この規格ページの目次
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C 7623 : 2019
3.14
テイクオーバ(take-over)
グロー放電からアーク放電(熱電子による放電)に転移までの時間。
注記 テイクオーバの終わりには,ランプの力率は0.9を超え,かつ,ランプ電圧は安定し,約20 V
(実効値)を超える。
3.15
ピーク電流比,PCR(peak current ratio,PCR)
ピーク電流と実効値電流との比率。
注記 測定手順は,附属書Gに記載している。
3.16
代表的なランプ電圧(typical lamp voltage)
低周波く(矩)形波安定器で点灯させた場合,予想される安定点灯時のランプ電圧。
注記 代表的なランプ電流は,定格ランプ電力及び代表的なランプ電圧によって導出される。実際に
は,低周波く(矩)形波安定器での点灯で最良の性能を得るために,ランプ電圧の許容範囲内
で代表的なランプ電圧とは異なったランプ電圧で設計する場合がある。ランプ電流は,それに
従って異なる値になる。
代表的なランプ電圧及び代表的なランプ電流は,テイクオーバ及び安定時間中の電流を割り当てるため
の基礎データとして使われる。
3.17
代表的なランプ電流(typical lamp current)
低周波く(矩)形波安定器で点灯させた場合,予想される安定点灯時のランプ電流。
注記 代表的なランプ電流は,定格ランプ電力及び代表的なランプ電圧によって導出される。実際に
は,低周波く(矩)形波安定器での点灯で最良の性能を得るために,ランプ電圧の許容範囲内
で代表的なランプ電圧とは異なったランプ電圧で設計する場合がある。ランプ電流は,それに
従って異なる値になる。
代表的なランプ電圧及び代表的なランプ電流は,テイクオーバ及び安定時間中の電流を割り
当てるための基礎データとして使われる。
3.18
極性反転時間,立上がり立下り時間(commutation time, fall and rize time)
ランプ電流の極性の反転時間。
注記 ランプ電流波形において,半サイクルの90 %(実効値)から,反対極性の半サイクルの90 %
(実効値)になるまでの時間。
4 ランプ要求事項
4.1 一般事項
ランプは,この規格及びJIS C 7624の要求事項を満足しなければならない。
低周波く(矩)形波安定器による点灯専用であるランプは,ランプデータシートで規定しているか,又
は製造業者によって宣言されている。
ランプは,正常又は受入れ可能な使用状態において,その性能が信頼できるように設計しなければなら
ない。
――――― [JIS C 7623 pdf 6] ―――――
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C 7623 : 2019
4.2 表示
表示は,JIS C 7624の4.2(表示)及び5.2.2.1(表示)による。表示事項であるランプ形式の記号は,附
属書JAによる。
附属書JAで規定していないランプ(セラミック発光管のランプなど)は,製造業者の形式を表示する。
ただし,色温度を表す記号を適切に表示することが必要であり,ILCOS-Jコードで表示することが望ま
しい。ILCOS-Jコードの代わりに,製造業者の記号又は相関色温度を表示してもよい。この情報は,ラン
プ自体に表示するか又は供給元のカタログに記載する。
注記 IECは,ランプを識別するための固有のコードとして,ILCOSコードを採用している。この
ILCOSは,International Lamp Coding Systemの略で,IEC 61231に規定している。ILCOS-Jコー
ドは,このILCOSコードを基準として作成した。ILCOS-Jコードの付与方法を,附属書JBに
示す。
4.3 寸法
ランプの寸法は,該当するランプデータシートの要求事項に適合しなければならない。
4.4 口金
完成ランプの口金は,JIS C 7709-1に適合しなければならない。
4.5 始動特性及び立上がり特性
4.5.1 磁気回路式安定器で使用するランプ
ランプは,該当するランプデータシートに規定する安定時間内に点灯し,点灯を維持しなければならな
い。測定方法は,附属書Aによる。
突入電流は,該当するランプデータシートに規定する最大値を超えてはならない。試験方法は,JIS C
8119による。
立上がり電流は,該当するランプデータシートに規定する最小値と最大値との範囲内でなければならな
い。測定方法は,附属書Aによる。
注記 最大突入電流(ピーク値)は,安定器及びランプの性能劣化(オーバーヒート,電極の溶融な
ど)を防ぐために始動時の整流状態の電流値を制限している。最小立上がり電流は,グロー放
電からアーク放電への移行を保障するために必要である。
4.5.2 低周波く(矩)形波安定器にだけ適合したランプ
ランプは,E.3に規定する手順で試験し,該当するランプデータシートに規定する安定時間を満足しな
ければならない。
4.6 電気的特性
ランプの電気的初特性は,該当するランプデータシートに規定する要求事項に適合しなければならない。
測定方法は,附属書Bによる。
低周波く(矩)形波安定器だけに適合したランプの測定方法は,附属書Eによる。ランプ電圧は,該当
するランプデータシートに規定がない場合,75 V110 Vの範囲とする。
注記 安定器のランプ電力制御は,広いランプ電圧の範囲でランプの光学特性を最適化することがで
きる。
4.7 光束特性
光束特性は,次による。ただし,低周波く(矩)形波安定器だけに適合したランプの測定方法は,附属
書Eによる。
a) ランプ光束の初特性は,定格値の80 %以上でなければならない。
