JIS D 0010:1994 二輪自動車―仕様書様式

JIS D 0010:1994 規格概要

この規格 D0010は、二輪自動車の仕様書の構成,記載項目及び記入要領について規定。

JISD0010 規格全文情報

規格番号
JIS D0010 
規格名称
二輪自動車―仕様書様式
規格名称英語訳
Mopeds and motorcycles -- Standard form of specifications
制定年月日
1964年10月1日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.140
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 I 2020, 自動車 II 2020
改訂:履歴
1964-10-01 制定日, 1967-11-01 確認日, 1970-12-01 確認日, 1973-10-01 確認日, 1975-11-01 改正日, 1978-11-01 確認日, 1982-03-01 改正日, 1987-01-01 確認日, 1993-02-01 改正日, 1994-11-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 0010:1994 PDF [16]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 0010-1994

二輪自動車−仕様書様式

Mopeds and motorcycles−Standard form of specifications

1. 適用範囲 この規格は,二輪自動車(以下,自動車という。)の仕様書の構成,記載項目及び記入要領
について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS D 0109 二輪自動車用語
JIS D 1000 二輪自動車用エンジンネット軸出力試験方法
JIS D 1033 二輪自動車−燃料消費試験方法
JIS D 1034 二輪自動車−ブレーキ試験方法
JIS D 1037 二輪自動車−最高速度試験方法
JIS D 1041 二輪自動車警音器音量試験方法
JIS D 4201 自動車用タイヤ・チューブ・リムバンド・フラップの呼び方
JIS Z 8401 数値の丸め方
2. 仕様書の構成 仕様書は,主要諸元表及び明細諸元表で構成する。ただし,必要がなければ,明細諸
元表はなくてもよい。
3. 仕様書の様式
3.1 全般 主要諸元表・明細諸元表の記載項目及び記載順序は,原則として,3.2及び3.3による。ただ
し,諸元表の体裁は,用途に応じて変更したり,必要に応じて記載項目を追加又は省略することができる。
3.2 主要諸元表 主要諸元表は,自動車の仕様の概要を示すもので,一般的な用途を目的とし,その様
式は,付表1による。
3.3 明細諸元表 明細諸元表は,主要諸元表に含まれない仕様の詳細を示すもので,主要諸元表と併用
して自動車の使用,整備,その他の技術的な用途を目的とし,その様式は,付表2による。
4. 仕様書の記入要領
4.1 記入要領一般 主要諸元表及び明細諸元表に共通する記入要領は,次による。
(1) 仕様書の記載項目で,特にこの規格に規定していないものの定義は,JIS D 0109による。
(2) 仕様書に記入する数値の丸め方は,次による。
(2.1) 最終位を0又は5に丸める場合には,次による。
(a) 最終位の値が02のときには,最終位を0とする。
(b) 最終位の値が37のときには,最終位を5とする。
(c) 最終位の値が8又は9のときには,最終位の前の位の値に1を加え,最終位を0とする。

――――― [JIS D 0010 pdf 1] ―――――

2
D 0010-1994
(2.2) 最終位を0又は5に切り下げる場合には,次による。
(a) 最終位の値が04のときには,最終位を0とする。
(b) 最終位の値が59のときには,最終位を5とする。
(2.3) 最終位を0又は5に切り上げる場合には,次による。
(a) 最終位の値が04のときには,最終位を5とする。ただし,最終位以下の値がすべて0のときには,
最終位を0とする。
(b) 最終位の値が59のときには,最終位の前の位の値に1を加え,最終位を0とする。ただし,最終
位が5で,かつ最終位以下の値がすべて0のときには,最終位の前の位はそのままで,最終位を5
とする。
(2.4) 単純な切り捨て,切り上げ及び4捨5入の場合には,一般の方法によって丸める。
(2.5) 丸め方について特に規定がない場合には,JIS Z 8401によって丸める。
4.2 主要諸元表 主要諸元表の記入要領は,次による。
(1) 車名・型式 製作者が付けた車名及び型式を記入する。
(2) 車台の名称及び型式 製作者が付けた車台の名称及び型式を記入する。この場合の型式は,第一種原
動機付自転車を表す識別記号を除き,車台番号の打刻様式中の型式と同一のものを記入する。ただし,
車名及び型式と同一の場合には,記載を省略して差し支えない。
(3) 通称名 製作者が車名とは別に運輸省に提出した通称名(ペットネーム又はニックネーム類を含む)
を記入する。
(4) 種別 道路運送車両法(昭和26年法律第185号)に準拠して,小型自動車,軽自動車,第二種原動機
付自転車,第一種原動機付自転車などの別を記入する。
(5) 用途 自動車の用途によって,オンロード車,オンオフロード車,オフロード車などの別を記入する。
(6) 形状 自動車の形状によって,モータサイクル,スクータなどの別を記入する。
(7) 類別区分番号 道路運送車両法に基づいて運輸省に提出した類別区分番号を記入する。
(8) 製作者名 自動車の製作者名を記入する。ただし,フレームの製作者と車体の製作者とが異なり,両
者を連書する場合には,フレームの製作者,車体の製作者の順に記入する。
(9) 主要寸法 空車状態(1)における寸法を記入する。記入値は,小数点以下第3位までとし,最終位を0
又は5に丸める。
注(1) IS D 0109による。ただし,リヤビューミラーは取り外した状態。
(10) 質量 記入値は,整数位までとし,小数点以下第1位を4捨5入する。
(10.1) 乾燥質量 乾燥状態(2)の自動車の質量を記入する。
注(2) IS D 0109による。
(10.2) 空車質量 空車状態(3)の自動車の質量を記入する。
注(3) IS D 0109による。
(10.3) 乗車定員 道路運送車両法に準拠した乗車定員を記入する。
(10.4) 自動車総質量 最大積載状態(4)の自動車の質量を記入する。ただし,乗員1人の質量は,55kgとす
る。
注(4) IS D 0109による。通常,二輪自動車は荷物積載用ではないため,空車状態(3)に乗車定員を
積載した状態をいう。
(11) 性能
(11.1) 最高速度 JIS D 1037によって測定した値を記入する。記入値は,整数位までとし,小数点以下を

