JIS D 5605:1979 自動車用テンパレチャゲージ

JIS D 5605:1979 規格概要

この規格 D5605は、自動車用機関の冷却又は潤滑油の温度を指示するテンパレチャゲージについて規定。

JISD5605 規格全文情報

規格番号
JIS D5605 
規格名称
自動車用テンパレチャゲージ
規格名称英語訳
Temperature indicators for automobiles
制定年月日
1950年10月10日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1950-10-10 制定日, 1953-10-20 改正日, 1956-10-02 改正日, 1959-10-01 確認日, 1962-10-10 確認日, 1964-02-01 改正日, 1967-01-01 確認日, 1968-06-01 改正日, 1971-07-01 確認日, 1973-03-01 改正日, 1976-03-01 確認日, 1979-03-01 確認日, 1979-12-01 改正日, 1987-01-01 確認日, 1992-05-01 確認日, 2000-11-20 確認日, 2006-01-20 確認日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS D 5605:1979 PDF [5]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 5605-1979

自動車用テンパレチャゲージ

Temperature Indicators for Automobiles

1. 適用範囲 この規格は,自動車用機関の冷却水又は潤滑油の温度を指示するテンパレチャゲージ(以
下,ゲージという。)について規定する。
備考 JIS D 0103(自動車用電装部品の名称に関する用語)参照。
2. 形式及び種類 ゲージの形式及び種類は,作動方式により電気式及び機械式の2形式とし,その構造
により5種類に区分し,表1に示すとおりとする。
表1
レシーバユニットとセンダユニットの方式
形式 種類
レシーバユニット センダユニット 附属装置
1種 コイル式 可変抵抗式 −
2種 バイメタル式 バイメタル式 −
電気式 メータ用ボルテージレ
3種 バイメタル式 可変抵抗式
ギュレータ
4種 ブルドン管式 −
機械式
5種 ダイヤフラム式 −
3. 構造
3.1 構造一般 ゲージの構造は,次のとおりとする。
(1) ゲージは,温度を検出するセンダユニットとそれを指示するレシーバユニットから構成する。
(2) 電気式ゲージは,センダユニットとレシーバユニットに分かれ,3種には電圧調整器が含まれる。
(3) 機械式ゲージは,センダユニットとレシーバユニットが一体で構成する。
3.2 単位及び目盛 ゲージの目盛の単位は度 (℃) とし,目盛は原則として最低,中間及び最高の3点と
する。
4. 形状及び寸法 ゲージの取付部及び端子類の形状及び寸法は,付図に示すとおりとする。
5. 外観 ゲージの外観は,次のとおりとする。
(1) めっきを施したもので外部に現れる部分には,めっきむら,著しいきず,その他有害な欠点があって
はならない。
(2) 塗装を施したものは,表面に著しいぶつ,むら,きず,その他有害な欠点があってはならない。
引用規格 : 4ページに示す。

――――― [JIS D 5605 pdf 1] ―――――

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D 5605-1979
(3) めっき及び塗装面で防げん(眩)処理を施したものは,その表面の光沢度はJIS Z 8741(光沢度測定
方法)に規定する方法2.の光学条件により試験をしたとき,反射率は40%以下とする。
6. 塗装及びめっき
6.1 塗装 ゲージの表縁及びケースに塗装を施したものは,表2の試験条件により試験し,塗膜のはが
れ,軟化,浮き及び変色が生じてはならない。ただし,樹脂素地については適用しない。
表2
直接風雨にさらされないもの 直接風雨にさらされるもの
浸せき液 : 水 JIS D 0202(自動車部品の塗膜通則)
液 温 : 40℃ に規定する耐水4種又は耐水3種及
浸せき時間 : 1時間 び耐食3種
判定時間 : 浸せきし,更に1時間空気中放置後
6.2 めっき ゲージの表縁及びケースにめっきを施すものは表3による。
なお,樹脂素地にクロムめっきを施すものは,その合計厚さを20 上とする。
表3
直接風雨にさら 直接風雨にさらされ
種類 素地 適用規格名
されないもの るもの
鉄素地 MF Ni 10 −
ニッケルめっき
黄銅素地 MB Ni 5 − JIS D 0201(自
鉄素地 MF Cr 10 MF Cr 20 動車部品の電
クロムめっき
黄銅素地 MB Cr 5 MB Cr 5 気めっき通則)
亜鉛めっき 鉄素地 MF Zn 5 MF Zn 8
7. 性能
7.1 試験条件 ゲージの試験条件は,次のとおりとする。
(1) 試験場所の状態はJIS Z 8703(試験場所の標準状態)に規定する常温常湿とする。ただし,指示誤差
試験は,温度20±2℃とする。
(2) 取付状態は,使用車種に応じたものとする。
(3) 測定には標準温度計を用い,その精度は±0.5℃とする。
(4) 電気式ゲージでは試験電圧は,表4による。
表4
単位V
公称電圧 性能試験電圧 耐久試験電圧
6 6.5 7.0±0.5
12 13.5 14.0±0.5
24 27.0 28.0±1.0
(5) 指示誤差試験の際にはレシーバユニットに微振動又は軽打を与え,摩擦抵抗の影響をなくす。
7.2 指示誤差 ゲージの指示誤差は,表5による。

