JIS E 6103:2015 鉄道車両―永久磁石同期機 | ページ 6

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E 6103 : 2015
C.2.4
帯域音圧レベル(band pressure level)
指定された周波数帯域に対し,その帯域内に含まれる騒音エネルギーに対応する実効音圧レベル。
C.2.5
音響パワーレベル(sound power level)
次の式で表す音響パワーレベル。
W
Lw 10 log 10
W0
ここに, Lw : 音響パワーレベル(dB)
W : 測定した音響パワー(pW)
W0 : Wと同じように表した基準音響パワー(pW)
W0=1(pW)
C.2.6
規定の測定位置(precribed path)
測定位置及び測定点は,この附属書の図に示した位置。
C.2.7
等価半球(equivalent hemisphere)
rSと表し,測定位置及び測定点を想定した永久磁石同期機を取り巻く仮定半球。
C.3 試験条件
C.3.1 永久磁石同期機の状態
永久磁石同期機から,その取付部へ伝ぱ(播)する振動又は試験室のほかの場所への振動は,試験室の
音圧レベルに影響を与えることがあるため,例えば,適切に設計した弾性支持装置の上に永久磁石同期機
を取り付けて,そのような影響が最小になるようにする。
永久磁石同期機は全てのカバーも所定位置に取り付けた完備品とするが,その他の装置とは一切結合し
ない。永久磁石同期機は,本来組み合わせるべき歯車装置なしで試験する。別置きの送風機で送風する強
制通風永久磁石同期機は,その正規の冷却風量で試験するが,送風機自体の騒音が測定結果に影響しない
よう配置する。
C.3.2 運転条件
永久磁石同期機は,定格回転速度で無負荷運転するか,又は可変速式であれば,運転上の最高回転速度
で無負荷運転をする。複数の特定の回転速度で運転するように設計されている永久磁石同期機は,その各々
の回転速度で試験する。両方向に回転できる永久磁石同期機は,両回転方向で試験する。
C.3.3 暗騒音
各測定値は暗騒音,すなわち,測定点における試験中の永久磁石同期機以外のあらゆる騒音の影響を補
正する。暗騒音には,試験装置の騒音も含む。
永久磁石同期機が試験中でないとき,試験中のときと同じ測定点で,それぞれのオクターブバンドごと
に暗騒音を測定する。
騒音の測定は,測定値と暗騒音との差が,少なくとも10 dB以上となる条件にて行われなければならな
い。暗騒音との差が10 dB未満の場合は,表C.1の補正を適用する。

――――― [JIS E 6103 pdf 26] ―――――

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E 6103 : 2015
表C.1−暗騒音の補正
単位 dB
永久磁石同期機の騒音と 測定値から差し引かれる値
暗騒音との差
3 3
45 2
69 1
3 dBの補正を適用するときは,括弧内に補正したレベルを記録することが望ましい。
一般的に,暗騒音との差が3 dB未満である場合は,測定値に信頼性がないため測定する意味がない。
C.4 測定器
C.4.1 等級
騒音計は,JIS C 1509-1に規定するクラス1(精密騒音計相当)に準拠するものを使用することが望まし
い。ただし,JIS C 1509-1に規定するクラス2(普通騒音計相当)を使用してもよい。騒音分析に使用さ
れるフィルタは,JIS C 1514に規定する“クラス1”とするのがよい。
C.4.2 測定装置の校正
測定装置の可聴周波数での全帯域特性の詳しい調査及び必要な調整は,騒音測定の直前に行い,測定終
了後に再確認することが望ましい。さらに,検定試験室における詳細な校正は,最低2年ごとに1回実施
するのが望ましい。
C.4.3 測定器及び観察者の位置
反響が原因となる測定誤差を減らすために,マイクの位置は,測定増幅器又はフィルタからは少なくと
も0.3 m,観察者からは少なくとも1 mの距離を確保する。
永久磁石同期機の騒音に指向性がある場合,若干反響のある場所で測定した結果は,概略値の騒音測定
とみなすのがよい。
C.5 測定方法
C.5.1 方法
あらゆる種類の永久磁石同期機の騒音測定は,図C.1又は図C.2に示した規定の測定位置で行う。
永久磁石同期機の最大長さ寸法lが0.25 m以上(軸部は除く。)ある永久磁石同期機の測定位置は,永
久磁石同期機の表面から1 mとする。
lが0.25 m未満の場合は,永久磁石同期機の表面からの距離dは,4l1 mとするが,0.25 mより小さく
してはならない。
横軸形永久磁石同期機の場合,規定の測定位置hは,床面と平行な軸中心高さ又は地上から0.25 mのい
ずれか高い方の位置とする(図C.1参照)。
縦軸形永久磁石同期機の場合,規定の測定位置hは,永久磁石同期機の最大高さ寸法Hの1/2の高さの
床面に平行な面位置とする。ただし,0.25 mよりも低くしない(図C.2参照)。
全ての永久磁石同期機の場合,垂直面にある規定の測定位置は,軸中心を通る面である。
C.5.2 測定位置
規定の測定位置は,図C.1及び図C.2に示す。その中にある5点の基準測定点及びその点から1 mごと
の各点を測定位置とする。

