JIS C 8282-2-5:2021 家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント―第2-5部:アダプタの個別要求事項

JIS C 8282-2-5:2021 規格概要

この規格 C8282-2-5は、定格電圧が50 Vを超え440 V以下,定格電流が32 A以下の接地極付き又は接地極なしで,家庭用及びこれに類する用途の屋内用又は屋外用の交流アダプタについて規定。

JISC8282-2-5 規格全文情報

規格番号
JIS C8282-2-5 
規格名称
家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント―第2-5部 : アダプタの個別要求事項
規格名称英語訳
Plugs and socket-outlets for household and similar purposes -- Part 2-5:Particular requirements for adaptors
制定年月日
2000年7月20日
最新改正日
2021年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

IEC 60884-2-5:2017(MOD)
国際規格分類

ICS

29.120.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2000-07-20 制定日, 2006-06-20 確認日, 2007-01-20 改正日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2021-03-22 改正
ページ
JIS C 8282-2-5:2021 PDF [39]
                                                                                C 8282-2-5 : 2021

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[2]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 一般要求事項・・・・[4]
  •  5 試験に関する一般注意事項・・・・[4]
  •  6 定格・・・・[4]
  •  7 分類・・・・[5]
  •  8 表示・・・・[5]
  •  9 寸法検査・・・・[6]
  •  10 感電に対する保護・・・・[6]
  •  11 接地接続の手段・・・・[7]
  •  12 端子及び終端・・・・[7]
  •  13 固定形コンセントの構造・・・・[7]
  •  14 アダプタの構造・・・・[7]
  •  15 アダプタのインターロックされたコンセント部・・・・[10]
  •  16 耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性・・・・[11]
  •  17 絶縁抵抗及び耐電圧・・・・[11]
  •  18 接地極の動作・・・・[12]
  •  19 温度上昇・・・・[12]
  •  20 遮断容量・・・・[14]
  •  21 通常操作・・・・[15]
  •  22 プラグを引き抜くために必要な力・・・・[15]
  •  23 可とうケーブル及びその接続・・・・[18]
  •  24 機械的強度・・・・[19]
  •  25 耐熱性・・・・[20]
  •  26 ねじ,通電部及び接続部・・・・[20]
  •  27 沿面距離,空間距離及びシーリングコンパウンドを通しての絶縁距離・・・・[21]
  •  28 絶縁材料の耐過熱性,耐火性及び耐トラッキング性・・・・[21]
  •  29 耐腐食性・・・・[21]
  •  30 絶縁スリーブ付きピンの追加試験・・・・[21]
附属書A(規定)工場で配線される可搬形アクセサリの安全に関する日常試験
     (感電防止及び正しい極性) 22
  •  附属書B(規定)試験に必要な試験品の数・・・・[22]
  •  附属書C(参考)代替グリッピング試験・・・・[22]

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――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 1] ―――――

           C 8282-2-5 : 2021

pdf 目次

ページ

  •  附属書D(規定)アダプタに組み込んだスイッチ・・・・[23]
附属書E(参考)IEC 60884-1をIEC 60228,IEC 60998及びIEC 60999に将来,整合させるための計画
     された変更点 23
  •  附属書AA(規定)旅行用アダプタ・・・・[24]
  •  附属書BB(参考)アダプタの例・・・・[32]
  •  参考文献・・・・[34]
  •  附属書JAA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[35]

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――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 2] ―――――

                                                                               C 8282-2-5 : 2021

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本配線システム工業会(JEWA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて
日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した
日本産業規格である。これによって,JIS C 8282-2-5:2007は改正され,この規格に置き換えられた。
  この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
  この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
  JIS C 8282規格群(家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント)は,次に示す部で構成す
る。
    JIS C 8282-1 第1部 : 一般要求事項
    JIS C 8282-2-1 第2-1部 : ヒューズ付きプラグの個別要求事項
    JIS C 8282-2-2 第2-2部 : 機器用コンセントの個別要求事項
    JIS C 8282-2-3 第2-3部 : 固定配線用のインターロックをもたないスイッチ付きコンセントの個別
        要求事項
    JIS C 8282-2-5 第2-5部 : アダプタの個別要求事項
    JIS C 8282-2-6 第2-6部 : 固定配線用インターロックをもつスイッチ付きコンセントの個別要求事
       項
    JIS C 8282-2-11 第2-11部 : 引掛形などの接続器の個別要求事項

