JIS C 7607:1991 測光標準用放電ランプの全光束測定方法

JIS C 7607:1991 規格概要

この規格 C7607は、測光標準用放電ランプの全光束の値を,積分球を用い同種の測光標準放電ランプの全光束の値から比較測定によって求める方法について規定。

JISC7607 規格全文情報

規格番号
JIS C7607 
規格名称
測光標準用放電ランプの全光束測定方法
規格名称英語訳
Total luminous flux measurements on discharge lamps used for photometric standards
制定年月日
1962年3月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.140.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1962-03-01 制定日, 1965-04-01 確認日, 1971-03-01 確認日, 1977-02-01 確認日, 1982-04-01 確認日, 1988-08-01 確認日, 1991-05-01 改正日, 1997-06-20 確認日, 2002-06-20 確認日, 2008-03-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS C 7607:1991 PDF [11]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
C 7607 - 1991

測光標準用放電ランプの全光束測定方法

Total luminous flux measurements on discharge lamps used for photometric standards

1. 適用範囲 この規格は,測光標準用放電ランプ(以下,被測定ランプという。)の全光束の値を,積分
球を用い同種の測光標準放電ランプ(以下,標準ランプという。)の全光束の値から比較測定によって求め
る方法について規定する。
なお,差し支えない限り,一般照明用の蛍光ランプ及び高輝度放電ランプ(以下,HIDランプという。)
の全光束の試験にも準用する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS R 6001 研磨材の粒度
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8113 照明用語
JIS Z 8120 光学用語
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103,JIS Z 8113及びJIS Z 8120によるほ
か,次による。
(1) 測光標準用放電ランプ 一般照明用放電ランプの全光束の試験に標準として使用するため,電気的及
び光学的に特性が安定であることが確認されたもので,全光束の値付け(目盛定め)に供する放電ラ
ンプ。
測光標準用蛍光ランプと測光標準用HIDランプがある。
(2) 測光標準放電ランプ 測光において,比較の標準として用いる放電ランプで,全光束の値付け(目盛
定め)がされており,その値がある期間にわたって一定であるとみなせる放電ランプ。
測光標準蛍光ランプと測光標準HIDランプがある。
(3) 受光器 光電素子に拡散透過板(積分球測光窓の拡散透過板を含む。)と光学フィルタを組み合わせた
測光器の受光部。増幅器を含むこともある。
(4) 遮光板(積分球における) 積分球の中心に点灯した標準ランプ又は被測定ランプの発光部からの直
射光及びガラス球からの散乱光が直接測光窓に達しないように遮る,積分球の内面と同一塗装を施し
た白色拡散反射板。
(5) 測光窓 積分球の壁にあけた小さな穴に,可視域の分光透過特性がなるべく平たんな拡散透過板を,
球の内面に対して凹凸が生じないようにはめ込んだ窓。

――――― [JIS C 7607 pdf 1] ―――――

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C 7607 - 1991
(6) 規定のランプ電力の値 標準ランプ又は被測定ランプを測定するためにランプに与える特定の電力の

