JIS C 9745-1:2009 手持ち形電動工具―安全性―第1部:通則 | ページ 20

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廃棄又はリサイクルのためだけにバッテリ電動工具から取り外すバッテリパックは,一体形バッテリパッ
クとみなす。
L.3.101.3 分離形バッテリパック (separable battery pack)
バッテリ電動工具とは別の外郭に収納され,コードによってバッテリ電動工具に接続するバッテリパッ
ク。
L.3.102 完全充電バッテリパック (fully charged battery pack)
製造業者の説明書に従って,放電及び充電サイクルを2回以上行っているバッテリパックで,各サイク
ル後の間隔が2時間以上あるもの。
L.3.103 非絶縁形電源 (non-isolated source)
出力がIEC 61558-1及びIEC 61558-2-6に規定する安全絶縁形変圧器によって電源から絶縁されていな
い電源。
L.3.104 危険電圧 (hazardous voltage)
平均値が60 Vを超える直流又はP-P値のリップルが平均値の10 %を超えている場合は平均値が42.4 V
となる部分間の電圧。
L.3.105 電源スイッチ (power switch)
電動工具の主動作手段を制御するスイッチ。
L.3.106 相互接続コード (interconnecting cord)
電源への接続以外の目的のために,完全な電動工具の一部として設けられる外部可とうコード。
注記 遠隔操作式手持ち形開閉装置,電動工具の二つの部分の間の外部相互接続,及び附属品を電動
工具又は個別の信号回路に接続するコードが,相互接続コードの例である。
L.5 試験に関する一般条件
L.5.101 特に規定がない限り,各試験には完全充電バッテリパックを使用しなければならない。
L.5.102 電圧を測定するときは,平均値の10 %を超える重畳リップルのピーク値を含めなければならない。
例えば,バッテリパックを充電器から外した後の定格電圧を上回る一時的な上昇などの過渡電圧は考慮し
ない。
L.7 分類
L.7.1 クラスIII電動工具をこの附属書で扱わないことを除き,この項を適用する。
L.8 表示及び取扱説明書
L.8.1 次のとおり,この項の第1段落を置き換える。
電動工具に電力を供給できる非絶縁形電源,又は電源から直接電力を受けることができる電動工具は,
次のように表示する。電源から直接電力を受ける電動工具の場合,これらの表示には,電源及びバッテリ
運転によるものを含めなければならない。
− 定格電圧又は定格電圧範囲,ボルト
− 電源の種類の記号
− 定格入力,ワット又は定格電流,アンペア
− 製造業者又は責任をもつ販売業者の名称又は商標若しくは識別マーク
− モデル又は形式照合番号

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− クラスIIの電動工具だけに対し,クラスII構造の記号
− 製造業者の住所又は原産国
− この規格の引用によって法律への適合を証明する強制マーク
適否は,目視検査によって判定する。
L.8.1.101 電源から直接電力を受けることができるもの以外の電動工具,及び着脱形又は分離形バッテリ
パックは,次を表示しなければならない。
− 定格電圧又は定格電圧範囲,ボルト
− 電源の種類の記号
− 製造業者又は責任をもつ販売業者の名称又は商標若しくは識別マーク
− モデル又は形式照合番号
− 製造業者の住所又は原産国
− この規格の引用によって法律への適合を証明する強制マーク
追加表示で,誤解を生じさせてはならない。
適否は,目視検査によって判定する。
L.8.12.1 次を除き,この項を適用する。
e) 整備を,次のとおりに置き換える。
e) バッテリ電動工具の使用及び手入れ
1) バッテリパックを挿入する前に,スイッチがオフ位置にあることを確認する。スイッチがオン位置
にある電動工具にバッテリパックを差し込むと事故を招く。
2) 製造業者が指定した充電器だけで再充電する。一つのタイプのバッテリパックに適した充電器を別
のバッテリパックに用いると,火災のリスクを生じることがある。
3) 電動工具は,専用に指定されたバッテリパックだけで用いる。別のバッテリパックを使用すると,
人的被害及び火災のリスクを生じることがある。
4) バッテリパックを使用しないときは,クリップ,硬貨,かぎ,くぎ,ねじなどの他の金属物,又は
一つの端子から別の端子への接続を行うことがあるその他の小さな金属物から離しておく。電池端
子の短絡によって,やけど又は火災を生じることがある。
5) 過酷な条件のもとでは,電池から液体が放出されることがある。接触を避ける。偶発的な接触が起
こった場合は水で洗い流す。液体が目に入った場合は,医師にも診てもらう。電池から放出された
液体は,炎症又はやけどの原因となることがある。
f) 整備
1) 電動工具の整備は,資格をもつ修理要員が純正交換部品だけを用いて行うものとする。これによっ
て,電動工具の安全性を維持することができる。
L.9 感電に対する保護
注記 この項のタイトルは,規格本文のタイトルと異なる。
次の追加事項とともに,すべての条件について9.19.4の要求事項を適用する。
追加
この附属書で扱う電動工具及びバッテリパックは,感電に対する適切な保護がある構造及び囲いをしな
ければならない。
規格の項は,電源に接続したとき又は非絶縁形電源から電力を供給する場合に,電動工具に適用する。

