JIS F 9002:1997 統合ブリッジシステム―設計指針 | ページ 2

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(3) PS (DGPS) 受信機
(4) その他の測位装置(GPS,LORAN-Cなど)
(5) 水深センサ(音響測深器)
参考 関連するIMO規則 : IMO ResolutionA224(7)。
(6) 気象センサ(風向,風速,気温)
なお,気圧及び湿度センサを設けることが望ましい。
(7) だ角信号を,システムに接続するためのインターフェイス
(8) 機関回転信号を,システムに接続するためのインターフェイス
(9) データロガ(機関モニタ)などのほかのシステム
6.5 オプション機器 オプション機器は,次の(1)(9)による。
(1) レーダ切替器
(2) RT切替器
(3) 左右ウイングユニット
(4) 海図端末(プランニングターミナル)
(5) スラスター制御器
(6) 船橋情報表示端末
備考 一人当直を行う船にあっては,(8)及び(9)を装備すること。
(7) プリンタ
(8) 警報転送システム
(9) 船橋安全システム及び警報ユニット
6.6 その他の機器 その他の機器は,次の(1)(9)による。
(1) 主推進機関の遠隔制御装置
(2) 船内通信装置
(3) HF無線電話装置
(4) 汽笛制御装置
(5) ウインドワイパ及びウインドウウオッシャ制御装置
(6) コンソールの照明制御装置
(7) 航海灯などの灯火信号スイッチ及び表示器
(8) その他磁気コンパスなどの法定設備
(9) 船橋独立の空調機器

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図1 システムブロック図

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7. ブリッジレイアウト ブリッジレイアウトは,附属書4による。
8. 機器間通信
8.1 接続 次の接続形態で,システム内の各サブユニットとセンサ機器間との接続を可能にすること。
また,必要に応じインターフェイスを準備する。
(1) 各サブユニット間 直接又はネットワーク経由で接続できること。
(2) サブユニットとセンサ機器間 直接又はネットワーク経由で接続できること。
8.2 直接接続(データ入出力仕様) 次の8.2.1又は8.2.2のいずれかの形態で,システム内の各サブユ
ニットとセンサ機器間を直接接続できること。
8.2.1 ディジタル接続 ディジタル接続は,IEC 1162による。ただし,制御に関するデータの伝送は,
会話モード(ハンドシェイク)とする。
なお,信号仕様の参考例を参考図に示す。
参考図 信号仕様の参考例
備考1. TX,RXなどの信号名称をつける場合,送信・受信の区分は機器側から見た信号名と
する。
2. IEC1162-1では,次の(1)(4)が規定されている。
(1) 通信方式は,単一方向(2)とする。
注(2) シングルトーカ・マルチリスナを示す。
(2) 伝送方式は,シリアル,非同期で,次の(a)(d)による。
(a) ボーレイトは,4 800bpsとする。
(b) データビットは,8ビットとする。
(c) パリティビットは,なしとする。
(d) ストップビットは,1ビットとする。
(3) 伝送コードは,ASCII (d7=0)(3)とする。
注(3) IS X 0201のローマ文字用7単位符号を示す。
(4) センテンスは,$で始まり <CR> <LF> で終了する最大82文字で構成する。
センテンスの例を参考として次に示す。
参考 $GPGLL.5057.970. N.00146.110. E.142451. A*27 <CR> <LF>
8.2.2 アナログ接続 次の(1)(5)のとおりとする。
(1) 電流信号 電流信号は,次の(a)(c)による。
(a) 電気的仕様は,420mAとする。
(b) 入力インピーダンスは,電流300 坎 下とする。
(c) 絶縁は,入力側で処理すること。
(2) 電圧信号 電圧信号は,次の(a)(b)による。
(a) 電気的仕様は,15V,05V,010V,±5V,±10Vのいずれかによる。
(b) 入力インピーダンスは,電圧20k 坎 上とする。
(3) ステップ信号(ジャイロコンパス) ステップ信号は,次の(a)(b)による。
(a) 電気的仕様は,DC24V,DC35V,DC50V,DC70Vのいずれかによる。

