JISE3051 : 2021 点制御式自動列車停止装置−システム要求事項

JIS E 3051:2021の規格概要

この規格 E3051は、鉄道運行の安全を担う鉄道システムの根幹である点制御式自動列車停止装置の機能、機器構成に関わるシステム構築上の要求事項について規定。

JISE3051 規格全文情報

規格番号
JIS E3051 
規格名称
点制御式自動列車停止装置−システム要求事項
制定年月日
2021/02/19
最新改正日
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

45.020
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
改訂:履歴
  • 2021-02-19制定日

E 3051:2021

目 次

ページ

1 適用範囲 [ p.1 ]

2 引用規格 [ p.1 ]

3 用語及び定義 [ p.1 ]

4 機能 [ p.2 ]

4.1 一般 [ p.2 ]

4.2 信号の現示に応じた機能 [ p.2 ]

4.3 線路の条件に応じた機能 [ p.2 ]

4.4 その他の機能 [ p.3 ]

4.5 機能が及ぶ対象 [ p.3 ]

5 種類 [ p.3 ]

6 システム構成及び各装置 [ p.3 ]

6.1 システム構成 [ p.3 ]

6.2 地上装置 [ p.4 ]

6.3 車上装置 [ p.6 ]

7 使用条件 [ p.8 ]

7.1 一般 [ p.8 ]

7.2 動作温度 [ p.8 ]

7.3 振動及び衝撃 [ p.8 ]

7.4 湿度 [ p.8 ]

7.5 電源 [ p.8 ]

附属書A(参考)参考文献 [ p.10 ]

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E 3051:2021

まえがき

この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本鉄道電気技術協会(JREEA)

及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定すべきとの申出

があり,日本産業標準調査会の審議を経て,国土交通大臣が制定した日本産業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。国土交通大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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日本産業規格 JIS

E 3051:2021

点制御式自動列車停止装置−システム要求事項

System requirement of automatic train stop device for intermittent control type

1

適用範囲

この規格は,鉄道運行の安全を担う鉄道システムの根幹である点制御式自動列車停止装置(以下,ATS

という。)の機能,機器構成に関わるシステム構築上の要求事項について規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS E 1001 鉄道−線路用語

JIS E 3005 変周式自動列車停止装置の試験方法

JIS E 3013 鉄道信号保安用語

JIS E 4001 鉄道車両−用語

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS E 1001,JIS E 3013及びJIS E 4001によるほか,次による。

3.1

地上装置

車上装置との情報伝送を地上子を経由して行い,接続される地上の各機器と伝送情報の授受を行う装置

の総称。

3.2

車上装置

車両内において,地上装置との情報伝送を車上子を経由して行い,ブレーキ指令ほかを制動系及び力行

系に対し指令する機能をもつ装置の総称。

3.3

受信器

共振周波数検知式において,地上からの伝送情報に基づき直接ブレーキ指令を出力するほか,システム

によっては,地上からの伝送情報を制御器に伝送する機能をもつ装置。

3.4

送受信器

トランスポンダ式において,地上からの伝送情報を制御器に伝送するほか,制御器又は車載の関係機器

からの情報を車上子を経由して地上子に伝送する機能をもつ装置。

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2

E 3051:2021

なお,システムによっては,地上から車上への単方向通信機能に対応した場合もある。

3.5

制御器

受信器又は送受信器,データベース装置(以下,DB装置という。)などからの伝送情報に従い,速度検

出器からの列車速度と列車の走行距離に応じて逐次演算した照査速度とを連続して比較し,列車速度が照

査速度を超過した場合はブレーキ指令(常用最大ブレーキ又は非常ブレーキ)を出力する装置。

3.6

トランスポンダ式

通信方式の一つで,通信方式は双方向での多情報伝送が可能な全二重通信方式であり,地上子が設置さ

れた場所で,地点情報(キロ程,設置位置,信号機までの距離など)の検知及び双方向でデジタル情報の

伝送が可能な方式。

なお,システムによっては,地上から車上への単方向通信機能に対応した場合もある。

3.7

共振周波数検知式

通信方式の一つで,地上側にアンテナであるコイルとコンデンサとが接続された地上子を設備し,車上

側でその共振周波数を検出することで情報の伝送を行う方式。

4

機能

4.1

一般

ATSの基本機能は,運転士の信号現示の誤認,速度標識の失念などが発生した場合に自動的に減速又は

停止させることである。

4.2

信号の現示に応じた機能

4.2.1

主機能

停止信号に近づいたときに警報を発し,運転士が所定の取扱いをしない場合に,列車の制動系を動作さ

せ安全を確保する次の機能である。

a) 停止信号と連動して列車を自動的に信号機の外方に停止させる機能

b) 単線区間で誤出発防止用ATSだけを設置する場合において,誤出発の防止のために出発信号機の防護

区域の最外方の車両接触限界までに停止させる機能

4.2.2

補足機能

運転士が信号現示に従った運転取扱いを行っている場合はその運転に介入せず,運転士の信号現示の確

認失念など意図しない取扱いが行われた場合にだけ介入して列車の制動系を動作させる次の機能である。

a) 誤出発防止用ATSを主機能としない場合において,誤出発の防止のために出発信号機の防護区域の最

外方の車両接触限界までに停止させる機能

b) 停止信号以外の信号と連動し,地上設備からの速度制限情報及び距離情報などによってブレーキ指令

を出力する機能

c) 停止信号と連動して信号機直下で列車を自動的に停止させる機能

4.3

線路の条件に応じた機能

運転路線の速度制限に対し,2点間での速度照査,地上子などから取得した速度制限情報及び距離情報

などによって車上側で連続速度照査を行い,制限速度を逸脱した場合に介入して列車の制動系を動作させ

るなどの信号機の現示と連動しない次に示す単独の機能である。

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JIS E 3051:2021の国際規格分類一覧

  • 45.020

JIS E 3051:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
E1001
鉄道−線路用語
E3005
変周式自動列車停止装置の試験方法
E3013
鉄道信号保安用語
E4001
鉄道車両−用語