JIS C 62610-6:2021 電気及び電子装置用の機械的構造―屋内キャビネットの熱管理―第6部:屋内キャビネットのエア再循環及びバイパス

JIS C 62610-6:2021 規格概要

この規格 C62610-6は、JIS C 6012-3-100を含むIEC 60297シリーズ及びJIS C 6010規格群を含むIEC 60917シリーズに適合する,サブラック及び/又はシャシー装置を実装する屋内キャビネットに共通的に適用することのできる,強制空冷エアフロー品質指標である再循環率及びバイパス率の測定方法について規定。

JISC62610-6 規格全文情報

規格番号
JIS C62610-6 
規格名称
電気及び電子装置用の機械的構造―屋内キャビネットの熱管理―第6部 : 屋内キャビネットのエア再循環及びバイパス
規格名称英語訳
Mechanical structures for electrical and electronic equipment -- Thermal management for cabinets -- Part 6:Air recirculation and bypass of indoor cabinets
制定年月日
2021年9月21日
最新改正日
2021年9月21日
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対応国際規格

ISO

IEC 62610-6:2020(IDT)
国際規格分類

ICS

31.240
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2021-09-21 制定
ページ
JIS C 62610-6:2021 PDF [20]
                                                               C 62610-6 : 2021 (IEC 62610-6 : 2020)

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 再循環レベル・・・・[3]
  •  5 再循環率及びバイパス率の決定・・・・[3]
  •  5.1 キャビネット内の冷却エアフロー・・・・[3]
  •  5.2 サブラック再循環率・・・・[5]
  •  5.3 キャビネット再循環率・・・・[5]
  •  5.4 キャビネットバイパス率・・・・[5]
  •  6 再循環率及びバイパス率の測定・・・・[6]
  •  6.1 サブラック再循環率の測定・・・・[6]
  •  6.2 キャビネット再循環率の測定・・・・[6]
  •  6.3 キャビネットバイパス率の測定・・・・[6]
  •  6.4 各部温度の測定方法・・・・[6]
  •  6.5 キャビネット単体の再循環率及びバイパス率の測定方法・・・・[7]
  •  附属書A(規定)ダミー熱負荷を用いた再循環の測定方法・・・・[9]
  •  附属書B(規定)キャビネットの再循環及びバイパスの導出・・・・[15]
  •  附属書C(参考)再循環及びバイパスの屋外キャビネットへの適用・・・・[16]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS C 62610-6 pdf 1] ―――――

           C 62610-6 : 2021 (IEC 62610-6 : 2020)

まえがき

  この規格は,産業標準化法第14条第1項の規定に基づき,認定産業標準作成機関である一般財団法人
日本規格協会(JSA)から,産業標準の案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出があり,経済産業
大臣が制定した日本産業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実用新案権に関わる確認に
ついて,責任はもたない。
JIS C 62610規格群(電気及び電子装置用の機械的構造−屋内キャビネットの熱管理)は,次に示す部
で構成する。
JIS C 62610-2 第2部 : 強制空冷構造の決定方法
JIS C 62610-5 第5部 : 屋内キャビネットの冷却性能
JIS C 62610-6 第6部 : 屋内キャビネットのエア再循環及びバイパス

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS C 62610-6 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
C 62610-6 : 2021
(IEC 62610-6 : 2020)

電気及び電子装置用の機械的構造−屋内キャビネットの熱管理−第6部 : 屋内キャビネットのエア再循環及びバイパス

Mechanical structures for electrical and electronic equipment-Thermal management for cabinets-Part 6: Air recirculation and bypass of indoor cabinets

序文

  この規格は,2020年に第1版として発行されたIEC 62610-6を基に,技術的内容及び構成を変更するこ
となく作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある参考事項は,対応国際規格にはない事項である。

1 適用範囲

  この規格は,JIS C 6012-3-100を含むIEC 60297シリーズ及びJIS C 6010規格群を含むIEC 60917シリ
ーズに適合する,サブラック装置及び/又はシャシー装置を実装する屋内キャビネットに共通的に適用す
ることのできる,強制空冷エアフロー品質指標である再循環率及びバイパス率の測定方法について規定す
る。
注記1 再循環及びバイパスを測定することは,冷却効率の点で有害な現象である漏れ流量を軽減する
ことを目的としている。
この規格には,次の事項が含まれている。
a) キャビネットの冷却における再循環流量及びバイパス流量の定義
b) 再循環率RCのレベル
c) キャビネットに実装される強制空冷サブラック装置及び/又はシャシー装置の再循環率RCsの定義式
d) キャビネット全体の再循環率RCr及びバイパス率BPrの定義式
e) 再循環率RCs,RCr及びバイパス率BPrの算出に必要な各部温度の測定方法の要求事項
注記2 この規格はバイパス率の測定の定義を含むが,バイパス率レベルの定義は含まない。
この規格で示す図は,製品の設計を示すものではなく,強制空冷のエアフロー定義を説明するために用
いる。
この規格で扱う再循環率及びバイパス率測定方法は,屋内に設置されたキャビネットに適用されること
を想定している。冷却空気の吸気口はキャビネットの前面又は底面にあり,熱せられた空気は背面又は上