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この条件における評価中,バッテリパックは通常どおりに電動工具に接続しなければならない。また,電
動工具は,工具を用いることなく取り外すことができる場合,バッテリパックを取り除いて評価する。
L.9.1.101 電動工具から取り外すことがあるバッテリパック,及びバッテリ電源で運転される電動工具の
場合は,保護インピーダンスを備えていない限り,これらの間の電圧が危険なものであれば,同時に接触
可能な二つの導電部をもつことは不可能でなければならない。
保護インピーダンスの場合,これらの部分間の短絡電流は,直流の場合は2 mAを,又は交流の場合は
0.7 mAピークを超えてはならず,また,これらの部分間に0.1 妖 量が存在してはならない。
可触性の適否は,各導電部に図1のテストフィンガを当てて判定する。
図1のテストフィンガは,開口を通して無理な力を加えずにフィンガが入る深さまで当て,テストフィ
ンガの挿入前,挿入中及び挿入後にそれぞれ回転させ,又は関節を曲げる。
開孔にフィンガが入らない場合は,まっすぐにした状態でフィンガに加える力を20 Nに増大させ,曲げ
たフィンガによる試験を繰り返す。
テストフィンガとの接触は,すべての取外しができる部分を取り除き,バッテリ電動工具を通常使用の
あらゆる可能な位置において動作させて判定する。
取外しができるカバーの後ろに配置したランプは,使用者の操作可能なプラグ,バッテリパック遮断又
はスイッチによってエネルギーを遮断できる場合は,取り外さない。
L.10 始動
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.11 入力及び電流
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。意図した機能を実
施する間にバッテリを充電することができる電動工具の場合,試験は,事前に放電させたバッテリパック
を充電する間に実施する。
L.12 温度上昇
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。意図した機能を実
施する間にバッテリを充電することができる電動工具の場合,試験は,充電器を接続し,電動工具がバッ
テリパックが放電されたことによって動作を停止するか,又は温度が安定するかのいずれかが生じるまで,
無負荷で動作させて試験する。電動工具が動作していない間にバッテリパックが充電されるようにして,
試験を繰り返す。
L.13 漏えい電流
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.14 耐湿性
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.15 耐電圧
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。早期の電子装置の

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故障によって,絶縁に試験電圧を加えることが妨げられる場合があることに注意する。そのような場合は,
電子装置をう(迂)回させて,試験が実施できるようにしてもよい。
L.16 変圧器及び関連回路の過負荷保護
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.17 耐久性
この項は,電源又は非絶縁形電源から直接供給を受けたときに連続運転が可能な電動工具に適用する。
連続運転ができない電動工具は,試験中にバッテリ電力で動作させなければならないが,耐電圧は充電器
を接続させて評価しなければならない。
L.18 異常運転
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.18.101 バッテリ電力で動作しているときのすべての電動工具及びそのバッテリパックは,異常運転の
結果としての火災又は感電のリスクが,実現可能な限り回避される設計でなければならない。
適否は,次の試験によって判定する。
バッテリ電動工具及びバッテリパックを,適宜,2層のティッシュペーパで覆った柔らかい木材の表面
上に置き,1層の未処理の綿100 %の医用ガーゼで覆う。試験を,故障が発生するか又は試料が室温に戻
るまで実施する。次に示すそれぞれの障害について,新しい試料を使用することができる。L.9及びL.13
に規定する感電に対して適切に保護しなければならず,また,バッテリ電動工具及びバッテリパックを次
の試験a) f)に示す障害条件の一つにさらしたときに,ガーゼ又はティッシュペーパの焦げ又は燃焼につ
ながってはならない。
焦げは燃焼によってガーゼが黒くなることと定義される。煙によって生じるガーゼの変色は許容される。
上記試験中に,温度過昇防止装置及び温度過負荷防止装置が動作することがある。この場合,同じ試験
を三つの追加の試料を使用して,更に3回繰り返さなければならない。a),b),d),e)及びf)での短絡に対
する抵抗は,10 mΩを超えてはならない。
a) 露出端子をもつ着脱形バッテリパックの端子を短絡する。図1又は図2のプローブを使用して接触す
ることができるバッテリパックの端子は露出しているとみなす。短絡手段は,ティッシュペーパ若し
くはガーゼを焦がすか,又は着火させるほどの過度な温度に達してはならない。
b) モータ端子を短絡する。
c) モータの回転子をロックする。
d) 分離形バッテリパックとバッテリ電動工具との間に設けたコードを,最も悪影響を生じそうな箇所に
おいて短絡する。
e) 電動工具と充電器との間に設けたコードを,最も悪影響を生じそうな箇所において短絡する。
f) バッテリ電動工具の場合,短絡は,L.28.101に示す距離に従っていない極性が異なる二つの絶縁され
ていない部分同士の間で行う。
L.19 機械的危険
L.19.101 電動工具に可動方向が表示されている場合は,動作が表示と合致しないバッテリパックを接続
する方法があってはならない。