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――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 3] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
                                                                        C 8282-2-5 : 2021

家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント−第2-5部 : アダプタの個別要求事項

Plugs and socket-outlets for household and similar purposes- Part 2-5: Particular requirements for adaptors

序文

 この規格は,2017年に第2版として発行されたIEC 60884-2-5を基とし,我が国固有のプラグ形状を適
用させるため,技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
  なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAAに示す。
  この規格は,JIS C 8282-1:2019と併読する規格である。この規格の箇条番号は,JIS C 8282-1:2019と対
応している。JIS C 8282-1:2019に追加する箇条番号の後に“101”からの番号を付ける。図番号及び表番号
は,“101”からの連続番号を付ける。追加する附属書番号は,AA,BBなどと記載する。

1 適用範囲

置換(箇条1の全てを,次に置き換え適用する。)
  この規格は,定格電圧が50 Vを超え440 V以下,定格電流が32 A以下の接地極付き又は接地極なしで,
家庭用及びこれに類する用途の屋内用又は屋外用の交流アダプタ(以下,アダプタという。)について規定
する。
  この規格は,定格電圧が50 Vを超え250 V以下,定格電流が20 A以下の旅行用アダプタにも適用する
(附属書AA参照)。
  複数のプラグの同時接続を可能にしている旅行用アダプタには,この規格を適用しない。
  注記1 (対応国際規格の注記1注記5は,他国に関する記載であり,削除した。)
  この規格は,追加機能をもつアダプタに対する要求事項を含むが,追加機能の機能自体は含まない。
  注記2 追加機能の例には,電源ユニット,調光,タイマ,保護装置及び赤外線スイッチがある。
  この規格は,接地端子又は接地口出線をもつアダプタには,適用しない。
  注記3 接地端子又は接地口出線をもつアダプタは,JIS C 8300に規定する。
  この規格は,JIS C 8283(規格群)のコネクタを組み込んだアダプタには,適用しない。

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 4] ―――――

           2
C 8282-2-5 : 2021
  この規格を適用するアダプタは,通常40 ℃を超えず,24時間の平均が35 ℃を超えず,下限値が−5 ℃
の周囲温度での使用に適している。
  注記4 標準範囲以下の周囲温度での試験は,検討中。
  この規格の適用範囲のアダプタの例を,附属書BBに示す。
  注記5 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
          IEC 60884-2-5:2017,Plugs and socket-outlets for household and similar purposes−Part 2-5: Particular
              requirements for adaptors(MOD)
            なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こ
          とを示す。

2 引用規格

  引用規格は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条2による。
追加
    JIS C 6575-2 ミニチュアヒューズ−第2部 : 管形ヒューズリンク
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60127-2,Miniature fuses−Part 2: Cartridge fuse-links
    JIS C 6575-3 ミニチュアヒューズ−第3部 : サブミニチュアヒューズリンク
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60127-3,Miniature fuses−Part 3: Sub-miniature fuse-links
    JIS C 8282-1:2019 家庭用及びこれに類する用途のプラグ及びコンセント−第1部 : 一般要求事項
      注記 対応国際規格における引用規格 : IEC 60884-1:2002+AMD1:2006+AMD2:2013,Plugs and
             socket-outlets for household and similar purposes−Part 1: General requirements
    JIS C 8283(規格群)家庭用及びこれに類する用途の機器用カプラ
    IEC 60269-3,Low-voltage fuses−Part 3: Supplementary requirements for fuses for use by unskilled persons
        (fuses mainly for household or similar applications)−Examples of standardized systems of fuses A to F

