JIS C 6020:1995 規格概要
この規格 C6020は、事務用などに使用するインターホンの通則について規定。
JISC6020 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C6020
- 規格名称
- インターホン通則
- 規格名称英語訳
- General rules and testing methods for intercommunication equipments
- 制定年月日
- 1970年1月1日
- 最新改正日
- 2017年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 33.160.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1970-01-01 制定日, 1973-02-01 確認日, 1976-02-01 確認日, 1979-02-01 確認日, 1984-06-01 確認日, 1989-10-01 確認日, 1995-03-01 改正日, 2000-03-20 確認日, 2007-03-20 確認日, 2012-11-20 改正日, 2017-10-20 確認
- ページ
- JIS C 6020:1995 PDF [12]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 6020-1995
インターホン通則
General rules and testing methods for intercommunication equipments
1. 適用範囲 この規格は,住宅用,業務用などに使用するインターホンの通則について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 0911 小形電気機器の振動試験方法
JIS C 0920 電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級
JIS C 1502 普通騒音計
JIS C 8316 フラッシプレート
JIS C 8336 埋込配管用の附属品(電線管用)
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
2. 用語の定義 この規格に用いる主な用語の定義は,次による。
(1) 親機 通話における優先機能を備えているもの。
(2) 子機 親機に接続しなければ通話できないもの。
(3) 線種 線路に用いる電線の種類。導体の直径又は断面積,絶縁物の材質,耐電圧,絶縁抵抗及び対の
有無によって分けられる。
(4) 配線本数 指定の通話網を構成する場合に必要な機器相互間の線路に用いる配線数。
(5) 許容線路抵抗値 機器を相互に接続する場合の往復線路に許される直流抵抗の最大値。
(6) 質量 機器の質量。ただし,電池式は,電池を除いたもの。
(7) 呼出し信号 視聴覚によって感知する発信側及び着信側の信号。
信号源の例 ランプ,LED,反転板,ブザー,ベル,電子発振器
(8) 選局数 個々の親機,子機の呼出しが選択できる相手数。
(9) 通話路数 同一の通話網で同時に別々の通話ができる数。
(10) 定格出力 1 000Hzにおけるひずみ率が10%以下の出力。
(11) 定格状態 規定の電源を使用した機器に規定の電気的入力を加えたとき,定格出力が得られるように
調整された状態。
(12) 消費電力及び消費電流 交流式は消費電力 (W) 及び直流式は消費電流 (A) の記号を用い,次の状態
での最大値。
ただし,一斉動作機能をもつものは,その動作状態のときの最大値。
(a) 待受時 呼出し及び通話の待機状態。
(b) 動作時 原則として一通話路の呼出し又は通話が行われている状態。
3. 方式の分類
――――― [JIS C 6020 pdf 1] ―――――
2
C 6020-1995
3.1 通話網の方式 通話網の方式は,次のとおりとする。
(1) 親子式 親機と子機の間に通話網が構成されているもの(図1参照)。
図1 親子式通話網
例
(2) 相互式 親機と親機の間に通話網が構成されているもの(図2参照)。
図2 相互式通話網
例
(3) 複合式 親子式と相互式の組合せによって通話網が構成されているもの(図3参照)。
図3 複合式通話網
例
――――― [JIS C 6020 pdf 2] ―――――
3
C 6020-1995
3.2 通話方式 通話方式は,次のとおりとする。
(1) 交互通話式 通話者間で交互に送受しながら通話できるもの。
(2) 同時通話式 通話者間で同時に通話ができるもの。
3.3 電源方式 電源方式は,次のとおりとする。
(1) 交流式
(2) 直流式(電池式を含む。)
(3) 交直両用式
4. 形状及び寸法
4.1 卓上形 卓上形は,机,卓などに置いて使用するものをいい,機器を設置したときに左右方向とな
る寸法を幅,前後方向となる寸法を奥行,上下方向となる寸法を高さとする。
4.2 壁掛形 壁掛形は,壁,柱などに取り付けて使用するものをいい,機器を設置したときに上下方向
となる寸法を縦,左右方向となる寸法を横,前後方向となる寸法を奥行とする(金具に掛けて使用するも
のを含む。)
4.3 露出形 露出形は,卓上形,壁掛形以外のもので,壁,柱,扉,天井などに固定して使用するもの
をいう。天井に設置する機器の寸法は,縦,横及び高さを用いて表すものとする。
4.4 埋込形 埋込形は,壁,柱,扉,天井,卓などにあらかじめあけられた穴又は空間に機器の一部若
しくは全部を埋め込んで使用するものをいう。機器の埋込み部分の形状は,図4のとおりとする。
(1) パネル寸法 4.4の埋込み機器に適合するパネルは,JIS C 8336に規定するスイッチボックス,アウト
レットボックス,コンクリートボックスカバーなどと組み合わせて使用するものであり,その大きさ
はJIS C 8316の規定による。
(2) 埋込み穴あけ寸法 4.4の埋込み機器に適合する穴あけ寸法は,JIS C 8336の規定による。
