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C 5954-4 : 2017
図7−消光比及びアイパターンマスク試験の試験及び測定系
7.5.3 試験及び測定方法
消光比及びアイパターンマスク試験の試験及び測定方法は,次による。
a) 図5に示すフレーム長A,バースト信号長B及び1フレーム内のバースト信号数nで規定されたバー
スト信号を設計する。特に指定がない限り,光トランシーバにおいてBは,1 244.16 Mbit/sの場合64
バイト19 440バイト,2 488.32 Mbit/sの場合64バイト38 880バイトである。
b) 試験対象の光トランシーバを通常の動作条件で動作させ,ONUの場合は1 244.16 Mbit/s,OLTの場合
は2 488.32 Mbit/s,NRZ-PRBS 223-1信号(マーク率50 %)をパルスパターン発生器から信号入力端子
に設計されたバースト信号で入力する。タイミングジッタを抑えるため,デジタルオシロスコープの
トリガとしてはバースト信号自体か又はそのエンベロープ信号を使用する。
c) 光信号波形をO/E変換器によって電気波形に変換し,画面上に表示させる。
d) IS C 61280-2-2に従い消光比を計算し,JIS C 5953-7で規定するアイパターンマスクを使用してアイ
パターンマスク試験を実施する。
e) 上記の計算及びアイパターンマスク試験を,フレーム内の各バースト信号に対して繰り返し行う。
f) アイパターンマスク試験に合格しているかを確認し,更に計算で得た消光比が規定値(JIS C 5953-7
で規定する要求値を参照)以上であることを確認する。
7.6 最小受信光入力パワー(Pimin)及び最大受信光入力パワー(Pimax)
7.6.1 目的
光トランシーバの最小受信光入力パワー(Pimin : JIS C 5953-7で規定する要求値を参照),及び最大受信
光入力パワー(Pimax : JIS C 5953-7で規定する要求値を参照)の試験及び測定方法を規定する。
7.6.2 試験及び測定系
特に指定がない限り,試験対象の光トランシーバは図8に示す試験及び測定系で測定する。この系では,
7.1.3で規定した方法に従って校正係数を評価した光スプリッタを使用する。
――――― [JIS C 5954-4 pdf 11] ―――――
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図8−最小受信光入力パワー及び最大受信光入力パワーの試験及び測定系
7.6.3 試験及び測定方法
最小受信光入力パワー(Pimin)及び最大受信光入力パワー(Pimax)の試験及び測定方法は,次による。
a) 図9 a)及び図9 b)にそれぞれバースト信号-1及びバースト信号-2として図示する二つのバースト信号
を設計する。これらの信号は,フレーム長A及び1フレーム内のバースト信号数nが同じである。さ
らに,光トランシーバの場合にはバースト信号長B1及びB2は,特に指定がない限り,1 244.16 Mbit/s
の場合64バイト19 440バイト,2 488.32 Mbit/sの場合64バイト38 880バイトと設定し,同じで
なくてもかまわない。
b) 基準Tx-1及び基準Tx-2を通常の動作条件で動作させ,バースト信号-1を基準Tx-1から,バースト信
号-2を基準Tx-2からそれぞれ出力する。
c) 光スプリッタ-1からの光出力信号を,(図8に破線で示す)O/E変換器を通じてオシロスコープに接続
してモニタし,パルスパターン発生器の信号遅延を調整してこれらのバースト信号間のタイミング差
(T)が1ビットよりも大きくなるようにする[図9 c)参照]。
d) 光スプリッタ-1からの光出力信号を,光スプリッタ-2に再度入力する。
e) バースト信号-2を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,減衰量
を最大に設定する。
f) 光パワーメータの値を読み取り,光スプリッタの校正係数及び式(1)を用いて光トランシーバのバース
ト信号-1の光パワーを計算する。
g) 可変光減衰器-1を調整し,バースト信号-1の光パワーの計算結果が,JIS C 5953-7で規定する要求値
になるようにする。また,このとき調整した減衰量を記録する。
h) バースト信号-1を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,減衰量
を最大に設定する。次に,バースト信号-2の送信を始める。
――――― [JIS C 5954-4 pdf 12] ―――――
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i) 可変光減衰器-2を調整し,バースト信号-2の光パワーの計算結果が,最小受信光入力パワー(Pimin)
又は最大受信光入力パワー(Pimax)の仕様に近い値にする。
j) 再度バースト信号-1の送信を始める,又は,可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合
には,可変光減衰器-1の値をg)で記録した減衰量に戻す。
k) バースト信号-2のBERを次の式(2)で得られる時間よりも長い間測定する。
A 1
N (秒) (2)
D n B2 C
ここに, N : 定数(N>10を推奨)
l) バースト信号-2の光パワーとBERとの関係をプロットし,BERがJIS C 5953-7で規定する要求値での
最小受信光入力パワー(Pimin)及び最大受信光入力パワー(Pimax)を求める。
