JIS G 3140:2011 橋梁用高降伏点鋼板 | ページ 2

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G 3140 : 2011
表5−シャルピー吸収エネルギー
試験温度a) シャルピー
試験片及び
種類の記号 吸収エネルギー
試験片採取方向
℃ J
SBHS400
0
SBHS400W
SBHS500 Vノッチ
−5 100以上
SBHS500W 圧延直角方向
SBHS700
−40
SBHS700W
注a) 受渡当事者間の協定によって,これらの試験温度より低い温度で試験を行う場合
は,その試験温度に置き換えてもよい。

8 形状,寸法,質量及びその許容差

  鋼板の形状,寸法,質量及びその許容差は,JIS G 3193による。この場合,鋼板の長さの許容差及びカ
ットエッジの場合の幅の許容差は,特に指定がない限りJIS G 3193の許容差Aによる。

9 外観

  鋼板の外観は,JIS G 3193の箇条7(外観)による。ただし,鋼板に溶接補修を行う場合は,注文者の
承認を得なければならない。

10 試験

10.1 分析試験

  分析試験は,次による。
a) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。
b) 溶鋼分析方法は,JIS G 0320による。

10.2 機械試験

10.2.1 試験一般
機械試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,供
試材の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数及び採取位置
は,次による。
a) 引張試験片の数 同一溶鋼に属し,同一熱処理条件ごとに,最大厚さが最小厚さの2倍以内のものを
一括して一組とし,引張試験片を1個採取する。ただし,一組の質量が50 tを超えるときは,引張試
験片を2個採取する。この場合,鋼板1枚で50 tを超えるときは,引張試験片の数は,鋼板1枚から
1個とする。
b) 衝撃試験片の数及び採取方向 同一溶鋼に属し,同一熱処理条件ごとに,最大厚さの鋼板から供試材
1個を採り,これから試験片3個を採取する。採取方向は,表5による。
c) 引張試験片の採取位置 引張試験片の採取位置は,JIS G 0416による。ただし,板幅方向の試験片の
中心は板幅の1/4又はそれに近い位置とする。
d) 衝撃試験片の採取位置 衝撃試験片の採取位置は,JIS G 0416による。ただし,板幅方向の試験片の
中心は,板幅の1/4又はそれに近い位置とする。鋼板の板厚方向採取位置は,厚さ28 mm以下につい
てはJIS G 0416の図A.11 a)とし,厚さ28 mm超えについてはJIS G 0416の図A.11 b)とする。試験片

――――― [JIS G 3140 pdf 6] ―――――

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が所定の位置から採れない場合には,それに近い位置とする。
10.2.2 試験片
引張試験片及び衝撃試験片は,次による。
a) 引張試験片は,JIS Z 2241の1A号,4号又は5号試験片による。
b) 衝撃試験片は,JIS Z 2242のVノッチ試験片による。この場合,試験片切欠き部の切欠きの長さ方向
は,圧延面に垂直とする。
10.2.3 試験方法
引張試験及び衝撃試験の方法は,次による。
a) 引張試験方法は,JIS Z 2241による。
b) 衝撃試験方法は,JIS Z 2242による。
注記 この規格に規定する以外の試験として,受渡当事者間の協定によって,JIS G 0801又はJIS G
0901の超音波探傷試験などの非破壊試験が行われることがある。この場合,事前に試験片の採
り方,試験方法などについて,受渡当事者間で協定される。

11 検査

  検査は,次による。
a) 化学成分は,箇条5に適合しなければならない。
b) 溶接割れ感受性組成は,箇条6に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条7に適合しなければならない。
d) 形状,寸法及び質量は,箇条8に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条9に適合しなければならない。

12 再検査

  再検査は,次による。
a) 引張試験で合格にならなかった鋼板は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を決
定してもよい。
b) 衝撃試験が,JIS G 0404の9.6(組試験の結果の評価)で合格とならなかった鋼板は,JIS G 0404の
9.8(再試験)によって,再試験を行って合否を決定してもよい。
c) 機械試験で合格とならなかった鋼板は,次によって熱処理又は再熱処理を行った後,改めて機械試験
を行い,合否を判定してもよい。
− 熱加工制御によって製造された鋼板 : 注文者の承認を得て,焼入焼戻し又はその他(熱加工制御及
び焼入焼戻し以外)の熱処理を行う。
− 焼入焼戻し又はその他(熱加工制御及び焼入焼戻し以外)の熱処理によって製造された鋼板 : 再熱
処理を行う。

