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JIS F 8845:2002 規格概要
この規格 F8845は、船で使用する定格電圧250V以下の電気機器の抵抗回路,ランプ回路及び誘導回路(電動機を含まない。)の切換用の回転スイッチについて規定。交流の場合は,周波数50~60Hzとする。
JISF8845 規格全文情報
- 規格番号
- JIS F8845
- 規格名称
- 船用回転スイッチ
- 規格名称英語訳
- Shipbuilding -- Rotary switches
- 制定年月日
- 1961年2月1日
- 最新改正日
- 2017年11月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 29.120.40, 47.020.60
- 主務大臣
- 国土交通
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1961-02-01 制定日, 1964-02-01 確認日, 1967-02-01 確認日, 1970-02-01 改正日, 1973-02-01 確認日, 1976-02-01 確認日, 1977-08-01 改正日, 1980-08-01 確認日, 1985-12-01 確認日, 1989-06-15 改正日, 1994-04-01 確認日, 1996-11-08 改正日, 2002-05-07 改正日, 2007-09-18 確認日, 2012-10-31 確認日, 2017-11-20 確認
- ページ
- JIS F 8845:2002 PDF [13]
F 8845 : 2002
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,財団法人日本船舶
標準協会 (JMSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり、日本工業標準
調査会の審議を経て国土交通大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS F 8845 : 1996は改正され,この規格に置き換えられる。
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS F 8845 pdf 1] ―――――
F 8845 : 2002
pdf 目次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 種類・・・・[1]
- 4. 性能・・・・[2]
- 5. 構造,形状及び寸法・・・・[3]
- 6. 材料・・・・[4]
- 7. 検査・・・・[4]
- 7.1 検査項目及び順序・・・・[4]
- 7.2 構造及び材料検査・・・・[4]
- 7.3 引張荷重検査・・・・[4]
- 7.4 開閉検査・・・・[4]
- 7.5 温度検査・・・・[4]
- 7.6 絶縁抵抗検査・・・・[4]
- 7.7 耐電圧検査・・・・[4]
- 7.8 耐熱検査・・・・[4]
- 7.9 閉路電流容量検査・・・・[4]
- 7.10 振動検査・・・・[4]
- 8. 製品の呼び方・・・・[4]
- 9. 表示・・・・[4]
- 10. 取扱い上の注意事項・・・・[5]
(pdf 一覧ページ番号 )
――――― [JIS F 8845 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
F 8845 : 2002
船用回転スイッチ
Shipbuilding−Rotary switches
1. 適用範囲
この規格は,船で使用する定格電圧250V以下の電気機器の抵抗回路,ランプ回路及び誘
導回路(電動機を含まない。)の切換用の回転スイッチ(以下、スイッチという。)について規定する。た
だし,交流の場合は、周波数5060Hzとする。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は、その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 1111 十字穴付き小ねじ
JIS B 1188 座金組込み十字穴付き小ねじ
JIS C 2805 銅線用圧着端子
JIS C 3410 船用電線
JIS F 0808 船用電気器具環境試験通則
JIS F 8006 船用電気器具の振動検査通則
JIS H 8601 アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜
JIS K 6914 熱硬化性樹脂積層管
JIS K 6915 フェノール樹脂成形材料
3. 種類
スイッチの種類は,形式,極数,取付方式,軸長及び定格によって,表1による。
表1 スイッチの種類
種類 形式 極数 取付方式 軸長mm 定格電圧 定格電流 最大適合電線
F B V A mm2
Rl 9 0 18 F 12 10 250 6 1.5
6 1 B 22 12 125 12
R2 15 250 10 2.5
18 125 20
R3 16 22 250 30 10
25 125 45
R4 14 250 60 16
備考1. 種類の記号Rは回転スイッチを示し,スイッチの定格容量によって,R1R4に区分する。
2. 形式の第1列欄の数字はスイッチの回転角度を示し,9は90°ごとに回転するもの,6
は60°ごとに回転するものを示す。形式の第2列欄の数字“0”は“切”,“1”は“入”
を示し,各極ごとに表示する。
0.11.0
例1. 9形2極で(切,入)(入,切)のものが組み合わされた場合, 9
――――― [JIS F 8845 pdf 3] ―――――
2
F 8845 : 2002
例2. 6形3極で(入、切,入)((切,入,入)((切,切、入)のものが組み合わされ
6 1.0.1
た場合。ただし,すべての極が同一組合せの場合は、1極だけ表示する。
1.1.0
1.0.0
3. 取付方式の記号Fは表面取付形,Bは裏面取付形を示す。