――――― [JIS C 7623 pdf 7] ―――――
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C 7623 : 2019
b) リフレクタ形ランプの中心光度の初特性は,定格値の75 %以上でなければならない。
c) リフレクタ形ランプのビーム角の初特性は,全てのビーム角仕様で定格値の±25 %以内でなければな
らない。
d) 測定方法は,附属書Bによる。
4.8 色特性
4.8.1 色度座標を規定化していないランプ
色度座標の定格値及び許容差は,製造業者又は責任ある供給者が指定しなければならない。
4.8.2 色度座標を規定化しているランプ
相関色温度及び色度座標の初特性は,該当するランプデータシートに規定する。相関色温度及び色度座
標の標準値の関連は,表B.1を参照。
4.8.3 演色評価数
平均演色評価数Raの初特性は,公称値から3を減じた値以上でなければならない。
4.8.4 試験条件
試験条件は,JIS C 7801による。
4.9 光束維持率及び寿命
光束維持率及び寿命は,ランプ製造業者又は責任ある販売業者が指定する。試験方法は,附属書Cによ
る。
5 安定器,始動器及び照明器具設計のための情報
安定器,始動器及び照明器具は,始動及び点灯状態を確実なものにするために,該当するランプデータ
シートに規定する要求事項に適合することが望ましい。照明器具設計のための追加情報は,附属書Dを参
照。封止部温度の測定方法は,JIS C 7802による。外管バルブ温度の測定方法は,JIS C 7527の附属書D
(ガラス球温度測定方法)による。
注記 JIS C 7624にも,ランプの外管バルブ温度及び封止部温度並びに口金温度を規定している。JIS
C 7624では,安全を確保するために,材料を基準に許容値を規定しているが,この規格では,
ランプの性能及び品質の確保を基準に許容値を規定している。
ランプ電圧上昇値の測定方法は,附属書JCによる。
公称ランプ電力が35 W,70 W及び150 Wのランプは,電子安定器設計のための定格ランプ電力を,そ
れぞれ39 W,73 W及び147 Wとする。
6 データシート
6.1 ランプデータシート番号の付与方法
各ランプデータシートの番号は,次の(1)(3)までの組合せからなる配列の記号による。
ランプデータシート番号の配列 (1) − JIS − (2) − (3)
版番号
各シートを表す英数字
この規格の番号“C7623”
――――― [JIS C 7623 pdf 8] ―――――
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C 7623 : 2019
6.2 データシートリスト
6.2.1 図示データシートリスト
表1に,図示データシート番号とランプの種類との対応を示す。
表1−データシート番号とランプの種類との対応
シート番号 種類 口金
C7623-JIS-
0010 片口金形−直管形 E26及びE39
0015 片口金形−だ円形 E26及びE39
0015A 片口金形−直管形 EU10
0025 片口金形−直管形 G8.5
0035 片口金形−直管形 G12
0035A 片口金形−直管形 PG12-2,PGX12-1及びPGX12-2
0110 両口金形 RX7s及びRX7s-24
0120 両口金形 Fc2
0210 リフレクタ形 E26
――――― [JIS C 7623 pdf 9] ―――――
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C 7623 : 2019
ランプ寸法の位置の図示データシート
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片口金形メタルハライドランプ
口金 : E26及びE39 a) 外管バルブ : 直管形
A ガラス球径
B 全長
C 光中心距離
D 電極間距離
注a) IS C 7709-1のシート番号1-21(E26),シート番号1-26及びシート番号1-27(E39)参照。
C7623-JIS-0010-1
――――― [JIS C 7623 pdf 10] ―――――
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JIS C 7623:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 61167:2015(MOD)
JIS C 7623:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 7623:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC7527:2011
- ハロゲン電球(自動車用を除く)―性能仕様
- JISC7550:2011
- ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性
- JISC7624:2013
- 放電ランプ(蛍光ランプを除く)―安全仕様
- JISC7709-1:1997
- 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金
- JISC7801:2019
- 一般照明用光源の測光方法
- JISC7802:1999
- 石英ランプの封止部温度測定方法
- JISC8105-1:2017
- 照明器具―第1部:安全性要求事項通則
- JISC8119:2008
- 放電灯安定器(蛍光灯を除く)―性能要求事項
- JISZ8113:1998
- 照明用語
- JISZ8120:2001
- 光学用語