3 用語及び定義

  用語及び定義は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条3による。
置換(注記3を,次に置き換え適用する。)
  注記3 用語“アクセサリ”は,プラグ,コンセント及びアダプタを含む一般的な用語として使用して
          いる。用語“可搬形アクセサリ”は,プラグ,可搬形コンセント及びアダプタを含む。
追加
  注記101 用語“アダプタ”は,一般的な用語として使用している。特殊なアダプタを除き,全ての形
            のアダプタをいう。
  注記102 JIS C 8282-1:2019での用語“コンセント”は,アダプタのコンセント部を含むが,用語“固
            定形コンセント”及び“可搬形コンセント”は,アダプタのコンセント部を含まない。用語
            “プラグ”は,アダプタのプラグ部を含む。
3.25 置換(3.25全てを,次に置き換え適用する。)
定格電圧(rated voltage)

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                                                                                             3
                                                                                C 8282-2-5 : 2021
  製造業者がアクセサリに指定した電圧
3.26 置換(3.26全てを,次に置き換え適用する。)
定格電流(rated current)
  製造業者がアクセサリに指定した電流
追加
3.101
アダプタ(adaptor)
  1個のプラグ部と1個又はそれ以上のコンセント部とを組み込んで一体化した構造の可搬形アクセサ
リ。追加機能があってもよい。同じ国家システムに属しているコンセント及びプラグで,一つ又はそれ以
上のプラグがコンセントに接続できてもよい。
  注釈1 各国家システムの例は,IEC/TR 60083に記載している。
3.102
ヒューズ付きアダプタ(fused adaptor)
  1極又はそれ以上の極の交換可能なヒューズを組み込んだアダプタ
  注釈1 ヒューズ付きアダプタのヒューズは,過電流に対し,機器又は機器の部品の保護を意図してい
          ない。
3.103
有極性アダプタ(polarized adaptor)
  極性をもつ配線に取り付けられたコンセントに差し込んだ場合,中性線とその他の相線との関係が適切
に保たれるような構造のアダプタ
3.104
シングルアダプタ(single-way adaptor)
  1個のプラグが接続可能な1個のコンセント部をもつアダプタ
3.105
マルチアダプタ(multi-way adaptor)
  二つ以上のプラグの同時接続を可能にする複数のコンセント部を備えたアダプタ
3.106
旅行用アダプタ(travel adaptor)
  異なる国家システムのプラグを受け入れるようになっていないコンセントに,一つ又はそれ以上の異な
る国家システムのプラグの一時的な接続を可能にする可搬形アクセサリ
  注釈1 旅行用アダプタは,一体のユニットである必要はない。一体化した追加機能を内蔵してもよい。
  注釈2 各国家システムの例は,IEC/TR 60083に記載している。
3.107
可動ピンをもつ旅行用アダプタ(travel adaptor with movable pins)
  プラグのピンが内側と外側とにしゅう(摺)動するか,又はいかなる方向にも回転若しくは保持する
が,永久固定はしない旅行用アダプタ。ただし,通常の使用のために位置を固定する手段をもつ

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 6] ―――――

           4
C 8282-2-5 : 2021
3.108
中間アダプタ(intermediate adaptor)
  コンセントに,一つ又はそれ以上のプラグを,調光器,光電スイッチなどの制御器を経て接続すること
を可能にするアダプタ。それらの制御器は,中間アダプタと可とうケーブルとで接続する。
3.109
電線交換形中間アダプタ(rewirable intermediate adaptor)
  外部可とうケーブルの交換が可能な構造をもつ中間アダプタ
3.110
電線非交換形中間アダプタ(non-rewirable intermediate adaptor)
  アダプタの製造業者によって接続し組み立てられた後,外部可とうケーブルを含み完全なユニットを形
成するような構造をもつ中間アダプタ
  注釈1 14.1を参照。
3.111
ケーブルアウトレット付きアダプタ(adaptor with cable outlet)
  ケーブルアウトレットを介して外部可とうケーブルの接続を行う構造のアダプタ。電線交換形でも電線
非交換形でもよい
3.112
定格電力(rated power)
  製造業者がアクセサリに指定した電力

