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JIS C 6575-1:2009 規格概要
この規格 C6575-1は、通常屋内において用いる電気機器,電子機器及びそれらの部品の保護を目的とする後続の部に規定するすべてのミニチュアヒューズ(例えば,管形ヒューズリンク,サブミニチュアヒューズリンク及びUMヒューズリンク)に適用する通則及び試験について規定。
JISC6575-1 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C6575-1
- 規格名称
- ミニチュアヒューズ―第1部 : ミニチュアヒューズに関する用語及びミニチュアヒューズリンクに対する通則
- 規格名称英語訳
- Miniature fuses -- Part 1:Definitions of miniature fuses and general requirements for miniature fuse-links
- 制定年月日
- 1999年3月20日
- 最新改正日
- 2016年1月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60127-1:2006(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 29.120.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1999-03-20 制定日, 2004-03-20 確認日, 2005-01-20 改正日, 2009-03-20 改正日, 2013-03-21 改正日, 2016-01-20 改正
- ページ
- JIS C 6575-1:2009 PDF [21]
C 6575-1 : 2009
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 一般要求事項・・・・[5]
- 5 標準定格・・・・[5]
- 6 表示・・・・[6]
- 7 試験に関する一般事項・・・・[6]
- 7.1 試験の大気条件・・・・[6]
- 7.2 形式試験・・・・[7]
- 7.3 試験用ヒューズベース・・・・[7]
- 7.4 電源・・・・[7]
- 8 寸法及び構造・・・・[8]
- 8.1 寸法・・・・[8]
- 8.2 構造・・・・[8]
- 8.3 端子・・・・[8]
- 8.4 端子のアライメント及び形状・・・・[8]
- 8.5 はんだ接合部・・・・[8]
- 9 電気的要求事項・・・・[8]
- 9.1 電圧降下・・・・[8]
- 9.2 時間-電流特性・・・・[9]
- 9.3 遮断容量・・・・[10]
- 9.4 耐久試験・・・・[11]
- 9.5 最大継続ワット損・・・・[11]
- 9.6 パルス試験・・・・[11]
- 9.7 ヒューズリンクの温度・・・・[12]
- 附属書A(参考)ミニチュアヒューズリンクのカラーコード付け・・・・[13]
- 附属書B(参考)時間-電流特性表示用のサンプル(例)・・・・[15]
附属書C(参考)認証取得後の適合性確認試験(監査試験)−IECEE 03(CBフル認証システム)の
原則をミニチュアヒューズに適用するためのガイドライン 17
- 附属書JA(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[18]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS C 6575-1 pdf 1] ―――――
C 6575-1 : 2009
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。これによって,JIS C 6575-1:2005は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。
JIS C 6575の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS C 6575-1 第1部 : ミニチュアヒューズに関する用語及びミニチュアヒューズリンクに対する通則
JIS C 6575-2 第2部 : 管形ヒューズリンク
JIS C 6575-3 第3部 : サブミニチュアヒューズリンク(その他の包装ヒューズ)
JIS C 6575-4 第4部 : UMヒューズリンク(UMF)並びにその他の端子挿入形及び表面実装形ヒューズ
リンク
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS C 6575-1 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 6575-1 : 2009
ミニチュアヒューズ−第1部 : ミニチュアヒューズに関する用語及びミニチュアヒューズリンクに対する通則
Miniature fuses-Part 1: Definitions of miniature fuses and general requirements for miniature fuse-links
序文
この規格は,2006年に第2版として発行されたIEC 60127-1を基とし,我が国におけるミニチュアヒュ
ーズの生産状況及び使用実態に適合させるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。変更の一
覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
1 適用範囲
この規格は,通常屋内において用いる電気機器,電子機器及びそれらの部品の保護を目的とする後続の
部に規定するすべてのミニチュアヒューズ(例えば,管形ヒューズリンク,サブミニチュアヒューズリン
ク及びUMヒューズリンク)に適用する通則及び試験について規定する。
主要な各ヒューズについての詳細な規定は,JIS C 6575の規格群(以下,シリーズという。)の後続の部
に規定する。
この規格は,腐食又は爆発が起こり得る特別な環境条件の下で用いる機器用のヒューズには適用しない。
この規格の目的は,次のとおりである。
a) 機器又はその一部を最も適切な方法で保護するために,ミニチュアヒューズに関する統一要求事項を
確立する。
b) 電気機器及び電子機器の設計者に対する指針を提供し,かつ,類似の寸法,及び特性のヒューズリン
クと交換できるよう,ヒューズの性能を明確にする。
c) 試験方法を明確にする。
d) この規格によるヒューズホルダ(IEC 60127-6参照)を用いる場合には,ヒューズホルダの規定受容