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L.20 機械的強度
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.20.101 バッテリを接続したとき,バッテリ電動工具及びバッテリパックは,十分な機械的強度をもっ
ており,また,通常使用時に考えられる手荒な取扱いに耐える構造でなければならない。
バッテリパックを取り付けたバッテリ電動工具は,1 mの高さからコンクリート表面上に3回落とされ
ることに耐えなければならない。試料は,衝撃点が変わるように位置させなければならない。
着脱形又は分離形バッテリパックをもつバッテリ電動工具の場合,試験は,電動工具にバッテリパック
を付けずに更に3回繰り返す。
さらに,着脱形又は分離形バッテリパックの場合,バッテリパック単体に対して3回試験を繰り返す。
3回落下のそれぞれの組合せについて,新しい試料を使用してもよい。
試験の後,バッテリ電動工具及びバッテリパックは,L.9,L.19,L.28.1,及びL.18.101 f)又はL.28.101
のいずれかの要求事項に適合しなければならない。
L.21 構造
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.22 内部配線
この項は,電動工具が電源又は非絶縁形電源に直接接続される場合だけに適用する。
L.23 構成部品
L.23.1.10 この項は,電動工具の主動作手段を制御するスイッチについて,電源又は非絶縁形電源に接続
したとき,その意図された機能を実施することができる電動工具だけに適用する。
L.23.1.10.101 電動工具の主動作手段を制御するL.23.1.10に規定する電動工具のスイッチ以外のスイッチ
は,適切な遮断容量をもたなければならない。
適否は,スイッチで完全充電バッテリ電動工具の固定出力機構電流を,50回開閉して判定する。それぞ
れのオン期間は0.5秒以下の持続時間で,それぞれのオフ期間は最低10秒の持続時間である。
この試験の後,電源スイッチに電気又は機械的故障があってはならない。スイッチが試験の最後におい
てオン及びオフ位置で適切に動作した場合,電気又は機械的故障はないとみなす。
L.23.1.11 規格のこの項は,電動工具の主動作手段を制御するスイッチの電源又は非絶縁形電源に接続し
たとき,その意図された機能を実施することができる電動工具だけに適用する。
L.23.1.11.101 電動工具の主動作手段を制御するL.23.1.11に規定する電動工具のスイッチ以外のスイッチ
は,過度の摩耗,その他の有害な影響なしに,通常使用時において発生する機械,電気及び熱応力に耐え
なければならない。
適否は,無負荷で操作する完全充電バッテリ電動工具の電流でスイッチを6 000サイクル開閉して判定
する。スイッチは,1分間当たり30回の一定速度で操作する。試験中,スイッチは正しく動作しなければ
ならない。試験の後,スイッチの検査で,不適切な摩耗,動作手段の位置と可動接点の位置との間の食違
い,電気的又は機械的接続の緩み,封止コンパウンドの流出が見られてはならない。
L.24 電源接続及び外部可とうコード
L.24.1 この項は,非絶縁形電源と電動工具との間の可とうコードにも適用する。

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  • IEC 60745-1:2003(MOD)

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