3. 測定条件 この規格で定める測定条件は,次のとおりとする。
(1) 標準ランプ及び被測定ランプの測定は,特別の場合を除いて規定のランプ電力の値を一定に保って行
うこと。
(2) 標準ランプ及び被測定ランプは,付表1に規定する試験用安定器のうちから適合するものを選び,常
にその試験的用安定器を用いて点灯して測定すること。
(3) 標準ランプ及び被測定ランプは,付表2に規定する点灯姿勢で,光中心を積分球の中心に一致させて
点灯すること。
4. 測定設備及び試験場所の状態 測定設備及び試験場所の状態は,次による。
(1) 電源,電気計器及び電気回路
(a) 点灯電源 標準ランプ又は被測定ランプの点灯電源は,周波数50Hz又は60Hzの,正弦波に近い安
定化交流電源で電圧及び周波数の安定度は,±0.2%以内,ひずみ(歪)率は3%以内のものを用い
る。
(b) 電気計器 電気特性の測定に用いる電気計器は,確度±0.2%以内の交流ディジタル計器とし実効値
を測定,表示するものであること。
なお,ランプに並列に接続する計器のインピーダンスは,その分流電流がランプの電流の0.1%以
下となるように十分に高いものであり,ランプに直列に接続する計器のインピーダンスは,その電
圧降下がランプの電圧の1%以下となるように十分低いものであること。
(c) 電気回路 蛍光ランプ及びHIDランプの点灯回路を付図1及び付図2に示す。蛍光ランプ及びHID
ランプに対する電気計器の電圧回路は,点灯回路とは別個に受金に直接接続する。この接続線及び
点灯回路の導線は,電流容量が十分にあるものを使用する。被測定ランプが蛍光ランプの場合には,
ランプから見た電源のインピーダンスは,試験用安定器を除いて100 地
(2) 測光設備 測光設備は,次による。
(a) 積分球 積分球は,その内径が,標準ランプ又は被測定ランプの最大寸法の1.2倍以上で,最低1.5m
以上とする。積分球の内面,遮光板,標準ランプの支持具又は被測定ランプの支持具などには,可
視域の分光反射特性がなるべく平たんな白色拡散反射材料(例えば,硫酸バリウム粉末)によって,
各部の反射率が一様で,かつ,均等拡散面に近い状態となるように塗装を施すものとする。
遮光板は,積分球の中心に点灯した標準ランプ又は被測定ランプの発光部からの直射光及びガラ
ス外球からの散乱光が直接測光窓に達しないように遮り,積分球の内面と同一塗装を施した白色拡
散反射板とし,かつ,なるべく小さい寸法のものとし,積分球の中心と測光窓の中心を結ぶ直線上
に,積分球の中心から半径の3121の位置に測光窓に平行な状態で固定する。
(b) 受光器 全光束測定用の受光器は,光電素子としてシリコンホトダイオード,又は光電管を用いた
ものとする。受光器は一定の放射束の連続入射に対する出力の1時間当たりの変化が,±0.25%の
もので,入射光束−光電流の直線性は,増幅器を含め使用範囲内で±0.1%とし,経年変化の少ない
ものとする。受光器は,ランプ周囲温度の影響が少ない構造とし,光電流の温度変化が±0.2%/℃以
内のものとする。
受光器は,経年変化の少ない補正フィルタを組み合わせ,特に436nmの水銀ライン周辺について

――――― [JIS C 7607 pdf 2] ―――――

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C 7607 - 1991
は良好に標準比視感度(標準分光視感効率)に近似させ,色補正係数を1に近くするような相対分
光応答度をもったものとする。
紫外放射及び赤外放射の漏れ込みによる測光精度の低下は,実用的に無視できる程度とする。
備考 この受光器には,積分球の測光窓を形成する拡散透過板を含む。
(3) 試験場所の条件及び状態 試験場所の条件及び状態は,次による。
(a) 温度 試験室の設定温度は,2030℃の範囲,測定中できるだけ一定の温度に調整保持すること。
積分球の内部の温度は,ランプの種類によって,表1に示す範囲に調整すること。
ただし,点灯した標準ランプ又は被測定ランプの周囲温度は,ランプの中心を通る水平面上で,
標準ランプ又は被測定ランプから50cm,積分球内壁から10cm以上離れた場所で測定する。
また,温度計の感温部は,例えば,遮へい板などによって,ランプからの直接の放射が当たらな
いように配慮すること。
表1 ランプの周囲温度
単位 ℃
ランプの種類 周囲温度
蛍光ランプ 25±1
HIDランプ 2035
%の範囲に保持すること。
(b) 湿度 試験室の相対湿度は,651020
(c) 振動 振動は,測定に影響を与えない程度であること。
5. 測定 測定は,次による。
(1) 測定準備
(a) 測定に先立ち,電源を投入して測定設備全系統をウオーミングアップする。特に,積分球は,標準
ランプ又は被測定ランプとほぼ同等の消費電力の電球又は放電ランプを球内で30分以上点灯して,
球内の温度を測定条件とほぼ同じにして,球内面の反射率の安定化を図る。
(b) 標準ランプ及び被測定ランプは,その光中心を積分球の中心に一致させて点灯する。
(c) 標準ランプ及び被測定ランプは,定格入力電圧を加えて点灯し,ほぼ安定に達したとき,ランプ電
力を規定のランプ電力の値に調整し,その後20分経過してから測定に入る。この規定のランプ電力
の値を測定中一定に保持する。
(2) 比較測定
(a) 全光束の測定,ランプ電流の測定及びランプ周囲温度の測定は,標準ランプ又は被測定ランプそれ
ぞれのランプの各点灯ごとに2回以上行い,それを平均してその点灯における測定値とする。
(b) ランプの点灯及び測定は,原則として,標準ランプ及び被測定ランプについて一定の順序で,ほぼ
等しい時間間隔で次々に行い,引き続いて逆の順序で行い,これを一組の測定とし,それぞれのラ
ンプについての測定値の平均をとる。
例 標準ランプ2個,被測定ランプn個の一組の測定の例
s1→s2→t1→t2···tn,tn···t2→t1→s2→s1
ここに, s1,s2 : 標準ランプ
t1,t2,tn : 被測定ランプ
一組の測定には標準ランプは2個以上使用する。標準ランプ又は被測定ランプは,測定の都度点
灯し直す。測定は,上記のサイクルを二組以上行って平均することが望ましい。
(3) 全光束の算出 標準ランプ及び被測定ランプそれぞれに対する各点灯ごとの測光器の読みの平均値を

