6
D 0010-1994
(3.9) 弁すきま 記入値は,小数点以下第2位までとし,第3位以下を切り捨てる。冷間,温間の別を,
また,自動調整式の場合にはその旨を括弧を付けて付記する。
例1. 0.25(温間)
例2. 0(自動調整式)
(3.10) 無負荷回転速度 無負荷時の回転速度を整数位まで記入し,最終位を0に丸める。
(3.11) 潤滑方式 圧送式,飛まつ(沫)式,分離潤滑式などの別を記入する。
(3.12) オイルポンプ形式 歯車式,トロコイド式,プランジャ式などの別を記入する。
(3.13) オイルフィルタ形式 全流ろ過式,分流ろ過式の別,及びろ紙式,ワイヤろ紙併用式,ワイヤ式な
どの別を記入する。
(3.14) 潤滑油容量 オイルフィルタ,オイルポンプ,配管,タンクなども含めた全油量を記入する。記入
値は,小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
(3.15) オイル冷却器形式 内蔵式,外置式などの別,及び水冷,空冷などの別を記入する。
(4) 冷却装置
(4.1) 放熱器形式 コルゲート形,プレートフィン形などの別を記入し,圧力式,密封式などの場合には,
その旨を括弧を付けて付記する。
(4.2) 冷却水容量 機関本体の放熱器などを含めた冷却装置全体の冷却水容量を記入する。記入値は,整
数位までとし,小数点以下を切り捨てる。
(4.3) 水ポンプ形式 遠心式,軸流式などの別,及び駆動方式を記入する。
(4.4) サーモスタット形式 ベローズ式,ワックス式などの別を記入する。
(5) 燃料装置
(5.1) 空気清浄器の形式 ろ紙式,ウレタンフォーム式などの別を記入する。
(5.2) 空気清浄器の数 エレメント又はユニットの数を記入する。
(5.3) 燃料タンクの材質 鋼などの燃料タンクの材質を記入する。規格に規定されている材質には,その
規格番号を付記する。
(5.4) 燃料タンクの位置 シート前,シート下などの別を記入する。
(5.5) 燃料パイプの材質 燃料タンクから気化器,燃料噴射ポンプなどの装置までの間の燃料パイプの材
質を記入する。
(5.6) 燃料ポンプ形式 電磁式,ダイヤフラム式,プランジャ式,ベーン式,円周流式などの別を記入す
る。
(5.7) 燃料ろ過器形式 ろ紙式などの別を記入する。
(5.8) 気化器ガス弁径 呼び径を整数位まで記入し,小数点以下を切り捨てる。
(5.9) 気化器ベンチュリ径 呼び径を整数位まで記入し,小数点以下を切り捨てる。
なお,可変式ベンチュリの場合には,次の例によって記入する。
例 可変(最大リフト31)
(5.10) 気化器空気弁形式 自動式,手動式の別,及びピストン式,バタフライ式の別を記入する。
(5.11) 燃料噴射装置形式 ガソリン機関の場合には,機械式,電子式などの別を記入する。
(5.12) 噴射ノズル形式 スロットル式,ピントル式,多孔式などの別を記入する。
(5.13) 噴口数 1個のノズルの噴口の数を記入する。
(5.14) 噴口径 呼び径を小数点以下第2位まで記入し,第3位以下を切り捨てる。
なお,多孔式で直径が異なる場合には,次の例によって直径とその数を記入する。
――――― [JIS D 0010 pdf 6] ―――――
7
D 0010-1994
例 0.32×1,0.34×2,0.37×1
(5.15) 噴射圧力 記入値は,小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
(6) 電気装置
(6.1) 電圧 6,12などの別,及び“+アース”,“−アース”の別を記入する。
(6.2) 点火装置の形式 フルトランジスタ式,セミトランジスタ式,イグニッション式などの別,及びバ
ッテリ点火,マグネト点火などの別を記入する。
(6.3) 点火時期 点火早め装置が作動しない範囲での上死点前の角度及びその回転速度を,次の例によっ
て度単位で整数位まで記入し,小数点以下を切り捨てる。
例 10/800
(6.4) 断続器形式 接点式,無接点式などの別を記入する。
(6.5) 点火早め装置 遠心式,真空式,電子式などの別を記入する。さらに,遠心式については進角始め
