JIS G 3479:2015 焼入性を保証した機械構造用鋼管 | ページ 2

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は,a) によって指定された範囲内の硬さでなければならない。
例 図1に示すA−A' での硬さを指定する場合は,“J 7 mm=31/44”と指定する。
試験片焼入端からの距離(mm)
図1−焼入性の指定方法

7.2 オーステナイト結晶粒度

  管は,10.3.2によって試験を行い,そのオーステナイト結晶粒度は,表27による。
表27−オーステナイト結晶粒度
種類の記号 オーステナイト結晶粒度
SMn433HTK,SMn438HTK,SMn443HTK,SMnC443HTK
熱処理平均粒度番号a)
SCr430HTK,SCr435HTK,SCr440HTK,SCM435HTK,
5.0以上
SCM440HTK,SCM445HTK,SNC631HTK
SMn420HTK,SMnC420HTK,SCr415HTK,SCr420HTK
SCM415HTK,SCM418HTK,SCM420HTK,SCM425HTK 浸炭平均粒度番号b)
SCM822HTK,SNC415HTK,SNC815HTK,SNCM220HTK 6.0以上
SNCM420HTK
注a) 熱処理粒度試験方法によって求めた平均粒度番号
b) 浸炭粒度試験方法によって求めた平均粒度番号

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8 寸法及び寸法の許容差

8.1 寸法

  寸法は,受渡当事者間の協定による。

8.2 寸法の許容差

  寸法の許容差は,次による。
a) 管の外径及び厚さの許容差は,それぞれ表28及び表29による。ただし,熱間仕上継目無鋼管は,表
28及び表29の区分の1号を適用し,その他の管の場合,いずれの区分を適用するかは受渡当事者間
の協定による。
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b) 特に受渡当事者間の協定のない限り,管の長さの許容差は, 0 mmとする。
表28−外径の許容差a) 表29−厚さの許容差
外径 厚さ
区分 外径の許容差 区分 厚さの許容差
mm mm
50未満 ±0.5 mm +0.6 mm
1号 4未満
50以上 ±1 % b) −0.5 mm
1号
50未満 ±0.25 mm +15 % a)
2号 4以上
50以上 ±0.5 % c) −12.5 % a)
25未満 ±0.12 mm 3未満 ±0.3 mm
2号
25以上 40未満 ±0.15 mm 3以上 ±10 % a)
40以上 50未満 ±0.18 mm 2未満 ±0.15 mm
3号
50以上 60未満 ±0.20 mm 2以上 ±8 % b)
3号 60以上 70未満 ±0.23 mm 注a) 厚さごとの許容差は,JIS Z 8401の
70以上 80未満 ±0.25 mm 規則Aによって小数点以下1桁に丸
80以上 90未満 ±0.30 mm めた値(mm)とする。
b) 厚さごとの許容差は,JIS Z 8401の
90以上 100未満 ±0.40 mm
100以上 ±0.50 % c) 規則Aによって小数点以下2桁に丸
注a) 手入部などの局所的な部分については,厚さが表 めた値(mm)とする。
29の許容差内であることが確認できる場合には,
この表の外径の許容差を適用しない。
b) 外径ごとの許容差は,JIS Z 8401の規則Aによっ
て小数点以下1桁に丸めた値(mm)とする。
c) 外径ごとの許容差は,JIS Z 8401の規則Aによっ
て小数点以下2桁に丸めた値(mm)とする。

9 外観

  外観は,次による。
a) 管は,実用的に真っすぐで,かつ,その両端は管軸に対して実用的に直角でなければならない。
b) 管は,仕上げが良好で,使用上有害な欠点があってはならない。
c) 表面手入れを実施する場合は,グラインダ,機械加工などによってもよいが,手入れ後の製品厚さは,
厚さの許容差内でなければならない。
d) 手入れ跡は,管の形状に滑らかに沿わなければならない。
e) 管の表面仕上げについて要求のある場合は,受渡当事者間の協定による。

――――― [JIS G 3479 pdf 7] ―――――

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10 試験

    注記 受渡当事者間の協定によって適用することのある試験の例を,参考として附属書Aに示す。

10.1 分析試験

10.1.1  一般事項及び分析用試料の採り方
分析試験の一般事項及び分析用試料の採り方は,JIS G 0404の箇条8(化学成分)による。注文者が製
品分析を要求した場合の分析用試料の採り方は,JIS G 0321の箇条4(分析用試料採取方法)による。
10.1.2 分析方法
溶鋼分析の方法は,JIS G 0320による。製品分析の方法は,JIS G 0321による。

