この規格ページの目次
JIS C 9808:1999 規格概要
この規格 C9808は、2450MHzの周波数の高周波を使用して,食品及び飲食物を温める,家庭用電子レンジに適用。従来加熱(熱エネルギー)と高周波加熱(高周波エネルギー)との両方を備えたオーブンにも適用。使用者への情報のために,家庭用電子レンジの主要な性能特性を定義し,これらの性能測定方法を規定。
JISC9808 規格全文情報
- 規格番号
- JIS C9808
- 規格名称
- 家庭用電子レンジの性能測定方法
- 規格名称英語訳
- Household microwave ovens -- Methods for measuring performance
- 制定年月日
- 1999年6月20日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- IEC 60705:1997(CDV)(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 97.040.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1999-06-20 制定日, 2005-06-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS C 9808:1999 PDF [23]
C 9808 : 1999
まえがき
この規格は,工業標準化法に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,通商産業大臣が制定した日
本工業規格である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。通商産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS C 9808には,次に示す附属書がある
附属書A(参考) 代替加熱試験−生地
附属書B(参考) 地域の解凍試験
――――― [JIS C 9808 pdf 1] ―――――
C 9808 : 1999
pdf 目次
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 分類・・・・[2]
- 5. 測定項目・・・・[2]
- 6. 測定に関する共通の条件・・・・[3]
- 7. 寸法と体積・・・・[3]
- 8. 高周波出力の測定・・・・[3]
- 9. 効率・・・・[4]
- 10. 性能試験・・・・[4]
- 11. 温度上昇性能・・・・[6]
- 12. 調理性能・・・・[6]
- 13. 解凍性能・・・・[12]
- 附属書A(参考) 代替加熱試験-生地・・・・[18]
- 附属書B(参考) 地域の解凍試験・・・・[20]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS C 9808 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
C 9808 : 1999
家庭用電子レンジの性能測定方法
Household microwave ovens−Methods for measuring Performance
序文
この規格は,1997年にCDVとなったIEC 60705, Household microwave ovens−Methods for measuring
performanceを元に作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項又は変更した事項である。
1. 適用範囲
この規格は,2 450MHzの周波数の高周波を使用して,食品及び飲食物を温める,家庭用
電子レンジに適用する。また,従来加熱(熱エネルギー)と高周波加熱(高周波エネルギー)との両方を
備えたオーブンにも適用する。
この規格は,使用者への情報のために,家庭用電子レンジの主要な性能特性を定義し,これらの性能測
定方法を規定している。
備考1. この規格で取り扱っていない事項
− 平面の直径が200mmと同じかそれ以上の食品が入らないレンジ
− 安全性の要求 (IEC 60335-2-25)
2. この規格は,従来加熱(熱エネルギー)だけのオーブンには適用しない (IEC 60350)。
3. この規格の対応国際規格を,次に示す。
IEC 60705 : 1997 Household microwave ovens−Methods for measuring Performance
2. 引用規格
次の規格文書は,この本体で引用している。
出版時に有効であった版を示す。すべての規格文書は改訂されて行くので,都度,最新版を使用するよ
う勧める。
IEC 60584-1 : 1995 Thermocouples Part 1 : Reference tables
IEC 60584-2 : 1982 Tolerances : Amendment No.1, 1989
3. 定義
3.1 複合式電子レンジ (combination microwave oven) 高周波エネルギーと熱エネルギーとが備わって
いる機器。
3.2 高周波に対する透過性 (microwave transparent) 高周波の吸収及び反射がほとんど生じない材料
の特性。
高周波に対して透過性のある材料の相対誘電率は7未満であり,かつ,その損失係数は0.015未満であ
る。
3.3 定格高周波周波数 (rated microwave frequency) 機器で使われているI.S.M.周波数帯の公称周波数。
3.4 定格電圧 (rated voltage) 機器の電圧で,製造業者が指定したもの。