の配電器軸の回転速度,最大進角,及びそのときの配電器軸の回転速度を,真空式については進角
始めの圧力,最大進角,及びそのときの圧力を,電子式については最小進角及び最大進角を,それ
ぞれ次の例によって記入する。
例1. 遠心式 0/600−15/2500°/r/min
例2. 真空式 0/11−10/47°/kPa
例3. 電子式 10−20°(クランク軸角相当)
(6.6) 点火プラグ型式 製作者が付けた型式を記入する。
(6.7) 点火すきま 記入値は,小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
例 0.70.8
(6.8) バッテリ形式及び数 形式の別及び使用個数を記入する。
例 密閉式 1
(6.9) ゼネレータ形式 交流式,直流分巻式などの別を記入する。
(6.10) ゼネレータの出力 定格電圧及び電流を記入する。
例 12−30
(6.11) レギュレータ形式 IC式,トランジスタ式,サイリスタ式などの別を記入する。
(6.12) スタータ形式 アーマチュアシフト式,ピニオンシフト式などの別を記入する。
(6.13) スタータの出力 定格電圧及び出力を記入する。記入値は整数位まで記入し,小数点以下を切り捨
てる。
例 12−4
(6.14) 電波雑音防止装置形式 外付き抵抗器式,抵抗線式,抵抗入りプラグ式などの別を記入する。
(7) 動力伝達装置
(7.1) クラッチ操作方式 機械式,油圧式などの別を記入する。
(7.2) フェーシングの寸法 フェーシング1枚当たりの外径,内径及び厚さを記入する。記入値は,整数
位までとし,小数点以下を切り捨てる。ただし,厚さについては,小数点以下第1位まで記入し,
第2位以下を切り捨てる。
例 200×140×3.5
(7.3) フェーシングの面積及び枚数 1枚の動力を伝達する片面の面積を,整数位まで記入し,多板の場
合には,その枚数を付記する。
(7.4) フェーシングの材質 ペーパーモールド,コルクモールドなどの別を記入する。
――――― [JIS D 0010 pdf 7] ―――――
8
D 0010-1994
(7.5) クラッチの液量 流体変速機の場合には,その液量を記入する。記入値は,小数点以下第1位まで
とし,第2位以下を切り捨てる。
(8) 走行装置
(8.1) 前車軸形式 固定式などの別を記入する。
(8.2) キャスタ角 ステアリングステムの中心線の,鉛直線に対する傾き角度を記入する。記入値は,分
の整数位までとし,最終位を0又は5に丸める。
例 24°30′
(8.3) キャスタ かじ取り車輪の車輪中心を通る鉛直線とステアリングステムの中心線とを,縦中心面に
投影したときのその接地面上における距離を記入する。記入値は,整数位までとし,小数点以下を
切り捨てる。
(8.4) 後車軸形式 固定式などの別を記入する。
(8.5) トーイン 車輪中心の高さで測った左右タイヤ踏面の中心線間の寸法の,前後の差を記入する。記
入値は,整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。
(8.6) キャンバ角 車輪中心面と鉛直線とのなす角度を記入する。記入値は,分の整数位までとし,最終
位を0又は5に丸める。
(8.7) タイヤのリム リムの材質及び呼びを,次の例によって記入する。
例 鋼,18×MT2.50
(8.8) タイヤの形式 チューブの有無を,次の例によって記入する。
例 チューブ有
(8.9) タイヤの空気圧 自動車などの製作者が定める空気圧を,整数位まで記入し,小数点以下第1位を
4捨5入する。
なお,空車状態及び最大積載状態についてそれぞれ定めている場合には,最大積載状態について
定めた空気圧を記入する。
(9) かじ取り装置
(9.1) ハンドル幅 ハンドルの幅を整数位まで記入し,小数点以下を切り捨てる。
(9.2) ハンドル回転角 左側及び右側について記入する。記入値は,度の整数位までとし,小数点以下を
4捨5入する。
(10) 旋錠装置
(10.1) 形式 ステアリングロックなどの別を記入する。
(10.2) 取付位置 ヘッドパイプ,フロントフォーク,アンダーブラケットなどの別を記入する。