――――― [JIS D 5605 pdf 2] ―――――

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D 5605-1979
表5
形式 指示誤差
レシーバユニット センダユニット
高温目盛温度(2)及び中間目盛温度(3)におい
高温目盛温度(2)及び中間目盛温度(3)におい
て,最高目盛温度と最低目盛温度との差の
て,最高目盛温度と最低目盛温度との差の
電気式(1) 1種 : ±6% 1種 : ± 8%
2種 : ±6% 2種 : ±10%
3種 : ±8% 3種 : ± 8%
機械式 高温目盛温度(2)及び中間目盛温度(3)において,最高目盛温度と最低目盛温度との差の±5%
注(1) メータ用ボルテージレギュレータをもつものは,その誤差をレシーバユニット側に含める。
(2) 高温目盛温度とは,水温計は原則として100℃をいう。また油温計は100℃最高目盛温度の中の1
点をいう。
(3) 中間目盛温度とは,水温計は7090℃の中の1点をいう。また油温計は80100℃の中の1点をいう。
7.3 指示の遅れ ゲージのセンダユニットを約75℃の液そうから最高目盛温度の液そうに入れたとき,
指針は2分以内に最高目盛温度の90%以上を指示しなければならない。
7.4 加熱急冷 ゲージのセンダユニットを約100℃の液そうに5分間保持し,これを直ちに常温水中で冷
却し5分間保持する操作を繰り返し3回行い,異常があってはならない。
7.5 絶縁抵抗 電気式ゲージにおいては,常温でレシーバユニット端子と外箱との間を500V絶縁抵抗計
で測定したとき,1M 坎 上でなければならない。
7.6 耐温度性 ゲージをJIS D 0204(自動車部品の高温及び低温試験方法)に規定する5種,またセン
ダユニットを同2種のTSH及びTSLにより試験を行ったとき,各部に異常がなく,更に7.2, 7.3, 7.4及び
7.5に適合しなければならない。
7.7 耐振性 ゲージを振動試験機台上に取り付け,JIS D 1601(自動車部品振動試験方法)に規定する
5.3によりレシーバユニットは段階2又は段階4,センダユニットは段階7又は段階9で振動させ,最高目
盛の約80%で作動させる試験を行ったとき,試験前に対する指示のくるいは最高目盛温度と最低目盛温度
との差の7%以下であり,その他各部に異常があってはならない。ただし,レシーバユニットとセンダユ
ニットは個々に試験を行ってもよい。
7.8 耐久性 ゲージのセンダユニットを最低目盛温度から最高目盛温度の80%まで加熱し,更に最低目
盛温度まで冷却する。この操作は1サイクル6分の割合で3 000回作動させたとき,試験前に対する指示
のくるいは,最高目盛温度と最低目盛温度との差の7%以内であり,その他各部に異常があってはならな
い。
7.9 耐水性 直接風雨にさらされるゲージは,JIS D 0203(自動車部品の耐湿及び耐水試験方法)に規定
する噴水試験のS1を行ったとき,試験後内部に水の残留がなく,レシーバユニットにおいてはガラス内
面に著しい曇りの発生があってはならない。ただし,照明装置,通気孔などがある場合は前面ガラス部だ
けを試験する。
8. 検査
8.1 構造検査 ゲージの構造は,3.の規定に適合しなければならない。
8.2 形状及び寸法検査 ゲージの形状及び寸法は,4.の規定に適合しなければならない。
8.3 外観検査 外観の有効面に約300lxの均一な照度を与え,約50cmの距離を隔てて自然の姿で目視で
検査を行い,5.の規定に適合しなければならない。
8.4 塗装及びめっき検査 塗装及びめっきは,6.の規定に適合しなければならない。

――――― [JIS D 5605 pdf 3] ―――――

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D 5605-1979
8.5 性能検査 性能は,7.の規定に適合しなければならない。
9. 製品の呼び方 製品の呼び方は,規格名称又は規格番号及び種類による。
例 : 自動車用テンパレチャゲージ 1種
又はJIS D 5605 1種
10. 表示 テンパレチャゲージには次の事項を表示する。
(1) レシーバユニットの端子には,センダユニット側にUNITの符号。ただし,極性のないものは除く。
(2) 製造年月又はその略号。
(3) 製造業者名又はその略号。
引用規格 :
JIS B 0209 メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
JIS D 0103 自動車用電装部品の名称に関する用語
JIS D 0201 自動車部品の電気めっき通則
JIS D 0202 自動車部品の塗膜通則
JIS D 0203 自動車部品の耐湿及び耐水試験方法
JIS D 0204 自動車部品の高温及び低温試験方法
JIS D 1601 自動車部品振動試験方法
JIS D 5403 自動車用電線端子
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8741 光沢度測定方法
付図
1. センダユニットの形状・寸法
a b c
9.5 13 0.2
11 14 1.5
2. テンパレチャゲージの端子
(1) ねじ端子のねじ(記号S)は,原則としてJIS B 0209(メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差)
に規定するM4×0.7又はM5×0.8の2級とする。

――――― [JIS D 5605 pdf 4] ―――――

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D 5605-1979
(2) 平形おす端子は,JIS D 5403(自動車用電線端子)に規定するPAとする。
(3) ぎぼし形おす端子は,JIS D 5403に規定するCA,呼び104とする。
(4) 形おす端子は,JIS D 5403に規定するTAとする。
参考図
備考 参考図は参考のために示したもので,規格の一部ではない。

JIS D 5605:1979の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 5605:1979の関連規格と引用規格一覧