10.2 へん平試験

10.2.1  一般事項
へん平試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。
10.2.2 供試材の採り方
へん平試験に供される供試材は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類の方法に従い,
その供試材の採り方は,表30による。
表30−供試材の採り方
外径
供試材の採り方
mm
同一寸法a)及び同時熱処理b) )の管2 000 mごと,及びその端数からそれぞ
65以下
れ一つの供試材を採取する。
65を超え 同一寸法a)及び同時熱処理b) )の管1 000 mごと,及びその端数からそれぞ
100以下 れ一つの供試材を採取する。
100を超え 同一寸法a)及び同時熱処理b) )の管500 mごと,及びその端数からそれぞれ
200以下 一つの供試材を採取する。
同一寸法a)及び同時熱処理b) )の管250 mごと,及びその端数からそれぞれ
200超え
一つの供試材を採取する。
注a) 同一寸法とは,外径及び厚さが同一のものをいう。
b) 管に熱処理を行った場合に適用する。連続炉を用いる場合の同時熱処理とは,同一熱処理条
件での連続した熱処理をいい,連続炉を停止した場合は,停止後の熱処理は同時熱処理に含
まない。
c) 試験の対象とする同一寸法の管が全て同一溶鋼である場合には,同時熱処理に代えて,同一
熱処理条件としてもよい。
10.2.3 試験片
試験片は,それぞれの供試材から長さ50 mm以上を1個採取する。ただし,厚さが外径の15 %以上の
管では,環状試験片の円周の一部を取り除いたC形試験片としてもよい。
10.2.4 試験方法
試験片を常温のまま2枚の平板間に挟み,平板間の距離(H)が外径の7/8以下になるまで圧縮し,へん
平にしたとき,試験片の溶接部に割れが生じたかどうかを調べる。溶接部は,図2のように,管の中心と
溶接部とを結ぶ線が圧縮方向に対し直角になるように置く。また,C形試験片は,図3のように置く。

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図2−へん平試験 図3−へん平試験
(環状試験片の場合) (C形試験片の場合)

10.3 鋼質試験

10.3.1  焼入性試験
焼入性試験は,次による。
a) 供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。
b) 試験方法は,JIS G 0561による。
10.3.2 オーステナイト結晶粒度試験
オーステナイト結晶粒度試験は,次による。
a) 供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。
b) 試験方法は,JIS G 0551による。ただし,熱処理粒度試験方法は,特に指定のない限り,焼入焼戻し
法(Gh)又は酸化法(Go)のいずれかとする。

11 検査及び再検査

11.1 検査

  検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条5に適合しなければならない。
c) へん平性は,箇条6に適合しなければならない。
d) 焼入性及びオーステナイト結晶粒度は,箇条7に適合しなければならない。
e) 寸法は,箇条8に適合しなければならない。
f) 外観は,箇条9に適合しなければならない。

11.2 再検査

  へん平試験で合格とならなかった管は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を決定
してもよい。

12 表示

  検査に合格した管には,管ごとに次の項目を表示しなければならない。表示の順序は指定しない。ただ
し,ほう素添加を表す記号を表示する場合は,種類の記号の末尾に表示する。外径の小さい管及び注文者

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の要求のある場合は,これを結束して一束ごとに適正な方法で表示してもよい。また,注文者の承認を得
た場合には,製品識別が可能な範囲でその一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 製造方法を表す記号。製造方法を表す記号は,次による。ただし,“−”は空白でもよい。
1) 熱間仕上継目無鋼管 : −S−H
2) 冷間仕上継目無鋼管 : −S−C
3) 電気抵抗溶接まま鋼管 : −E−G
4) 熱間仕上電気抵抗溶接鋼管 : −E−H
5) 冷間仕上電気抵抗溶接鋼管 : −E−C
c) 寸法。寸法は,外径及び厚さを表示する。
d) 製造業者名又はその略号
e) ほう素[ボロン(B)]添加を表す記号。ほう素[ボロン(B)]を添加した場合は,種類の記号の末尾
に記号Bを表示する。

13 報告

  製造業者は,特に指定のない限り,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404
の箇条13(報告)による。検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場合,JIS G 0415の表1(検査文
書の総括表)の記号3.1(検査証明書3.1)とする。
なお,受渡当事者間の協定によってほう素[ボロン(B)]を添加した場合及び必要に応じてモリブデン
(Mo)を添加した場合は,その含有率を検査文書に付記する。

――――― [JIS G 3479 pdf 10] ―――――

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