(11) ブレーキ装置
(11.1) 操作方法 前後ブレーキの操作方法について,左右の別及び手動足動の別を記入する。
(11.2) 作動系統及び制動車輪 作動系統の数を記入するとともに,作動系統ごとの制動輪について,前1
輪制動,後1輪制動などの別を,次の例によって記入する。
例 前1輪,後1輪制動
(11.3) ライニング又はパッドの寸法 ライニング又はパッド1個の長さ,幅及び厚さを記入する。記入値
は,小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
(11.4) ライニング又はパッドの面積 ライニング又はパッド1個の面積を記入し,各軸ごとの数を併記す
る。記入値は,整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。
例 17×2枚×1輪
――――― [JIS D 0010 pdf 8] ―――――
9
D 0010-1994
(11.5) ブレーキのドラム径又はディスク径 ドラムブレーキの場合にはドラムの内径を,ディスクブレー
キの場合にはディスクの有効径を記入する。ディスクの有効径は,ホイールシリンダ中心又はディ
スクパッドの当たる面の外径と内径との平均値とする。記入値は,整数位までとし,小数点以下を
切り捨てる。
(11.6) ライニング又はパッドの材質 モールド,焼結合金などの別を記入する。規格に規定されている材
質には,その規格番号を付記する。
(11.7) マスタシリンダ又はブレーキ弁形式 シングル形,タンデム形,デュアル形などの別を記入する。
(11.8) マスタシリンダ内径 マスタシリンダの内径を記入する。記入値は,小数点以下第1位までとし,
第2位以下を切り捨てる。
(11.9) リザーバタンク形式 一体形,分離形の別,及び各系統別の容量 (ml) を,次の例によって記入す
る。記入値は,整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。リザーバタンクをマスタシリンダ本体
から離して車体などに取り付けたものには,取付場所を括弧を付けて付記する。
36 26 120
例 一体形(車体取付) + +
(前輪) (後輪) (共用)
(11.10) ホイールシリンダの内径又はブレーキ室膜板径 内径のほか,必要に応じてその形式を付記する。
記入値は,小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
(11.11) ブレーキパイプの材質 銅管,鋼管,二重巻鋼管などの別を記入する。
(11.12) ブレーキパイプの防腐処理 Sn-Znめっき,Znめっき,Sn-Pbめっきなどの処理方法を記入する。
例 外面 Cu-Znめっき,内面 Cuめっき
(11.13) ブレーキホース材質 内面ゴム層,編上糸層,外面ゴム層などの材質を記入する。規格に規定され
ている材質には,その規格番号を付記する。
(11.14) ブレーキ液品質 ブレーキ液の種類を記入する。規格で規定されている種類には,その規格番号を
付記する。
例1. JIS 3種
例2. DOT 3
(11.15) 制動力 最大積載状態(4)で減速度が4.90m/s2(最高速度が80km/h未満の自動車では3.92m/s2)とな
る制動力及びその制動力が得られる踏力を,次の例によって記入する。
なお,計算値の場合には,括弧を付けてその旨を付記する。
制動力の記入値は,整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。踏力の記入値は,小数点以下第
1位を切り上げる。
例1. 172 (10) 4.90m/s2
例2. 163 (10) 4.90m/s2(計算値)
(11.16) 制動力制御装置形式 アンチロックブレーキシステム (ABS) などの制動力制御装置を備えている
場合には,次の例によって記入する。
例 ABS
(12) 緩衝装置
(12.1) ばね形式 板ばね,コイルばねなどの別を記入する。
(12.2) ばね寸法 次の例によって記入する。記入値は,整数位までとし,小数点以下を切り捨てる。ただ
