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JIS D 6802:2022 規格概要
この規格 D6802は、無人搬送車及び無人搬送車システムに関する安全要求事項及び検証手段について規定。
JISD6802 規格全文情報
- 規格番号
- JIS D6802
- 規格名称
- 無人搬送車及び無人搬送車システム―安全要求事項及び検証
- 規格名称英語訳
- Automatic guided vehicles and systems -- Safety requirements and verification
- 制定年月日
- 1990年10月1日
- 最新改正日
- 2022年2月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO3691-4:2020(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 53.060
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1990-10-01 制定日, 1994-03-01 改正日, 1997-12-20 改正日, 2003-09-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認日, 2022-02-21 改正
- ページ
- JIS D 6802:2022 PDF [59]
D 6802 : 2022
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[2]
- 3 用語及び定義・・・・[6]
- 4 安全要求事項及び/又は保護・リスク低減方策・・・・[12]
- 4.1 一般・・・・[12]
- 4.2 ブレーキシステム・・・・[15]
- 4.3 速度制御・・・・[15]
- 4.4 バッテリの自動充電・・・・[15]
- 4.5 荷役・・・・[15]
- 4.6 操だ・・・・[16]
- 4.7 安定度・・・・[16]
- 4.8 保護装置及び付加保護方策・・・・[17]
- 4.9 運転モード・・・・[19]
- 4.10 トレーラのけん引を意図した車両・・・・[22]
- 4.11 制御システムの安全関連部・・・・[23]
- 4.12 電磁両立性(EMC)・・・・[26]
- 4.13 車両に取り付けられたコンベヤ・・・・[26]
- 5 安全要求事項及び/又は保護方策の検証・・・・[27]
- 5.1 一般・・・・[27]
- 5.2 人検知のための試験・・・・[27]
- 5.3 安定度試験・・・・[28]
- 5.4 目的に対する適合性・・・・[29]
- 6 使用上の情報・・・・[30]
- 6.1 一般・・・・[30]
- 6.2 警告システム・・・・[30]
- 6.3 取扱説明書・・・・[31]
- 6.4 最低限必要な表示・・・・[33]
- 6.5 運用開始(試運転)・・・・[34]
- 附属書A(規定)運転区域を準備するための要求事項・・・・[35]
- 附属書B(参考)重要危険源の一覧・・・・[43]
- 附属書C(規定)定格荷重の決定・・・・[47]
- 附属書D(参考)移載動作・・・・[49]
- 附属書E(規定)不可欠な安全衛生要件の検証・・・・[52]
- 参考文献・・・・[53]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS D 6802 pdf 1] ―――――
D 6802 : 2022
pdf 目次
ページ
- 附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[54]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS D 6802 pdf 2] ―――――
D 6802 : 2022
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本産業車両協会(JIVA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業
規格を改正すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業
規格である。これによって,JIS D 6802:1997は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 3)
――――― [JIS D 6802 pdf 3] ―――――
日本産業規格 JIS
D 6802 : 2022
無人搬送車及び無人搬送車システム−安全要求事項及び検証
Automatic guided vehicles and systems- Safety requirements and verification
序文
この規格は,2020年に第1版として発行されたISO 3691-4を基とし,我が国の実情に合わせるために
技術的内容を変更して作成した日本産業規格である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。技術的差
異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。
この規格は,JIS B 9700:2013のまえがきで示されるタイプC規格である。このタイプC規格の規定が
タイプA規格又はタイプB規格で規定する条項と異なる場合には,このタイプC規格の条項がそれらの
規格の条項よりも優先する。
関連する機械類,及び対象とする危険源,危険状態又は危険事象の範囲は,この規格の適用範囲に示し
ている。
1 適用範囲
この規格は,無人搬送車及び無人搬送車システムに関する安全要求事項及び検証手段について規定する。
無人搬送車の例には,JIS D 6201:2017で定義しているような人が運転する産業車両を自動化した車両タ
イプ,JIS D 6801で定義された“積載形”及び“けん引形”のもの,また,“自律移動ロボット(AMR)”
などとして知られるものもある。
また,この規格は,次に記載のものによって与えられる車両の要求事項も含む。
− 自動運転を開始又は有効にするために操作員による操作が必要な自動モード
− 運転手又は操作員でない一人以上の乗員を輸送する性能
− 操作員に手動で車両を操作することを許可する追加的な手動モード
− 保守の目的で車両の機能を手動で操作することを許可する保守モード
この規格は,専ら機械的手段(レール,ガイドなど)によって誘導される車両,又は無人搬送車とみな
されないリモートコントロールの車両には適用しない。
この規格の目的の範囲内では,無人搬送車(以下,車両という。)は,自動運転するように設計されてい
る動力付車両である。無人搬送車システムは,車両の一部である,及び/又は車両とは別にある制御シス
――――― [JIS D 6802 pdf 4] ―――――
2
D 6802 : 2022
テム,誘導手段,並びに電力システムを含む。電源に関する要求事項は,この規格の対象外である。
運転区域の状態は,車両安全な運転に重大な影響を与える。関連付けられている危険源を排除するため
の運転区域の準備は,附属書Aに規定する。
機械を意図したとおりに使用し,かつ,製造業者が合理的に予見可能な誤使用の条件下で使用する場合,
この規格は,車両のライフサイクルの全局面で,附属書Bに記載のとおりの,該当する機械に関連する全
ての重要危険源,危険状態又は危険事象を取り扱う(JIS B 9700:2013の5.4参照)。
この規格では,次の場合に発生する可能性のある追加の危険源に対する要求事項は,規定していない。
− 過酷な条件(例えば,極端な気候,冷凍用途,強磁場など)での運転中
− 原子力の環境下での運転中
− 公共区域での運転を意図した車両(特に,JIS B 8445)
− 公道での運転中
− 潜在的爆発性雰囲気の中での運転中
− 軍事的用途での運転中
− 特定の衛生上の要件の下での運転中
− 電離放射線の環境下での運転中
− 意図した乗員以外の人の輸送中
− その性質が危険な状況につながる可能性のある荷(溶融金属,酸·塩基,放射性物質など)を扱うと
き
− 昇降機能による乗員の位置が,床面·地面から運転台の床面まで1 200 mmを超えるとき
この規格は,車両にけん引されるトレーラの安全要求事項を含まない。
この規格は,操作員の位置が上昇する車両の安全要求事項を含まない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3691-4:2020,Industrial trucks−Safety requirements and verification−Part 4: Driverless industrial
trucks and their systems(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。
2 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用し
ない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8361:2013 油圧−システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 4413:2010,Hydraulic fluid power−General rules and safety
requirements for systems and their components
JIS B 8370:2013 空気圧−システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
注記 対応国際規格における引用規格 : ISO 4414:2010,Pneumatic fluid power−General rules and safety
requirements for systems and their components
――――― [JIS D 6802 pdf 5] ―――――
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JIS D 6802:2022の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO3691-4:2020(MOD)
JIS D 6802:2022の国際規格 ICS 分類一覧
JIS D 6802:2022の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISD6801:2019
- 無人搬送車システムに関する用語