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JIS G 0555:2020 規格概要
この規格 G0555は、圧延比が3以上の圧延又は鍛造された鋼製品中の非金属介在物を,標準図を用いて測定する顕微鏡試験方法について規定。
JISG0555 規格全文情報
- 規格番号
- JIS G0555
- 規格名称
- 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
- 規格名称英語訳
- Microscopic testing method for the non-metallic inclusions in steel
- 制定年月日
- 1956年12月15日
- 最新改正日
- 2020年6月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 4967:2013(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 77.040.99, 77.080.20
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1956-12-15 制定日, 1959-12-15 確認日, 1962-12-15 確認日, 1965-11-01 確認日, 1968-11-01 確認日, 1971-11-01 確認日, 1974-12-01 確認日, 1977-08-01 改正日, 1983-02-01 確認日, 1988-10-01 確認日, 1994-06-01 確認日, 1998-12-20 改正日, 2003-06-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2015-08-20 改正日, 2020-06-22 改正
- ページ
- JIS G 0555:2020 PDF [43]
G 0555 : 2020
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 1A 引用規格・・・・[1]
- 2 原理・・・・[1]
- 3 サンプリング・・・・[3]
- 4 試験片の調製・・・・[5]
- 5 介在物の測定・・・・[6]
- 5.1 観察法・・・・[6]
- 5.2 試験・・・・[7]
- 6 結果の表示・・・・[8]
- 6.1 一般事項・・・・[8]
- 6.2 試験方法Aの場合・・・・[8]
- 6.3 試験方法Bの場合・・・・[8]
- 7 試験報告・・・・[9]
- 附属書A(規定)グループA,B,C,D及びDS介在物の標準図・・・・[10]
- 附属書B(参考)視野の評価及びサイズオーバー介在物の評価・・・・[25]
- 附属書C(参考)典型的な結果の表示例(介在物の種類ごとに指数付けした,測定した全視野)・・・・[27]
- 附属書D(参考)標準図の指数と介在物計測値との関係・・・・[30]
- 附属書JA(規定)点算法による非金属介在物の顕微鏡試験方法・・・・[36]
- 附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[40]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS G 0555 pdf 1] ―――――
G 0555 : 2020
まえがき
この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人
日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業
標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS G 0555:2015
は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS G 0555 pdf 2] ―――――
日本産業規格 JIS
G 0555 : 2020
鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
Microscopic testing method for the non-metallic inclusions in steel
序文
この規格は,2013年に第3版として発行されたISO 4967を基とし,対応する部分“標準図による非金
属介在物の顕微鏡試験方法”については技術的内容を変更しないで規定し,“点算法による非金属介在物の
顕微鏡試験方法”を独自に追加した,日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格にはない事項である。変更の
一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。また,附属書JAは,対応国際規格にはない事項である。
1 適用範囲
この規格は,圧延比が3以上の圧延又は鍛造された鋼製品中の非金属介在物(以下,介在物という。)を,
標準図及び点算法を用いて測定する顕微鏡試験方法について規定する。この方法は,鋼の使用目的に対す
る適性を評価するのに広く使われている。ただし,測定者の影響によって,非常に多数の試験片を用いた
場合であっても,再現性のある試験結果を得るのは困難であるため,この方法を使用するときは注意が必
要である。
注記1 ある種の鋼(例えば,快削鋼)においては,この規格の標準図は適用できない場合がある。
この規格は,画像処理技術による介在物の測定についても,附属書Dに参考として示す。
なお,顕微鏡で鋼の介在物の種類及び数量を測定し,その清浄度を判定する顕微鏡試験方法は,附属書
JAによる。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 4967:2013,Steel−Determination of content of nonmetallic inclusions−Micrographic method
using standard diagrams(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
1A 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用
規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0202 鉄鋼用語(試験)
2 原理
この方法は,観察視野とこの規格で定義する標準図とを比較すること,及び介在物のそれぞれの系を個々
に考察することから構成する。画像処理の場合には,各視野は,附属書Dに示す関係に従い格付けする。
――――― [JIS G 0555 pdf 3] ―――――