ワットに適したヒューズリンクの使用を保証するために,ヒューズリンクの最大継続ワット損を規定
する。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 60127-1:2006,Miniature fuses−Part 1: Definitions for miniature fuses and general requirements
for miniature fuse-links (MOD)
なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示
す。
――――― [JIS C 6575-1 pdf 3] ―――――
2
C 6575-1 : 2009
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
IEC 60038,IEC standard voltages
IEC 60127-6:1994,Miniature fuses−Part 6: Fuse-holders for miniature cartridge fuse-links,Amendment 1
(1996) 及びAmendment 2 (2002)
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
ヒューズ (fuse)
ある一定値を超える電流が,ある時間流れた場合に,特別に設計し,かつ,適切な寸法となっている可
溶部材1本,又はそれ以上が溶断することによって電流を遮断し,ヒューズが挿入されている回路を開放
する装置。
注記 ヒューズは,完結した装置を構成するのに必要なすべての部品を含むものとする。
3.2
ミニチュアヒューズ (miniature fuse)
ヒューズリンクがミニチュアヒューズリンクであるヒューズ。
3.3
ヒューズリンク (fuse-link)
ヒューズエレメントを含むヒューズの部分であり,ヒューズが動作した後に取り替えることができる部
分。
3.4
包装ヒューズリンク (enclosed fuse-link)
ヒューズエレメントが容器に内包されているヒューズリンクであって,ヒューズの定格内での動作中,
例えば,アークの発生,ガス,火炎又は金属粒子の噴出などによって,外部に有害な影響を与えないよう
に作られているもの。
3.5
ミニチュアヒューズリンク (miniature fuse-link)
主寸法の少なくとも一つが10 mm以下であり,かつ,定格遮断容量が2 kA以下の包装ヒューズリンク。
注記 主寸法とは,長さ,幅,高さ及び直径である。
3.6
サブミニチュアヒューズリンク (sub-miniature fuse-link)
ケース(本体)の主寸法のすべてが10 mm以下のミニチュアヒューズリンク。
3.7
UMヒューズリンク (universal modular fuse-link)
主にプリント配線板又はその他の導電性基板に直接電気的に接続し,必要に応じてある程度の非互換性
をもつように設計した特徴をもつミニチュアヒューズリンク。
――――― [JIS C 6575-1 pdf 4] ―――――
3
C 6575-1 : 2009
3.8
ヒューズリンク接触部 (fuse-link contact)
ヒューズベース接触部又はヒューズキャリヤ接触部と接触するように設けたヒューズリンクの導電部分。
3.9
ヒューズホルダ (fuse-holder)
ヒューズベースとヒューズキャリヤとを組み合わせたもの。
3.10
ヒューズベース(ヒューズマウント)[fuse-base (fuse-mount)]
システムとの接続のための接触部及び端子をもっているヒューズの固定部分。
3.11
ヒューズベース接触部(ヒューズマウント接触部)[fuse-base contact (fuse-mount contact)]
ヒューズキャリヤ接触部又はヒューズリンク接触部と接触するように設けた端子に接続しているヒュー
ズベースの導電部分。
3.12
ヒューズキャリヤ (fuse-carrier)
ヒューズリンクを保持するために設けたヒューズの可動部分。
3.13
ヒューズキャリヤ接触部 (fuse-carrier contact)
ヒューズリンク接触部と接触し,ヒューズベース接触部と接触するように設けたヒューズキャリヤの導
電部分。
3.14
ヒューズエレメント (fuse-element)
ヒューズが動作したときに,溶断するように設計したヒューズリンクの部分。
3.15
同形シリーズ(ヒューズリンクの)[homogeneous series (of fuse-links)]
ある試験において,そのシリーズの一つ,又は幾つかのヒューズリンクだけで,そのシリーズのすべて
のヒューズリンクの代表とみなせるような特性がある場合,その特性だけが互いに異なるようなヒューズ
リンクのシリーズ。
注記 ヒューズリンクの特性が次に適合する場合は,同形シリーズを形成するとみなす。
− 本体の寸法,材料及び製造方法が同一である。
− キャップ,又はその他の端子の寸法,材料が同一で,本体への取付け及びそのすき間を密
閉する方法が同一である。
− もし消弧剤を用いていれば,本体は同一材料で同程度に充てんする。消弧剤の粒度は同一
であるか,又は定格電流に伴い,単調に増加又は減少してもよい。
− ヒューズエレメントは,設計方針,構造及び材料が同一である。また,ヒューズエレメン
トの断面積は定格電流に伴い単調に増加又は減少する。
− 定格電圧が同一である。
− 低遮断容量のヒューズリンクについては,同形シリーズ内の最大定格遮断容量だけ試験す
ればよい。
――――― [JIS C 6575-1 pdf 5] ―――――
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JIS C 6575-1:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60127-1:2006(MOD)
JIS C 6575-1:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 29 : 電気工学 > 29.120 : 電気付属部品 > 29.120.50 : ヒューズ及びその他過電流保護装備
JIS C 6575-1:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC6575-2:2016
- ミニチュアヒューズ―第2部:管形ヒューズリンク
- JISC6575-3:2016
- ミニチュアヒューズ―第3部:サブミニチュアヒューズリンク
- JISC6575-4:2009
- ミニチュアヒューズ―第4部:UMヒューズリンク(UMF)並びにその他の端子挿入形及び表面実装形ヒューズリンク