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G 0203 : 2009
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3206 高張力鋼 high tensile strength
建築,橋,船舶,車両,自動車その他の構造物用及び圧力容器
用として,通常,引張強さ490 N/mm2以上で溶接性,切欠きじんsteels
性及び加工性も重視して製造された鋼材。
冷延鋼板では引張強さ340 N/mm2以上を高張力鋼という。
3207 調質高張力鋼 quenched and
焼入焼戻しを行うことによって高張力鋼としての性質を与えた
鋼材。 tempered high
tensile strength
steels
3208 非調質高張力鋼 as rolled or
圧延のまま,又は焼きならしの状態で高張力鋼としての性質を
与えた鋼材。 normalized high
tensile strength
steels
3209 熱加工制御 steels manufactured
制御圧延を基本に,その後空冷又は強制的な制御冷却を行う熱
〔TMCP〕鋼 加工制御法によって製造された鋼材。 by thermo-
mechanical
control process
4.3.3 土木・建築用
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3301 H形鋼ぐい 土木・建築などの構造物の基礎くいに使用するH形鋼。 bearing piles
3302 鋼管ぐい steel pipe piles
土木・建築などの構造物の基礎,地すべり抑止などに用いる溶
接鋼管(JIS A 5525参照)。
3303 鋼管矢板 steel pipe sheet piles
管の外面長手に継手部を設け,連続して壁状に打設し,土留め,
締切り,構造物の基礎などに用いる溶接鋼管(JIS A 5530参照)。
3304 鉄筋コンクリート steel bars for
コンクリート補強用として強度及び必要に応じて,溶接性及び
用棒鋼 圧接性を重視して製造された棒鋼。 concrete
丸鋼,異形棒鋼の2種類がある。 reinforcement
3305 PC鋼棒 steels bars for
熱間圧延したキルド鋼を用いホットストレッチング,冷間引抜
prestressed
き,熱処理のいずれかの方法又はこれらの組合せによって仕上げ
concrete
られた鋼棒。プレストレストコンクリートに用いられ,断面の形
状は,円形及び異形である。
3306 細径異形PC鋼棒 small size-deformed
熱間圧延したキルド鋼を用い,焼入焼戻しによって仕上げられ
た細径の鋼棒。 steel bars for
prestressed
プレストレストコンクリートに用いられ,断面の形状は,異形
である。 concrete
――――― [JIS G 0203 pdf 16] ―――――
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G 0203 : 2009
4.3.4 鉄道用
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3401 レール rails
鉄道,その他の軌道などに用いられる鋼材。一般用と特殊用と
に分けられ,更に一般用は,普通レールと軽レールとに分けられ
る。特殊用は,車両以外のクレーン,エレベーターなどの軌道と
して用いられる。
地下鉄道などで架線の代わりに用いるレールを第3レールとい
う。
通常,1 m当たりの質量で表示し,呼称する。
3402 普通レール 主に鉄道に用いる1 m当たりの質量が30 kg以上のレール。 railway rails
3403 軽レール light rails
土木工事用のトロッコ,鉱山などの軽便軌道に用いる1 m当た
りの質量が30 kg未満のレール。
3404 圧延輪心 wrought steel wheel
鍛造と圧延とによって製造される鉄道車両用車輪の中心部。
center
リムとボスとを円板で結ぶ形のもので,ボスの部分には車軸を
はめこみ固定され,リムの外周にはタイヤが焼ばめされる。
3405 圧延車輪 wrought steel
鍛造と圧延とによって製造される鉄道車両用の輪心とタイヤと
を一体にした形の車輪。一体圧延車輪ともいう。 wheels
3406 鋳鋼車輪 cast steel wheels
鋳鋼によって製造される鉄道車両用の輪心とタイヤとを一体に
した形の車輪。一体鋳鋼車輪ともいう。
3407 鋳鋼輪心 鋳鋼によって製造される鉄道車両用車輪の輪心。 cast wheel center
4.3.5 鋼管(配管用・熱伝達用・構造用・特殊用途)
