JIS G 4309:2013 ステンレス鋼線

JIS G 4309:2013 規格概要

この規格 G4309は、ステンレス鋼線材及び10.5%以上のクロムを含む耐熱鋼線材を用いて製造した線について規定。ばね用ステンレス鋼線及び冷間圧造用ステンレス鋼線には適用しない。

JISG4309 規格全文情報

規格番号
JIS G4309 
規格名称
ステンレス鋼線
規格名称英語訳
Stainless steel wires
制定年月日
1959年12月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 16143-3:2005(MOD)
国際規格分類

ICS

77.140.20, 77.140.65
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
改訂:履歴
1959-12-01 制定日, 1962-12-15 確認日, 1964-09-01 改正日, 1968-04-01 改正日, 1971-01-01 確認日, 1972-05-01 改正日, 1975-09-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1981-03-01 改正日, 1984-12-01 改正日, 1988-08-01 改正日, 1994-06-01 確認日, 1994-11-01 改正日, 1999-06-20 改正日, 2004-03-20 確認日, 2008-10-01 確認日, 2013-02-20 改正日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS G 4309:2013 PDF [13]
                                                                                   G 4309 : 2013

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類の記号,調質,分類及び適用線径・・・・[1]
  •  3.1 種類の記号,調質及び分類・・・・[1]
  •  3.2 適用線径・・・・[2]
  •  4 材料及び製造方法・・・・[3]
  •  4.1 材料・・・・[3]
  •  4.2 製造方法・・・・[3]
  •  5 機械的性質・・・・[3]
  •  6 標準線径,線径の許容差及び偏径差・・・・[5]
  •  6.1 標準線径・・・・[5]
  •  6.2 線径の許容差及び偏径差・・・・[5]
  •  7 外観・・・・[5]
  •  8 試験・・・・[5]
  •  8.1 引張試験・・・・[5]
  •  8.2 線径の測定・・・・[6]
  •  9 検査・・・・[6]
  •  10 表示・・・・[6]
  •  11 報告・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)線材の化学成分・・・・[7]
  •  附属書JB(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 4309 pdf 1] ―――――

G 4309 : 2013

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,ステンレス協会
(JSSA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS G 4309:1999は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成26年2月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係事項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS G 4309:1999によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 4309 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 4309 : 2013

ステンレス鋼線

Stainless steel wires

序文

  この規格は,2005年に第1版として発行されたISO 16143-3を基とし,技術的内容を変更して作成した
日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JBに示す。

1 適用範囲

  この規格は,ステンレス鋼線材及び10.5 %以上のクロムを含む耐熱鋼線材を用いて製造した線について
規定する。ただし,ばね用ステンレス鋼線及び冷間圧造用ステンレス鋼線には適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 16143-3:2005,Stainless steels for general purposes−Part 3: Wire(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 4308 ステンレス鋼線材
JIS G 4311 耐熱鋼棒及び線材
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法

3 種類の記号,調質,分類及び適用線径

3.1 種類の記号,調質及び分類

  線の種類は,35種類とし,種類の記号,調質及び分類は,表1による。
なお,調質とは,熱処理,又は/更に伸線加工を施すことをいう。

――――― [JIS G 4309 pdf 3] ―――――

2
G 4309 : 2013
表1−種類の記号,調質及び分類
種類の記号 調質 分類 種類の記号 調質 分類
区分 記号 区分 記号
SUS201 軟質1号 W1 オーステナイト系 SUS316L 軟質1号 W1 オーステナイト系
軟質2号 W2 軟質2号 W2
1硬質 W21H
2 SUS316F 軟質1号 W1
軟質2号 W2
SUS303 軟質1号 W1 SUS317 軟質1号 W1
軟質2号 W2 軟質2号 W2
SUS303Se 軟質1号 W1 SUS317L 軟質1号 W1
軟質2号 W2 軟質2号 W2
SUS303Cu 軟質1号 W1 SUS321 軟質1号 W1
軟質2号 W2 軟質2号 W2
SUS304 軟質1号 W1 SUS347 軟質1号 W1
軟質2号 W2 軟質2号 W2
1硬質 W21H
2 SUSXM7 軟質1号 W1
SUS304L 軟質1号 W1 軟質2号 W2
軟質2号 W2 SUSXM15J1 軟質1号 W1
SUS304N1 軟質1号 W1 軟質2号 W2
軟質2号 W2 SUH330 軟質1号 W1
1硬質 W21H
2 軟質2号 W2
SUS304J3 軟質1号 W1 SUS405 a) 軟質2号 W2 フェライト系
軟質2号 W2 SUS430 軟質2号 W2
SUS305 軟質1号 W1 SUS430F 軟質2号 W2
軟質2号 W2 SUH446 軟質2号 W2
SUS305J1 軟質1号 W1 SUS403 軟質2号 W2 マルテンサイト系
軟質2号 W2 SUS410 軟質2号 W2
SUS309S 軟質1号 W1 SUS410F2 軟質2号 W2
軟質2号 W2 SUS416 軟質2号 W2
SUS310S 軟質1号 W1 SUS420J1 軟質2号 W2
軟質2号 W2 SUS420J2 軟質2号 W2
SUS316 軟質1号 W1 SUS420F 軟質2号 W2
軟質2号 W2 SUS420F2 軟質2号 W2
1硬質 W21H
2 SUS440C 軟質2号 W2
注a) US405は,次回の改正で廃止が検討される予定である。

