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8 検査方法
検査は,形式検査と受渡検査とに区分する。
形式検査は箇条7の試験を行ったとき,箇条5及び箇条6の全ての規定に適合したものを合格とする。
受渡検査項目は,次の項目とし,検査方式は,合理的な抜取検査方式とする。
a) シートベルトカッタの形状・寸法
b) 外観
9 表示
この規格の全ての要求事項に適合した脱出支援用具には,容易に消えない方法で,次の事項を表示しな
ければならない。
a) 規格番号及び種類(基本機能形の場合には,種類を省略してもよい。)
b) 自動車用緊急脱出用途であり,緊急時以外は使用しないことの表示
c) 製品名
d) 製造業者名及び/又は販売業者名並びにそれらの連絡先
e) 使用方法を絵,図記号,文章などで説明する。持ち替えが必要な場合は,明記する。
f) 取扱注意事項 : フロントガラス及びガラスの種類によっては破砕できない旨の表示をする。
例 フロントガラスは合わせガラスなので破砕できません。本製品は,強化ガラス専用です。
g) 製造年月又はその略号,及び有効期限
10 取扱説明書
脱出支援用具には,次の事項を記載した取扱説明書を添付しなければならない。
a) シートベルトカッタの使用方法
b) ガラス破砕の使用方法
c) 注意事項 :
・ フロントガラスは合わせガラスであり,破砕できない旨の説明
・ ドアガラス及びサイドガラスでも合わせガラスを使用している場合があるので,強化ガラスである
ことを確認する方法として,ガラスに表示してあるマークを確認してJISマーク認証品であればJIS
マークの付近に“TP”若しくは“T”があることを確認する,又は不明な場合は自動車販売店に確
認しなければならない旨の説明
・ 付加機能の使用方法及びその注意事項(例 消火機能)
d) 強化ガラスでもフィルムを張った場合には破砕できない旨の説明
e) 設置場所及び設置方法
・ 運転者がシートベルトの安全機構が作動するなどの緊急時に,運転者の手の届く位置(例えば,運
転席側のドアポケット又はコンソールボックスの内側)に安全に固定されるように取り付けられな
ければならない旨の説明。ただし,サイドエアバックなどがある場合には,エアバックの装備箇所
付近に取り付けてはならない旨の説明。
注記 緊急時に自動車内の運転手の手の届く位置に脱出支援用具が安全に固定されるホルダ(固定
治工具)が用意されていない場合,脱出支援用具を保持・固定するための専用ホルダを附属
し,その専用ホルダに脱出支援用具が取り付けられることが望ましい。専用ホルダは,子供
が容易に脱出支援用具を取り出せない構造とし,専用ホルダも耐寒性及び耐熱性試験,温湿
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度サイクル試験及び落下試験に適合するのが望ましい。
f) 廃棄方法
g) 点検及び手入れ方法
・ 少なくとも脱出支援用具を分解してはならない旨の説明。
h) 用途以外に使用しない旨の説明
i) その他必要な事項
参考文献 JIS D 0208 自動車用スイッチ類の試験方法通則
JIS D 5716:2016の国際規格 ICS 分類一覧
- 43 : 自動車工学 > 43.040 : 自動車システム > 43.040.20 : 照明,信号及び警報装備
JIS D 5716:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD4604:1995
- 自動車部品―シートベルト
- JISR3211:2015
- 自動車用安全ガラス
- JISR3211:2021
- 自動車用安全ガラス
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法