JIS C 9335-2-89:2021 家庭用及びこれに類する電気機器の安全性―第2-89部:業務用冷凍冷蔵機器及び製氷機の個別要求事項 | ページ 3

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C 9335-2-89 : 2021
追加
6.101 ショーケース及び冷却用保存庫は,次のいずれか一つ以上の試験室気候クラスでなければならな
い。
− 試験室気候クラス0
− 試験室気候クラス1
− 試験室気候クラス2
− 試験室気候クラス3
− 試験室気候クラス4
− 試験室気候クラス5
− 試験室気候クラス6
− 試験室気候クラス7
− 試験室気候クラス8
適否は,目視検査によって判定する。
注記 気候クラスは,ISO 23953-2を参照している。

7 表示,及び取扱説明又は据付説明

  表示及び取扱説明又は据付説明は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条7(表示,及び取扱説明又は据付
説明)による。
7.1 置換(“− 定格入力又は定格電流”で始まる細別を,次の細別に置き換え適用する。)
− 定格電流。単位はアンペア(A)とする。
注記0 対応国際規格のModification(修正)は,規格利用者の利便性を考慮し,この規格では置換とし
た。
追加(“部品に単独の表示がある場合,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
さらに,機器には,次の表示をしなければならない。
− 電熱装置の入力。単位はワット(W)とする。ただし,入力が100 Wを超える場合。
− 霜取装置の入力。単位はワット(W)とする。ただし,霜取装置の入力に相当する電流が機器の定格
電流より大きい場合。
− ショーケース及び冷却用保存庫に対する,試験室気候クラスを示す,0,1,2,3,4,5,6,7又は8
のいずれか一つ以上の数字
− ランプの定格入力。単位はワット(W)とする。
− 個々の冷凍回路における冷媒充量
− 単一成分の冷媒の場合,次のうちのいずれか一つ以上。
· 化学名
· 化学式
· 冷媒番号
− 混合冷媒の場合,次のうちのいずれか一つ以上。

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· 各成分の化学名及び比率
· 各成分の化学式及び比率
· 各成分の冷媒番号及び比率
· 混合冷媒の冷媒番号
− 断熱発泡ガスの主成分の化学名又は冷媒番号。ただし,他の法令で,類似の内容の表示が義務付けら
れている場合は,当該表示で代用してもよい。
冷媒番号は,ISO 817:2014に基づいて示さなければならない。
配管用断熱,又は小さな断熱部品には,表示する必要がない。
注記101 対応国際規格の注記101は,規定事項であるため,本文に移した。
可燃性冷媒を冷媒として使用する機器は,ISO 7010の記号W021(2011-05)を表示しなければならない。
この記号は,色も含み,JIS Z 9101の注意警告標識を用いて構成している。
いずれかの冷凍回路内に150 gを超える可燃性冷媒を充した機器には,システムが耐えるように設計
されている最大許容圧力を表示しなければならない。
いずれかの冷凍回路内に150 gを超える可燃性冷媒を充した機器は,IEC 60417の記号6412(2019-03)
を表示しなければならない。
超臨界冷凍システムにR-744を使用する機器は,次の警告を表示しなければならない。
警告 : このシステムは,高圧の冷媒を封入しているため,システムを改造してはならない。有識者以外
の人は,点検してはならない。
超臨界冷凍システムにR-744を用いている機器は,ISO 7000の記号1701(2004-01)を表示しなければな
らない。
超臨界冷凍システムにR-744を用いている外付け冷却ユニットをもつ機器は,電動圧縮機の高圧側に,
事前に取り付けられた圧力緩和装置を組み込んでいない限り,設計圧力を表示しなければばならない。
自動液面制御装置のない機器で,水道に接続する,又は使用者によって液体を充する機器は,最大液
面レベルを表示しなければならない。
水道に接続する製氷機は,IEC 60417の記号6375(2017-03)又は次の警告を表示しなければならない :
警告 : 飲料水だけに接続。
7.6 追加(記号リストに,次を追加し適用する。)
[IEC 60417の記号6375(2017-03)] 飲料水だけに接続
[ISO 7010の記号W021(2011-05)] 警告 : 火災の危険·可燃性物質

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[ISO 7000の記号1701(2004-01)] 圧力
[IEC 60417の記号6412(2019-03)] 最小設置部屋床面積
7.12 追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
取扱説明書には,各棚の最大積載量に関する情報を含め記載しなければならない。
取扱説明書には,次の内容を記載しなければならない。
“可燃性剤が入ったエアゾール缶などの爆発性物質を保存しない。”
ISO 7000の記号1701(2004-01)を用いる機器の取扱説明書には,記号の意味の説明を記載しなければな
らない。
可燃性冷媒を使用する機器の取扱説明書には,機器の取扱い,保守及び廃棄に関する情報を含め記載し
なければならない。
可燃性冷媒を使用する機器の取扱説明書又は据付説明書には,次の警告の内容も含め記載しなければな
らない。
− 警告 : 機器の外郭又はビルトイン構造の全ての通気口は,障害物がないように確保する。
− 警告 : 製造業者が推奨するもの以外の,霜取工程を加速するための機械的な装置,その他の手段を用
いない。
− 警告 : 冷媒回路に損傷を与えない。
この警告は,使用者が触れることが可能な冷却回路をもつ機器にだけ適用する。
注記101 対応国際規格の注記101は,規定事項であるため,本文に移した。
− 警告 : 製造業者が推奨するものを除いて,機器の食品及び氷保存部内では電気機器を用いない。
可燃性の断熱発泡ガスを用いた機器の取扱説明書には,機器の廃棄に関する情報を含め記載しなければ
ならない。
直管蛍光ランプをもつ機器の取扱説明書には,“ランプは同一のランプとだけ交換する。”旨を含め記載
しなければならない。
機器に表示される試験室気候クラスを示す,数字の意味の説明を記載しなければならない。
可燃性冷媒を使用する分離形機器の取扱説明書又は据付説明書には,次の警告の内容を含め記載しなけ
ればならない。
警告 : 火災の危険を軽減するために,この機器の設置は適切な有識者だけが実施する。
ISO 7010の記号W021(2011-05)を用いる場合は,取扱説明書には,記号の意味の説明を記載しなければ
ならない。
7.12.1 追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の前に,次を追加し規定する。)

