JIS E 1311:2002 鉄道―分岐器類用語 | ページ 3

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E 1311 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
506 役レール 分岐器類を構成するレール。 turnout rail
(やく――) 備考 通常はトングレール,クロッシング及びガー
ドレール以外のレールをいう。
参考 役金(やくがね)
507 トングレール tongue rail,
ポイント部に用いる,先端の頭部がとがった転換さ
れるレール。 switch rail,
switch point,
blade
508 鈍端レール stub rail
鈍端ポイント又は鈍端形クロッシングに用いる,先
端の頭部が細くなっていない転換されるレール。
509 乗越レール elevated rail
乗越ポイントに用いる,先端側が本線レールにかぶ
さるレール。
510 帽子形レール full web rail
主として分岐器に用いる頭部と腹部とが同じ厚さ
で,断面が帽子形状のレール。
511 Sレール S-type thick web rail
主として分岐器に用いる腹部を厚くした,特殊断面
形状のレール。ただし,帽子形レールを除く。
512 可動レール movable rail
可動クロッシングに用いる,転換されるレール。
513 ウィングレール wing rail
クロッシングを構成するノーズレール(514)の外
側のレール。
参考 翼レール
514 ノーズレール nose rail,
クロッシングを構成する,先端の頭部がとがったレ
ール。 point rail
参考 鼻端レール
515 長ノーズレール long point rail,
2本のレールでノーズレールが構成された場合,ク
point rail
ロッシング交点の近くに先端が出ている方のレー
ル。
参考 鼻端長レール
516 短ノーズレール short point rail,
2本のレールでノーズレールが構成された場合,長
ノーズレールに組み合わせるレール。 splice rail
参考 鼻端短レール
517 クロッシング構 crossing block
ノーズ可動クロッシングの可動レールを取り付け
るレール。
518 ガードレール guard rail,
ガード及び固定K字クロッシングを構成する,車
輪背面に接して車輪を誘導するレール。 check rail
例1.

――――― [JIS E 1311 pdf 11] ―――――

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E 1311 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
518 ガードレール(続き) 例2.
519 熱処理トングレール レール頭部を熱処理したトングレール。 heat treated tongue rail
520 熱処理ガードレール レール頭部を熱処理したガードレール。 heat treated guard rail
f) 部品
番号 用語 定義 対応英語(参考)
601 転てつ棒 switch rod,
転換装置とつなぐために,トングレール又は可動レ
ールに取り付ける棒。 drive rod,
参考 タイバー head rod
602 控え棒 stretcher bar,
トングレールの横たわみを減らすために,左右のト
ングレールをつなぐ棒。 back rod,
helper rod
603 連結板 clip,
転てつ棒又は控え棒を取り付けるため,トングレー
ル又は可動レールに取り付ける金具。 bearing clip
604 止め金具 stud,
トングレール又は可動レールが車輪横圧でたわま
ないように,レールの腹部に取り付ける金具。stop
605 間隔材 filler, block
間隔を保つために,近接したレールの腹部間に取り
付ける金具。
606 カラー 間隔を保つために用いる,円筒形の金具。 collar
607 座金 clip plate,
ボルト・ナットを用いてレール底部を締結する金
washer
具,及びボルト・ナットの座面に挿入する金具。
608 レールブレス rail brace
レールの転棟防止用に,レールの腹部又は首部に当
てる締結金具。
609 床板 主に2本以上のレールの下に敷く鋼板で,ポインbase plate, (slide,
(しょうはん) ト・クロッシング及びガードを構成する部品。 bed, heel) late
610 分岐タイプレート 分岐器類に用いる目的で設計されたタイプレート。 tie plate
611 分岐継目板 分岐器類に用いる目的で設計された継目板。 fish plate,
joint bar
612 丸止めくぎ dog spike
分岐器類に用いる目的で設計された犬くぎで,床
(round stem)
板,分岐タイプレートなどをまくらぎに取り付ける
ときに用いる,幹部の断面が円形のくぎ。
613 角止めくぎ dog spike
分岐器類に用いる目的で設計された犬くぎで,床
(square stem)
板,分岐タイプレートなどをまくらぎに取り付ける
とき又は継目部のレール締結に用いる,幹部の断面
が角形のくぎ。
614 ファングボルト fang bolt
頭部に回り止め用のつめ付き座金をもち,まくらぎ
の下からレール,床板などを固定するボルト。
615 補支材 run-over block connect
乗越レールを構成する。本線レールにかぶさる部
材。 with elevated rail
616 分岐まくらぎ 分岐器類に用いるまくらぎ。 switch sleeper,
switch tie