4. 軸長(付図に示すI寸法)は,表1の寸法とするのがよい。
5. R1,R2及びR3の定格電圧及び定格電流は、二重定格とする。
4. 性能
スイッチの生能は,次による。
a) 引張強度 スイッチを正規の状態に取り付け,表1に示す最大適合電線を端子に接続し、端子止めね
じの軸方向及びこれに直角な平面内の互いに直交する2方向に表2に示す引張荷重を電線に加えたと
き,各部に異状があってはならい。ただし、引張荷重は各端子ごとに別個に加える。
表2 引張荷重
単位 N
種類 R1 R2 R3 R4
引張荷重 50 100 150 200
b) 開閉性 スイッチを正規の状態に取り付け、表3によって行い,地絡,短絡その他各部に使用上の支
障を生じることなく,開閉が可能でなければならない。また,負荷は,抵抗負荷,ランプ負荷、誘導
負荷のいずれかに対しても開閉が可能でなければならない。
なお,誘導負荷は,交流5060Hzで力率0.4とする。
表3 開閉の条件
種類 試験電圧V 試験電流A 開閉の速さ 開閉の回数
R1 250 6 毎分約20回 10 000
R2 10
R3 30 毎分約10回
R4 60
備考 開閉回数は、“0.1”は“切・入”をもって1回とし,“1.0.1”は“右
入・切・左入・切”をもって1回とする。
c) 温度上昇 スイッチを正規の状態に取り付け,表1による最大適合電線を使用し,定格電流のうち最
大電流を通じ,各部の温度が飽和点に達した後、熱電対で測定した許容最高温度は,75℃でなければ
ならない。ただし,温度上昇の限度は、25℃とする。
d) 絶縁抵抗 スイッチは、JIS F 0808の4.17.3(厳しさ)の試験電圧500V, 絶縁抵抗20M 地 を満
足しなければならない。
e) 耐電圧 スイッチは,JIS F 0808の4.16.3(厳しさ)の試験電圧1 500Vの性能を満足しなければなら
ない。
f) 耐熱性 フェノール樹脂を使用した成形品について、表4に示す条件で行い,各部にひび割れ,膨れ
などの異状があってはならない。
表4 耐熱性の条件
絶縁材料 試験温度℃ 試験時間h
フェノール樹脂 PM-EG 150±3 1
g) 閉路電流容量 スイッチを正規の状態に取り付け,商用周波数の三相交流で,表5によって行い電気
的,機械的に異状があってはならない。
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F 8845 : 2002
表5 閉路電流容量の条件
種類 試験電流A 力率 開閉の速さ 開閉の回数
R1 60 0.60.7 毎分約6回 100
R2 100
R3 300
R4 600
備考1. 開閉の回数は,“入”“切”をもって1回とする。
2. 閉路後,直ちに供試品以外の装置で開路状態とする。
h) 耐振性 耐振性は,表1に示す最大適合電線を2本端子に接続し,スイッチを正規に取り付けた状態
で,次による。
1) 共振 振動数516.7Hzの間に複振幅0.75mmの振動を3軸(上下、左右,前後)方向に加え,有
害な共振点があってはならない。
2) 定振動 1)において,回転スイッチに共振が認められる軸方向については,最も有害と認められる
共振振動数で複振幅0.75mmの振動を15分間,また,共振が認められない軸方向については,振動
数16.7Hzで複振幅1mmの振動を30分間加え,各部に緩みなどの異状があってはならない。
5. 構造,形状及び寸法
スイッチの構造,形状及び寸法は,付図13によるほか、次による。
a) スイッチは,速入,速切式の回転形としそれぞれの回転角度の許容差は±3°以内とする。
b) スイッチには不必要な回転をしないようにするため,回り止めを設けるのがよい。
c) スイッチの軸の回転トルクは,表6に示した値以下とする。
表6 スイッチ軸の回転トルク
単位 N・cm
種類 R1 R2 R3 R4
回転トルク 100 150 260 490
d) 端子は,JIS C 3410に規定する定格電流に応じた太さのケーブルをJIS C 2805による銅線用圧着端子
によって、容易,かつ,確実に接続でき緩むおそれのない構造とする。
e) 端子ねじは,JIS B 1188による座金組込み十字穴付きなべ小ねじのばね座金組込みのもの又は同等以
上のものとする。
f) 端子ねじとねじとが重なる部分の山数は、2.5山以上とする。
g) 端子は,最大適合圧着端子を2枚まで取り付けることができなければならない。
h) 絶縁距離は,表7に示す以上とする。
参考 JMS 8005参照
表7 絶縁距離
単位 mm
種類 外部接続端子 スイッチ内部
空間距離 沿面距離 空間距離 沿面距離
R1 3 3 2 2
R2
R3
R4
i) 非耐食性金属部には,容易に腐食又はさびを生じないような塗装を施す。ただし、耐食性のアルミニ
ウム合金を使用する場合は,JIS H 8601の規定による陽極酸化皮膜を施す。
――――― [JIS F 8845 pdf 5] ―――――
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JIS F 8845:2002の国際規格 ICS 分類一覧
- 47 : 造船及び海洋構造物 > 47.020 : 造船及び海洋構造物一般 > 47.020.60 : 船及び海洋構造物の電気設備
JIS F 8845:2002の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1111:2017
- 十字穴付き小ねじ
- JISB1188:2017
- 座金組込み十字穴付き小ねじ
- JISC2805:2010
- 銅線用圧着端子
- JISC3410:2018
- 船用電線
- JISF0808:2009
- 船用電気器具環境試験通則
- JISF8006:1979
- 船用電気器具の振動検査通則
- JISH8601:1999
- アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜
- JISK6914:1995
- 熱硬化性樹脂積層管
- JISK6915:2006
- フェノール樹脂成形材料