3.2 適用線径

  調質記号に対する適用線径は,表2による。
表2−適用線径
単位 mm
調質記号 適用線径
W1 0.020以上 14.0以下
W2 0.80以上 14.0以下
W21H
0.80以上 6.00以下

――――― [JIS G 4309 pdf 4] ―――――

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G 4309 : 2013

4 材料及び製造方法

4.1 材料

  線の製造に用いる材料は,JIS G 4308の箇条5(化学成分),又はJIS G 4311の箇条5(化学成分)を満
足する線材とする。
注記1 この線材から製造した線を材料としてもよい。
注記2 線材の化学成分を,参考として附属書JAに示す。

4.2 製造方法

  線の製造方法は,次による。
a) 軟質1号の線は,伸線後,固溶化熱処理を行う。
なお,必要に応じて固溶化熱処理後に,表面肌又は寸法調整のために軽度の伸線を加えてもよい。
b) 軟質2号の線は,オーステナイト系は固溶化熱処理後,フェライト系及びマルテンサイト系は焼なま
し後,伸線を行う。ただし,固溶化熱処理若しくは焼なましを施した線,又は線材を材料として使用
する場合は,伸線を行う前の固溶化熱処理又は焼なましを省略してもよい。
1硬質の線は,固溶化熱処理後,伸線を行う。ただし,固溶化熱処理を施した線,又は線材を材料と
c)
2
して使用する場合は,伸線を行う前の固溶化熱処理を省略してもよい。

5 機械的性質

  線は,8.1の試験を行い,その機械的性質は,次による。
a) 軟質1号の線の引張強さ及び伸びは,表3及び表4による。
表3−軟質1号の線の引張強さ及び伸び(線径0.050 mmを超え 14.0 mm以下)
種類及び調質の記号 線径 引張強さ 伸び
mm N/mm2 %
SUS201-W1 0.050を超え 0.16以下 730980 20以上
SUS304N1-W1 0.16を超え 0.50以下 680930
SUH330-W1 0.50を超え 1.60以下 650900 30以上
1.60を超え 5.00以下 630880
5.00を超え 14.0以下 550800
SUS303-W1 a) SUS303Se-W1 a) 0.050を超え 0.16以下 650900 20以上
SUS303Cu-W1 a) US304-W1 0.16を超え 0.50以下 610860
SUS304L-W1 SUS309S-W1 0.50を超え 1.60以下 570820 30以上
SUS310S-W1 SUS316-W1 1.60を超え 5.00以下 520770
SUS316L-W1 SUS316F-W1 a) 5.00を超え 14.0以下 500750
SUS317-W1 SUS317L-W1
SUS321-W1 SUS347-W1
SUSXM15J1-W1
SUS304J3-W1 0.050を超え 0.16以下 620870 20以上
SUS305-W1 0.16を超え 0.50以下 580830
SUS305J1-W1 0.50を超え 1.60以下 540790 30以上
SUSXM7-W1 1.60を超え 5.00以下 500750
5.00を超え 14.0以下 490740
注記 1 N/mm2=1 MPa
注a) US303-W1,SUS303Se-W1,SUS303Cu-W1及びSUS316F-W1については,伸びの値は
適用しない。

――――― [JIS G 4309 pdf 5] ―――――

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JIS G 4309:2013の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 16143-3:2005(MOD)

JIS G 4309:2013の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 4309:2013の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG0404:2014
鋼材の一般受渡し条件
JISG4308:2013
ステンレス鋼線材
JISG4311:2019
耐熱鋼棒及び線材
JISZ2241:2011
金属材料引張試験方法