JIS F 0304:2005 船の居住区の空調及び通風―設計条件及び計算基準

JIS F 0304:2005 規格概要

この規格 F0304は、国際運行商船の居住区域及び無線室の空調並びに通風のための設計条件と適切な計算方法について規定。

JISF0304 規格全文情報

規格番号
JIS F0304 
規格名称
船の居住区の空調及び通風―設計条件及び計算基準
規格名称英語訳
Ships and marine technology -- Air conditioning and ventilation of accommodation spaces -- Design condition and basis of calculations
制定年月日
2005年12月1日
最新改正日
2015年10月26日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 7547:2002(MOD)
国際規格分類

ICS

47.020.80, 47.020.90
主務大臣
国土交通
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2005-12-01 制定日, 2010-09-30 確認日, 2015-10-26 確認
ページ
JIS F 0304:2005 PDF [20]
                                                                                   F 0304 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶標準協会 (JMSA) から,
工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,国
土交通大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
制定に当たっては,日本工業規格(日本産業規格)と国際規格との対比,国際規格に一致した日本工業規格(日本産業規格)の作成及び日
本工業規格を基礎にした国際規格原案の提案を容易にするために,ISO 7547 : 2002,Ships and marine
technology−Air-conditioning and ventilation of accommodation spaces−Design condition and basis of calculations
を基礎として用いた。
JIS F 0304には,次に示す附属書がある。
附属書A(参考) 船の空調及び通風装置の設計に関する指針並びに望ましい慣行
附属書B(参考) 一般に使用される構造材料の熱伝導率
附属書1(参考) JISと対応する国際規格との対比表

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS F 0304 pdf 1] ―――――

F 0304 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 設計条件・・・・[2]
  •  4.1 一般・・・・[2]
  •  4.2 夏季の温度及び湿度・・・・[2]
  •  4.3 冬季の温度・・・・[2]
  •  4.4 外気供給量・・・・[2]
  •  4.5 在室人員・・・・[2]
  •  5. 熱負荷の計算・・・・[3]
  •  5.1 適用・・・・[3]
  •  5.2 熱伝達・・・・[3]
  •  5.3 太陽によるふく射・・・・[6]
  •  5.4 人体からの熱負荷・・・・[6]
  •  5.5 照明及びその他の熱源からの熱負荷・・・・[6]
  •  6. 風量の計算・・・・[7]
  •  6.1 区画の容積・・・・[7]
  •  6.2 給気量・・・・[7]
  •  6.3 給気温度・・・・[7]
  •  6.4 排気量・・・・[7]
  •  6.5 エアバランス・・・・[8]
  •  附属書A(参考)船の空調及び通風装置の設計に関する指針並びに望ましい慣行・・・・[9]
  •  附属書B(参考)一般に使用される構造材料の熱伝導率・・・・[11]
  •  附属書1(参考)JISと対応する国際規格との対比表・・・・[12]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS F 0304 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
F 0304 : 2005

船の居住区の空調及び通風−設計条件及び計算基準

Ships and marine technology-Air conditioning and ventilation of accommodation spaces-Design condition and basis of calculations

序文

 この規格は,2002年に第2版として発行されたISO 7547 : 2002,Ships and marine technology−Air
conditioning and ventilation of accommodation spaces−Design condition and basis of calculationsを翻訳し,技術
的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で点線の下線を施してある箇所は,原国際規格を変更している事項である。変更の一覧
表をその説明を付けて,附属書1(参考)に示す。

1. 適用範囲

 この規格は,国際運航商船の居住区域及び無線室の空調並びに通風のための設計条件と適
切な計算方法について規定する。外気条件は,極端な低温又は高温・湿度(すなわち4.2及び4.3で規定す
る外気条件よりも温度が低い又は温度湿度が高い場合)以外のすべての条件とする。
附属書Aには,船内の通風空調の設計に対する指針及び望ましい慣行の詳細を示す。
附属書Bには,一般的に使用される構造材料の熱伝導率を示す。
この規格の使用者は,この規格の要求事項を守ると同時に,それぞれの船舶に適用される法令の要求事
項や規則類を満足していることを確かめるよう,注意しなければならない。
なお,購入者からの特別な設計条件上の要求がある場合は,その条件を優先する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD
(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 7547 : 2002,Ships and marine technology−Air-conditioning and ventilation of accommodation
spaces−Design condition and basis of calculations (MOD)