m) バースト信号-1を止める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合には,可変光
減衰器-1の減衰量を最大に調整する。
n) 可変光減衰器-2を調整し,バースト信号-2の光パワーの計算結果が,最大受信入力の仕様より小さい
値にする。
o) 再度バースト信号-1の送信を始める,又は可変光減衰器によって40 dB以上の減衰が得られる場合に
は,可変光減衰器-1の値をg)で記録した減衰量に戻す。
p) バースト信号-2のBERを式(2)で得られる時間よりも長い間モニタし,バースト信号-2のBERがJIS C
5953-7で規定する要求値よりも小さいことを確認する。
a) バースト信号-1(基準Tx-1からの出力)
b) バースト信号-2(基準Tx-2からの出力)
図9−測定用のバースト信号パターン
――――― [JIS C 5954-4 pdf 13] ―――――
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c) 光トランシーバからの光信号
図9−測定用のバースト信号パターン(続き)
7.7 信号光ペナルティ(Optical path penalty: OPP)
7.7.1 目的
光トランシーバの信号光ペナルティ(OPP : JIS C 5953-7で規定する要求値を参照)の試験及び測定方
法を規定する。
7.7.2 試験及び測定系
特に指定がない限り,試験対象の光トランシーバは図10に示す試験及び測定系で測定する。この系では,
7.1.3に規定する方法に従って校正係数を評価した光スプリッタを使用する。
図10−信号光ペナルティの試験及び測定系
7.7.3 試験及び測定方法
信号光ペナルティの試験及び測定方法は,次による。
a) 図10の破線の経路で,パルスパターン発生器,基準Tx,可変光減衰器-2及び基準Rxを接続する。
――――― [JIS C 5954-4 pdf 14] ―――――
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このとき,出力データ信号は実線の経路でBER試験装置へ入力する。
b) RBS信号を伝送し,可変光減衰器-2を調節して基準RxのBERをJIS C 5953-7で規定する要求値に
する。
c) このときの基準Rxへの入力光信号の光変調振幅(OMA)を破線の経路のようにO/E変換器及びデジ
タルオシロスコープを使用して測定し,受信感度Sとする。
d) 実線の経路で,光トランシーバの出力を反射損失制御部及び測定用光ファイバを介して可変光減衰器
に接続する。また,基準Rxの出力データ信号は,必要な場合は,破線の経路のように,トランスバ
ーサルフィルタを介してBER試験装置に入力する。
e) 反射損失制御部の可変光減衰器-1を調節し,規定の反射損失(15 dB)に設定する。
f) 可変光減衰器を調節し,基準RxのBERをJIS C 5953-7で規定する要求値になるようにする。
g) このときの基準Rxへの入力光信号の光変調振幅(OMA)PDUTを破線の経路のようにO/E変換器及
びデジタルオシロスコープを使用して測定し,記録する。
h) DUTが基準Rxの受信感度Sよりも大きい場合,信号光ペナルティOPPは式(3)で求める。
OPP P DUT S (3)
ここに, OPP : 信号光ペナルティ(dB)
i) PDUTが基準Rxの受信感度S以下の場合は,信号光ペナルティOPPは0とする。
j) 信号光ペナルティOPPが,JIS C 5953-7で規定する要求値以下であることを確認する。
8 試験結果
8.1 必須情報
試験結果に記録する必須情報は,次による。
a) 試験の日付及びタイトル
b) 光トランシーバの正常動作条件
c) 周囲温度又は参照ポイント温度及び湿度を含む試験結果
d) 光パワーメータの校正方法
e) 試験対象の光トランシーバの平均出力パワーの測定方法
8.2 有益な情報
試験結果に記録する有益な情報は,次による。
a) 使用する試験装置及び光パワーメータの精度及び分解能に起因する測定誤差
b) 光ファイバコード及びコネクタの仕様
c) 光パワー測定器の誤差
d) 試験者の氏名
e) 供給電圧及び/又は電流
f) データ速度及び入力信号特性
g) 入力及び出力測定条件 : 波長,基準Tx及び基準Rxの接続コネクタモデル番号,受信感度及び最大受
信光入力パワー
h) 基準Tx及び基準Rx並びに試験対象の光トランシーバの推奨の試験前通電時間
i) 拡張動作条件(適用可能な場合)
――――― [JIS C 5954-4 pdf 15] ―――――
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JIS C 5954-4:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.180 : 光ファイバ通信 > 33.180.20 : 光ファイバ接続装備
JIS C 5954-4:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC5953-1:2016
- 光伝送用能動部品―性能標準―第1部:総則
- JISC5953-7:2017
- 光伝送用能動部品―性能標準―第7部:GPON用光トランシーバ
- JISC5954-3:2013
- 光伝送用能動部品―試験及び測定方法―第3部:単心直列伝送リンク用光送・受信モジュール
- JISC61280-1-3:2017
- 光ファイバ通信サブシステム試験方法―第1-3部:中心波長及びスペクトル幅測定
- JISC61280-2-2:2017
- 光ファイバ通信サブシステム試験方法―第2-2部:光アイパターン,光波形及び消光比測定