――――― [JIS D 0010 pdf 2] ―――――

                                                                                              3
D 0010-1994
切り捨てる。ただし,最高速度50km/h以上の自動車では,最終位を0又は5に切り下げる。
なお,計算によるときには,“推定”と付記する。
(11.2) 燃料消費率(定地) JIS D 1033によって測定した値を記入し,試験速度を付記する。試験速度は,
その自動車について道路交通法施行令第11条(平成4年政令第231号)に定める最高速度とする。
記入値は,小数点以下第1位までとし,第2位を4捨5入する。
(11.3) 制動距離 JIS D 1034によって測定した値を記入し,制動初速度を付記する。記入値は,小数点以
下第1位までとし,第2位を4捨5入する。
(11.4) 最小旋回半径 空車状態で自動車を垂直に保持して,最大かじ取り角で徐行するとき,かじ取り車
輪のタイヤの接地部の中心が描く軌跡の最大半径を記入する。記入値は,小数点以下第1位までと
し,第2位を切り上げる。
(12) 原動機
(12.1) 原動機の型式 製作者が付けた型式を記入する。
(12.2) 原動機の種類 ガソリンなど燃料の種類及び2サイクル,4サイクルなどの別を記入する。
(12.3) 始動方式 原動機を始動させる方法をいい,キック式,スタータモータなどの別を記入する。
(12.4) シリンダの数及び配置 直列,V型,対向シリンダなどの別,シリンダ数及び横置,縦置などの別
を記入する。
例 直4横置
(12.5) 内径×行程 記入値は,小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
(12.6) 総行程容積 次の式によって計算した値を記入する。記入値は,小数点以下を切り捨てる。
V 1
= D2LN
4 10 3
ここに, V : 総行程容積 (cm3)
D : シリンダ内径 (mm)
L : 行程 (mm)
N : シリンダ数
円周率 (=3.141 6)
(12.7) 圧縮比 次の式によって計算した値を記入する。記入値は,小数点以下第1位までとし,第2位を
切り捨てる。
Vs Vc
=
Vc
ここに, 圧縮比
Vs : 行程容積 (cm3)
Vc : 燃焼室容積 (cm3)
(12.8) 最大出力 JIS D 1000によって測定した最大の軸出力を記入し,最大出力時の回転速度を付記する。
記入値は,整数位(10kW未満の場合には,小数点以下第1位)までとし,小数点以下(10kW未満
の場合には,小数点以下第2位)を切り捨てる。
(12-9) 最大トルク JIS D 1000によって測定した最大トルクを記入し,最大トルク時の回転速度を付記す
る。記入値は,整数位(10N・m以下の場合には,小数点以下第1位)までとし,小数点以下(10N・
m以下の場合には,小数点以下第2位)を切り捨てる。
(13) 冷却装置
(13.1) 冷却方式 水冷,空冷などの別及び冷却ファンの駆動方式を記入する。