し,コイルばねの有効巻数は小数点以下第1位までとし,第2位以下を切り捨てる。
(a) 板ばねの場合 長さ×幅×厚さ−枚数
――――― [JIS D 0010 pdf 9] ―――――
10
D 0010-1994
例 1 180×70×9−7
なお,テーパリーフの場合の厚さは中央部とし,“(テーパ)”付記する。
また,材質が鋼以外の場合には,その旨を括弧を付けてそれぞれ付記する。
例1. 1 180×70×9−7(テーパ)
9−2
例2. 1 180×70×
20−1(樹脂)
(b) コイルばねの場合 線径×中心径×自由長−有効巻数
例1. 14×104×296−7.0
例2. 4×31×269−18.5
(12.3) ショックアブソーバ形式 レバー式,筒形などの別,及び単動式,複動式などの別を記入する。
(13) フレーム
(13.1) 断面形状 最大の断面積をもつ箇所について,コ形,I形,箱形などの別を記入する。
(13.2) 寸法 最大の断面寸法を記入する。記入値は,小数点以下第1位までとし,第2位を4捨5入する。
例 65.0×42.0×1.6
(14) 騒音防止装置
(14.1) 消音器型式 製作者が付けた型式を記入する。
(14.2) 消音器個数 消音器の数(プリサイレンサの数を含む。)を記入する。
(14.3) 騒音 道路運送車両法の保安基準に準拠して定める方法(新型自動車試験方法)によって測定した
値を記入する。記入値は,整数位までとする。
なお,定常走行騒音の場合には,試験速度を,近接排気騒音の場合には,機関回転速度を付記す
る。
(15) 排出ガス発散防止装置
(15.1) ブローバイ ガス還元装置形式 クローズド式,シールド式などの別を記入する。
(15.2) 触媒形式 三元触媒,酸化触媒などの別を記入し,モノリス,ペレットの別を括弧を付けて付記す
る。
例 三元触媒(モノリス)
(15.3) その他の装置の形式 排気ガス再循環装置,二次空気導入装置などを記入する。
(15.4) 排気管の開口部の位置及び向き 排気管の開口部の位置を記入する。開口の向きは,左右の角度を
度の単位で整数位まで記入し,最終位を0又は5に丸める。
例 車体後部右側 右10°
(16) 照明装置等
(16.1) ランプ及びリフレクタの形式 アセンブリとしての型式(一般的に呼称されている型式をいう。)を
記入する。ただし,保安装置の型式指定又は型式認定を受けているものは,その番号を記入する。
(16.2) 個数及び色 個数及び灯火の色(色電球の場合には,その旨も)を記入する。
また,兼用灯火の場合には,その旨を記入する。
(16.3) ランプ及びリフレクタの性能 電圧,ワット数,発光部の面積などを記入する。
(a) 保安装置の型式認定又は前照灯の型式指定を受けているものは,ワット数だけを記入する。
(b) (a)に掲げるもの以外のものは,ワット数を記入するほか,照明部,有効表示部又は反射部の面積が
法令に定められている灯火器は,その有効面積をcm2単位で記入する。
また,点滅式灯火は,毎分の点滅回数を付記する。
――――― [JIS D 0010 pdf 10] ―――――
次のページ PDF 11
JIS D 0010:1994の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.140 : モーターサイクル及びモペット
JIS D 0010:1994の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD0109:2007
- 二輪自動車―用語
- JISD1000:2009
- 二輪自動車―エンジンネット出力試験方法
- JISD1033:1999
- 二輪自動車―燃料消費試験方法―実走定地試験
- JISD1034:1999
- 二輪自動車―ブレーキ試験方法
- JISD1037:2011
- 二輪自動車―最高速度試験方法
- JISD1041:1987
- 二輪自動車警音器音量試験方法
- JISD4201:1984
- 自動車用タイヤ・チューブ・リムバンド・フラップの呼び方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方