――――― [JIS E 6103 pdf 27] ―――――

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C.5.3 決定すべき物理量
C.5.1の測定位置から,それぞれの測定点で,次の物理量を決める。
a) B(A)で表す騒音レベル。
b) 平たん特性に設定した騒音計又は平たん特性に設定できない場合は,Cスケール補正にセットした騒
音計の125 Hz4 000 Hzのオクターブバンドの音圧レベル。
a) 縦断面上の測定位置
b) 横断面上の測定位置
(床面からの高さhの位置)
単位 m
l d
≧0.25 1
<0.25 4l≦d≦1
d>0.25
h : 軸中心高さ,又は0.25 mのいずれか高い方
X : 基準測定点
0 : その他の測定点(基準測定点から1 mピッチの測定点)
a,b : 永久磁石同期機中心から測定点までの距離
c : 永久磁石同期機中心から測定点までの距離にhを加えた距離
l : 永久磁石同期機の最大長さ寸法(軸端部は除く。)
d : 永久磁石同期機表面からの距離
図C.1−横軸形永久磁石同期機の測定位置及び測定点

――――― [JIS E 6103 pdf 28] ―――――

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a) 縦断面上の測定位置
単位 m
H d
≧0.25 1
<0.25 4H≦d≦1
d>0.25
b) 横断面上の測定位置
(床面からの高さhの位置)
h : H/2又は,0.25 mのいずれか高い方
X : 基準測定点
0 : その他の測定点(基準測定点から1 mピッチの測定点)
a,b : 永久磁石同期機中心から測定点までの距離
c : 永久磁石同期機中心から測定点までの距離にhを加えた距離
H : 永久磁石同期機の最大高さ寸法(軸端部は除く。)
d : 永久磁石同期機表面からの距離
図C.2−縦軸形永久磁石同期機の測定位置及び測定点

――――― [JIS E 6103 pdf 29] ―――――

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C.6 計算
C.6.1 測定値の補正
各測定点における測定結果は,暗騒音の影響を補正する。暗騒音とは試験を行う永久磁石同期機の騒音
以外の騒音で,試験装置の騒音も含めた騒音である(C.3.3参照)。
C.6.2 平均レベル計算
次の式に従い,全ての測定位置における測定結果から(C.6.1による補正後),平均騒音レベル及び帯域
平均音圧レベルを計算する。
1 L)1(p L)2(p L(pn)
Lp(M)10 log10 anti log10 anti log10 anti log10 (dB)
n 10 10 10
ここに, Lp(M) : 平均騒音レベル(A)(又は帯域平均音圧レベル)(dB)
Lp(1) : 最初の位置における騒音レベル(A)(又は平均帯域音
圧レベル)(dB)
Lp(n) : n番目の位置における騒音レベル(A)(又は帯域音圧レ
ベル)(dB)
n : 測定位置番号
Lp (1)
Lp )1( 10
(参考 anti log 10 10 )
10
各測定位置における測定結果に5 dBを超える差がないとき,測定読み値の単純な算術平均は,この式で
計算した値に対して,0.7 dBを超えない。
C.6.3 等価半球の半径及び領域の計算
基準半径での平均レベル計算では,図C.1及び図C.2にある測定位置に沿った測定は,等価半球の半径
で行ったものとみなしてもよい。
5.0
ab c
rS
2
ここに, rS : 等価半球の半径(m)
a,b,cは,図C.1及び図C.2で示してあるとおりである。
この等価半球領域は,次の式によって計算できる。
S=π a (b+c)(m2)
注記 規定した半径rSをもつ等価半球領域は,測定路位置に示された表面領域より少し小さい。
C.6.4 概算によるオクターブバンド音響パワーレベル計算
測定した平均音圧レベルに関し,試験室の影響を考慮してオクターブバンド平均音圧レベルから,オク
ターブバンド音響パワーレベルを推定することができる。
音響パワーWrが既知の,点音源とみなせるほどの,小形の広帯域基準音源(ある種の空力学的騒音源は,
適さない。)を使用して,この影響を確定することができる。
注記 試験する永久磁石同期機が小形で,広帯域騒音特性をもつならば,基準音源として扱うことが
できる。
まず,基準音源の(オクターブバンド内の)音響パワーWrを,C.5.1の方法によって,確定する。そし
て,若干反響のある試験室において,試験対象の永久磁石同期機を基準音源に置き換え,試験対象の永久
磁石同期機と同じ測定点の測定から推定したオクターブバンド平均音圧レベルを算出する。
次の式によって,試験対象の永久磁石同期機のオクターブバンド音響パワーレベルを確定することがで
きる。

――――― [JIS E 6103 pdf 30] ―――――

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JIS E 6103:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60349-4:2012(MOD)

JIS E 6103:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS E 6103:2015の関連規格と引用規格一覧