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3501 配管用鋼管 気体,液体などの輸送用の配管に用いる鋼管。 steel tube for piping,
steel pipes
3502 ラインパイプ line pipe
油田,製油所,港,消費地などの間をパイプラインで直結し,
天然ガス,高圧都市ガス,石油,石油製品などを輸送するのに用
いる鋼管。
3503 塗覆装鋼管 coated steel pipes
外面にプラスチック被覆,内面にエポキシ樹脂塗料などを塗覆
装した鋼管。
3504 ポリエチレン被覆 polyethylene coated
ガス,油,水などの輸送に用いるもので,主に埋設用の外面に
鋼管 ポリエチレンを被覆した鋼管。 steel pipes
3505 黒管 亜鉛めっきを行っていない炭素鋼鋼管。蒸気,水,油,ガス, −
空気などの配管に用いる炭素鋼管の区分で主に用いられる(JIS G
3452など参照)。
3506 白管 亜鉛めっきを行った管。蒸気,水,油,ガス,空気などの配管 −
に用いる炭素鋼管の区分で主に用いられる(JIS G 3452など参照)。
3507 熱伝達用鋼管 steel tube for boiler
ボイラ及び熱交換器などの管の内外で熱の授受を行うことを目
的とする所に用いる鋼管。 and heat
exchanger
3508 ヘッダ用鋼管 steel tube for header
各種ボイラの水壁用,加熱器用,及び節炭器用のヘッダ(管寄
of boiler
せ)に用いる鋼管。鍛造又は圧延によって製造した大径厚肉管が
用いられる。
3509 ひれ付鋼管 fin tube
熱交換を効率的にするために管の外周部又は内面に1枚以上の
ひれをもつ特殊な形状の鋼管。
通常,熱間押出法又は冷間加工法によって製造される。
3510 リブ付鋼管 ribbed tube
熱交換を効率的にするために管の内面にリブを付けた熱伝達用
鋼管。
リブは,冷間抽伸法などによって成形される。
――――― [JIS G 0203 pdf 17] ―――――
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G 0203 : 2009
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3511 構造用鋼管 steel tube for
土木,建築,橋,鉄塔,機械部品用などとして強度を重視して
製造された鋼管。 structural
purposes
3512 角形鋼管 断面形状が角形の構造用鋼管。 square tube,
rectangular tube
3513 中空形鋼 hollow section
構造用又は類似の目的に使用される断面形状が,円形,正方形
又は長方形の継目無管又は溶接管。
3514 油井用鋼管 steel pipe for oil
油井又はガス井の掘削,原油又は天然ガスの採取などに用いら
(ゆせいようこう れるケーシング,チュービング,及びドリルパイプの総称。 well casing,
かん) tubing and
注記1 ケーシングとは,油又はガス井戸壁の崩壊を防ぎ,また,
水などの物質の侵入を防ぐために油又はガス井戸内に装drilling
入する鋼管をいう。
注記2 チュービングとは,油井戸が仕上げられてからケーシング
の中に油層まで挿入され,ポンプによって油を地上まで吸
い上げるのに用いられる鋼管をいう。
注記3 ドリルパイプとは,下方先端に取り付けられたドリルに地
上からの回転運動を伝えたり,また,掘くずの排除,ドリ
ルの冷却用の泥水を送り込むなどの用途に用いられる鋼
管をいう。
3515 試すい用鋼管 steel tube for
温泉又は井戸などの試すい用のボーリングロッド,ケーシング,
及びチュービングに用いられる鋼管。 drilling
3516 高圧ガス容器用 steel tube for high
圧縮ガス,液化ガス,溶解アセチレンなどの高圧ガスを充てん
鋼管 する鋼製高圧ガス容器に用いられる鋼管。 pressure gas
cylinder
3517 中空棒鋼 主に機械加工の用途を意図した継目無管。 hollow steel bars
注記 より少ない機械加工で所期の寸法精度に仕上げられること
が可能な,狭い許容差が特徴である(JIS G 7125参照)。
3518 鋼製電線管 rigid steel conduits
電気配線において,電線を保護するために用いられる鋼管。
3519 U字曲げ加工管 U-bent tube
冷間曲げ加工によってU字状に成形したボイラ・熱交換器用鋼
管(JIS G 3461など参照)。
3520 冷間仕上鋼管 cold rolled or cold
通常,冷間引抜き又は冷間圧延によって鋼管を冷間成形し,寸
法精度,表面性状などを向上させた鋼管。 drawn tubes
3521 サニタリー管 酪農,食品工業などに用いるステンレス鋼管。 sanitary tubes