――――― [JIS C 62610-6 pdf 3] ―――――

           2
C 62610-6 : 2021 (IEC 62610-6 : 2020)
面に排気される。この規格で示す方法は,屋外に設置され前面又は背面に熱交換器,エアコンなどの冷却
装置を備えたキャビネットにも適用することが可能である(附属書C参照)。
サブラック再循環率又はキャビネット再循環率は,キャビネットに実装される個々のサブラック装置若
しくはシャシー装置ごと,又はキャビネット全体に対して定義される。キャビネットバイパス率はキャビ
ネット全体に対して定義される。
注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 62610-6:2020,Mechanical structures for electrical and electronic equipment−Thermal management
for cabinets in accordance with IEC 60297 and IEC 60917 Series−Part 6: Air recirculation and
bypass of indoor cabinets(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”こ
とを示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 6010-1 電気及び電子機器実装の機械的構造 開発のためのモジュラーオーダー−第1部 : 基
準規格
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60917-1,Modular order for the development of mechanical
structures for electrical and electronic equipment practices−Part 1: Generic standard
JIS C 6012-3-100 電子機器用の機械的構造−482.6 mm(19 in)シリーズの機械的構造寸法−フロント
パネル,サブラック,シャシ,ラック及びキャビネットの基本寸法
注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60297-3-100,Mechanical structures for electronic equipment
−Dimensions of mechanical structures of the 482,6 mm (19 in) series−Part 3-100: Basic dimensions
of front panels, subracks, chassis, racks and cabinets

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
注記 ISO及びIECは,次のアドレスで示す場所に,規格化において使用する用語のデータベースを保
持している。
· IEC Electropedia: https://www.electropedia.org/
· ISO Online browsing platform: https://www.iso.org/obp/ui
3.1
再循環流量,fRC(recirculation flow rate,fRC)
冷却される装置の排気から,その装置の吸気側に直接還流する空気の流量
3.2
バイパス流量,fBP(bypass flow rate,fBP)
冷却される装置を通過せずに,キャビネットを通過する空気の流量

――――― [JIS C 62610-6 pdf 4] ―――――

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C 62610-6 : 2021 (IEC 62610-6 : 2020)
3.3
サブラック再循環率,RCs(recirculation ratio of a subrack,RCs)
サブラック装置又はシャシー装置の流量に対する再循環流量の比率
3.4
キャビネット再循環率,RCr(recirculation ratio of a cabinet,RCr)
キャビネットに実装された全てのサブラックの合計流量に対する,キャビネットに実装された全てのサ
ブラックの合計再循環流量の比率
3.5
キャビネットバイパス率,BPr(bypass ratio of a cabinet,BPr)
キャビネットの流量に対するキャビネットのバイパス流量の比率
3.6
ダミー熱負荷,DTL(dummy thermal load,DTL)
サブラック装置及び/又はシャシー装置が生成する発熱量,流量などの熱流体的な挙動を再現する模擬
装置
注釈1 一般的に,ヒーター及びファンをきょう(筐)体に実装したものが用いられ,発熱量及びファ
ン流量を調整可能である。

4 再循環レベル

  再循環レベルRLは,サブラック又はシャシー又はキャビネットの再循環の程度を示し,サブラック再
循環率又はキャビネット再循環率の値に応じてレベルRL1RL4で表す(表1参照)。
表1−再循環レベルの定義
単位 %
再循環レベル サブラック再循環率RCs又は
キャビネット再循環率RCr
RL1 33以上
RL2 20以上 33未満
RL3 10以上 20未満
RL4 0以上 10未満
サブラック及び/又はシャシーの実装状態若しくは実装位置,又はケーブル及び/又はその他の機械部
品などの状態によってRCs又はRCrの値が異なる場合は,製造業者は,技術資料などでその実装構成条件
と対応する再循環レベルを明示しなければならない。

5 再循環率及びバイパス率の決定

5.1 キャビネット内の冷却エアフロー

  サブラックが実装されたキャビネット内のエアフローを,流量収支に応じた大きさ及び方向の矢印で,
模式的に表したものを図1に示す。キャビネット装置は,前面から吸気されサブラックの吸気口からサブ
ラック内部を冷却し,サブラック排気口から排気され,キャビネット背面から排気される。キャビネット
吸気の一部はサブラックをバイパスし,キャビネットの外部に直接排気される。サブラック排気の一部は

――――― [JIS C 62610-6 pdf 5] ―――――

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JIS C 62610-6:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62610-6:2020(IDT)

JIS C 62610-6:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 62610-6:2021の関連規格と引用規格一覧