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外付け冷却ユニットをもつ機器の取扱説明書又は据付説明書には,次の趣旨を含め記載しなければなら
ない。
“機器及び冷却ユニットの据付けは,製造業者の保守担当者又は適切な有識者が行う。”
外付け冷却ユニットの機器とともに提供する情報には,次の事項を含め記載しなければならない。
− きょう(筐)体に接続する外付け冷却ユニットの情報
− 接続のための配線端子を示す電気回路図
超臨界冷凍システムにR-744を用いた機器の取扱説明書又は据付説明書には,次の警告を含め記載しな
ければならない。
警告 : 冷却システムは,高圧の状態であるため,改造してはならない。廃棄する前に知見のある保守担
当者に連絡する。
超臨界冷凍システムにR-744を用いた外付け冷却ユニットをもつ機器は,電動圧縮機の高圧側に,事前
に取り付けられた圧力緩和装置が組み込まれていない限り,取扱説明書又は据付説明書には,次の内容を
含め記載しなければならない。
a) “冷凍システムの電動圧縮機とガスクーラとの間の高圧側には,圧力緩和装置を設置しなければなら
ない。電動圧縮機と圧力緩和装置との間の配管を除いて,圧力降下を生じる可能性のある遮断装置又
は他の部品があってはならない。”
b) “圧力緩和装置は,運転中にシステムから放出された冷媒が機器の使用者に害を及ぼさないように取
り付けなければならない。その開口部は,通常の使用では塞がないように配置しなければならない。”
c) “設置された圧力緩和装置には,最終使用者による設定の手段があってはならない。”
d) “設置された圧力緩和装置の圧力設定は,高圧側の設計圧力以下でなければならない。”
水冷用に給水接続される機器の取扱説明書又は据付説明書には,機器の安全な動作と整合した最大許容
給水温に関する情報を含めなければならない。
IEC 60417の記号6375(2017-03)を使用する場合,取扱説明書には,記号の意味の説明を記載しなければ
ならない。
IEC 60417の記号6412(2019-03)を使用する場合,取扱説明書には,記号の意味の説明を記載しなければ
ならない。
密閉システムの中で,現地で作られた全ての接続部は,1年で3 g以上の冷媒漏れを検知できる検出装
置によって,最大許容圧力の0.25倍以上の圧力で漏れ試験を行わなければならない旨を記載しなければな
らない。
可燃性冷媒を使用する機器に,水熱交換器のような他の流体(水など)が流れる回路を接続している場
合,取扱説明書又は据付説明書には,次の内容を記載しなければならない。
“機器に接続されている全ての流体回路は,異常な圧力を安全に解放しなければならない。可燃性冷媒
を最小設置部屋床面積の基準に適合していない他の回路がある領域に解放してはならない。”
注記101 最小設置部屋床面積は,22.121に規定されている。
7.14 追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)

――――― [JIS C 9335-2-89 pdf 14] ―――――

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C 9335-2-89 : 2021
ISO 7010の記号W021(2011-05)の三角形の高さは,15 mm以上でなければならない。
可燃性断熱発泡ガスの種類の表示に用いる文字の高さは,40 mm以上でなければならない。
IEC 60417の記号6412(2019-03)のく(矩)形部の高さは,40 mm以上でなければならない。
7.15 追加(“適否は,目視検査”で始まる段落の前に,次を追加し適用する。)
照明ランプのワット数の表示は,ランプ交換時に容易に見えなければならない。
可燃性冷媒を用いる機器において,電動圧縮機に近づいた位置で,及び外付け冷却ユニットをもつ機器
の場合は配管接続部に近づいた位置で,可燃性冷媒ガスの種類及び可燃性断熱発泡ガスの種類の表示が見
えなければならない。
ISO 7010の記号W021(2011-05)は,冷媒の種類及び冷媒充量が記載されている機器の銘板上又は銘板
の近傍に表示し,機器の設置後も見える位置に表示しなければならない。
IEC 60417の記号6412(2019-03)は,機器の設置後も見える位置に表示しなければならない。
追加
7.101 全ての等電位接続端子には,IEC 60417の記号5021(2002-10)を表示しなければならない。
これらの記号は,ねじ,座金又は導体を接続するときに取り外すことができる他の部品に表示してはな
らない。
適否は,目視検査によって判定する。

8 充電部への接近に対する保護

  充電部への接近に対する保護は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条8(充電部への接近に対する保護)
による。
8.1.1 追加(“8.1の要求事項は,”で始まる段落の後に,次を追加し適用する。)
機器が,着脱できない部品を取り外した後に,有識者によって運転条件下での調整を必要とする部品を
もつ場合,充電部に触れる状態になってはならない。また,少なくとも基礎絶縁で保護しなければならな
い。
注記101 調整を必要とする部品の例として,機器外部から触れられない自動温度調節器,温度制限器
及び温度式膨張弁がある。

9 モータ駆動機器の始動

  モータ駆動機器の始動は,この規格では規定しない。

10 入力及び電流

  入力及び電流は,次によるほか,JIS C 9335-1の箇条10(入力及び電流)による。

――――― [JIS C 9335-2-89 pdf 15] ―――――

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JIS C 9335-2-89:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60335-2-89:2019(MOD)

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