4 一般要求事項

  一般要求事項は,JIS C 8282-1:2019の箇条4による。

5 試験に関する一般注意事項

  試験に関する一般注意事項は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条5による。
追加
5.0A 一般
  この試験の目的のため,ほかに規定がない限り,用語“アダプタ”は,ヒューズ付きアダプタ,有極性
アダプタ,シングルアダプタ,マルチアダプタ,中間アダプタ,ケーブルアウトレット付きアダプタ及び
旅行用アダプタを含む全てのアダプタに適用する。

6 定格

  定格は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条6による。
追加
6.101 アダプタの定格電圧は,アダプタを接続するコンセントの電源システムの標準電圧より低い電圧

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 7] ―――――

                                                                                             5
                                                                                C 8282-2-5 : 2021
であってはならない。アダプタのプラグ部の定格電圧及びアダプタに差し込むことが可能なプラグの定格
電圧は,同一でなければならない。
  注記 標準電圧は,IEC 60038を参照。
6.102 アダプタの定格電流は,次のいずれか低い方の電流でなければならない。
− アダプタのプラグ部の定格電流
− アダプタに差し込むことが可能な複数のプラグの定格電流の合計
− ある場合,組込形過電流保護装置の定格電流
6.103 アダプタの定格電力を指定している場合,定格電力は,力率を1として6.102で規定する定格電流
に,6.101で規定する定格電圧を乗算することによって算出する。
  6.1016.103の適否は,表示を目視検査することによって判定する。

7 分類

  分類は,JIS C 8282-1:2019の箇条7による。

8 表示

  表示は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条8による。
8.1  置換(“− 定格電流”で始まる細別を,次に置き換え適用する。)
− 定格電流 : アンペア(A)及び/又は定格電力 : ワット(W)
追加(“さらに,ねじなし端子”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
  定格電力の表示は,“最大”又は“MAX”を表示しなければならない。
  注記101 これらの表示は,例えば,“最大2 000 W”又は“2 000 W最大”と表示する。
  定格電力及び/又は定格電流の表示は,全てのプラグを差し終わるまで容易に認識できなければならな
い。
  注記102 (対応国際規格の注記は,他国に関する記載であり,削除した。)
  ヒューズ付きアダプタは,ヒューズの存在を示す表示をアダプタに表示しなければならない。この表示
は,記号でもよい。
  ヒューズ付きアダプタは,ヒューズの定格電流及び形式をヒューズホルダ又はヒューズの近傍に表示し
なければならない。
  製造業者は,アダプタを,ほかのアダプタに挿入することに対する警告表示(記号又は文言)を,次の
いずれかに表示しなければならない。
− アダプタ本体
− 最小こん(梱)包単位のこん(梱)包箱
− アダプタの取扱説明書

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 8] ―――――

           6
C 8282-2-5 : 2021
  注記103 対応国際規格の注記103は,この規格では適用しない。
8.2  追加(注記1の前に,次を追加し適用する。)
  ワット                                           W
  ヒューズ                                                 [IEC 60417-5016(2002-10)参照]

9 寸法検査

  寸法検査は,JIS C 8282-1:2019の箇条9による。

10 感電に対する保護

  感電に対する保護は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条10による。
10.1  置換(“プラグが完全に”で始まる段落を,次の段落及び注記に置き換え適用する。)
  アダプタのプラグ部を同じシステムのコンセントに完全又は部分的に差し込んだときに,充電部に接触
できてはならない。ただし,我が国ではアダプタのプラグ部が,部分的にかん合しているときには,この
要求事項は適用しない。
  注記 (対応国際規格の注記は,規定事項であるため,本文に移した。)
置換(“プラグについては,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  アダプタのプラグ部を同じシステムのコンセントに完全又は部分的に差し込んだときに,標準試験指
(JIS C 0922の検査プローブB)を全ての可能な位置に当てる。
10.3  置換(“他のピンに接触”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  他の通電ピンに接触できる間は,プラグの一つのピンとアダプタの充電部刃受との間の接続ができては
ならない。
10.4  置換(“組立用のねじ,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  組立用のねじ,通電ピン及び接地ピン,ピン周辺の接地ストラップ及び金属リング,並びにJIS C 8282-
1:2019の10.2.1又は10.2.2の規定を満足する可触金属部を除き,プラグの外部は,絶縁材料製でなければ
ならない。
10.5  置換(“シャッタ付きコンセントは,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  シャッタ付きアダプタのコンセント部は,プラグがかん合しない状態で図9及び図10に示すゲージが
充電部に接触できないような構造でなければならない。
追加
10.101 アダプタを完全にコンセントに差し込んだ場合,ヒューズ及び/又はヒューズキャリアを取り外
したとき,充電部が可触になってはならない。

