JIS D 0806:2011 高度道路交通システム―低車速追従(LSF)システム―性能要求事項及び試験手順 | ページ 2

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D 0806 : 2011 (ISO 22178 : 2009)
3.14
定常状態(steady state)
パラメータの値が,時間,距離などについて変化がない状態。
3.15
当該車両(subject vehicle)
LSFシステムを備えた,この規格における基準車両。
3.16
目標車両(target vehicle)
当該車両が追従する車両。
3.17
車間時間(time gap)
車両速度v及び車間距離cを用い,cをvで除して算出される値(図2参照)。
c : 車間距離(m)
v : 車両速度(m/s)
注記 τ は,c/vとなる。
図2−車間時間関係図

4 記号及び単位

  記号及び単位は,次による。
CTT 赤外線反射器の試験標的の反射係数(m2/sr)
c 車間距離,2台の車両間の距離(m)
cmin 停止保持状態を含む全ての速度域における定常状態での最小車間距離(m)
cmin (v) 速度vの定常状態での最小車間距離(m)
dA 光源から照射面Aまでの距離(m)
dmax 直線道路における最大検知距離(m)
dtargetlimitこれより以遠ではシステムが目標車両とみなさない距離(m)
d0 ここより手前は目標車両の検知を必要としない距離(m)
d1 ここより手前は距離測定及び/又は相対速度の決定を必要としない距離(m)
l コーナキューブ反射器の短辺の長さ(m)
R 円の半径,曲線半径(m)
RCS レーダ反射断面積(m2)
Rmin 最小曲線半径(m)
v 当該車両の対地速度(m/s)
vcirclestart曲線半径Rのカーブに進入するときの車両速度(m/s)
vmax 最高作動速度(m/s)

――――― [JIS D 0806 pdf 6] ―――――

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vmin 最低作動速度(m/s)
vvehicle end試験終了時の車両速度(m/s)
試験開始時の車両速度(m/s)
vvehiclestart
A 照射部の有効面積(m2)
At 照射面積(m2)
Et 放射照度(W/m2)
I 放射強度(W/sr)
Iref 所定方向における放射強度(W/sr)
波長(m)
τ 車間時間(s)
τmax 選択可能な最大車間時間(s)
τmax (v) 速度vにおける定常状態での最大車間時間(s)
τmin 選択可能な最小車間時間(s)
τmin (v) 速度vにおける定常状態での最小車間時間(s)
放射束(W)
攀 反射器からの放射束(W)
入射した放射束(W)
圀 立体角(sr)
圀 光源の立体角(sr)

5 種類

  LSFシステムの種類は,次のとおりとする。
タイプ1システム : 運転者がシステムを作動したときに認識した目標車両にだけ追従走行を行う。
タイプ2システム : 運転者がシステムを作動したときに認識した目標車両に追従走行を開始し,その後
目標車両がいなくなると,システムが作動休止となるまで自動的に次の目標車両の
再探索を行う。

6 要求事項

6.1 基本的制御方針

  LSFシステムは,少なくとも,図3の追従制御及び状態遷移を提供する。LSFシステムの基本的動作を,
次に示す。
a) SF追従状態において,目標車両に対する車間距離を維持するため,自動的に速度が制御される(6.3.2
参照)。
b) (タイプ2システム)LSF追従状態において,新しい目標車両が自動的に変更される(6.3.3参照)。
c) (タイプ2システム)LSF目標再探索状態において,当該車両は加速しない(6.3.3参照)。
d) 当該車両が停止した後,システムはLSF停止保持状態又は待機状態に移行する(6.3.5参照)。
e) SF停止保持状態において,当該車両の停止状態を保つため,ブレーキ制御が行われる(6.3.4参照)。