図4 埋込み部分の形状
5. 形名
5.1 形名の記号 形名の記号は,次のとおりとする。
(1) インターホンを表す記号はIとする。
(2) 親機と子機の別を表す記号は,下記による。
(a) 親機 : M
――――― [JIS C 6020 pdf 3] ―――――
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C 6020-1995
(b) 子機 : S
(3) 通話網の方式を表す記号は,下記による。
(a) 親子式 : X
(b) 相互式 : Y
(c) 複合式 : Z
(4) 通話方式を表す記号は,下記による。
(a) 交互通話式 : 1
(b) 同時通話式 : 2
(5) 電源方式を表す記号は,下記による。
(a) 交流 : AC
(b) 直流(電池を含む。) : DC
(c) 交直両用 : AD
(d) 電源を必要としないもの : ××
5.2 形名の構成 形名を構成する場合は,次のように配列する。
6. 試験方法
6.1 標準試験状態 試験及び測定の標準状態は,JIS Z 8703の規定による。
6.2 線路の状態 試験用線路及び測定用線路は,指定された線種と配線本数を用いるものとする。
6.3 電源の条件 試験及び測定に用いる電源は,供試品の電源方式によって次のものを基準とする。た
だし,試験中における電源電圧の変動率は±2.5%とし,2以上の定格をもつ場合は,いずれか一つの定格
電圧,定格周波数を用いてもよい。
(1) 交流式 指定された定格電圧及び定格周波数。
(2) 直流式 指定された定格電圧とし,脈動率は定格使用状態で指定された値以下とする。
(3) 交直両用式 指定された定格の交流又は直流。
6.4 試験項目 試験項目は,次のとおりとする。
(1) 一般試験
(2) 特性試験
6.5 一般試験 一般試験は,次のとおりとする。
(1) 外観・構造 全般にわたって,ひずみ,き裂,さび,しみ,色むら,部品の取付状態,はめあい,緩
み,脱落などの不備を目視によって調べる。
(2) 寸法及び質量 外形寸法,取付穴の位置その他の指定された寸法及び質量について測定する。
(3) 絶縁抵抗 交流式又は交直両用式の交流電源端子又は電源コードのプラグ端子と,接地端子及び露出
金属部間の絶縁抵抗を規定電圧の絶縁抵抗計で測定する。
(4) 耐電圧 交流式又は交直両用式の交流電源端子又は電源コードのプラグ端子と,接地端子又は露出金
属部の間に商用周波数の交流電圧を加え,徐々に昇圧して規定電圧に達した後1分間保持し,異常の
有無を調べる。
(5) 動作
――――― [JIS C 6020 pdf 4] ―――――
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C 6020-1995
(a) 指定の通話網を構成するために必要な機器を組み合わせて接続し,呼出し信号,選局数,通話路数
などを確かめた後,定格状態の機器について,音量,音質,雑音その他全般の動作を確認する。
(b) 電源電圧は±10%,電池式の場合は−20%の状態で,動作について確認する。
(6) 振動 供試品にJIS C 0911の規定によって規定値の振動を連続して一定時間与えた後,(1)の外観・構
造及び(5)の動作について異常の有無を調べる。
(7) 耐湿 供試品を温度4043℃,湿度9095%の容器内に規定時間保ち,容器内から常温常湿の室内に
取り出して30分以上経過した後,(5)の動作について異常の有無を調べる。
(8) 防水 屋外設置機器の防水試験は,JIS C 0920に定める保護等級及び種類によって行う。
6.6 特性試験 特性試験は,次のとおりとする。
(1) 消費電力及び消費電流 消費電力 (W) 及び消費電流 (A) は,定格電源を用いて待受時及び動作時に
ついて測定する。
(2) インピーダンス 供試品のインピーダンスを測定する回路の系統は,図5,また,図6を基準とする。
図5は,主に,入力インピーダンスの測定に用い,供試品を定格状態に調整し,スイッチ (SW) を
切り換えてレベルメータのふれが等しくなるように標準可変抵抗器 (R) を加減して測定する。供試品
のインピーダンス値 (Zi) は,このときの (R) の読みから求める。
図6は,主に,出力インピーダンスの測定に用い,供試機器を定格状態に調整し,スイッチ (SW) を
切り換えて無負荷電圧E1 (V) と負荷Rのときの電圧E2 (V) を測定する。
これから出力インピーダンス (Z0) は次の式から求められる。
E1 E2
Z0 R
E2
測定に用いる信号周波数は,次のものを基準とする。
周波数 (Hz) : 300,500,1 000,2 000,4 000,6 000
図5 インピーダンス測定回路の系統
図6 出力インピーダンス測定回路の系統
(3) 電力増幅度 供試増幅器の増幅度を測定する回路の系統は,図7を基準とする。供試増幅器の出力を
定格出力より15dB小さい状態に保ち,スイッチ (SW) を切り換えてレベルメータ (LM) に同一のふ
――――― [JIS C 6020 pdf 5] ―――――
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JIS C 6020:1995の国際規格 ICS 分類一覧
- 33 : 電気通信工学.オーディオ及びビデオ工学 > 33.160 : オーディオ,ビデオ及びAV技術 > 33.160.50 : オーディオ付属部品
JIS C 6020:1995の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC1509-1:2017
- 電気音響―サウンドレベルメータ(騒音計)―第1部:仕様
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC8340:1999
- 電線管用金属製ボックス及びボックスカバー
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態