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 9] ―――――

                                                                                             7
                                                                                C 8282-2-5 : 2021
  適否は,目視検査で判定する。疑義がある場合,JIS C 0922の検査プローブ13を,5 Nを超えない力で
当てて判定する。アダプタをコンセントに完全に差し込んだ状態で,ヒューズ及び/又はヒューズキャリ
アを通常使用でない位置に置いたとき,検査プローブ13が充電部に触れてはならない。

11 接地接続の手段

  接地接続の手段は,JIS C 8282-1:2019の箇条11による。

12 端子及び終端

  端子及び終端は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条12による。
12.1.1 置換(“電線交換形プラグ”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  ケーブルアウトレット付きアダプタ及び電線交換形中間アダプタは,ねじ式の端子を備えなければなら
ない。

13 固定形コンセントの構造

  固定形コンセントの構造は,この規格では適用しない。
14  プラグ及び可搬形コンセントの構造
置換(箇条14の名称を,次に置き換え適用する。)

14 アダプタの構造

  アダプタの構造は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条14による。
14.1  置換(14.1全てを,次に置き換え適用する。)
  アダプタは,永久に使用不可能にしない限り,手又はねじ回しのような一般工具で,分解できない構造
でなければならない。
  ケーブルアウトレット付きアダプタ及び電線交換形中間アダプタは,例外として,ねじ回しのような一
般工具で,分解できる構造でなければならない。
  適否は,目視検査によって判定する。
  注記1 アダプタは,最初の部品又は材料以外を使用しないとアダプタを再組立できない場合は,永久
          に使用不可能とみなされる。
  注記2 (対応国際規格の注記2は,他国に関する記載であり,削除した。)
  注記3 (対応国際規格の注記3は,他国に関する記載であり,削除した。)
14.2  置換(“可搬形アクセサリのピンは,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  アダプタのピンは,適切な機械的強度をもっていなければならない。

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 10] ―――――

           8
C 8282-2-5 : 2021
14.3 置換(“可搬形アクセサリのピン”で始まる段落及び“正しくない位置に”で始まる段落を,次に置
き換え適用する。)
  アダプタのピンは,次のとおりでなければならない。
− 回転することで,安全又は機能を損なわない場合を除き,回転を防ぐことが可能である。
− アダプタを分解しない限り,取り外すことは可能でない。
− アダプタを通常の使用状態に組み立て,配線したとき,アダプタ本体の中に適切に固定されている。
  正しくない位置にアダプタのピン又は刃受を配置することができてはならない。
14.4  置換(“可搬形コンセントの接地極,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  アダプタの接地極,相極及び中性極の刃受は,使用中,回り止めのためのロックがなければならない。
アダプタを分解した後,工具を使用せずに外せてはならない。
14.11 置換(“電線交換形可搬形アクセサリ”で始まる段落の1行目を,次に置き換え適用する。)
  ケーブルアウトレット付きアダプタ及び電線交換形中間アダプタは,次による。
14.13 置換(14.13全てを,次に置き換え適用する。)
  アダプタのカバーにピン挿入口のブッシングが付いている場合,ブッシングは,カバーを外したとき,
内側から偶然に外れてはならない。
  適否は,目視検査によって判定する。
14.15 置換(“プラグのかん合面は,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  アダプタのプラグ部のかん合面は,アダプタを通常の使用状態に配線し組み立てたとき,ピン以外の突
起部分をもってはならない。
14.16 置換(“可搬形コンセントは,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  アダプタのコンセント部は,適用するプラグと完全にかん合させたとき,それらのかん合面の突起によ
って完全にかん合できないものであってはならない。
14.23 置換(14.23全てを,次に置き換え適用する。)
  アダプタは,差し込む固定形コンセントに無理な応力を与えてはならない。
  適否は,次の試験によって判定する。
  アダプタは,JIS C 8282-1:2019の要求事項に適合した固定形コンセントに挿入する。
  最初に,アダプタの各コンセント部に,長さが1 m,導体断面積が0.75 mm2のコード分類60227 IEC 53
の丸形可とうケーブル付きの適切なプラグを取り付ける。
  導体の数は,関連するプラグの極数と同じとする。
  コンセントは,コンセントのかん合面から奥に8 mmの距離で,かん合面と平行な,充電部の刃受を通
る水平軸で回転するように置く。