――――― [JIS D 0806 pdf 7] ―――――

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LSF作動
LSF追従
LSF起動a) 作動開始
LSF停止 LSF待機
発進操作e)
LSF停止b) 作動休止c)
LSF停止b)
LSF停止保持d)
LSF停止b)
LSF停止b)
a) タイプ1システム
LSF作動
LSF目標再探索
目標車両消失 目標車両検知
作動開始
LSF起動a)
LSF停止 LSF待機
LSF追従
LSF停止b) 作動休止c)
LSF停止b) 目標車両検知
発進操作e)
LSF停止b)
LSF停止b)
LSF停止保持d)
b) タイプ2システム
は,システムの状態を示す。
注a) 遷移は,自己診断の後で手動操作又は自動で行われる。
b) 遷移は,LSFシステムの起動/停止スイッチの手動操作によって行われる。故障検出時は,自動的にLSF停止
してもよい。
c) 運転者によるシステムを作動休止させる操作,又は6.3.5に規定した条件。
d) 任意選択(option)。
e) 目標車両が存在し,運転者が発進操作を行った場合に遷移する。
図3−LSFシステムの状態遷移

6.2 適切な目標車両

6.2.1  一般
LSFシステムは,次の6.2.2から6.2.4までの条件に適合する前方車両を目標車両として適用しなければ
ならない。
6.2.2 目標検知
LSFシステムは,移動車両を検知しなければならない。
LSFシステムは,追従していた車両が停止しても目標車両としなければならない。

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検知したとき既に停止又は低速移動している車両を目標車両とするようにLSFシステムを設計してもよ
い。停止又は低速移動する目標車両に対応するよう設計しない場合,少なくとも車両の取扱説明書に記載
して,運転者に知らせなければならない。
6.2.3 直線道路における検知範囲
1 当該車両
2 前方車両
a 検知不要領域
b 車両の検知が要求される領域
c 距離の決定が要求される領域
図4−検知領域
前方車両がd1とdmaxとの間に存在するときは,LSFシステムは前方車両と当該車両との間の車間距離を
測定しなければならない(図4参照)。この範囲内では,当該車両は少なくとも当該車両の横幅の範囲内
にある前方車両を検知しなければならない。
dmax=τmax (vmax)×vmax
前方車両がd0とd1との間にあるときは,LSFシステムは車両の存在を検知しなければならない。しかし
前方車両までの距離を測定したり,前方車両と当該車両との相対速度を測定する必要はない。この範囲内
で前方車両を検知したとき,距離が測定できなければ,システムは自動加速を禁止しなければならない。
d1=cmin (vmin)
前方車両がd0未満の距離に存在するときは,LSFシステムは車両の存在を検知する必要はない。
d0 : 2 m
6.2.4 目標車両識別
2台以上の前方車両が,直線道路上にあるとき[試験手順に記述されているような典型的なLSFの使用
場面(7.4参照)],LSFシステムは,当該車両の進路上の最も近い前方車両(図5参照)を選択しなければ
ならない。

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1 当該車両
2 当該車両の進路上の前方車両
3 隣接車線の前方車両
図5−目標車両識別
前方車両がdtargetlimitよりも遠方に存在するときは,LSFシステムは目標車両としてはならない(図6参
照)。
dtargetlimit=MAX [{[τmax (v)×v×3], 36}]
注記 MAX (a, b) は,a及びbの最大値を選択することを意味する。
1 当該車両
2 前方車両
a 前方車両を目標車両としてもよい領域
b 前方車両を目標車両としてはならない領域
図6−目標車両の範囲

6.3 機能要件

6.3.1  作動開始条件
作動状態に遷移する場合は,次の条件を全て満たさなければならない。
a) 運転者の作動開始操作がある。
b) 当該車両の速度がシステムの最高作動速度以下である。
c) 当該車両が既に目標車両を検知している。
d) 作動休止条件が成立していない。
e) システムが故障検知していない。
当該車両が停止している状態では,運転者がたとえブレーキペダルを踏んでいる状態でも,停止保持能

――――― [JIS D 0806 pdf 10] ―――――

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  • ISO 22178:2009(IDT)

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