JIS C 8201-2-2:2011 低圧開閉装置及び制御装置―第2-2部:漏電遮断器 | ページ 3

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4.1.3 定格漏電短絡投入及び遮断容量(I
漏電遮断器を特定の条件の下で投入,通電及び遮断できる,製造業者が漏電遮断器に指定する推定漏電
短絡電流の交流成分の実効値(2.4.3参照)。

4.2 推奨値及び限界値

4.2.1  定格感度電流(I    滿  の推奨値
定格感度電流の推奨値は,0.005 A,0.006 A,0.01 A,0.015 A,0.03 A,0.05 A,0.1 A,0.2 A,0.3 A,0.5
A,1 A,3 A,5 A,10 A,20 A又は30 Aとする。
この他の値は,製造業者の指定による。
I 定格電流の百分率(%)で表示してもよい。
4.2.2 定格漏電不動作電流(I の最小値
定格漏電不動作電流の最小値は,0.5 I
4.2.3 単相負荷時の不動作過電流限界値
単相負荷時の不動作過電流限界値は,附属書1の7.2.7又は附属書2の7.2.7の該当するいずれかに適合
しなければならない。
4.2.4 動作特性
4.2.4.1 非時延形
非時延形の動作特性を表1に示す。
表1−非時延形の動作特性
漏電電流 I 2I 5I 愀10 I 戀20 A c)
最大動作時間 s 反限時形 0.3 0.15 0.04 0.04 −
高速形d) 0.1 − − − 0.1
注a) 湯 器に対して,5 I 湎 わりに0.25 Aを用いてもよい。
b) 注a) によって0.25 Aを用いた場合には,0.5 Aを適用する。
c) 定格電流が100 A以下のものに適用する。
d) 対地電圧が300 V以下の回路に用いるものに適用する。最大動作時間は,この規格の
その他の箇条において規定がない場合は,上表の値を適用する。
I 湯 器は,非時延形でなければならない。
4.2.4.2 時延形
4.2.4.2.1 慣性不動作時間(2.3.7参照)
時延形の慣性不動作時間は,2 I 枉 騰 製造業者が指定しなければならない。
2I \ 動作時間は,0.06 sとする。
2I 動作時間の推奨値は,0.06 s,0.1 s,0.2 s,0.3 s,0.4 s,0.5 s,1 sとする。
なお,この他の値は,製造業者の指定による。
間接接触保護に対してのI Y 時間は,1 sとする(JIS C 60364-4-41の413.1参照)。
4.2.4.2.2 動作特性
0.06 sより長い慣性不動作時間をもつ漏電遮断器に対して,製造業者は,I滿 2I 滿 5I び10 I
ける最大動作時間を明示しなければならない。
0.06 sの慣性不動作時間をもつ漏電遮断器の動作特性を,表2に示す。

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表2−0.06 sの慣性不動作時間をもつ時延形の動作特性
漏電電流 I 2I 5I 10 I
最大動作時間 s 0.5 0.2 0.15 0.15
反限時電流−時間特性をもつ漏電遮断器の場合,製造業者は漏電電流−動作時間特性を明示しなければ
ならない。
4.3 定格漏電短絡投入及び遮断容量(I の値
I 湧\ ICUの25 %とする。より大きい値を製造業者が試験し,提示してもよい。
4.4 直流成分を含む又は含まない漏電電流における動作特性
4.4.1 AC形漏電遮断器
AC形漏電遮断器は,直流成分を含まない正弦波の漏電電流を急激に印加しても,又は連続して増加し
ても動作を保証する。
4.4.2 A形漏電遮断器
A形漏電遮断器は,正弦波の漏電電流及び特定の値の脈流漏電電流を急激に印加しても,又は連続して
増加しても動作を保証する。