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 11] ―――――

                                                                                             9
                                                                                C 8282-2-5 : 2021
  かん合面を鉛直面に保つためにコンセントに加える追加のトルクは,0.25 N·mを超えてはならない。
  試験中,可とうケーブルは,アダプタから自由につるしておく。
  注記 (対応国際規格の注記は,他国に関する記載であり,削除した。)
追加
14.23.101 アダプタは,それらに挿入する器具によって加えられる横方向の応力に耐えなければならない。
  適否は,図13のa)又はb)に示す装置にかん合する場合,その装置を用いて次の試験によって判定する。
ただし,図13のa)又はb)にかん合しない場合,製造業者が指定する装置を用いて行う。
  試験品は,最初充電部の差込口の水平面を通る垂直な面に取り付け,試験する面が垂直位置で,垂直な
取付面に平行になるように置く。
  次に,装置を完全にかん合し,5 Nの力を垂直に下向きに加える。
  装置を1分後に取り外し,アダプタは,取付面で90°回転させる。この試験を4回繰り返し行い,アダ
プタは,各かん合の後に90°回転させる。試験中装置が外れてはならない。この試験をアダプタの各コン
セント部で繰り返す。
  試験後,アダプタは,この規格で許容しない損傷があってはならない。特に,箇条22の要求事項に適合
しなければならない。
14.24 置換(14.24全てを,次に置き換え適用する。)
  アダプタは,適合するコンセントから手で容易に引き抜ける形状及び/又は材料でできていなければな
らない。
  さらに,手でつかむ表面部分は,可とうケーブル付きの場合,可とうケーブルを引っ張らずに,アダプ
タが引き抜けるような構造に設計されていなければならない。
  適否は,目視検査によって判定する。ただし,疑義がある場合は,試験によって判定する。
  注記 対応国際規格の注記は,この規格で適用していない附属書Cに関する記載であるため,この規格
        では適用しない。
14.25 この規格では規定しない。
追加
14.101 アダプタのコンセント部が接地用ピン又は接地刃受をもつ場合,アダプタのプラグ部は,接地刃
受又は接地用ピンをもっていなければならない。
  接地極付コンセントへ接地ピンのないクラス0機器用プラグのかん合ができるように変換するアダプタ
を許容する。
  適否は,目視検査及び11.5に規定する試験によって判定する。
14.102 有極コンセントに使用するアダプタは,プラグピン,コンセント部の刃受及び端子が,アダプタ
の入力部分と出力部分とで同じ極性を維持することを内部の接続で確実にする設計でなければならない。