4.3.6 線材・線材二次製品
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3601 軟鋼線材 炭素含有率0.25 %以下の炭素鋼線材。 low carbon steel
wire rods
鉄線(普通鉄線・くぎ用鉄線・なまし鉄線・コンクリート用鉄
線),亜鉛めっき鉄線,溶融アルミニウムめっき鉄線などの製造に
用いる。
3602 硬鋼線材 炭素含有率0.240.86 %の炭素鋼線材。 high carbon steel
wire rods
硬鋼線,ばね用オイルテンパ線,PC硬鋼線,亜鉛めっき鋼線,
亜鉛めっき鋼より線,溶融アルミニウムめっき鋼線,ワイヤロー
プなどの製造に用いる。
3603 ピアノ線材 通常,炭素含有率0.600.95 %の良質な高炭素鋼線材。 piano wire rods
ピアノ線,弁ばね用オイルテンパ線,PC鋼線,PC鋼より線,ワ
イヤロープなどの製造に用いる。
――――― [JIS G 0203 pdf 18] ―――――
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G 0203 : 2009
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3604 被覆アーク溶接棒 wire rods for core
主として軟鋼のアーク溶接に使用する溶接棒の心棒の製造に用
心線用線材 いる低炭素鋼線材。 wire of covered
electrode
3605 冷間圧造用炭素鋼 冷間圧造用炭素鋼線の製造に用いる炭素鋼線材。 carbon steel wire
線材 rods for cold
炭素0.53 %以下及びマンガン1.65 %以下を含有し,脱酸の方
heading and cold
法によって,リムド相当鋼(リムド鋼を含む),キルド鋼,アルミ
キルド鋼などがある。 forging
3606 冷間圧造用ボロン 冷間圧造用ボロン鋼線の製造に用いるボロン鋼線材。 boron steel wire
鋼線材 rods for cold
炭素0.37 %以下,マンガン1.50 %以下を含有し,更に焼入性
heading and cold
を向上させるため,微量のほう素(ボロン)を含有させた鋼材。
forging
3607 冷間圧造用合金鋼 冷間圧造用合金鋼線の製造に用いる合金鋼線材。 low-alloyed steel
線材 wire rod for cold
冷間圧造用合金鋼線材には,マンガン鋼,マンガンクロム鋼,
heading and cold
クロム鋼,クロムモリブデン鋼,ニッケルクロム鋼及びニッケル
クロムモリブデン鋼の鋼材を使用する。 forging
3608 鉄線 low carbon steel
軟鋼線材を用い伸線など冷間加工して仕上げた鋼線及びこれに
wires
熱処理(中間焼なまし又は焼なまし)を行ったもの並びにローラ
などで異形加工を行った製品の総称。
鉄線には普通鉄線,くぎ用鉄線,なまし鉄線及びコンクリート
用鉄線がある。
亜鉛めっき鉄線,くぎ,溶接金網などの製造に用いる。
3609 硬鋼線 hard drawn steel
硬鋼線材を用い,通常,熱処理後伸線など冷間加工して仕上げ
た鋼線。 wires
ばね,針,スポークなどの製造に用いる。
3610 ピアノ線 piano wires
ピアノ線材を用い,通常,パテンチング後伸線など冷間加工し
て仕上げた鋼線。
高級ばね,タイヤコードなどの製造に用いる。
3611 被覆アーク溶接棒 core wires for
被覆アーク溶接棒心線用線材を用い,伸線など冷間加工して仕
心線 上げた鋼線。 covered electrode
3612 冷間圧造用鋼線 steel wires for cold
冷間圧造用線材を用い,伸線などの冷間加工又はこれらと熱処
理との組合せによって仕上げた鋼線。 heading and cold
forging
使用する線材の種類によって冷間圧造用炭素鋼線,冷間圧造用
ボロン鋼線,冷間圧造用合金鋼線,冷間圧造用ステンレス鋼線な
どがある。冷間圧造によって,ボルト,ナット,小ねじ,タッピ
ンねじなどの締結部品,及び自動車,電気機器などの各種機械部
品を製造する場合に用いる。
3613 冷間圧造用 carbon steel wires
冷間圧造用炭素鋼線材を用い冷間加工,又は熱処理及び冷間加
炭素鋼線 for cold-heading
工との組合せによって仕上げた鋼線。製造工程には,冷間加工に
and cold-forging
よって仕上げたもの,冷間加工後熱処理を行い,更に冷間加工に
よって仕上げたもの及び熱処理後冷間加工によって仕上げたもの
がある。
3614 冷間圧造用 low-alloyed steel
冷間圧造用合金鋼線材を用い冷間加工及び熱処理との組合せに
合金鋼線 wires for
よって仕上げた鋼線。製造工程には,熱処理後冷間加工によって