――――― [JIS C 9808 pdf 3] ―――――
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C 9808 : 1999
3.4A 短時間高出力機能 (boost setting)高周波加熱で食品を温める際に,一時的に高出力高周波を供給
する機能が1分以降に低出力高周波に切り替わる,又は高周波加熱が停止する機能。
4. 分類
機器は種類性能によって分類する。
4.1 種類
− 電子レンジ
− 複合式電子レンジ
レンジの種類は,性能試験結果報告書に記載する。
4.2 仕様
− 総庫内容量
− ターンテーブルの有無
レンジの仕様は,性能試験結果報告書に記載する。
5. 測定項目
表1に示す試験で性能を測定する。
表1
測定項目 項目 再現性 電子レンジ(3) 複合式電子レンジ(3)
外形寸法 7.1 非適用 ○ ○
総庫内容量 7.2A 非適用 ○(2) ○(2)
高周波出力 8. あり ○ ○(4)
効率 9. あり ○ ○(4)
正方形タンク 10.1 あり ○ ○(4)
丸タンク 10.1A あり ○ ○(4)
複数カップ 10.2 あり ○ ○(4)
長方形タンク 11.1.1 あり ○ ○(4)
エッグカスタード 12.3.1 なし ○(1)(2) ○(1)(2)(4)
スポンジケーキ 12.3.2 なし ○(2) ○(2)(4)
ミートローフ 12.3.3 なし ○(2) ○(2)(4)
ポテトグラタン 12.3.4 なし ○
ケーキ 12.3.5 なし ○
チキン 12.3.6 なし ○
肉の解凍 13.3 なし ○ ○(4)
注(1) 通常代替容器のうち一つが使われる。
大きな容器の取っ手は,機械的に取り除いてもよい。
これによって庫内直径320mm又はそれ以上のレンジでは回転できる容器に
なる。
固定棚のレンジにおいては最低寸法は255mm×260mmになる。
大きな庫内のレンジは,大きい庫内と小さい庫内のレンジとを比較するとき
だけ小さな容器を用いて試験する。
(2) もし,棚が回転する装置付きであったり,棚を固定させて使用するとか,棚を
取り除いて使用すると取扱説明書にあるものは,棚を回転させたり,させない
で試験する。
止めた棚での試験,回転しない棚での試験では,取扱説明書に手動で負荷を
回転するよう書かれている場合だけ回転する。
(3) 比較は通常,同じ負荷で試験したレンジどうしで行う。
違うグループのレンジの比較は通常行わないが,もしそのような比較をする
なら同じ試験の結果でだけ比較する。
(4) 試験は電子レンジだけ作動させて行われる。
――――― [JIS C 9808 pdf 4] ―――――
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C 9808 : 1999
6. 測定に関する共通の条件
特に規定がなければ,測定は次の方法による。
6.1 供給電源 試験は定格電圧で行う。
電圧は試験の間,この値の±1%に維持する。
もし製品が定格電圧範囲をもつ場合,国の供給システムに適した電圧で試験を行う。
この電圧は,性能試験結果報告書に記載する。
備考 供給電源は,基本的に正弦波である。
そうでない場合,試験結果が影響されるかもしれない。
6.2 周囲温度 周囲温度は20℃±5℃に保つ。
6.3 水 試験に規定された水は一般の水を使用する。
6.4 レンジの初期状態
各々の試験の最初は :
− マグネトロンの温度,高圧トランスの温度は周囲温度の5℃以内とするか,
− レンジは,少なくとも6時間動作させてはならない。
もし,8.で決められた電子レンジ高周波出力がより短い時間で得られるのであれば,6時間は減じて
もよい。
備考 強制冷却によってレンジの温度を下げることもできる。
6.5 出力の設定 試験は,最高出力に設定して行う。
7. 寸法と体積
7.1 外形寸法 製品の全高,幅,奥行は,操作盤,扉,吸排気用の突出部,脚部及び電源コード掛けの
突出部を含み,操作盤のつまみ及びボタン類,扉のハンドル,電源コード,アース端子その他の附属品を
除き,最大寸法を測定する。
奥行は,扉を一杯に開けた状態も測定する。
もし,調整脚があるならば,製品高さは最低及び最高の高さとする。
寸法は,ミリメートルにする。
7.2A 総庫内容量 総容量はすべての開口をテープで止めたときの水の量を測って求める。
扉が内容量を提供又は占拠している場合は,これも水で測り,加えるか減少させる。
8. 高周波出力の測定
ガラス容器に水負荷を入れて測定する。
水温は初期状態で周囲温度以下にし,電子レンジで加熱しほぼ周囲温度まで上昇させる。
この手順は,補正をすることで,容器の熱損失及び熱容量の影響を最小にする。
しかしながら,この手順は,水の温度測定の精度に注意が必要である。
上質ガラス製の円筒容器を試験に使用する。
容器は,最大厚さ3mm,外径約190mm,高さ約90mmである。
容器の質量を測定する。
試験に先立ってレンジと空の容器を周囲温度にしておく。
初期水温10±1℃を使用する。
容器に水を入れる直前に水温を測定する。
1 000±5gの水を容器に入れ,実質質量を得る。
――――― [JIS C 9808 pdf 5] ―――――
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JIS C 9808:1999の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60705:1997(CDV)(MOD)
JIS C 9808:1999の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.040 : 台所設備 > 97.040.20 : 料理用加熱器,調理台,オーブン及び類似の機具