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 12] ―――――

           10
C 8282-2-5 : 2021
  適否は,目視検査及び必要な場合,電気的連続性試験によって判定する。
14.103 外部可とうケーブルの絶縁が,少なくとも関連するJISによる電線と同等でない場合,及びケー
ブルとその被覆を覆った金属はくとの間で行う17.2に規定する耐電圧試験に適合しない場合,ケーブルは
裸線としてみなす。
14.104 ヒューズ付きアダプタの本体には,合理的に適用できる限り,JIS C 6575-2,JIS C 6575-3又はIEC
60269-3によるヒューズを取り付けることができる構造でなければならない。
  ヒューズは,アダプタのプラグピンと対応するコンセント部の相極との間に取り付けなければならない。
  有極性のシステムでは,ヒューズはプラグピンの相極と対応するコンセント部の相極との間に取り付け
なければならない。
  ヒューズは,接地回路に取り付けてはならない。
  アダプタは,組み立てられるとき,ヒューズが不適切な極に取付けできないように設計しなければなら
ない。
  適否は,目視検査によって判定する。
14.105 定格電流が2.5 Aの標準化されたプラグ部をもつアダプタは,2.5 A以下の過電流保護装置を備え
なければならない。
  注記 定格電流が2.5 Aの標準化されたプラグ部の例は,EN 50075に示している。
  適否は,目視検査によって判定する
14.106 アダプタには,玩具の形状又は装飾を施した外郭を使用してはならない。
  注記 使用できない外郭の例には,動物,キャラクタ,人又は(それらの)ミニチュアモデルがある。
  適否は,目視検査によって判定する。
14.107 プラグ部の定格電流以下の過電流保護装置をもつアダプタ以外のアダプタは,アダプタのプラグ
部の定格電流より高い定格電流をもつプラグの挿入を許容するコンセント部を備えてはならない。
  注記 (対応国際規格の注記は,他国に関する記載であり,削除した。)
  適否は,目視検査によって判定する。
15  インターロックされたコンセント
置換(箇条15の名称を,次に置き換え適用する。)

15 アダプタのインターロックされたコンセント部

  アダプタのインターロックされたコンセント部は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条15による。
置換(“スイッチでインターロックされているコンセントは,”で始まる段落を,次に置き換え適用する。)
  スイッチでインターロックされているアダプタのコンセント部は,コンセント部の刃受が充電中の間は,

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 13] ―――――

                                                                                            11
                                                                                C 8282-2-5 : 2021
プラグの挿入及び完全な引抜きができてはならない。また,アダプタのコンセント部の刃受は,プラグが
ほぼ完全にかん合するまで充電されない構造でなければならない。

16 耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性

  耐劣化性,外郭による保護及び耐湿性は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条16による。
16.1  耐劣化性
置換(“可搬形コンセントに対しては,”で始まる段落及び“可搬形コンセントに対し,”で始まる段落を,
次に置き換え適用する。)
  アダプタに対しては,試験中,アダプタと同じ国家システムのプラグを各コンセント部に挿入しておく。
蓋がある場合,閉じるために必要であれば,市場で入手可能なプラグに必要な改造をしてもよい。
  国家システムの中で,2種類以上のプラグをコンセント部へ挿入することが可能な場合,最も不利な条
件を与えると思われるプラグをこの試験で使用する。
  注記101 各国家システムの例は,IEC/TR 60083に記載している。
  アダプタに対し,コンセント部から試験プラグを抜き去った後,刃受の組立品の接触圧をシングルピン
ゲージで22.2の規定に従って確認する。30秒以内に,ゲージは刃受の組立品から落下してはならない。

