルを有効として規定している。これは,有効な信号が入力していない場合に,低レベル
を出力することを意味する。したがって,この規格での規定と既に流通しているトランシーバの使用条件
に矛盾はない。また,シャットダウン信号の論理レベルに関していえば,“フェールセーフ”の概念に基づ
いて,低レベルを有効として規定している。これは,この端子に低レベルを入力した場合にシャットダウ
ンすることであり,光信号がオフ状態になることを意味する。したがって,デジタル光通信システムで一
般的な“光オン=高レベル,光オフ=低レベル”という論理レベルに調和している。
――――― [JIS C 5953-5 pdf 20] ―――――
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JIS C 5953-5:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 62149-5:2003(MOD)
JIS C 5953-5:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.20 : 光ファイバ接続装備
JIS C 5953-5:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5901:2001
- 光伝送用受動部品試験方法
- JISC5952-1:2008
- 光伝送用能動部品―パッケージ及びインタフェース標準―第1部:総則
- JISC5952-6:2008
- 光伝送用能動部品―パッケージ及びインタフェース標準―第6部:ATM-PON用光トランシーバ
- JISC5954-2:2008
- 光伝送用能動部品―試験及び測定方法―第2部:ATM-PON用光トランシーバ
- JISC5961:2005
- 光ファイバコネクタ試験方法
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC6802:2014
- レーザ製品の安全基準