5 表示及びその他の製品情報

  第2-1部の箇条5を適用するほか,次のa)   e) による。ただし,規格番号は,第2-1部をこの規格に読
み換える。
a) 次のデータを第2-1部の5.2に規定する表示に追加又は変更して,一体形漏電遮断器(箇条1参照)
に表示し,取付位置で明確に見えなければならない。
− 定格感度電流I
− 該当する場合には,感度電流設定。
− 慣性不動作時間。時延形に適用し,2 I 動作時間の前に記号 暈 又は
慣性不動作時間である旨の表示をする。慣性不動作時間が0.06 s(60 ms)の場合は,記号□Sでもよ
い(四角の中にS)。
− テスト装置の操作手段(附属書1の7.2.6及び附属書2の7.2.6参照)を“テストボタン”の語句,
記号“T”などで示す。
− 直流成分を含む又は含まない漏電電流における動作特性
− AC形漏電遮断器の記号 :
− A形漏電遮断器の記号 :
附属書2の漏電遮断器では,“直流成分を含む又は含まない”ものの表示はしなくてもよい。
− 高速形の場合,その旨の表示(例,“高速形”,“0.1 s以下”など)
− 定限時時延形のI 作時間(動作時間の変動範囲は,製造業者が説明書などに明示する)
b) 次のデータを漏電ユニットに表示し,取付位置で明確に見えなければならない。
− 回路遮断器の定格電圧と異なる場合には,定格電圧
− 回路遮断器の定格周波数と異なる場合には,定格周波数の値(又は範囲)
− In≦...Aの表示(Inは,漏電ユニットを組み込む回路遮断器の最大定格電流)
− 定格感度電流I
− 該当する場合には,感度電流設定

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− a) に規定する慣性不動作時間
− a) に規定するテスト装置の操作手段
− 直流成分を含む又は含まない漏電電流における動作特性
− AC形漏電遮断器の記号 :
− A形漏電遮断器の記号 :
附属書2の漏電遮断器では,“直流成分を含む又は含まない”ものの表示はしなくてもよい。
c) 次のデータを漏電ユニットに表示し,回路遮断器に組み込んだ後,見えなければならない。
− 製造業者名又は商標
− 形式記号又は製造番号
− 設計によって不正確な組立(保護を無効にするような)の可能性がある場合には,漏電ユニットを
組み込む回路遮断器の識別
− この規格番号及び附属書1又は附属書2の別
− 三相電源専用に適用する表示記号
d) 次に該当するデータは,一体形漏電遮断器又は漏電ユニットに表示,又は製造業者の説明書に明示し
なければならない。
− Icuの25 %より大きい場合は,定格漏電短絡投入及び遮断容量I 4.3参照)。
− テスト回路の結線図を含む結線図。該当する場合,電源電圧依存形漏電遮断器には,電源に対する
結線図
− 0.5 I 識 は,定格漏電不動作電流I
e) 次のデータは,製造業者のカタログ,取扱説明書などに明示しなければならない。
− 適用する回路の明示事項
− 三相回路専用
− 三相回路及び単相回路用
− 単相3線式回路専用

6 標準使用,取付け及び輸送条件

  JIS C 8201-1(以下,第1部という。)の箇条6に次の事項を追加して適用する。
− 汚損度(第1部の6.1.3.2参照)
製造業者が特に指定しない場合,漏電遮断器は,汚損度3の環境条件に設置することを意図している。

7 構造及び動作に関する要求事項

  附属書1の箇条7又は附属書2の箇条7の該当するいずれかの規定による。

8 試験

  附属書1の箇条8又は附属書2の箇条8の該当するいずれかの規定による。

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S
N
S : 電源
V : 電圧計
A : 電流計
S1 : 全極スイッチ
S2 : 単極スイッチ
D : 供試漏電遮断器
R : 可変抵抗器
N : 中性線
図1−動作特性検証用試験回路
(附属書1の8.2及び附属書2の8.2参照)

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C 8201-2-2 : 2011
S
s
N
S1
V S : 電源
S1 : 全極スイッチ
A
V : 電圧計
A : 電流計
D : 供試漏電遮断器
Z : 可変インピーダンス
N : 中性線
D
Z
図2−過電流状態における不動作過電流限界値の検証用試験回路
(附属書1の8.5又は附属書2の8.5参照)

――――― [JIS C 8201-2-2 pdf 15] ―――――

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JIS C 8201-2-2:2011の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60947-2:2006(MOD)

JIS C 8201-2-2:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8201-2-2:2011の関連規格と引用規格一覧