13 表示

  検査に合格した鋼板は,鋼板ごとに,次の項目を適切な方法で表示する。ただし,受渡当事者間の協定
によって項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号(熱加工制御以外の場合は,熱処理の記号を含む。)
b) 溶鋼番号又は検査番号

――――― [JIS G 3140 pdf 7] ―――――

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c) 寸法。寸法の表示は,JIS G 3193の箇条3(寸法の表し方)による。
d) 製造業者名又はその略号

14 報告

  製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404の箇条13(報告)によ
る。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書の種類は,JIS G 0415の表1(検査文書の総括表)
の記号2.3(受渡試験報告書)又は3.1.B(検査証明書3.1.B)とする。
なお,化学成分は,表2の注a)によった場合は,全ての添加元素について報告しなければならない。ま
た,溶接割れ感受性組成の計算式に含まれる全ての元素について報告しなければならない。

――――― [JIS G 3140 pdf 8] ―――――

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附属書A
(規定)
特別品質規定−冷間曲げ加工を行う鋼板の衝撃試験

序文

  この附属書は,受渡当事者間の協定によって適用する。
A.1 内側半径が板厚の7倍以上又は5倍以上の冷間曲げ加工を行う鋼板の衝撃試験
内側半径が板厚の7倍以上又は5倍以上の冷間曲げ加工を行う鋼板の衝撃試験は,次による。
a) 試験温度,試験片の採取方向及びシャルピー吸収エネルギーは,表A.1による。
b) 供試材の採り方,試験片の数,採取位置,試験片及び試験方法は,10.2による。
c) 特別品質規定を適用した場合の記号は,次による。
− 内側半径が板厚の7倍以上の場合 7
− 内側半径が板厚の5倍以上の場合 5
− 曲げ加工方向が,圧延方向の場合 L
− 曲げ加工方向が,圧延方向と直角の場合 C
例 SBHS500W5L : 内側半径が板厚の5倍以上で,曲げ加工方向が,圧延方向の場合
表A.1−シャルピー吸収エネルギー
冷間曲げ加工の 試験温度a) シャルピー
種類の記号 内側半径 吸収エネルギー 試験片 試験片採取方向b)
℃ J
SBHS400 板厚の7倍以上 0 150以上 Vノッチ 圧延方向又は
SBHS400W 板厚の5倍以上 0 200以上 圧延直角方向
SBHS500 板厚の7倍以上 −5 150以上
SBHS500W 板厚の5倍以上 −5 200以上
注a) 受渡当事者間の協定によって,これらの試験温度より低い温度で試験を行う場合は,その試験温度に置き
換えてもよい。
b) 圧延直角方向の場合には,7.2に規定する試験は,省略してもよい。

――――― [JIS G 3140 pdf 9] ―――――

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附属書B
(参考)
耐候性合金指標v

序文

  この附属書は,耐候性合金指標について記述するものであって,規定の一部ではない。
B.1 耐候性合金指標v
耐候性合金指標vは,式(B.1)によって,通常,溶鋼分析値を用いて算出する。この値は,鋼材の耐候性
を示す指標として用いられる。ただし,vは,0.9以上2.5以下の範囲で用いる。また,Cは1.5 %未満,Si
は0.1 %を超え5 %未満,Mnは0.1 %を超え10 %未満,Pは0.15 %未満,Sは0.03 %未満,Cuは1.1 %未
満,Niは5 %未満,Moは0.6 %未満,Tiは0.12 %未満の範囲に適用する。
0.1( .016) C .1(05.005Si) .1(04.0016Mn) 0.1( 5.0) P0.1( ) S9.1
v /1 (B.1)
0.1( .010Cu) 0.1( .012Ni) 0.1(3.0Mo) 0.1(7.1Ti)
ここに, v : 耐候性合金指標
参考文献 JIS G 0801 圧力容器用鋼板の超音波探傷検査方法
JIS G 0901 建築用鋼板及び平鋼の超音波探傷試験による等級分類及び判定基準

JIS G 3140:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3140:2011の関連規格と引用規格一覧