――――― [JIS E 1311 pdf 12] ―――――

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番号 用語 定義 対応英語(参考)
617 まくらぎ継手 まくらぎを長さ方向につなぐ継手金具。 sleeper joint,
tie joint
618 ゲージタイ gauge tie
軌間保持のため左右のレールをつなぐ器具(JIS E
3013参照)。
619 ゲージストラット 軌間縮小防止のために用いる器具。 strut,
例 gauge strut
620 床敷板 sole plate
分岐器と転換鎖錠装置との固定などに用いる鋼板
(とこしきいた) (JIS E 3013参照)。
621 おもり付きのポイント転換装置。
ポイントリバー(おもり付 switch box with
き) 参考 だるま weighted lever
622 ポイントリバー(S形) クランクによる鎖錠機構をもち,背向割りだし可能

なポイント転換装置。
623 横圧受装置 direct fixation device
直結分岐器で,床板,分岐タイプレートなどの固定
に用いる装置。
624 転てつ棒ボルト 転てつ棒を連結板に取り付けるボルト。 switch rod bolt
参考 タイバーボルト
g) 線形その他
番号 用語 定義 対応英語(参考)
701 分岐器類の線形 分岐器類の基本的平面形状及び寸法 geometry of turnouts and
crossings,
alignment
702 軌間線欠線 軌間線(765)が中断している部分。 gap in gauge line
703 分岐器類のスケルトン skeleton
分岐器類の最も簡略化した線形で,分岐交点,分岐
方向,並びに分岐器の前端及び後端を図に表したも
の。
参考 スケルトン
704 リード長 lead,
トングレール先端からクロッシング交点までの,ト
lead length
ングレール先端における基準線基本レールの接線
方向の直線距離。
705 理論リード長 theoretical lead
入射角がない分岐器で,基準線基本レールと分岐線
トングレール理論上の先端との接点からクロッシ
ング交点までの,接点における基本レールの接線方
向の直線距離。
例1.

――――― [JIS E 1311 pdf 13] ―――――

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E 1311 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
705 理論リード長(続き) 例2.
706 実際リード長 actual lead
入射角がない分岐器で,分岐線トングレール先端か
らクロッシング交点までの,基準線基本レールと分
岐線トングレール理論上の先端との接点における
基本レールの接線方向の直線距離。
707 基準線 main line,
分岐器を構成する軌道のうち,基準となる軌道。
main track
708 分岐線 branch line,
分岐器を構成する軌道のうち,基準線から分かれる
軌道。 diverged line
709 基準線半径 radii of main
基準線の軌道中心半径。ただし,振分分岐器の場合
は,基準線の外軌の半径。 line (or track)
710 分岐線半径 分岐線の外軌の半径。 radii of branch
line
711 リード半径 リード曲線の外軌の半径。 radii of lead curve
712 クロッシング交点 クロッシングにおける二つの軌間線の交点。 theoretical
intersection point
of crossing,
theoretical point
713 分岐交点 turnout middle point
クロッシング後端位置で分岐線の軌道中心線の接
線が,基準線の軌道中心線と交わる点。
714 分岐角 turnout angle
クロッシング後端位置で分岐線の軌道中心線の接
線が,分岐交点における基準線の軌道中心線の接線
となす角(分岐交点における交角)。
例1.
θ : クロッシング角
α : 分岐角

――――― [JIS E 1311 pdf 14] ―――――

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E 1311 : 2002
番号 用語 定義 対応英語(参考)
714 分岐角(続き) 例2.
θ : クロッシング角
α : 分岐角
715 クロッシング角 crossing angle
クロッシング後端位置で,二つの軌間線の接線がな
す角,又はクロッシング交点における軌間線の交角
(JIS E 1301参照)。
備考 曲線分岐器・曲線ダイヤモンドクロッシング
のクロッシング及び三枝分岐器,複分岐器,
三線式分岐器などの中央のクロッシングの
場合は,通常後者を意味する。
716 クロッシング番数 クロッシング角を,次の式のNで表したもの。 crossing number
1
N cot
2 2
ここに,N : クロッシング番数
θ : クロッシング角
717 分岐器の番数 turnout number
分岐器が分岐する度合いを示すもので,その分岐器
に用いるクロッシングのクロッシング番数で表す。
718 ダイヤモンドクロッシン diamond crossing number
ダイヤモンドクロッシングの交差角を示すもので,
グの番数 そのダイヤモンドクロッシングに用いるクロッシ
ングの場合には二つの軌道中心線の交角をクロッ
シング角として,そのクロッシング番数による。
719 シーサースクロッシング scissors crossing number
シーサースクロッシングに用いる主な分岐器の番
の番数 数で表す。
720 振分率 split ratio of turnout
振分分岐器において,分岐角を直線軌道の延長線に
(ふりわけりつ) よって振り分けた比率で次の式によってm : nで表
す。
m 1
n 2
ここに,θ1>θ2
θ : クロッシング角
m及びnは整数とする。
721 入射角 switch angle,
主に,ポイント前端における分岐線外軌と基本線基
本レールとの軌間線が交わる角度。 entry angle
例 直線ポイントの場合

――――― [JIS E 1311 pdf 15] ―――――

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