2
G 0555 : 2020
標準図は,縦断面の0.50 mm2を100倍の倍率で観察した正方形視野に相当する。
介在物の形状及び分布によって,標準図は,A,B,C,D及びDSの5種類の主要グループに分ける。
これら5種類のグループは,次のように,最も一般的に観察される介在物の種類及び形態を表している。
− グループA(硫化物系) : 高延伸性で,一般的に端が丸く,アスペクト比(長さ/厚さ)が広い範囲を
とる灰色の個別の粒子。
− グループB(アルミナ系) : 単体粒子は,変形しないで,角張っており,低アスペクト比(一般的に3
未満)をとる,変形方向に整列した,(三つ以上の)黒又は青みがかった粒子群。
− グループC(シリケート系) : 高延伸性で,一般的に端が鋭く,広い範囲のアスペクト比(一般的に3
を超え)をとる,黒又は濃い灰色の個別の粒子。
− グループD(粒状酸化物系) : 変形しないで,角張っているか又は円形で,低アスペクト比(一般的に
3未満)をとり,ランダムに分布する,黒又は青みがかった粒子。
− グループDS(個別粒状介在物系) : 円形又は円形に近く,直径が13 m以上の単独の粒子。
一般的ではない介在物の系についても,これら五つの形態と比較して,及び化学的性質に基づいて分類
してもよい。例えば,粒状硫化物はグループDとして分類し,説明の添字(例えばDsulf)を試験報告書に
定義する。Dcasは硫化カルシウムを,DRESは希土類の硫化物を,DDupは硫化カルシウムの周囲をアルミナ
で覆われているような2相の粒状介在物を示す。
ほう素化物,炭化物,窒化炭素又は窒化物のように析出する系の場合,前項で示したように,前述の五
つの形態と比較して,及び化学的性質に関する記述に基づいて分類してもよい。
それぞれの主要グループの標準図は,二つのサブグループからなり,その各サブグループは,介在物の
量の増加程度を表す6段階の標準図からなる。このサブグループへの分類は,単に介在物の厚さの違いに
よって類別する。
介在物グループごとの標準図は,附属書Aによる。
これらの図は,表1に定義する0.5から3までの指数番号iと,表2に定義する厚さとで表される。そ
の指数番号は,グループA,B及びCでは介在物の合計長さによって,グループDでは介在物の個数によ
って,及びグループDSでは介在物の直径によって決める。例えば,A2とは,顕微鏡で観察された介在物
の形状はグループAに一致し,介在物の分布と量とが指数番号2に一致していることを示す。
表1−格付け
標準図 介在物グループb)
の指数 A a) B a) C a) D DS
番号 合計長さ 合計長さ 合計長さ 個数 直径
i m m m m
0.5 37以上 127未満 17以上 77未満 18以上 76未満 1以上 4未満 13以上 19未満
1 127以上 261未満 77以上 184未満 76以上 176未満 4以上 9未満 19以上 27未満
1.5 261以上 436未満 184以上 343未満 176以上 320未満 9以上 16未満 27以上 38未満
2 436以上 649未満 343以上 555未満 320以上 510未満 16以上 25未満 38以上 53未満
2.5 649以上 898未満 555以上 822未満 510以上 746未満 25以上 36未満 53以上 76未満
3 898以上 1 181未満 822以上 1 147未満 746以上 1 029未満 36以上 49未満 76以上 107未満
注a) グループA,B及びCの合計長さは,附属書Dの式で計算された値を最も近い整数値に丸めたものである。
b) 表の範囲を超える介在物は,附属書Dによって格付けすることが可能である。
――――― [JIS G 0555 pdf 4] ―――――
3
G 0555 : 2020
表2−介在物厚さパラメータ
単位 μm
薄いシリーズ 厚いシリーズb)
グループ 厚さ 厚さ
A 2以上 4以下 4超え12以下
B 2以上 9以下 9超え15以下
C 2以上 5以下 5超え12以下
D a) 2以上 8以下 8超え13以下
注a) グループDにおいては,介在物粒子の最大長さを径とみなす。
b) 厚いシリーズの最大厚さを超える介在物は,個別に記載する。
試験に先立ち,一般的ではない介在物の特徴を識別するため,100倍よりも高い倍率で観察してもよい。
3 サンプリング
介在物の形状は,鋼の圧延比の程度に大きく左右されるため,比較試験を行うときは同程度の変形量を
受けたサンプルから採取する試験片の断面だけで実施してよい。
介在物の測定に用いる試験片の被検面は,約200 mm2(20 mm×10 mm)とし,被検面は,製品の圧延方
向又は鍛錬軸に平行で,外面と中心との間に位置していなければならない。
サンプリング方法は,製品規格で定義するか,又は受渡当事者間の協定による。ただし,板材の場合の
被検面は,おおよそ幅方向の1/4とする。
そのような仕様が取り交わされていない場合,サンプリング方法は,次による。
− 直径又は断面の辺が40 mmを超える棒鋼又は角鋼 : 被検面は,中心を通る断面で,外面と中心の間と
する(図1参照)。
− 直径又は断面の辺が25 mmを超え40 mm以下の棒鋼又は角鋼 : 被検面は,中心を通る断面で,中心
から試験片の端までとする(図2参照)。
− 直径が25 mm以下の棒鋼 : 被検面は,中心を通る断面全部から構成され,約200 mm2の面を得るのに
十分な長さとする(図3参照)。
− 厚さが25 mm以下の板 : 幅方向1/4の板厚方向断面で,全板厚を含む面とする(図4参照)。
− 厚さが25 mmを超え50 mm以下の板 : 幅方向1/4の板厚方向断面で,表面から板厚中心までとする(図
5参照)。
− 厚さが50 mmを超える板 : 幅方向1/4の板厚方向断面で,表面と板厚中心の間の位置で,かつ,板厚
の1/4の幅とする(図6参照)。
採取する試験片の数は,製品規格又は受渡当事者間の協定によって規定する。
これら以外の製品に対してのサンプリング方法は,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS G 0555 pdf 5] ―――――
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JIS G 0555:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4967:2013(MOD)
JIS G 0555:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.040 : 金属の試験 > 77.040.99 : その他の金属試験方法
JIS G 0555:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)