――――― [JIS C 7607 pdf 3] ―――――

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C 7607 - 1991
求め,次の式によって被測定ランプの全光束の値 k1, k2は附属書によって求め
る。
it
t s k1k2
is
ここに, 被測定ランプの全光束の値
標準ランプの全光束の値
it : 被測定ランプについての測光器の読み
is : 標準ランプについての測光器の読み
k1 : 色補正係数
k2 : ランプの形状及び寸法の相違などによる自己吸収の補正係数
6. 測定結果の記載 測定結果には,次の事項を記載する。
(1) 被測定ランプの名称及びランプ個体番号
(2) 測定条件
(a) 規定したランプ電力の値
(b) 点灯姿勢
(c) 電源周波数
(3) 測定結果
(a) 全光束の値
(b) ランプ電圧及ぴランプ電流の値
(c) ランプの周囲温度
(4) 基準とした標準ランプの名称及びランプ個体番号
(5) その他,測定の参考となる事項

――――― [JIS C 7607 pdf 4] ―――――

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C 7607 - 1991
付表1 試験用安定器
(1) 蛍光ランプ
ランプの種類 ランプの 適合ランプの種別 定格入 基準 インピー 力率
大きさの 力電圧 電流 ダンス
区分 V A 圀
スタータ形 4 FL4 100 0.147 553± 5 0.075±0.010
ランプ 6 FL6
8 FL8 0.170 423± 4
10 FL10 0.230 355± 2 0.075±0.005
15 FL15 0.300 244± 1
20 FL20 FL20S FL20SS/18 FCL20 FCL20/18 0.375 190± 1
30 FL30 FL30S FCL30 FCL30/28 0.620 118± 1
32 FCL32 FCL32/30 147 0.435 241± 1
40 FL40 FL40S FL40S/38 FL40SS/37 FCL40 200 341± 2
FCL40/38
ラピッド 20 FLR20 FLR20S 155 0.375 357± 2 0.075±0.005
スタート形 40 FLR40 FLR40S FLR40S/36 230 0.435 418± 2
ランプ 110H FLR110H FLR110H/100 400 0.800 413± 2
スリム FSL42T6 450 0.12 3200±13 0.075±0.005
ライン形 0.20 1950± 8
ランプ 0.30 1345± 6
FSL64T6 600 0.12 4175±17
0.20 2555±11
0.30 1735± 7
FSL72T8 0.12 4175±17
0.20 2555±11
0.30 1735± 7
0.12 5195±21
FSL96T8 750 0.20 3130±13
0.30 2165± 9
コンパクト FPL4 FPL6 100 0.147 553± 5 0.075±0.010
形ランプ FPL9 FDL9 FGL9 FML9 FWL9 0.230 355± 2 0.075±0.005
FPL13 FDL13 FGL13 FTL13 FML13 FWL13 0.300 244± 1
FPL18 FDL18 FML18 FWL18 0.375 190± 1
FPL27 FDL27 FML27 FWL27 FPL30 0.620 118± 1
FPL28 147 0.435 241± 1
FPL36 FML36 FWL36 200 341± 2
FPL55 0.670 207± 2

――――― [JIS C 7607 pdf 5] ―――――

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JIS C 7607:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 7607:1991の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISR6001:1998
研削といし用研磨材の粒度
JISZ8103:2019
計測用語
JISZ8113:1998
照明用語
JISZ8120:2001
光学用語