JIS C 6435:1989 低周波変成器及びコイル試験方法 | ページ 5

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図21 不整合減衰量測定回路
(負荷側インピーダンスが比較的高く,直流を重畳する場合)
5.15.2 測定方法及び計算式 切換器Kを切り換えて,電圧計Vが同一の値となるように可変抵抗減衰器
ATTを調整した場合の可変抵抗減衰器ATTの読みをb0 (dB) とし,不整合減衰量bp (dB) を次の式から算
出する。
bp (dB) =b0−6
5.15.3 測定上の注意事項
(1) 電圧計の入力インピーダンスは,R1,R3及びR0に比べて十分大きいこと。
(2) チョークコイルCHのインピーダンスは,負荷側インピーダンスR2に比べて十分大きく,またコンデ
ンサCのインピーダンスは,負荷側インピーダンスR2に比べて十分小さいこと。

5.16 位相特性

5.16.1 測定回路 変成器の位相特性の測定回路を図22に示す。
直流の重畳を要する場合は,動作減衰量測定回路に準じて行う。

――――― [JIS C 6435 pdf 21] ―――――

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図22 位相特性測定回路
5.16.2 測定方法及び計算式 位相計の二つの入力端子に供試変成器の電源側電圧及び負荷側電圧をそれ
ぞれ印加し,位相計の指示値から位相角を読み取る。
5.16.3 測定上の注意事項 位相計の入力インピーダンスは,供試変成器の負荷側成端抵抗R2に比べて十
分大きいこととする。

5.17 巻線不平衡減衰量

5.17.1 測定回路 変成器の巻線不平衡減衰量の測定回路の例を図23に示す。

――――― [JIS C 6435 pdf 22] ―――――

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図23 巻線不平衡減衰量測定回路
5.17.2 測定方法及び計算式 切換器Kを切り換えて,電圧計Vが同一の値となるように可変抵抗減衰器
ATTを調節した場合の可変抵抗減衰器ATTの減衰量をb0 (dB) とし,巻線不平衡減衰量bw (dB) を次の式
から算出する。
n1
bW (dB)= b0 20 log10 3
n2
ここに, n1 : n2は,電源側対負荷側巻線の変成比を示す。
5.17.3 測定上の注意事項 電圧計の入力インピーダンスは,R2及びR0に比べて十分大きいこととする。

5.18 静電容量不平衡

5.18.1 測定回路 変成器の負荷側端子の一端を接地した場合の電源側巻線の静電容量不平衡の測定回路
の例を図24に示す。

――――― [JIS C 6435 pdf 23] ―――――

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図24 静電容量不平衡測定回路
5.18.2 測定方法及び計算式 規定の周波数で測定端子X及びX'を開放し,差動可変コンデンサの容量目
盛を0にした状態で,可変コンデンサC2を調節してブリッジの平衡をとり,次に供試変成器の電源側端子
をX及びX'に接続し,差動可変コンデンサCDを調節してブリッジの平衡を得た場合,CDの読みをC0と
し,静電容量不平衡Cを次の式から算出する。
C=2C0
5.18.3 測定上の注意事項 測定前にブリッジの平衡をとる場合,測定コードを接続した状態で平衡をとる。
また,周波数を変化させた場合も同様な操作を繰り返すこと。

5.19 縦電流不平衡減衰量

5.19.1 測定回路 変成器の縦電流不平衡減衰量の測定回路の例を図25に示す。
図25 縦電流不平衡減衰量測定回路
5.19.2 測定方法及び計算式 切換器Kを切り換えて,電圧計Vが同一の値となるように可変抵抗減衰器
ATTを調整した場合の可変抵抗減衰器ATTの読みをb0 (dB) とし,縦電流不平衡減衰量bL (dB) を次の式
から算出する。
R2
bL (dB)= b010 log10
R1

――――― [JIS C 6435 pdf 24] ―――――

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5.19.3 測定上の注意事項
(1) 供試変成器の負荷側を接地して使用するものは,その状態で試験する。
(2) 電圧計の入力インピーダンスは,R0及びR1に比べて十分大きいこと。
(3) 電圧計の入力インピーダンスは,対地静電容量不平衡が少ないこと。

5.20 漏話減衰量

5.20.1 測定回路 変成器の漏話減衰量の測定回路の例を図26に示す。

――――― [JIS C 6435 pdf 25] ―――――

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