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格を構成する
ものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版
(追補を含む。)を適用する。
JIS Z 8202-4 量及び単位−第4部 : 熱
備考 ISO 31-4 : 1992 Quantities and units−Part 4 : Heatが,この規格と一致している。
ISO 3258 : 1976 Air distribution and air diffusion−Vocabulary

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8202-4及びISO 3258によるほか,次による。

――――― [JIS F 0304 pdf 3] ―――――

2
F 0304 : 2005
3.1 居住区 (accommodation spaces) 公室,居室,事務室,病室,ゲーム室及びホビールーム並びに調理
器具のない配ぜん(膳)室として使用される場所。
3.2 空調 (air-conditioning) 空気処理の一形態で,対象とする区画の温度,湿度,通風及び空気の清浄度
を規定範囲内に収めるよう制御する方法。
3.3 通風 (ventilation) ある区画に対して,居住者又はプロセスが必要とする十分な空気を供給すること。
3.4 相対湿度 (relative humidity) ある空気の同一乾球温度における水蒸気圧と飽和水蒸気圧との比をパ
ーセントで表した値。
3.5 乾球温度 (dry bulb temperature) ふく射及び水分の影響を受けなく,乾球温度計が示した温度。
例 水銀温度計は,乾球温度計の例である。

4. 設計条件

4.1 一般

 装置は,3.1で定義するすべての居住区域を規定の外気条件のもとで,6.2.1,6.2.2及び6.5で
規定する外気供給量,通風量及びエアバランスを満足するとともに4.1並びに4.3に規定する室内の空気条
件を保持するように設計しなければならない。
備考 温度は,すべて乾球温度で示す。

4.2 夏季の温度及び湿度

 夏季の温度及び湿度は,次による。
a) 外気 : +35 ℃及び相対湿度70 %
b) 室内 : +27 ℃及び相対湿度50 %
備考 実質的には,得られる室内条件(特に湿度)は,これらの値と異なることがある。

4.3 冬季の温度

 冬季の温度は,次による。
a) 外気 : −20 ℃
b) 室内 : +22 ℃
備考 この規格では,冬季における加湿条件は,規定しない。

4.4 外気供給量

 外気供給量は,対象とする区画に供給される合計空気量の40 %以上としなければなら
ない。

4.5 在室人員

 各居住区域の計画在室人員は,特に購入者の指定がない場合,次による。
a) 居室,寝室
その居室,寝室の定員(ベッド数)
b) サロン,食堂及び娯楽室のような公室
− 着席できる人数が不明な場合で購入者の要求がない場合は,i) iii) による。
i) サロン : 床面積2 m2当たり1人
ii) 食堂 : 床面積1.5 m2当たり1人
iii) 娯楽室 : 床面積5 m2当たり1人
c) 船長及び機関長の執務室 (day-room)
− 4人
d) その他の執務室 (day-room)
− 3人
e) 病室
− ベッド数
f) 体育室,ゲーム室

――――― [JIS F 0304 pdf 4] ―――――

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F 0304 : 2005
− 4人
g) 診療室
− 2人
h) 事務室
− 2人

5. 熱負荷の計算

5.1 適用

 夏季条件を計算する場合には,5.25.5を適用する。冬季条件は,5.2だけを適用する。

5.2 熱伝達

5.2.1  計算方法 独立した表面(天井/床/壁)ごとに,次の式を使って熱損失又は熱取得を計算しなけ
ればならない。
kvAv)+(kgAg) ]
ここに, 空気の温度差(ケルビン),(船内の空調区画と非空調区画との
空気温度差は,5.2.2参照。)
kv : 表面Avにおける熱通過率,(W/m2K),(5.2.2参照。)
Av : 表面Av (m2)(角窓,丸窓の直径又は縦横寸法にそれぞれ200 mm
を加えた大きさを除いた面積。)(図1及び図2参照)
kg : 表面Agにおける熱通過率,(W/m2K),(5.2.3参照。)
Ag : 丸窓及び角窓の面積 (m2)(角窓,丸窓の直径又は縦横寸法にそ
れぞれ200 mmを加えた大きさ。)(図1及び図2参照。)
単位 mm
図 1 丸窓 図 2 角窓

――――― [JIS F 0304 pdf 5] ―――――

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JIS F 0304:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 7547:2002(MOD)

JIS F 0304:2005の国際規格 ICS 分類一覧

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規格番号
規格名称
JISZ8202-4:2000
量及び単位―第4部:熱