cold-heading and
仕上げたもの,冷間加工後熱処理を行い,更に冷間加工によって
仕上げたもの及び冷間加工後熱処理を行う工程を2回行って仕上cold-forging
げたものがある。
――――― [JIS G 0203 pdf 19] ―――――
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G 0203 : 2009
番号 用語 定義 対応英語(参考)
3615 冷間圧造用 boron steel wires for
冷間圧造用ボロン鋼線材を用い冷間加工,又は熱処理及び冷間
ボロン鋼線 cold-heading and
加工との組合せによって仕上げた鋼線。製造工程には,冷間加工
cold-forging
によって仕上げたもの,冷間加工後熱処理を行い,更に冷間加工
によって仕上げたもの及び熱処理後冷間加工によって仕上げたも
のがある。
3616 オイルテンパ線 oil tempered wires
線材を用いて伸線などの冷間加工後,連続的にまっすぐな状態
for spring,
で油などの媒体で焼入れし,その後,焼戻しを行って仕上げた鋼
線。 oil hardened and
tempered wires
注記1 使用する材料の種類によって,炭素鋼オイルテンパ線,ク
ロムバナジウム鋼オイルテンパ線,シリコンクロム鋼オイ
ルテンパ線,シリコンマンガン鋼オイルテンパ線などがあ
る。
注記2 内燃機関の弁ばね,懸架ばね,一般ばねなどに用いる。
3617 PC鋼線 uncoated stress-
ピアノ線材を用い,通常,パテンチング後伸線などの冷間加工
及びブルーイングをして仕上げた鋼線。 relieved steel
wires for
プレストレストコンクリートに用いる。断面の形状は,円形及
び異形がある。 prestressed
concrete
3618 PC鋼より線 uncoated stress
ピアノ線材を用い,通常,パテンチング後伸線などの冷間加工
relieved steel
した線をより合わせた後,ブルーイングをして仕上げた鋼より線。
strands for
プレストレストコンクリートなどに用いる。素線の断面形状は,
円形及び異形がある。 prestressed
concrete
3619 PC硬鋼線 hard drawn steel
硬鋼線材又はこれと同等以上の線材を用い,通常,熱処理後,
wires for
伸線など冷間加工し,ブルーイングを行わないで仕上げた鋼線。
prestressed
プレストレストコンクリートタンク,管及びポールに用いる。
断面の形状は,円形及び異形がある。 concrete
3620 亜鉛めっき鉄線 zinc-coated low
軟鋼線材を用い冷間加工し,必要に応じてこれに焼なましを行
carbon steel wires
った後,溶融亜鉛めっき又は電気亜鉛めっきを行って仕上げた鉄
線,又はめっき後,更に冷間加工して仕上げた鉄線。
ひし形金網,じゃかご,加工部品などに用いる。
3621 亜鉛めっき鋼線 zinc-coated steel
硬鋼線材を用い熱処理を行った後,冷間加工し,必要に応じて
wires
熱処理を行い,これに溶融亜鉛めっき又は電気亜鉛めっきを行っ
て仕上げた鉄線,又は更に冷間加工して仕上げた鉄線。
より線,ワイヤロープなどに用いる。
3622 着色塗装 precoated color
亜鉛めっき鉄線に耐久性のある合成樹脂塗料を均一に塗装し焼
亜鉛めっき鉄線 き付けて仕上げた鉄線。 zinc-coated steel
主として,ひし形金網に用いる。 wires
3623 合成樹脂被覆鉄線 steel wire coated
鉄線又は亜鉛めっき鉄線に合成樹脂を被覆して仕上げた鉄線。
with colored
使用する合成樹脂が塩化ビニル樹脂を主体とした塩化ビニル被覆
plastics
鉄線とポリエチレン樹脂を主体としたポリエチレン被覆鉄線とが
ある。
3624 塩化ビニル steel wire coated
鉄線又は亜鉛めっき鉄線に塩化ビニルを主体とした合成樹脂を
被覆鉄線 被覆して仕上げた鉄線。 with color colored
polyvinyl chloride
合成樹脂被覆鉄線の一つで,主として,ひし形金網に用いる。
plastics
――――― [JIS G 0203 pdf 20] ―――――
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JIS G 0203:2009の国際規格 ICS 分類一覧
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.77 : 金属工学(用語集)
JIS G 0203:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISR6010:2000
- 研磨布紙用研磨材の粒度