17 絶縁抵抗及び耐電圧

  絶縁抵抗及び耐電圧は,次によるほか,JIS C 8282-1:2019の箇条17による。
17.1.1 置換(17.1.1全てを,次に置き換え適用する。)
  アダプタは,次の部分間の絶縁抵抗を連続して測定する。
a) プラグをかん合して,全ての極を一括したものと,外部の組立ねじを含む接触可能な絶縁材料の外部
    部品の外部表面に接触させた金属はくとの間を測定する。
b) プラグをかん合して,各極とその他の全ての極との間を順番に測定する。各部の組立ねじを含む接触
    可能な絶縁材料の外部部品の外部表面に接触させた金属はくを,一緒に接続して測定する。
c) ケーブルアウトレット付きアダプタ及び電線交換形中間アダプタに対し,固定ねじを含む全ての電線
    止めの金属部分と,接地用のピン又は該当する場合は端子との間。
d) ケーブルアウトレット付きアダプタ及び電線交換形中間アダプタに対し,全ての電線止め部の金属部
    分と,導体の位置に押し込んだ可とうケーブルの最大径をもつ金属棒との間(表17参照)。
  相極に並列に接続した組込部品は,取り外せなければならない。この試験のために,要求がある場合,
製造業者は,試験品を準備する。
  金属はくで,外部表面を包む場合又は絶縁部品の内面に接触して取り付ける場合は,穴又は溝に対し,
過大な力を加えずに,JIS C 0922の検査プローブ11で押し付ける。
17.1.2 この規格では規定しない。

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 14] ―――――

           12
C 8282-2-5 : 2021

18 接地極の動作

  接地極の動作は,JIS C 8282-1:2019の箇条18による。

19 温度上昇

置換(箇条19全てを,次に置き換え適用する。)
  アダプタは,次の温度上昇試験に適合するような構造でなければならない。
  全てのアダプタは,19.101に従って試験を行い,内蔵する部品をもつアダプタは,19.102の追加試験も
行う。
  19.101の試験に対し,要求がある場合,製造業者は,試験品を準備する。
19.101 アダプタは,風通しのない雰囲気で,厚さが20 mm以上,幅が500 mm以上で,高さが500 mm
以上の板の中心に置く。
  アダプタのコンセント部は,最小寸法の黄銅製のピンをもつ試験プラグを用いて試験する。
  アダプタのプラグ部の各充電栓刃に,及び存在する場合は,接地栓刃にも図44で規定する寸法をもつ締
付ユニットを取り付ける。各締付ユニットに,熱電対とピンとを一緒に付けるか,又は図44の網掛け部に
恒久的に固定する。プラグ部の設計の理由で,図44の締付ユニットが使用できない場合,締付ユニット
は,試験を実施するために修正してもよい。
  この場合,ねじ径,ねじ穴及び修正した締付ユニットの総体積は,図44と同一とする。
  ねじは,プラグ部のピンの裸部分のおおよそ中央部で0.8 N·mのトルクで締め付ける。
                                        50
  次に,a)又はb)に規定する交流電流を60+分間通電する。
  側面に接地極のあるアダプタ又は弾力性のある接地刃受をもつアダプタは,JIS C 8282(規格群)の規
定に適合し,可能な限り平均的な特性をもつ固定形コンセントを選択して使用し試験する。ただし,アー
スピンがある場合,その寸法は最小とする。
  側面に接地極のあるアダプタ又は弾力性のある接地刃受をもつアダプタの場合,試験中アダプタは,固
                                                              50
定形コンセントに挿入し,次に,a)又はb)に規定する交流電流を60+分間,通電する。
  部品を内蔵するアダプタは,次のとおり試験する。
− 相極へ直列に接続している内蔵する部品は,短絡する。
− 相極へ並列に接続している内蔵する部品は,開放する。
  ケーブルアウトレット付き電線非交換形アダプタ及び電線非交換形中間アダプタは,提出されたケーブ
ルを付けた状態で試験する。
  ケーブルアウトレット付きアダプタ及び電線交換形中間アダプタは,表101に規定する公称断面積をも
つ塩化ビニル絶縁材の可とう導体を接続する。
  ケーブルアウトレット付きアダプタは,マルチアダプタとして試験する。ケーブルアウトレットは,コ
ンセント部とみなす。

――――― [JIS C 8282-2-5 pdf 15] ―――――

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JIS C 8282-2-5:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60884-2-5:2017(MOD)

JIS C 8282-2-5:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8282-2-5:2021の関連規格と引用規格一覧

基本,製品認証,コンクリート製品,土木資材(セメント/骨材/混和材/混和剤/鋼材/その他),生コンクリート,製造設備・器具,試験方法(コンクリート/骨材/セメント/工程管理),その他

価格 19,030円(税込)本体価格:17,300円

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