――――― [JIS D 0010 pdf 3] ―――――

4
D 0010-1994
例 空冷Vベルト式
水冷電動式
空冷直結
(14) 燃料装置
(14.1) 燃料タンク容量 記入値は,整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。ただし,容量が10l未満
の場合には,小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。2個以上のタンクをもつ場合
には,タンクごとの容量を “+” の記号を間に入れて記入する。
(14.2) 気化器型式 製作者が付けた型式を記入する。
(15) 動力伝達装置
(15.1) 1次減速機 クラッチ,変速機などの機構を,次の例によって動力伝達の順に記入する。
例 機関−クラッチ−変速機
(15.2) 1次減速比 原動機から変速機に至るまでの減速比を,小数点以下第3位まで記入し,第4位以下
を切り捨てる。流体変速機の場合には,ストールトルク比を括弧を付けて付記する。
(15.3) クラッチ形式 湿式多板コイルばね式,乾式多板シュー式などの別を記入する。
(15.4) 変速機形式 常時かみあい式,ベルト式などの別を記入する。
(15.5) 変速機操作方式 左足動式などの別を記入する。
(15.6) 変速比 記入値は,小数点以下第3位までとし,第4位以下を切り捨てる。シンクロ機構をもつも
のは“(シンクロ)”と付記する。
(15.7) 推進軸の長さ・外径・内径 原動機から減速機までの動力が伝達される推進軸について,自在継手
間の長さ並びに軸部断面の外径及び内径を,次の例によって記入する。記入値は,長さについては
整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。
また,外径及び内径については小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
なお,中実軸の場合には,内径を0と記入する。
例 294×17.0×0
(15.8) 2次減速機 歯車式,チェーン式,シャフトドライブ式などの別を記入する。
(15.9) 2次減速比 記入値は,小数点以下第3位までとし,第4位以下を切り捨てる。
(16) 走行装置
(16.1) タイヤ 原則として,JIS D 4201によって規定されたタイヤの呼びを記入する。
例 140/90-16 71H
(17) 制動装置
(17.1) ブレーキの形式 ブレーキの作動方式,本体の形式などを記入する。
例 油圧式シングルディスク
機械式ドラム
(18) 緩衝装置
(18.1) 懸架方式 スイングアーム式,ボトムリンク式,テレスコピック式などの別を記入する。
(19) フレーム形式 バックボーン,クレードルなどの別を記入する。
(20) バッテリ容量 電圧,容量及びアース別を記入する。
なお,容量には,20時間率容量又は10時間率容量の別を括弧を付けて付記する。
例 12V 10 Ah (10), −アース
4.3 明細諸元表 明細諸元表の記入要領は,次による。

――――― [JIS D 0010 pdf 4] ―――――

                                                                                              5
D 0010-1994
(1) 荷重 各質量と標準重力加速度 (9.806 65m/s2) との積を記入する。記入値は,小数点以下第2位まで
とし,小数点以下第3位を4捨5入する。
(1.1) 空車荷重 空車状態(3)における荷重を記入する。
(1.2) 空車時軸荷重 空車状態(3)における自動車の前後車輪にかかる各々の荷重を記入する。
(1.3) 自動車総荷重 最大積載状態(4)における荷重を記入する。
(1.4) 積載時軸荷重 最大積載状態(4)の自動車の前後車輪にかかる各々の荷重を記入する。
注(3)及び(4)は,4.2(10)の注参照。
(2) 車輪配列 自動車の前から順に車軸ごとの車輪数を,次の例によって記入し,前輪と後輪との間に
“−” を入れる。駆動輪は車輪数の後に“駆動”と記入する。
なお,車輪数の前に,前後の別を記入してもよい。
例 前1−後1駆動
(3) 原動機
(3.1) 原動機製作者名 原動機の製作者名を記入する。ただし,略称でもよい。
(3.2) 取付位置 フレーム下,シート下などの別を記入する。
(3.3) 燃焼室形式 半球形,くさび形,ペントルーフ形,バスタブ形などの別を記入する。
(3.4) 弁機構 カムシャフトの位置,数及び駆動方法並びに頭上弁式,側弁式の別及びピストン弁,ロー
タリ弁などの別を記入する。1シリンダ当たりの吸気弁又は排気弁が複数の場合には,その数を記
入する。
なお,OHC,OHV,DOHCなどの符号で記入してもよい。
例 DOHCチェーン駆動,吸気2排気2
(3.5) 圧縮圧力 ガソリン機関の場合には,小数点以下第2位まで記入し,第3位以下を切り捨てる。た
だし,圧縮圧力の値に幅がある場合には,最小値と最大値とを記入する。
なお,その圧縮圧力時の回転速度を,次の例によって付記する。
例 1.37−400,1.001.35−300
(3.6) 燃料消費率(全負荷) JIS D 1000によって測定した全負荷運転における燃料消費率の最小値を記
入する。記入値は,整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。
なお,最小燃料消費率時の回転速度を次の例によって括弧を付けて付記する。
例 192 (1 400)
また,JIS D 1000による燃料消費率でない場合には,その試験方法を括弧を付けて付記する。
例 180 (1 500) (DIN)
(3.7) 寸法 原動機に,ファン,ゼネレータ,空気清浄器など,その機関に必要な附属装置を取り付け,
放熱器,消音器,クラッチ,変速機などは取り除いた状態(ただし,原動機と変速機とが一体構造
となっているものは,クラッチ及び変速機を含め,その旨を付記する。)で,長さは,クランク軸方
向の最大長さを,高さ及び幅は,車体に搭載された状態におけるクランク軸方向に直角な方向の最
大高さ及び最大幅を記入する。ただし,ファン,空気清浄器などが原動機から切り離されて別に装
着されているものは,それらを除いた状態の寸法とする。記入値は,整数位までとし,最終位を0
又は5に丸める。
(3.8) 弁又はポートの開閉時期 記入値は,度単位で整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。
なお,開閉時期調整機構をもつものはその旨及び調整範囲を,また,リード弁方式のものはその
旨を,それぞれ記入する。

――――― [JIS D 0010 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS D 0010:1994の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 0010:1994の関連規格と引用規格一覧