JIS C 6189:2022 光反射減衰量測定器試験方法 | ページ 5

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ここで, νto : 標準試験条件での試験結果に対する有効自由度
νi : i番目の動作条件での試験結果に対する実効自由度
有効自由度νeffが小さい場合には,例えば,信頼水準約95 %となる包含係数はkt(νeff)=2になるとは限ら
ない。この場合,ISO/IEC Guide 98-3:2008の附属書Gに従ってνto及びνtiを求め,式(B.4)によってνeffを
評価し,適切な包含係数を使用することが望ましい。
表B.1に,自由度ν及び各信頼水準に対応したkt(ν)の値を示す。自由度ν=∞のとき,t分布は,正規分
布に一致する。また,νの減少とともに,kt(ν)が大きく増加する。したがって,式(B.4)によって求めた有効
自由度νeffの大きさが十分でない場合,式(B.2)による確度の算出結果は,慎重に取り扱う必要がある。
表B.1−指定の自由度及び信頼水準における包含係数kt(ν)の値
自由度 信頼水準kt(ν)
ν 68.3 % 90 % 95 % 95.5 % 99 % 99.7 %
1 1.84 6.31 12.71 13.97 − −
2 1.32 2.92 4.30 4.53 9.92 19.21
3 1.20 2.35 3.18 3.31 5.84 9.22
4 1.14 2.13 2.78 2.87 4.60 6.62
5 1.11 2.02 2.57 2.65 4.03 5.51
6 1.09 1.94 2.45 2.52 3.71 4.90
7 1.08 1.89 2.36 2.43 3.50 4.53
8 1.07 1.86 2.31 2.37 3.36 4.28
9 1.06 1.83 2.26 2.32 3.25 4.09
10 1.05 1.81 2.23 2.28 3.17 3.96
12 1.04 1.78 2.18 2.23 3.05 3.76
15 1.03 1.75 2.13 2.18 2.95 3.59
20 1.03 1.72 2.09 2.13 2.85 3.42
∞ 1 1.64 1.96 2 2.58 3
B.2.2 かたよりの限界値を規定した場合
B.2.1の算出方法によって得た確度の値を参考として,装置の試験における受入範囲の限界値を推定す
ることが可能である。装置の試験において,この限界値Dmaxを用い,測定値のかたよりDtoの絶対値がDmax
以下のとき,所定の信頼水準における測定値の分布範囲を,動作誤差の限界として設定することが望まし
い(参考文献[2]及び[3]を参照)。このとき,動作誤差の範囲は,図B.1に示すように,測定値のかたより
の許容範囲を,測定値の拡張不確かさUだけ外側に拡張した範囲となる。したがって,この場合に製品群
として保証できる確度は,式(B.5)のように表記することが可能である。なお,式(B.5)の定義は,動作誤差
の上限と下限とでかたよりの値が異なる点で,5.3の式(3)に示した一般的な確度の定義とは異なるため,
注意が必要である。
tu
Dmax U (B.5)
tl
ここで,拡張不確かさUは,式(B.6)によって算出する。
p
U kut kuto2 ut2i (B.6)
i 1
ここで, k : 正規分布から算出した包含係数

――――― [JIS C 6189 pdf 21] ―――――

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ただし,Uに比べてDmaxが十分大きい場合,ばらつきが信頼水準から外れるのは,ばらつきの分布の片
側だけとなる。このため,通常の場合において,(100−2α)%の信頼水準を与える包含係数が,この場合
の(100−α)%の信頼水準に対応する包含係数となる。例えば,通常で約95 %の信頼水準を与える包含係
数は,k=2であるが,式(B.6)の場合,k=2は,約97.5 %の信頼水準に対応した包含係数となる(詳細は,

参考文献

[2]の7.3,又は参考文献[3]の1.12及び5.2のTable.1を参照)。 なお,試験によって求めた不確かさutの有効自由度νeffが小さい場合には,例えば,信頼水準約95 %と
なる包含係数は,kt(νeff)=2になるとは限らない。この場合,ISO/IEC Guide 98-3:2008の附属書Gに従っ
て,utに対する有効自由度νeffを求め,式(B.6)の包含係数kに代えて,t分布から算出した包含係数kt(νeff)
を適用するのが望ましい。
標準不確かさ 下限における 上限における 標準不確かさ
測定値の 測定値の
拡張不確かさ ばらつき ばらつき 拡張不確かさ
測定値の受入範囲
動作誤差 受入範囲 受入範囲 動作誤差
の下限 の下限 の上限 の上限
図B.1−受入範囲の限界値Dmaxと動作誤差の限界εtu及びεtlとの関係

――――― [JIS C 6189 pdf 22] ―――――

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参考文献
[1] JIS C 61300-3-6:2011 光ファイバ接続デバイス及び光受動部品−基本試験及び測定手順−第3-6
部 : 反射減衰量測定
[2] JCGM 106:2012,Evaluation of measurement data−The role of measurement uncertainty in conformity
assessment
[3] ILAC G8:2019,Guidelines on Decision Rules and Statements of Conformity

JIS C 6189:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 6189:2022の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC1002:1975
電子測定器用語
JISZ8103:2019
計測用語
JISZ8120:2001
光学用語