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(b) 変換レートは,1/6度ステップとする。
(4) パルス信号(航程信号) パルス信号は,次の(a)(b)による。
(a) 信号形態は,無電圧接点とする。
(b) パルスレートは,200パルス/海里
(5) レーダ信号 レーダ信号は,次の(a)(d)による。
(a) レーダビデオ信号の信号レベルは,−1V−5Vとする。
(b) レーダトリガ信号(レーダの送信点を示すパルス信号)の信号レベルは,5V15Vとする。
(c) 船首線信号(空中線の1回転ごとに出力されるパルス信号)の信号レベルは,5V15V(オープン
コレクタの場合)とする。
(d) 空中線回転信号(空中線の回転に従って出力されるパルス信号)の信号レベルは,5V15V(オー
プンコレクタの場合)とし,回転パルス数は,1 024パルス/1回転以上とする。
8.3 ネットワーク接続 ネットワーク接続を通して,データの授受をする項目を参考として次の(1)
(12)に示す。
(1) 船位
(2) 船速
(3) 船首方位
(4) 水深
(5) 計画航路データ要求コマンド
(6) 変針点データ
(7) オートパイロット制御権獲得コマンド
(8) オートパイロット制御権データ
(9) オートパイロット制御コマンド
(10) RPAデータ
(11) 警報データ
(12) その他
8.4 通信(データ入出力内容) システムの各サブユニット及び接続機器から直接伝送されるデータ内
容を表1に示す。
なお,デジタル通信においては,基本的にIEC 1162-1に準じる。
表1 データ内容及び信号形態
出力ユニット/機器 トーカID データ内容 信号形態
ジャイロコンパス HE 船首方位 HDT,アナログ,(シンクロ),ステッ

回頭角速度 ROT,アナログ
速力ログ VD 船速(前後方向,左右方向) VBW
VM 航程 パレス
GPS/DGPS GP 船位 GLL,GGA
針路,船速 VTG

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出力ユニット/機器 トーカID データ内容 信号形態
その他の測位装置 TR 船位 GXA,GLC,GLL,DCN
LC
DE
OM 針路,船速 VTG
SN
音響測深機 SD 水深 DBT
操縦ユニット(オートパイロット) AG 設定針路など 特定
操縦ユニット(主機制御装置) − 設定主機回転数など 特定
操縦ユニット(CPP制御装置) − 設定CPP翼角など 特定
操縦ユニット(スラスター制御装 − 設定スラスター翼角など 特定
置)
操縦ユニット(ジョイスティック装 − 操作量など 特定
置)
だ角計 ER だ角 RSA,アナログ,(シンクロ)
主機回転計 ER 主機回転速度 RPM,アナログ
主軸回転計 ER 主軸回転速度 RPM,アナログ
CPP翼角指示計 ER CPP翼角 RPM,アナログ
スラスター翼角指示計 ER スラスター翼角 RPM,アナログ
データロガ ER 機関部データ XDR,特定
風向風速計 WI 相対風向風速,真風向風速 MWV,アナログ,(シンクロ)
気温・気圧・湿度計 WI 気温・気圧・湿度 XDR,アナログ'
水温計 WI 海水温度 MTW,アナログ
喫水計 − 喫水 アナログ
時計 ZQ 時刻 ZDA,パルス
No.1レーダユニット − レーダ画像 特定
RA ARPAデータ TTM
No.2レーダユニット − レーダ画像 特定
RA ARPAデータ TTM
電子海図ユニット EC 警報など 特定
IN 指令針路など HSC,特定
備考1. 表中の(シンクロ)は,標準として使用しないことが望ましい。
2. トーカIDは,他の機器にデータを送り出す機器の身元をコードで表したもので,英文2文字で構成され
る。

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